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あと一週間で、2年生が終わる。

わたしたちは一階の階段に集まっていた。
階段の裏には、使われていない机や椅子が積み上げられている。
その一番奥に、戸棚を置いた。
もう部活も終わっている時間だった。
外は闇。学校はひとけもなく、しんと静まり返っている。
この一角だけ明かりがついていて、人影が浮かび上がっていた。
渡辺くんや伊原さんがいる。小林くんも。
わたしとユキは、ようやく呼吸が落ち着いてきた頃だ。
わたしは足音のした方を見た。
そこに白い花瓶を抱きかかえた容ちゃんがいた。
伊原さんがうなずく。
容ちゃんは前へ進み出て、戸棚のなかに花瓶を収めた。
扉を閉めると、ポケットから金色の鍵を取り出す。
容ちゃんは一度振り返り、みんなの顔を見た。
みんな、そっとうなずいたようだった。
戸棚の鍵穴に鍵が差し込まれると、それは一回転して、扉を封印した。

あと一週間で、2年生が終わる。
わたしたちは「七番目の小夜子」に挑もうとしていた。


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