DVD「地球最後の男・オメガマン」


主演チャールトン・ヘストンによる近未来SFアクションホラー(笑)
細菌戦争を扱っている点において先駆的なのだけれど、今の時代笑えてしまうのが少し悲しい愛すべき映画。

中学生なら誰でも一度は想像しそうな「世界が滅んで自分一人生き残ったらどうなる?」をそのままやってみた作品。原作がモダンホラーの生みの親と言われるリチャード・マシスン(マチスンの方がピタッと来るけど...)。「オメガマン」等という大層な名前が付いているだけあって、原作から大胆な脚色が施され、原型を全く留めない異なる物語となっているが、今見ると制作当時の時代背景を色濃く映し出していて面白い。ヘストン扮する地球最後の生き残りの男性の日常描写は普通に素晴らしい。
この映画の楽しみ方は、ヘストン繋がりに限る。まず「ベン・ハー」を見るのだ。そして「猿の惑星」を見る。
猿顔に浸って浸って、それから続いてマシスンの原作「吸血鬼」を読む。そして、藤子不二雄のSF短編「流血鬼」を読む。これで準備OK。ようやく「地球最後の男・オメガマン」なのだ。時代とジャンルに充分に浸り、ヘストンの猿顔に萌えを感じて、可能な限りの妄想を広げてからでないと、この映画は薦められない。
1964年制作の「地球最後の男」もあるらしいが未見。こちらはゾンビ映画の源流と言われている。


Posted: 火 - 5月 18, 2004 at 10:34 AM