NHK/ブッシュの電撃イラク訪問の馬鹿さ加減


NHKでは「敵を欺くにはまず味方から」と題してブッシュが感謝祭のタイミングに合わせてイラク訪問を実現させたことについて、その周到な機密保持ぶりを称賛を込めて報道していた。でもこれは単なる選挙をねらうだけの馬鹿パフォーマンスだと思う。

大統領のイラク訪問を事前に知っていたのはわずか5人だという。ブッシュはライスとともに交通渋滞にもめげず隠密裏に飛行場に赴きイラクに向かった。イラクでは空軍基地内でのわずか600名の米軍兵士らと七面鳥を食べるパフォーマンスをして、イラク国民が訪問の事実を知る前にイラクを離れた。これが英雄的な行為なのであろうか。

ローズベルトは第二次大戦中に同じく極秘裏にヤルタを訪問しヤルタ会談に挑んだ。同じような報道管制が敷かれたが、少なくともローズベルトは(アメリカにとって)歴史的な意味を持つヤルタ会談を成功裏に導いた。ブッシュはどんな「歴史的成果」を挙げたのか? 選挙に勝ちたい一心でやった私利私欲に基づくものに過ぎない。

米軍の士気を高めるためというらしいが、イラクに居る10万人の米軍兵士がブッシュのイラク訪問を知ったのはブッシュがイラクを逃げ出してから後のことだ。イラク国民は言わずもがなである。

一国の大統領が、他国を「大統領の資格で」公式に訪問できず、こそこそと潜り込んで後で逃げ出すだけであれば、それは一国の元首の外国訪問として恥ずかしいものにしか過ぎない。それがわからないブッシュとその取り巻き連中には、やはり今後の世界を託すわけには行かない。

Posted: Fri - November 28, 2003 at 08:59 PM           |  


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