DVD-BOX「恐竜探検隊ボーンフリー」
「ジュラシックパーク」の遙か以前1976年に放映された円谷プロ製作の実写&アニメの融合作品。
まさかボーンフリーを観ることが出来る時代が来るなんて思わなかったよ。泣いたね。ガキの頃に観て以来だよ。主役メカのボーンフリー号の無骨にして合理的なデザインが良い。今観てもメカ的魅力に何ら劣化が感じられないのが凄い。日本特撮の中で、時代を超越できてる数少ないメカの一つ。サンダーバードクラスと言い切っておく。
約30年ブリ(すげぇ)に観て驚いたのが、アニメと実写の合成演出のがんばり具合、ホント良くやってる。もっとサイズ感とか滅茶苦茶かと思ってたのに。いったい幾らかかったんだろうか。視覚的にも鮮やかでセンスがいい。さすがに物語展開は今の視聴には耐えきれない。もっさりした展開とあまりにも懇切丁寧な描写はひたすらに眠い。登場人物設定のズレが厳しく、恐竜探検隊の選抜メンバーにしては近所のオッサン風だったり。まぁ、時代というコトで(笑)。メカ描写・演出は他の円谷作品の中でも群を抜いて素晴らしい。(メカ主役だし)
ボーンフリー最大の魅力は、そのコンセプトの雄大さ。「大彗星の接近によって地殻変動が引き起こされ、絶滅したはずの恐竜たちが地上に出現。しかし、突然の気候変化に恐竜たちは耐えきれず次々と死んでいく。恐竜たちを再度の絶滅から救うため、国際自然保護連盟は恐竜探検隊ボーンフリーを結成し、恐竜の保護捕獲に乗り出す...」という大枠の筋書き。まぁ、地底から出現しちゃうってのは、70年代頃までは無問題のアイデアなので許して欲しいが、恐竜保護のコンセプトが良い。ゴジラ、ウルトラマンに同種のコンセプトは観られるモノの、メインコンセプトとしての恐竜保護ってのは格好良すぎる。また、恐竜ハンターの登場で物語に緊張感が生まれていた。テレビの前のちびっ子達的には刺激が弱く「恐竜やっつけちゃえ!!」と叫んでいたのは事実(笑)。恐竜と怪獣の区別がねぇ。正直、僕らの時代は”戦い”が無ければ成立しなかった。だから、アイゼンボーグでコセイドンになっちゃったワケでな(涙)。スター・ウォーズ、ガンダムの洗礼を受ける以前、SFはもっと自由でしたね...。
今の技術で作り直したら本気で面白いだろうな...と思います。(もちろんストーリーもね)今時の子供達(父兄にも)にはかなり受けると思う。ちなみにタイトルのボーンフリーは66年製作の大ヒット映画「野生のエルザ」の原題からの頂き。