萬晩報 国際テロとイレブン


イスラエルの国旗には6角形の星、アメリカの星条旗には、5角形の星。5+6=11。5x6=30。これらから、11と3の倍数が大きな事件の実行日として選択されていると阿修羅掲示板で学びました。山本五十六の名前(笑)、東条英機が自殺未遂した日が9月11日、真珠湾攻撃の日が12月8日。1+2+8=11。いろいろ面白いですよ。ちなみに、イギリスは7、日本は8という数字に決められているような気がします。

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  国際テロとイレブン

          2006年08月24日(木) Nakano Associates 中野 有

 旅人にとって旅の暦は重要である。中東・アフリカ、ヨーロッパ、アメリカで
それぞれ5年づつ生活し、日本に滞在した5年はアジアを歩いた。フーテンの寅
さんが地方でたたき売りをして柴又に帰ってきて、また旅立つように、ぼくもた
まに日本に帰り、友人と会い、講演やメディアを通じ話をして、また旅に出ると
いう旅から旅の人生である。世界を旅しながら感じることがある。

 今回のロンドンの多発テロ未遂について旅人の意見を述べたく思う。

 テロ発覚の3日前にワシントンに戻ってきたので、空港でのわずらわしいチェ
ックを逃れることができた。最近は11日の前後には旅を避けるようにしている。

 理由はシンプルである。2001年の同時多発テロ9.11の数字である。こ
のイレブンという数字は、国際テロ組織が伝える暗示的なメッセージを含んでい
るからである。

 それは1989年11月9日のベルリンの壁の崩壊の数字に始まる。11月9
日は、ヨーロッパ式に述べると、日が先に来るので、9.11である。東西の冷
戦崩壊の12年後の2001年9月11日に米国の同時多発テロが起こった。そ
の後、2004年3月11日は、マドリッドでテロが発生し、今年7月11日は、
ボンベイでテロが発生した。そして今回のロンドン発、米国行きの航空機同時テ
ロ未遂は、8月11日が標的日とされたようである。

 ここまで11という数字とテロ決行日が重なると単なる偶然とは考えられない。
イスラムの過激派が11日に固執する根拠は、どこにあるのか定かでない。しか
し考えられるのは、国際テロ組織には日を指定するだけの余裕があるという恐ろ
しいメッセージだということである。米国や英国では、11日前後をテロ予告日
として警戒する空気があるが、それでもテロを防止するには、容易でないようで
ある。

 ロンドンの旅客機爆破未遂は、ペットボトルに入れられた液状爆弾、すなわち
化学兵器の初期的な段階。これは非常に恐ろしいことである。不思議と今までは、
自爆テロが中心であった。国際テロの主犯組織であるアルカイダは、生物・化学
兵器をすでに保有していると見られてきたがそれを使用することはなかった。生
物・化学兵器の使用の歴史は古くBC300年にさかのぼることを考えれば21
世の国際テロ組織が、この恐ろしい兵器を避けてきたのが不思議な位である。

 テロとの戦争をスローガンに戦いを挑んできた米国は、イラク戦争の失策に起
因する中東の不安定要因の経験を踏んで海外への戦争関与政策から米国内の防御
を強化する国際テロ防止に力点を移す兆候が見られる。イスラエルとイスラムの
シーア派を中心とする戦争状態においても、米国がどれほどイスラエルを擁護す
るか疑問である。イラクへの積極的な関与を唱えた民主党のリバーマン上院議員
が敗退した結果からも、3カ月月後の中間選挙を前に米国の孤立主義がさらに進
むものと考察される。

 最後に、国際テロを未然に防止するためには、人権の問題の配慮より実利を重
視する必要があると考える。具体的には、空港のチェックにおいて、あくまでテ
ロリストとは程遠い老人や一般の人々のチェックが厳重に行われている状況に接
し、何故もっとテロリストらしきイスラム国家の乗客のチェックに焦点を絞らな
いかとの当然の疑問を抱くのである。

 生物・化学兵器の使用が予測される国際テロの恐ろしさを考慮すれば、人権問
題を無視するとは言わないまでも、身を守るという意味において安全保障や自己
管理をもっと真剣に取り組む必要がある。

 11日前後の旅を避けること。テロから身を守る自己管理術として、これは実
行できることである。

 中野さんにメール nakanoassociate@yahoo.co.jp

Posted: 木 - 8月 24, 2006 at 12:43 午後          


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