SWEDEN(スウェーデン) ![]()
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HASTEN OCH TRANAN ('96) AMIGO AMCD 732 (ヘステン・オック・トラーナン 〜馬と鶴〜) |
| アレさん8年振りのソロ。全曲アレさん作曲によるトータル・コンセプト・アルバム。ブックレットによるとサラ・リッドマンによるテクスト(線路延長についての)をもとに劇場での上演を目的に計画されたプロジェクトとのこと。 これ、単にトラッド系のミュージシャンと楽器が集まっただけで全然トラッドやないっす(笑)。プログレッシヴ過ぎます。オープニングのスケール感溢れる「Jord Och Himmel」(「天国と地獄」の意)に始まり、立体的なツインマンドラ(片割れは現ヴェーセンのRoger Tallroth!)の上にアレさんのフルートソロが冴える「Vita Dimmor」、ウィロー・フルートとフィドルの掛け合いがスリリングな「Sprakfale 」、Lena Willemarkのクゥーラ唱法が絶品の「Det Sjungande Berget」、ホーミー+パーカッション+重厚なコーラスによる絶対一回聴いたら忘れられない強烈なインパクトの「Saiva」(特に後半のLenaのシンギングは圧巻!!)、アレさんの口琴が強烈なアクセントの「Vettlos」、北欧らしいブルーノートが特徴的なヘヴィ・ナンバー「Bakatmarschen」、グラスハープを使った「Snoflojt」、明暗が同居したような不思議な曲調の「Sallsam Vals 」、アレさんの笛のイントロに続き6/8拍子の激しいパート、その後マンドラのソロをはさみ知らん間に2曲目がリプライズ、とめまぐるしく展開する「Vagga Mina Moln」、エンディングにふさわしい重量感ある「Varifran Komma Barnen」などなど、持ち上げるところはあってもどうしてもアラが見つけられへんという。あったら教えてほしいです(笑)。 '04年にはノルディック・ノーツさんが国内盤もリリースしてくれたので入手もしやすくなったし、是非一聴してほしいアルバムです。あ、誰もが聴き終わったら「さいばさいば〜」と口ずさんでまうと思います(爆)。 |
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BODJAL ('04) AMIGO AMCD 752 (ボドジャル 〜自由〜) |
| スウェディッシュ・トラッド界の大親分、アレさんによる「真の」ワールド・ミュージック。ギリシャ音楽を軸にスウェーデン、アフリカ、インド、バングラデシュ、果てはウイグル(!)まで様々な国々の音楽を取り入れ、とても暖かい「アレらしさ」でコーティング。結果大傑作となってしまってます。なんというか、ワールド系にありがちな「あざとさ」がないんですな。「こーゆーことやったらウケるやろ」とか的な。もう「ワシ単に好きなことやっただけやでぇ(私の中ではアレさんの使用言語は大阪弁なのだ)」と自然体で音楽を楽しんでる、って感じなんですわ。こういうアルバムこそ女子十二なんたらとかいう連中の胸ぐらにばしっと突き付けてやりたいです(爆)。まあそんな問題発言はおいといて(笑)。 バンドメンバーは計6人で、ヴォーカルにギリシャ人のマリア・ステラス、アフリカ人のママドゥ・セネ。フィドル、マンドリンでマグヌス・スティンネルボム(ex.Harv,Hedningarna)の他ダブルベースとパーカッション、そしてアレが弦楽器管楽器いろいろ+アコーディオン(どの楽器もあほみたいに上手過ぎ)。あとゲストでバリトンサックス(これが実に効果的)のヨナス・クヌットソン、キーボードでなんとマッツ・オーベリ(ex.Mats&Morgan!!)などが参加してます。内容については、ノルディックノーツから出てる国内盤(DHN-1057)のライナーにラフブランチの鳥谷氏が詳細な解説を書いてますので、これから買おうという人は是非国内盤を買って読んでみて下さい。どの曲も素晴しいですが、特に私が好きなのは力強い1曲目、変拍子タンゴからギリシャトラッドへとつながる高揚感溢れる4曲目、MAGMAもびっくりなウイグル・ナンバーの8曲目(エンディングがカッコいい)、ギリシャのサヴィナ・ヤナトゥも歌ったラストの13曲目、といったところ。とにかくこんな駄文を読んでるヒマがあったらまずは聴きなさい(笑)!! |
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◆バザール・ブロー◆

オフィシャルサイトURL http://www.bazarbla.com/
日本語サイト(ノルディック・ノーツさん) http://homepage3.nifty.com/nordic-notes/artists_folk/bazarbla.html
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NORDIC CITY ('98) XOURCE XOUCD 122 (ノルディック・シティ 〜北欧の都市〜) |
| ずーっと存在は気になってたもののなかなか聴く機会がなかったんですが、'04年の夏前に某レコード店の閉店セールで安売りされてたので「これは今買うとかな!!」と、いささか不純な(笑)理由で入手したアルバム。ただやっぱり夏に北欧ものは聴けなくて結局耳にしたのは半年後でしたが…。もっとトラッドくさい音かと思いきや、いい意味で裏切られました。ライナーでは「フォーク・サイド・オブ・フュージョン」と表現されてますが、まさに言い得て妙、という感じ。特にベーシストのプレイがかなりフュージョンよりで、その上にニッケルハルパという楽器がのるサウンドはそーとー新鮮。 爽やかで軽快な1曲目「Nordic City」はいかにもオープニングといった感じ。まるでギターみたいなベースプレイが見事。穏やかな4曲目「Solpolskan」は昼下がりにでも聴いたら心地ええやろなあ。後半のカリンバも効果的。5曲目「Altair」はパットメセニーグルーブ風小品。ベースバカテク。7,8曲目、2部構成の「Daraimama」は、おそらくベースによるストリングス・サウンド(コード弾き+ヴォリュームペダル+ハーモナイザーか?)の上にゆったりとしたニッケルハルパというシンフォニック・ナンバー。後半は一転リズミカルになり、ここでのニッケルハルパのアドリヴ・ソロが素ん晴らしい。シンプルながら効果的なタプラをフィーチャーした10曲目「Dabadabara」は、ちょっとシャクティ風でかっこいいアッブテンポナンバー。ソロ、バッキングともにベース凄すぎ。 等々、聴きごたえたっぷりの一枚です。安売りしててよかった(笑)。 |
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◆フリーフォート◆
(FRIFOT)
オフィシャルサイトURL http://www.frifot.se/
日本語サイト(ノルディック・ノーツさん) http://homepage3.nifty.com/nordic-notes/artists_folk/frifot.html
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FRIFOT ('91) CAPRICE CAP21383 (フリーフォート) |
| 記念すべき1st。といってもこの時点ではまだ「FRIFOT」というバンド名はなかった。「いやあ、ええレコードでけたなあ」「ほんまやねえ」「この際やしバンドにしてやってみいへん?」「そらええなあ。やろやろ」…てな会話があってめでたくバンド結成とあいなったのであったんでしょうか。すでにこのアルバムで「冷たいのに暖かい」FRIFOTサウンドが確立してます。(ちなみに私は3rd-2nd-4th-1stの順に聴いた)4thの後で聴いても全然聴き劣りせんのが何よりスゴイ。(地味には思えてしまうのだが) | |
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JARVEN ('96) CAPRICE CAP21462 (イェルヴェン) |
| バンドとしての「FRIFOT」ということでは1stてすが実質2ndという認識でええでしょう。なによりもまずジャケのブワッとなったLenaさんの髪がかっこいい〜。(まあそのせいでPerさんが半分隠れてしまってるのだが…)1stに較べると更にパワフルになったかな?アレンジも更に凝ってます。個人的な印象では前向きで元気の出るアルバム。「I Denna Ljuva Sommartid 」「Sommarvals(夏のワルツ)」「Femton Finnar」等名曲多し。アレさんのハーモニカをフィーチャーした「Svarteborgaren」も楽しくて好きやなあ。 | |
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FRIFOT ('99) ECM1690
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| レーベルをECMに移し再びグループ名をタイトルに冠した3rd。これが最初に聴いたFRIFOTのアルバムでした。いかにもECM的な音響と若干シリアスさを増したかのような曲とアレンジになって従来のFRIFOTとはちょっと趣きがちゃう感じ。重厚なアカペラでスタートするドラマチックなオープニング「Abba Fader」、クゥーラが圧巻!!インタープレイも見事な「Tjugmyren」、展開が最高にかっこいいAle作曲のまるでプログレな「Skur Leja」、2ndでの「夏のワルツ」を彷彿させる「Metaren 」などなど相変わらずの名演揃い(1stからの再演も1曲あり)。こういうFRIFOTもまたやってほしいな。リリース当初は8〜10曲目の曲が表記と実際では違っててんけどもう修正されてんのかしらん? | |
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SLURING('03) AMIGO AMCD751
(スルーリング) |
| ECMを離れて「素朴さ」を取り戻した感のある4th。タイトルの意味はスウェーデンに伝わる昔ながらの煮込み鍋、ということでなるほど、という感じなんですが、どんだけダシ出てんねんってツッこみたなる極上鍋です(爆)。ECMでの経験を生かしたかのような7分半の大作「Balladen om den fortrollade」(Ranarimも取り上げていた)でのメリハリの効いたアレンジのカッコよさときたらもう。特製2連笛でフィドルのアップボウイングを表現するAleのテクに唖然となる「Dubbelpipan」も聴きもの。力強いアカペラの「Baxarramsor fran Stockholm」なんて是非ともカラオケに入れてもらって練習したいわー。(おーーほいばっくす!!)穏やかなメロディーが心地よい序盤、とにかくかっこいい中盤、と一曲で二度美味しい名曲「Simlangsvalsen」(アレさんはほんまワルツにええ曲が多い)、ドラマチックな「Vallpolska」も引き付けられます。スウェーデングラミー賞受賞も納得の傑作っす。 | |
◆ラーナリム◆
(RANALIM)
オフィシャルサイトURL http://www.ranarim.nu/
日本語サイト(ノルディック・ノーツさん) http://homepage3.nifty.com/nordic-notes/artists_folk/ranarim.html
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TILL LJUSAN DAG ('00) DRONE DROCD 019 (太陽が昇るまで) |
| スウェディッシュ・トラッド界のアバ、とも呼ばれるラーナリムの1st。リリース後に初来日したこともあってボーナス・トラック(動画!)入り日本盤もリリースされて悔しい思いもしました(笑)。おおまかなアルバムイメージとしては、明るく爽やか健全トラッド・ポップ。ヴォーカルx2、ニッケルハルパ、ギターというミニマムな編成ながらアレンジの工夫とテクニックでいろいろなカラーを出しています。ギターのイェンスがロック出身ということもあってリズムやリフに結構ロックっぽさを感じます。(特に「Fager som es ros」「Bonden och Krakan」あたり) | |
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FOR VARLDEN ALSKAR VAD SOM AR BROKOT ('03) DRONE DROCD 031
(カラフル・ワールド) |
| レギュラーの4人+コントラバス、パーカッションの2人を加えたいわゆる「RANARIM+(ラーナリム・プラス)」での録音を含む2nd。パワーとヘヴィさが加わって前作とはかなり印象が変わった気がします。ロック的になったというか。単純に好みでいうとこっちの方が好きかなー。相変わらずアレンジはよく考えられていて、特にギターのイェンスはほんま音使いといいリズムといい、バッキングの引き出しが豊富やなあと感心しました。また「I min ungdom」のような1st時では想像もつかんかったガルマルナばりのヘヴィ・ナンバーがあったりアイリッシュ風の「Sjalen」なんてのもあったりと、ほんま国内盤のタイトル通り「カラフル」な傑作。個人的なベストトラックは15曲目、初来日公演で披露した「Tennisbaronessan」かな。4人での演奏なのに他のトラックに全然ひけをとってない迫力と猛烈なドライヴ感がたまらん。イェンスのバッキングが凄すぎ。 | |
◆ヴェーセン◆

オフィシャルサイトURL http://www.vasen.se/
日本語サイト(ミュージックプラントさん) http://www.mplant.com/koruna/vasen.html
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VARLDENS VASEN ('97) XOURCE XOUCD 118 (ヴェルデンス・ヴェーセン) |
| パーカッションのアンドレー・フェラーリ加入後初のアルバム。全体的に感じる野性的な荒々しさは彼の参加に負う部分が少なくないと思う。そんなわけで1曲目「Kapten Kapsyl」からブッ飛ばしまくり。2曲目の「Bambodansarna」なんてほとんどロックやし。ヘヴィでスリリングな4曲目「Shapons Vindaloo」(一瞬ジャン・リュック・ポンティかと思う部分もあった)、2度のリズムチェンジで盛り上がって行く「Nitti Pomfritti」、ニッケルハルパ、スウェディッシュ・ブズーキの音色を生かした美しい「Anno 1643」、激しいポルスカの「Sald och Solde」、前半穏やかかと思いきやだんだん激しく(特にPerc)なってく「En Timme i Ungern」などなど、基本的にはアコースティック・インスト・ロック、ちゅーのが私の認識やったりします。タイトル通りほんま「凄い」っすわ。参った!! | |
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GRONT ('99) XOURCE XOUCD 126
(グロント) |
| 前作から荒々しさは後退して洗練されたんかな?ちょっと余裕が増したような。あと録音のせいもあるやろけど各楽器の音色がナチュラル&クリアになった気がします。このアルバムに限らずやと思うけど、とにかくどの曲もアレンジが緻密なのには驚かされます。特に面白いのがヴィオラで、時にはユニゾン、時にはハモリ、時にはカウンターだったりとほんま楽器の特性を生かした素晴しくセンスのええ使い方をしとるのです。世のヴィオリストは必聴ですぞ(笑)。曲のカッコよさは相変わらずで、「Ploska」、「Goskarnen」、「JTT」など次作ライヴ盤にも収録される曲から、美しい小品「Trana」、ヘヴィでドラマチックな「Svampmannen」、金属パーカッションと金属的(人間味がないちゅう意味ではない)なニッケルハルパの音色でヘヴィに演奏されるまさに"ヘヴィ・メタル"な「Grontmannen」など粒揃い。ところで、なんでか知らんが「パーチ男」、「マッシュルーム男」など「なんとか男」みたいなタイトルが4曲もある。ってツッコミ男かわしゃ(爆)。 | |
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LIVE AT THE NORDIC ROOTS FESTIVAL('00) NORTH SIDE NSD6065
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| 私のヴェーセン初体験はこのアルバムでした。実は当初1,2回の印象はあまり強くなかったんですな。聴き込んでいくと、「こりゃ結構すごいことをやっとるやないか」と評価が上がっていったのでした。ライヴならではの生々しさ、熱さがサイコーです。「Ploska」なんてもー凄すぎ。圧巻です。特にパーカッションのアンドレーはハジけてて、自作曲の「Shapons Vindaloo」あたりは強烈。ゲストでHarvから2人とアンビョルグ・リーエンが各1曲ずつ参加。ところどころオーディエンスの笑い声も収録されていて、いったい何をやってんのか?ちゅーのも気になるなあ。('05.3時点ですでに2回来日してるもののどちらも平日ということでいまだライヴ未体験なのでした) | |