朝、急に思い立って上の原山の家へ予約を入れ、上野から新幹線で上毛高原へ。バスで上の原入り口に到着。沿道には、赤く色づいたりんご、金色の稲穂と赤とシルバーのテープ、ピンクのコスモスの花盛りなど、随所に秋のシグナルが見られる。
117武尊山

最高峰の沖武尊から見おろす中ノ岳、家ノ串方面。わずかに紅葉が始まっている。(1996/09/16撮影)

三ツ池付近から沖武尊を振り返る。このあたりは窪状で湿原っぽい。(1996/09/16撮影)
1996/09/15
■17:10 上の原入り口 ■17:45 上の原山の家
山小屋を想像していたが、立派なロッジ。冬は宝台樹スキー場のベースキャンプになるようだ。その日にとれたキノコなどを交えた品数の豊富な料理に満腹になった。
1996/09/16
■06:15 上の原山の家
前夜のうちに作ってもらってあったおにぎりを二つ食べ、ひんやりした外に出た。車道を左に進み、ショートカットしてすぐ林道にはいるが、道はいつのまにか沢沿いの登山道に変わっている。
■07:45 名倉のオキ ■08:05 避難小屋上
歩き出してきっちり1時間半で稜線に出た。途中何人か登山者を抜いたが、このあたりで先頭に立ったらしく、道に張った蜘蛛の巣を枯れ枝で払いながら歩いた。展望のない道をしばらく進むと左下に沢の音がして、ドラム缶を半分に切ったような避難小屋が見下ろせる。気にせず先を急ぎ、鎖場を交えた急登をこなしていくうちに、眺めの良い緩やかな道に変わり、右手は剣ヶ峰山からの道を見下ろし、左手に尾瀬の至仏を見通せるようになった。正面に紅葉混じりの美しいピラミッドがあり、道はまっすぐその頂上を目指している。
■09:20-10:00 武尊山
快晴の山頂に到着。下の方に雲がかかっているが、北東から北西にかけて燧、至仏、平ヶ岳、巻機、谷川。南の方に浅間山、八ヶ岳。一瞬だが奥白根や皇海も見えた。なじみの山々に再会し、懐かしい気持ちにとらわれた。来た道と反対方向には、中ノ岳から前武尊に続く稜線が起伏に富んだ様子を見せている。雲が上がり始めたのをしおに、前武尊方面へ下り始めた。

■10:45 家の串 ■11:20-25 前武尊
家の串と前武尊の間にある剣ヶ峰は、道が崩壊しているため左(東)を巻く。ガスの中の前武尊には、平成6年に修復されたという真新しい日本武尊の銅像が、風情のないシルバー塗装の屋根の下に立っていた。
■12:15 不動岩
剣ヶ峰をパスしたからといってがっかりする必要はなかった。不動岩前後の鎖はなかなか手強く、体重をすべて鎖にかけて腕力で登り降りする箇所が随所にある。これを無事に通過すればあとはひたすら下るだけだ。
■13:30 旭小屋 ■14:30 木賊山荘
真新しい旭小屋から車道を下り、木賊山荘の看板を見つけてここでタクシーを頼んだ。30分程でやってきたタクシーの運転手は、15時半発の上野行き特急に間に合うように沼田まで飛ばしてくれた。