劇場「タイムライン」
マイケル・クライトンの描く実写版ドラえもん...。中世から戻れなくなったパパを連れ戻しに、のび太は、しずか、ジャイアン、スネ夫らを連れ立って中世のヨーロッパにタイムトラベル。中世に到着した瞬間、スネ夫は殺され、ジャイアントとも離れてしまい!ドラえもんは故障!!...いや、馬鹿にして言っているんじゃなくて。
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☆☆☆
監督はリチャード・ドナー。「リーサル・ウェポン」シリーズが有名だが、「オーメン(1976)」「スーパーマン(1978)」の監督と言った方がしっくりくる。
タイムトラベル映画は幾つもあるけれど大ヒットを記録したのは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズだけ。ジャンルとしては鬼門。そういう所に目を向ける原作のマイケル・クライトンの選球眼の巧さがある。で、ベテラン中のベテラン。ドナーが監督する訳で、時間絡みの説明なんかは、もう、すっとばしに近い。もうじゃんじゃん物語が進んでいく。「リーサル・ウェポン」方式。
時間旅行の理屈についての説明バランスがとれているかといえば、微妙なのだけれど、「まぁ、そんなこんなで...」という具合で。メインはサバイバル。今どきの観客向けにきっちりチューニングされております。(だから「ドラえもん」的だと...人死にまくるけど)
中世の世界から如何にして”制限時間内”に戻ってこられるか?というクライトンお得意パターンを徹底的にハイテンションにノンストップに描ききっており、飽きる事ない。戦争描写もリアルで面白く描けている。投石機萌え。キャスティング的に現代人と中世の人間との顔つきの差異がなく、それが良いのか悪いのか(悪いと思うけど)。
SF好きとしては、もったいなさが残るんだけれど。数年中に、物質転送機ネタは他の作品で流用されそうな予感。