DVD「シモーヌ」


テクノロジーと共に歩む人類の日常のおかしみを描かせたらピカイチ。
「ガタカ」のアンドリュー・ニコルの描く近未来にハズレなし。

劇場で見たかった一本。
脚本、配役も含めスジの通ったセンスがとても気持ちよい。
アルパチーノのさえなく監督役も物悲しくて素敵。
肝心のシモーヌは劇中ほどにはハートを鷲掴みにしてはくれないが、それもおそらくは計算のウチ。
注目株は娘役のエヴァン・レイチェル・ウッド。自然と目がいってしまう。
 
しかし、それにしてもこの監督の空間バランスには感心する。
決して多くない場面にもかかわらず、飽きを感じないまさしく絶妙の配分。
お陰でこちらは役者の演技に集中できる。映画を良く理解していないと出来ない仕事。
玄人趣味ではあるものの万人にお勧めできる愛すべき傑作と言える。


Posted: 月 - 6月 21, 2004 at 02:43 PM