Letter from Yochomachi Top Page (iBlog)    


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余丁町散人(橋本尚幸)
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2002.12.31 ルモンドに日本人写真家の話が出てきます。今は故人の星野道夫氏のこと。彼のアラスカの友人が彼に捧げる本を出版したものですが、大きな感動を呼んでいるようです。こういう素晴らしい人たちが成し遂げた、個人としての個別の偉業が、日本の国際的イメージを高めるのですね。きのうご紹介した荒木経惟も写真家。写真家は頑張って居るなあ。

L'ours bleu, un mythe dans les glaciers de l'Alaska (2002.12.29)

青色熊、アラスカの氷河の神話

きょうは大晦日。洗濯もしたし、電気掃除機もかけたし、落ち葉も掃除したし、ゴミも出したし、洗車もしたし、薔薇の植え替えもしたし、お雑煮の材料も買ったし、正月中のバゲットも買っておいたし、後はパリから帰ってくる家内を迎えに行って、日記を付けて、紅白を見るだけです。皆様、よいお年をお迎えください。


2002.12.30 きょうは何の日。
昭和2年、東京に地下鉄が始めて走る(1927)。上野・浅草2.2キロ。この日の乗客は10万人にも上り、上野から広小路にかけて行列を作ったとのこと。荷風も乗ったのか調べてみると、荷風はこの日小星お歌を伴い広小路に行っているものの地下鉄には乗らず自動車を使用しています。ただこの日の『日乗』には「伝法院裏門より広小路に通ずる公園内の街路は商店夜市の繁栄今はかって雷門仲店を凌駕する勢いなり」と書いており、地下鉄に乗ろうとする人混みは目撃した模様。一人だったら乗ったんでしょうが、女性の前だから格好付けたんでしょうね。


ルモンドの東京特派員ポンス記者の報告。荒木経惟の写真集についてです。荒木経惟が浄閑寺で写真を撮り始めたとは知らなかったです。浄閑寺は荷風も大好きなお寺でした。

Le journal intime et impudique de Nobuyoshi Araki (2002.12.29)

荒木経惟のみだらな私日記

2002.12.29 荷風塾学校通信 No8 「荷風はどうして時代が読めたのか」を書きました荷風は実に時代が読めた人でしたが、彼の洞察力と情勢判断力はどこから來たのかを考えてみました。


きょうは何の日。1989年12月29日、日経平均株価は史上最高値を付けます。4万円に迫る株価は誰が見てもおかしかったのですが、それを正当付ける屁理屈がどんどん発表され(「トービンのq」とか期待成長率とか)みんな信じました。結局、人は自分が信じたいことしか信じないのです。


きょうのルモンド社説。例の新興宗教集団によるクローン人間製作についてです。倫理は科学に優越する。この簡単なことを分かっていない人が多すぎるのです。もっとも日本に於いては倫理自体が希薄であることがあり、それが麻原などに頭のよい人間がたぶらかされた原因となりました。多神教と集団主義が日本における倫理の希薄化に繋がったと見ていますが、どうでしょうか。

L'éditorial du Monde
Clonage, danger (2002.12.29)

社説、クローンは危険


2002.12.28 きょうは何の日。
駅弁の始まった日。明治19年、宇都宮駅で握り飯にタクワンを添え竹の皮でくるんで一個5銭で売り出した。当時の一円は賃金ベースで考えれば現在の26,667円だから(散人作成の荷風経済年表で試算)駅弁は1,333円となります。平均的な人がその時代の平均的な食事に掛ける金額は、今も昔もそう変わらないと言うことでしょうか。


ルモンド。最近上流スノッブの間でプロ仕様の高級レンジを買うことが流行っているとのお話し。半分以上は見栄で買うみたいですが、そんな台所で冷凍食品でお茶を濁されたらそれこそ「牛刀を以て鶏頭を切る」ですね。

La cuisinière grande-bourgeoise est de retour (2002.12.28)

大ブルジョワ風のオーブン付レンジが再び人気に


2002.12.27 きょうは何の日。
改正民法公布、イエ制度の廃止。日本社会の近代化は、ようやくこの日から始まったのです(1947)。


きょうのルモンドでは北京特派員の報告が面白い。南宋時代の愛国の英雄岳飛について歴史教科書が書き換えられたと大騒動になっています。宋学に凝る奴はろくな奴が居ないんだけどな(おっと後醍醐天皇もそうだった)。

Neuf siècles après sa mise à mort, Yue Fei réveille le nationalisme chinois (2002.12.27)

死後9世紀も経過しているのに、岳飛は中国のナショナリズムを目覚めさせる


2002.12.26 
きょうは、シュリーマンの死んだ日(1890)。前半生で財産を築き、40歳代前半には事業をやめ世界漫遊の旅に。日本にも立ち寄っている(1865)。ついでギリシア古代史の本格的な研究に入る。やがてアテネ生まれでホメロスの詩編に精通する女性と知り合い結婚。1870年からの小アジア北西部の発掘調査で、この地が古代のトロヤの遺丘であることを立証。実に羨ましい生き方です。我ら中高年の希望の星だな。


ルモンド。
「ネギの復権(雪辱)」と題して、パリに創作ネギ料理を売りとするレストランがあるというお話し。不景気の時はネギを食って元気になろうというけれど、一皿55ユーロとはいくらなんでも高い。

La revanche du poireau (2002.12.25)

ネギの復権(雪辱)


2002.12.25 きょうは何の日。
大正の終わりと昭和の始まり(1926年12月25日)。


ルモンド。今週の読者人気投票第一位の記事です。彼等の立場に立って考えてみれば、こういうことだろうと思います。その上での米国他との利害調整となるのですが、これは難しそう。それにしても日本人作家の本は、ほとんどフランスでは読まれていないのに、エジプト人作家の著書が数多くフランスで翻訳されていることに驚きます。結局は読者にとって面白いからなんでしょうが、理由を考えてみるのもまた面白い。

Deux écrivains égyptiens racontent une société "cernée de partout et humiliée" (2002.12.22)

二人のエジプト人作家が「追いつめられて辱められた」社会について語る


2002.12.24 きょうはクリスマスイブ。
何だかんだ言っても、心静かにゆっくりしたいですね。季節のご挨拶をかねて「近況報告」を書きました。


きょうのルモンドの社説。貧困国への医薬品輸出に関し、米国の態度を非難するもの。アフリカや貧しいアジアで死んでゆく多くの人の命を、身の回りの人の命と同じようにかけがいのないものだと感じることが出来るかどうか、なんでしょうね。クリスマスイブ。年に一度ぐらいは、この問題を深く考えてみても良いんじゃないかしら。

L'éditorial du Monde
Un scandale humain

ルモンド社説
これは人間として恥ずかしい


2002.12.23 きょうは何の日
。東京タワー完工(1958)。長い間あれが自慢で、東京で「外人」が来るたびに「エッフェル塔より高い」と自慢しては顰蹙を買っておりました。


ルモンド
。きょうの論説(クロニクル)にブラジルの新政権に寄せる期待が書かれています。ブラジルの人々に対する強い親近感がうかがえます。国と国のつき合いというものは、結局のところ、個人ベースでどれだけ価値観と文化を共有出来るかにかかっていることを、如実に示している。

par Alain Lompech
Souvenir du Brésil (2002.12.22)

ブラジルの思い出


2002.12.22 ルモンド
。ビスケットはグローバリゼーションに負けないというお話し。散人はロックマリアケール(ブリュターニュ)のバター・ビスケットが好き。またグリコのビスケットサンドも懐かしい。

Le biscuit se prête mal à la mondialisation (2002.12.21)

ビスケットはグローバリゼーションには向かない

きょうは何の日。冬至。柚子湯の日。蕪村の命日(1783)。


2002.12.21 きょうは何の日。
ド・ゴール、アルジェリアの反乱が戦争の様相を呈し始める中、仏大統領に当選(1958)。ド・ゴールならでの大胆な提案で、泥沼化していたアルジェリア内戦を終結に導く。


きょうのルモンド。アルジェリアの話が出たついでに、アルジェリアの恋人達のお話しをご紹介します。「アルジェの愛:車の中か、キリンの蔭で、もしくは映画館で」。無理して無能な政府の元で独立して、若者達は本当に可哀想。偏狭なナショナリズムの行き着く先はこんなところ。


2002.12.20 きょうは何の日。
伊丹十三自殺(1997)。あれは奇々怪々な事件。ワープロで書く遺書なんかあるのかしら。真相はどうなんだろう。でも奥さんはえらい。NHK朝ドラでも頑張ってますね。「満天」は近年珍しく面白い朝ドラ。欠かさず見てます。


ルモンド。インターネットと移民の問題。インターネットで世界に離散する少数民族の結束が逆に強くなっていることや、反体制運動のツールとして使われていることなど。中国の反体制派はインターネットで「ガス抜き」できることで直接行動には訴えられないで居るとの皮肉も。最近、日本のネットでナショナリスティックが発言が目立ちますが、あれも「ガス抜き」なんでしょうね。

Les nouveaux outils des stratégies migratoires (2002.12.20)

移民戦略の新しいツール


2002.12.19 きょうは何の日。
大阪冬の陣、和約成立。大阪城の外堀を埋める(1614)。狸オヤジを信用する方がアホだった。希望的観測はよくないね。


視点「ナショナリズムに逃避する人たち」を書きました(12/18)。最近、ネット上でのナショナリスティックな発言が増えているようで気になります。背景に日本人の集団主義と帰属するべき集団の喪失があるように思えます。危険な兆候だと思います。


ルモンド紙。きょうは薔薇のお勉強。今ちょうど剪定の時期だそうです。春に買ったツルバラを移植しようかと考えていたところでしたので、苦労して翻訳しました。でも理解できないところもある。薔薇は奥が深そう。

La taille des rosiers, c'est maintenant  ! (2002.12.19)

薔薇の剪定は、今が時期!


2002.12.18 きょうは何の日。
トロツキー除名される(1927)。国外追放になったトロツキーはメキシコシティーに逃れる。暗殺を恐れコヨアカンに要塞のような家を建て、厳重に守られた部屋にこもり執筆を続ける。メキシコのトロツキーの家は残されていて見学可能。美しい庭があるにもかかわらずトロツキーの部屋は日も差さない牢獄そのもの。彼にはどうしても書き残しておきたい事柄があったので殺されることだけはしたくなかった。訪れると彼の超人的な意志に圧倒される思いがします。でも遂に殺されてしまう。


きょうの
ルモンドの社説は「家庭と政治」と題し、シラクの家族政策について。いろいろな改革がどんどん進んでいるようです。


2002.12.17 きょうは何の日
。ライト兄弟が世界ではじめて自転車を改造したような自作の飛行機で空中を飛びました(1903)。どっちが先に飛ぶかはクジ引きで決めたそうです(弟の勝ち)。まだそれから100年も経っていないんですが、飛行機は大変貌を遂げました。時間を無駄にしていない。それに反して、バブル発生とその後の20年間は、実に無駄な時代だったなあ。


ルモンドビートルのカブリオーレモデルが発売されるとのこと。ちょっと面白そう。車はやっぱり4シーターカブリオーレ。トランクが小さいと言ってますが、後部座席を荷物置き場として使えば、カブリオーレには小型トラック並みの運送能力があります。子供を連れて遠出することがない中高年には最適の車なのです。

Un cabriolet pour la New Beetle (2002.12.01)

ニュー・ビートルにカブリオーレが出る


2002.12.16 ルモンド紙から
、猫についての報告です。冬に部屋が寒い日本では炬燵がわりに猫を蒲団に入れると言うことは、結構一般的だったようですが、フランスでも最近増えているようです。

Dormir avec son chat, ou le rude combat pour le contrôle de la couette (2002.12.14)

猫と寝ること、掛け布団をめぐる激しい戦い

きょうは何の日。ボストン茶会事件(1773)。納得できないことがあると口ばかりじゃなく行動に移すことが重要ですね。

2002.12.15 きょうは何の日。
遣唐使乗船を拒否した遣唐使副使・小野篁が隠岐に流される(838年)。これ調べてみると何だかけっさくなお話し。当時は遣唐使(大使)が一番好きな船を選び、その次に副使が自分の乗る船を決めることになっていた。副使の小野篁が選んだ船が壊れたので、彼が新しくいい船を造った。それが大使の船よりいい船だったらしく、羨ましくなった大使がそれに乗ると言い出してケンカになったの。大使が強引に船を横取りしたので、小野篁は病気と称してヤメタを決め込む。業務命令違反ね。嵯峨上皇は怒って彼を隠岐に流したという顛末。古代史に出てくる人間は、やっぱり今の日本人と違って、いいかげんで個性的。


ルモンド。ジョスパン前首相のお母さんの尊厳死についての論説。心を打つものがあります。

par Pierre Georges
La dame-fleur (2002.12.14)

花のようなレディー


2002.12.14 きょうは何の日
。当然、赤穂浪士の討ち入りの日です(1702)。長らく日本人にもっとも愛されてきたお話しです。映画も無数に作られました。NHKでも12月はいつも忠臣蔵特集です。でもこれらの映画は一向に海外では人気を呼びませんでした。人間の感情とは東も西も変わらないと思うのですが、不思議ですね。同じ東でも中国ならどうでしょうか。「あいつらにはこの良さが分からないのだ」ということでしょうが、そのあたりから「違い」を考えてみるのも面白いかも。


ルモンド。ギリシャの村にお魚の雨が降ったお話しです。「同じ降るならお札が降ってきたらいいな」と言うような輩は、詩心がないのでしょうね。

par Pierre Georges
Poissons volent (2002.12.13)

魚が飛ぶ

2002.12.13 きょうは何の日。高橋是清、蔵相に就任。即日金輸出再禁止を行い、金本位制を離脱(1931)。これまでの井上準之助のデフレ緊縮政策を葬り去ることで日本経済は浮上を始める。それまで何をやっていたのかと言うこと。平成の世の高橋是清は何時になったら現れるのか。


ルモンド。日本関係の記事がないかと探すと、こんなのがありました。若者に大人気という「教会カッフェ」について。どこか香港あたりの話みたいですが、新宿歌舞伎町にあるらしいです。ヤングよ怒れ!馬鹿にされてるよ。

Les églises-cafés de Tokyo, "c'est quand même mieux que McDo  ! " (2002.11.28)
東京の教会カッフェ、「でもマクドよりはまし!」


2002.12.12 きょうは何の日。
日本の国連加盟が決まる(1956)。みんなとても喜びました。でも旧敵国としてあくまでもセカンド・クラス・メンバーとしての参加であることは、みんな言わないようにしているものの、本当なの。国連憲章、第53条と第107条。日本、ドイツなどの「敵国」が、もし他の国連加盟国に侵略行為をした場合、国連加盟国は安保理の決議なしに、直ちにその「敵国」を攻撃できるという条項。日本はイエローカードを最初から貰っているようなものね。だいたい日本では United Nations を「国連」と訳しますが、正しい翻訳は「連合国」で、戦時中に作られたた「反枢軸国連合」が名前を変えずそのまま「国連」となった。今となってはどう考えても時代錯誤なので、いろいろ改定に向けて努力はされているのですが、この国連憲章の改定は至難の業(日本国憲法の改定みたいなもの)。日本の周りの国連加盟国といえば、ロシア、中国はもちろん、韓国と北朝鮮もそう。日本が彼等の領海にちょっとでも進入すればいつ日本本土が攻撃されても日本は文句を言えない。テポドンは怖い。だからこそ「日米安保条約」が日本にとって死活にかかわる重要な安全保障条約なの。それを知らずに「安保反対!岸を倒せ!」と騒いだ我々60年世代は本当にアホでした。息子には「何があっても、絶対、日米安保だけは離すな」と遺言しないといけないな。


きょうのルモンドから。社説「文化を全員に」を紹介します。テレビ番組の文化水準向上を目指す具体策について答申が出ました。

2002.12.11 きょうは何の日。
『イワン・デニーソビッチの一日』を書いた ソルジェニーツィン生まれる(1918)。かれは共産主義の批判者と言うよりは、共産主義の理想を求めた人だと思う。今のロシアの状況には腹立たしく感じているでしょうね。


暁のムービー「犬のロバンソン」を入れました。15MB。


ルモンド紙。今日は日曜日に放映されたサルコジー内相の討論番組について。内相のスタンスに敬意を表しています。同日の社説でも左翼のルモンドでありながら内相のコミットを絶賛する内容。「敵ながらあっぱれ」と言う以上に、不毛のイデオロギーの議論は避け具体策を議論するという風土が、フランスでは確実に高まっているようです。

Sarkozy donne le tempo à la droite et un coup de vieux à Le Pen (2002.12.11)

サルコジー内相は右派を元気づけ、同時にルペンに老練の一撃を加える

 
2002.12.10 ルモンド
。きょうは教育改革に反対するデモについてのレポート。何か支離滅裂で盛り上がりが欠けていた様子がうかがえます。一部の教育関係者は、教育のことよりも自分たちの面子や福祉の方に関心があるようです。

Reportage
Enseignants, élèves ou parents, entre 25 000 et 40  000 personnes ont défilé à Paris contre Luc Ferry (2002.12.10)

リポート
2万5000人から4万人の教員、生徒および保護者達が、リューク・フェリー教育大臣に抗議してパリを行進

きょうは何の日。ノーベル賞授賞式の日。歴史上いろんな人がノーベル賞を貰いました。


2002.12.9
 今日のルモンドの社説はラファラン首相の右寄り路線の批判。左派知識人(インテクチュアール・ゴーシュ)のルモンドの面目躍如と言うところ。でも、ラファランが、巧妙に波風を立てず粛々と自由化を進めていることに対して、臍をかんでいる様子が行間にうかがえ、面白い。

L'éditorial du Monde
Les idées de Raffarin (2002.12.8)

ルモンド社説
ラファラン首相の考え方

きょうは何の日。夏目漱石死す(1916)。あれだけの大作家なのに、漱石記念館がない。教科書から漱石の文章がなくなると言うし、駒場の近代文学館まで閉鎖されてしまった。日本は軽薄さに向けてまっしぐらに進んでいる?


2002.12.8 
今日はお釈迦様が亡くなられた日(前383)。悟りを開かれた日でもあります。真珠湾攻撃もこの日(1941)。お釈迦様はお怒りになられたかも知れない。


ルモンド
。今日の論説は「年寄り達、働け!」とする厳しいご指摘です。日本もフランスも同じような高齢者問題を抱えているので身につまされます。基本的にはその通りですが、日仏共に、労働生産性の上昇の余地は、まだまだ相当あると思う。米国では労働生産性が今でも上昇中なのに、日仏では労働生産性が停滞しているのです。生産量は、労働者数、労働時間に加えて「労働生産性」の関数ですから、生産性が1%でも上がれば大きく変わる。またルモンドも分かっているように週35時間労働制度なんかもまず撤廃するべきですね。

(原文)par Eric Le Boucher
Au boulot, les vieux ! (2002.12.8)

(翻訳)年寄り達、働け!


2002.12.7 
ルモンド紙から。今般発表されたワシントンの研究所が調査した「世界における米国のイメージ調査」についての論説(社説)が載っています。この調査報告書はとても興味深い内容であり、下にリンクを貼っておきましたから、合わせお楽しみください。本題からちょっと離れますが、世界のほとんどの国において、2年前より米国のイメージが低下しているの中で、フランスとロシアにおいてのみ、米国のイメージが上昇しています。散人は昔からこの三か国は「似たもの同士」であると睨んでいたのですが、裏付けられた格好です。

(原文)L'éditorial du Monde
Antiaméricannismes (2002.12.7)

(翻訳)社説 嫌米主義


2002.12.7 
今日は、西郷隆盛が生まれた日ですって(1827)。


2002.12.6
 ルモンド紙から。ボート置き場が不足しているとの記事です。これが政治的問題にまで発展しつつあるところが面白い。日本はこれだけ海岸線が長いのに、ボート置き場なんて、不足しているという以前の状態。ほとんど存在しない。だからセーリングなどのマリーンスポーツはとても低調。ゴルフ場はどんどん建設されたのですが、海岸線は切り立った堤防で固められたまま全く未開発の状態。冬でもヨットが出来る温暖な気候なのにもったいない話しです。戸塚ヨットスクールの例でも分かるように、若者がヨットをやれば、引きこもりなんかなくなると思う。

(原文)Alor que le Salon nautique s'ouvre à Paris, la plaisance cherche des ports d'attache (2002.12.6)

(抄訳)でボートショーが開かれたが、ボート置き場が足らない


2002.12.6 きょうは何の日。
作家ジェーン・オースティンが死にました(1775)。『高慢と偏見』は男が読んでも面白い小説です。


ルモンド「牡蠣の産地とその風味 」という記事です。とても勉強になりました。牡蠣を食する修行は奥が深い。


2002.12.5 きょうは何の日。
モーツアルト死去(1791)。映画「アマデウス」に流れるレクリエームの響きが印象的でした。最後の共同墓地のシーンは悲惨だったけれど、当時はあれが普通だった。ハムレットの墓場のシーンにもありますが、相当偉い人の骸骨も墓穴を掘ればざくざく出てくる時代。そういえばローマの髑髏寺もそうですね。近代になってから「死」が抽象的なものになってしまったような気がする。いいことなのかな。


ルモンド地中海クラブの経営不振について。前から感じていたのですが、過去の成功経験が、徐々に組織構成員による現状システムへの執着と固執に繋がっていく過程は、日本の企業でも同じですね。「スーパーの女」のモデルとなったサミットストアの荒井伸也氏は「職人気質こそが企業の桎梏である」と喝破しましたが、ルモンドもそれを指摘しています。


荷風塾「珊瑚集私註」にボードレールの「月の悲しみ」を入れました。これはとても美しい詩です。荷風の訳もいい。


2002.12.4 きょうは何の日。
リシュリュー(フランスの名宰相,枢機卿)が死んだ日です(1642)。57歳でした。政治家は長生きするのが普通なんですが(何せ人を食って生きているから)彼は早めに死にました。『三銃士』ではすっかり悪役となってますが、彼がフランスという国家を創り上げたと言ってもいいくらい偉い人です。


ルモンド。「ルイ・ヴィトン・カップをめぐる弁護士の戦い」というアメリカズカップ挑戦艇決定戦のレポートです。アメリカが長年守り続けたカップを奪われた責任者デニス・コーナーがまだまだ執念を燃やしています。勝つためにはなんでもありの世界。「スポーツはフェアプレーの精神で」なんて言っているようでは、まだまだ甘い。


「珊瑚集私註」に「腐肉」というのを加えました。怖い詩です。


2002.12.3 きょうは、
永井荷風の誕生日(1879)。誕生日と言っても特別のことはなかったようで、日記『断腸亭日乗』でも「きょうは余の懸弧の日なれど特に何もなく・・・」というような記述の年が続いています。世捨て人だからしようがないね。


ルモンド「混血のフランス」と題するアレクサンドル・デュマのパンテオン入りについての論説。多様性と人種融合こそがフランスのナショナル・アイデンティティーとの主張はちょっと感動的です。


2002.12.2 ルモンド。
「フランスの高級車はいつも立ち往生」とする自動車関連の記事。自動車文化をめぐる国民性が出ていて面白かった。聞き慣れない車種名が出てくるので、写真も入れておきました。


きょうは何の日。ナポレオンの戴冠式でした(1804)。


2002.12.1 
きょうから永平寺のお釈迦様行事が始まります。お釈迦様が悟りを開かれたのは12月8日とのことで、八日まで座禅が続きます。お坊さんも大変ですね。


ルモンド。
60年代がモードとデザインの世界で大復活とのことです。「60年代のスプートニク美学」。60年代世代の一人としては、まことに喜ばしい。