DVD「ラブ・アクチュアリー」


生きていることが楽しくなってくる映画です。
漢字で書く”愛”だと強すぎて。ラブという響きがステキに聞こえてくるから不思議。

すっかりヒュー・グラント好きの僕は彼の出演する作品は殆ど見ることにしていて。英国首相を演じるとなれば観ないワケにはいかないのだ。ところが映画それ自体がとても良くできていて。普通、この手の幾つものストーリーを絡ませた映画というのは、どこか単調になったりしてバランスがうまくいっていない場合が多いのだけれど、この映画はそこが実に巧い。どのキャラクターにも充分な愛が注がれていて。悪意の存在しない映画に仕上がっている。脚本、演出、編集...どこを切ってみても、程よいバランスであり。オーケストラの演奏を聞き入るかのように、それぞれの物語が組み上がって心に染みてくる。この高揚感は一種独特のもので、ずっと浸っていたい気分にさせてくれる。
 
個人的に注目したいのが、美術の色彩センス。配色が実に素晴らしい。小道具の類も良く吟味されており、何気ないシーンも完成度が非常に高い。何度でも観られる映画。愛をテーマにした...なんて聞くとこそばゆくなるけれど、これは別格だろう。観ればきっと幸せになれる。


Posted: 木 - 7月 1, 2004 at 05:12 PM