11/2 Today 財閥解体と資産凍結 (1945)……そもそも私有財産を何と心得ていたのか


この日、GHQが財閥資産の凍結と財閥の解体を指示する。世にいう財閥解体である。日本の経済人は、そもそもアメリカが掲げている自由経済と資本主義に於いては「私有財産は神聖」であるはずだと抗議したが、聞き入られなかった。さらに公職追放で1500人以上の企業幹部が職を失う。

財産とか学歴キャリアなんてものは所詮こういうもので、征服されたり革命が起こったり恐慌なんかがあると全く頼りにならないのだ。

ユダヤ人は何度もこういう目に遭っているから、財産は国際分散し国内の残すお金も自分や家族の全天候型資質形成(要は教育ですな)に投資する。これなら持ち運びも簡単だし、いかなる国家権力も恐慌もそれを国民から奪うことは出来ない。大変動に生き残ることの出来るのは、結局こういう人たちなのだろう。

ちなみに、この財閥解体は、戦争前から日本の岸信介などの「革新官僚」たちがやろうとしても出来なかったことだ。それをGHQの威光で一挙にやった。たなぼたスタイルで「40年体制」が維持されることとなる。戦前戦後一貫しているものは、国民のお金はお上が勝手に自由に出来るという官僚の思想である。


(初出:2003.11.2)

Posted: Thu - November 2, 2006 at 10:14 AM           |


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