062利尻山

山頂 利尻山1,719m
分類 北海道
日程 1990/07/28-29
同行 S氏
概要 沓形から山頂に達し、利尻岳山小屋泊。下山は鴛泊ヘ。

登山道の途中から見上げる利尻山

登山道から見上げた利尻山。ここからも長い登りが続く。(1990/07/28撮影)

長官山から眺めた利尻山頂

長官山から眺めた利尻山頂。このあとすぐ笠雲に山頂を覆われてしまった。(1990/07/28撮影)

1990/07/28

■07:30 沓形 ■09:50-10:00 五合目

札幌で同行のS氏と落ち合い、小樽からの船に乗った。早朝の沓形は曇、利尻山は雲の中だ。だらだらと続く平坦な道は、五合目で車道からの道と合流した後ようやく見通しが良くなってきた。

■11:20-12:10 避難小屋

ラーメンの昼食をとり、ブロック造りの小屋を出てみると、山頂を覆っていた雲が取り払われ、利尻山の無骨な岩峰が天空を指している。この上からやっと顕著な尾根上の登山道となった。因みに、この避難小屋は七合目ということになっているが、標高はまだ800m程しかない。

■14:00-10 三眺山

尾根上の急坂をひたすら登り続けると、火事で黒焦げになったハイマツの上で三眺山に着いた。全く突然に、西壁の大崩壊と仙法志稜の針峰群が圧倒的迫力で眼前に出現する。ここから一旦わずかに下ってお花畑帯に突入する。オンタデの大群落の中にシシウド、エゾミソガワソウ等が混じり、斜面を埋め尽くしている。ガレ場を越えると、イブキトラノオのピンクの穂が目立ちだした。

すごいお花畑

■15:00 分岐 ■15:20-45 利尻山 ■16:00 分岐

ローソク岩ザックをデポし、赤ガレの急登しばしで、祠の待つ山頂(北峰)。すばらしい高度感を味わった。中央峰方面を除きぐるりと海に囲まれ、登り口となった沓形や明日下り着く鴛泊の町並みがはっきり見える。礼文島や北海道本島も近くに見えるが、海と空との境目はぼんやりと灰色に溶け合ってはっきりせず、タ方の冷たい風が吹き渡る。ローソク岩や中央峰がすぐ近くにあるが、さすがに疲れてそこまで行く元気はもう無い。

長官山を見下ろす 利尻岳山小屋の前

■16:50 利尻岳山小屋

尾根上を忠実に歩いて辿り着いた小屋は、満員を予想していたが意外に空いていた。ここから振り返る利尻山はすっきりとピラミダルな姿で特に美しい。ウイスキーの水割りで祝杯を上げ、カレーの夕食を済ませた後、外に出てみると、海上に漁火がいくつも瞬き、山の上には円盤状の白い雲が広がっていた。夜半から雨になったが、午前3時頃女性二人を含む学生6人のパーティーが濡れ鼠になって到看。先住者から場所を譲られ、温かい飲物を分けてもらってしきりに恐縮していた。

1990/07/29

■05:10 利尻岳山小屋 ■06:55-07:00 甘露泉 ■07:50 鴛泊

雨は次第に収まってきたが、御来光は断念。早々に下山を開始した。横着して雨具を上衣しか着けなかったため、丈の低いミヤマハンノキの葉の雫でたちまちズポンがびしょ濡れになった。水墨画のような霧のかかったハイマツの尾根からトドマツ林に入り、小さな橋を渡るとあずまやが現れて道は左に折れ、日本百名水の甘露泉に着く。適度に冷たい水で喉を潤し、ここから舗装された道をゆっくり下った。