これらの取材は滝川薫さん、佐々木徳貢さんの献身的御協力で実現したものです。
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シャフハウゼン州エネルギー専門職科・エネルギー・アドバイス・サービスついて 代表者 アンドレア・パオリさんの話し、質疑応答 Paoli氏はSchaffhausen州とThurgau州の仕事をしている。 |
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エネルギー専門職のPaoli氏は建築局の一部として組織されている。
活動の分野や内容はインターネットでも公開されているが、以下が主な仕事内容である。
1)補助金の交付。
2)インフォメーション・・パンフレットの配付、アドバイス。
3)教育活動・・主に社会人の専門家に対する教育プログラムの実施。
4)法律の執行。
5)政策・行政(議会のサポート)
3)の教育活動について詳しい内容は、手元資料のエネルギーアジェンダ(手帳)2004
Schaffhausen
Thurgauを使って解説すると、教育プログラムは二つのコースに別れていて、有料5回コース(SFr.120-200/回)と無料の3回コースがある。2005年版はhttp://www.energieagenda.ch/
無料の3回コースは時間の取れない社会人を対象にしており講座の前半17:15-18:30はプレゼンテーションを行い、後半の(plus
Apero)は懇親会風に飲み物、食べ物を取りながら、技術者や政治の分野の幅広い人たちが交流してどんなところに問題点が有るのか自由なディスカッションが出来る時間をとっている。内容は建物の改修でエネルギーと費用の投資効果、新しい窓の技術、断熱技術の話、どのような投資モデルが有るかそれぞれの専門家からの話が聞ける。エネルギー政策はどのように変わったかなど解説する。MINERGIE住宅の見学会等も組み込まれている。
有料年5回コースの社会人向け講座は半日から1日かけて行われ各州で行っている。講師(暖房の専門家、エネルギーの専門職)は各州で違っている。教育内容は州の新しいエネルギー政策についてとか補助金について、また議会から政治家が来てメッセージを話すこともある。主にMINERGIE住宅の換気の設計法、照明の法的解説、対象はエンジニア、施工会社の設計担当者も対象にしている。
Aperoはアペリティブ・・食前酒を飲む時間から来ている。
講座は新築住宅対象か住宅改修を対象にしているか?
着工戸数は日本の比ではなく少ない。
エネルギー的観点からは改修より新築の方が多い、改修の方が省エネ効果のポテンシャルは大きいが、投資は新築の方が圧倒的に大きい。
新築の場合の法規が厳しいのでエネルギー的にも規制が明確に有るのでキッチリした物が出来る。改修工事の場合は窓の交換や外壁の張り替えはU値の規制があるがそこまでやる施主は数的には少ない。お金をかける対象を浴室にするなど基本部分に目が向かいない現状がある。しかしエネルギー政策的には改修物件に有る事は確かである。日本と同じか・・・
スイスでも改修工事に対する法的制限は少ないので難しい点である。
改修市場の省エネポテンシャルは大きいので2004.8-12月の間窓の交換キャンペーンを実施した。U値1.0以下の窓に交換する場合、(窓枠を含めてU値1.3)開口面積SFr.40/m2(おおよそ実費の8%に当たる)を補助した。需要拡大の可能性を調査した結果17万SFrを準備していたが予想を上回り160戸の応募があり29万SFrを補助金をだした。一般的補助金は9-13%が一般的。
今年は外壁に関するキャンペーンをやろうと検討中との事。
教育問題に戻って、
3つ目の資本、
Energie
PRAXISと云う東スイスの10の州が広報誌を発行している。年2回700部の発行で専門家(建築家、設備設計者)と自治体のエネルギー関係の仕事をしている人たちを対象にした内容に成っている。各州の経験の交換場もページの中に作っている。
テーマは住宅の設備設計、断熱技術、各州からの情報。
Q:一般向けにはどのような情報サービスをしているか。
二つ有ります、専門家向けは今までの話の通りで、一般向けはエネルギーアドバイス・・これからお話をします。
Q:京都プロトコルは一般市民にどのように受け止められているか。
環境に関しては市民の60%は関心が無い。意識の高い層はいる。
エネルギーが安いのでイメージが省エネに結びついていない。4-5室の住居で月平均、家賃がSFr.1,500/月(電気代SFr.60-70、暖房SFr.150を含んで)と云う事でエネルギーの暖房コスト比率は家賃の10%である。
一般向けはエネルギーアドバイスは積極的な方法と受け身的な方法をとっている。
受け身的な方法はパンフレットの配付や質問があったら電話をもらう相談。
アクティブな方法として昨年の実施例から戸建住宅、2戸建を対象に太陽熱温水器のDMを実施した。州知事の言葉やスポンサーのリストも掲載、コストはSFr.1,100と高くつくが送付戸数の4.5%の人が反応してきた。反応用紙には太陽温水器の他、木質バイオマスエネルギーやエネルギーアドバイスに関しても問い合わせが有った。
Schaffhausen州の太陽熱温水器の採用伸び率(成長率)が+30%に成った。
今年は木質バイオマスのキャンペーンを行う予定。全家庭を対象としてペレットと薪を使った暖房のDMをする予定。ダイレクトmailと同時進行で森の日を設定して森林官が森を案内する企画をしている。・・・日本とおんなじ?
アクティブ手法のもう一つとして、新しいパンフレットUmbau-Neubau(新築と改修)を作ったりしたときにメデイアの力を借りて無料パンフレットの存在を知らしている。
Q:エネルギーを節約するのが目的なのか、新市場を作るのが目的なのか。
日本は10年後に仕事量が1/4になると云う危惧があり日本の省エネは新市場を作るために国が動いている・・・岩岡???
政治的目標としては京都プロトコルの達成とエネルギーの60%が石油と天然ガスに依存しているので外国に対する依存率を下げるのが目的。
Schaffhausen州では
エネルギー効率(省エネ)を上げ地域経済を如何に活性化していくか、地域内の価値の創出に繋がるかが重点課題と議会では考えている。木質バイオマスは林業、バイオガスは農業、太陽熱温水器や断熱は地元の施工会社、エンジニア、建築家と地元経済に繋がっているので対策を重要視している。
Thurgau州の場合、建築業界の市場がしぼんでいる。1.7億SFr.から0.7億SFr.に市場が減少した。改修はその中で重要な意味を持っていると考えられている。
自治体の中には財政難なのだから出費を抑えろと云う政治家もいる。
日本と良く似ている・・・
Q:バウビオロギーの考え方でエコ度を計算出来る方法が有るが一般的か?
州のエネルギー局ではバウビオロギーは扱っていない、政治的には多数派に通用することが重要で、数値化できるエネルギーなどです。
バウエコロギーは住人の5-10%認められており重要だと思われている、バウビオロギーは哲学的な事が含まれており全て計算出来る訳ではない。又認識が毎年変わってしまう部分もあり、この州ではバウビオロギーは扱っていない。
建材についやグレーエネルギーについては一部参考にしている処も有る。
補助金について、
Schaffhausen州、電力会社、Schaffhausen市から補助金が出されている。
パンフレットは一般施主向けの補助金のメニューが記載されている、MINERGIE住宅、太陽熱温水器、木質エネルギー暖房、太陽発電、ヒートポンプ、バイオガスを対象にしている。小さい設備に関しては定額補助にして事務処理量を減らしている。
電力会社はヒートポンプと太陽光発電を進めている。補助金は工事費の10-13%相当。
補助金の総額は2004年度でSFr.35万で2005年はSFr.75万と倍増に成った。
2005年は1/2が国がだした、州が1SFr.出せば国が1SFr.出すという構図ではなく、投資金額と省エネ効果やエネルギー代替の経済効果がどのくらい有ったか評価された。
投資効果が評価され、Schaffhausen州ではキャンペーンが成功したので国からの補助金が倍増した。
補助金は常に施設を建設した施主に対して支払われる。
政治家に対するレポートです、例えば太陽熱利用施設を38個所入れてSFr.64,000補助金を出した、結果として投資誘導はSFr.520,000起こりoilの削減は20,000Literとなった。
全ての補助金の1SFr.ごとにどう使われているか各物件事に報告書を作成して国に提出している。国はSFr.当たりの投資効果を評価して補助金の
どのくらい投資効果が出たか政治家にとって大切な項目。
このよう計算する事で再生可能エネルギーの本当の価値を比べる事が出来る。木質エネルギーは効率の良いエネルギーと言う事が良く判る。
木質エネルギー系は41個所64,000SFr.補助金をだした、地域での投資誘導は1,390,000SFr.起こった、oilは260,000Liter削減できた。
ソーラー温水器の場合を見るとoilの削減20,000Literの約1/10だった。
難しい処は一口当たりの補助金を大きくすると多くの応募が有るが補助金の効率は上がらない、一口を小さくすると効率は上げられるが応募者にとってメリットは小さくなる。小さな補助金で大きな効果を上げられる事が仮題。
州の間で競争も起こってくる。
補助金の申請用紙は色分けされ、インターネットからもダウンロードが出来る。
Q:審査は誰がやるか?
人員が限られているのでバイオガスとMINERGIE住宅は自前で、ソーラーと木質エネルギーに関してはエンジニアリング会社に外注をしている。
行政機関に対する活動報告書で議会に提出して昨年どんな活動を行い、どんなところにお金を使ったか報告する、中身は法律を変えたか、どんなキャンペーンをやったか、どんな事を促進したか、国民一人当たりどのくらいのお金が降りているか、エネルギーアドバイスは2004年は330件相談が有ったなどをまとめた報告書。
年間予算はエネルギー専門職に22万SFr.が当てられているが、五つの活動事項を実施している。予算はSchaffhausen州とThurgau州の3人のメンバーが働いている。
Q:国からの補助金はどのように成っているか、
国から54万SFr.
州から20万SFr.
計 74万SFr./2005年
エネルギー専門職22万SFr.+人件費13万SFr.を加えた物が総額である。
市と電力会社の補助金は効率主義では無い。
Q:補助金の決済は誰がやっているか。
州と市と電力会社はマーケティングは一緒にやっているが、二つの路線の補助は別々に決済している。州に関する決済はPaoli氏がやっている。
州事に補助金制度は違っている。
Thurgau州の場合、MINERGIE住宅を建てたいと云う施主がいると、州からと自治体から補助が出るが州の申請(条件)書を自治体も使って実行している。
自治体が州の仕事をサポートしている処も有る。
Q:Paoli氏の仕事は補助金の広報したり案内したり、補助メニューの解説の様な仕事も有るのですか?
広報を通じて補助メニューのPRをしている。電話番号は補助申請の専門職に直接繋がるように成っている。
エネルギー政策と技術的な事項を熟知していないと出来ない仕事である。
一人でやっていた時代は技術・市場・エネルギー政策・利用の仕方まで知らなければいけないので大変だった、現状は3名でやっているので専門家している。
エネルギー手帳のシンボルマークの意味
キャンペーンの時、政治的な背景を持っている事は大切、エンジニアの連盟,建築家の連盟、エネルギー専門職連盟、産業連盟、政治的には右の人でも職人の連盟、HEV住宅の所有者の連盟、市のエネルギー専門家グループ等の関係団体を動員する事も大切と考えている。
3人ともエンジニアだか政治的な分野で働いてきたので細かなところは専門家の力を借りて仕事をしている。
MINERGIEについて
Paoli氏もとても良い発想と考えている。MINERGIE住宅がなぜ成功しているかと云うと、快適とエネルギー効率向上が同時に達成出来るように売り出している。節約するだけは誰もしたくない。MINERGIE基準は自発的エネルギー節約をする基準で国の省エネ基準は最低基準でスタンダード化されている。Zurich州とBern州のエネルギー専門職が開発した、その後、国やその他の州が賛同してきた背景がある。
現在は保護された(コピーライトされた)基準である。国と州が後押しをしている。
全州で今は認められている建築基準である。未来に繋がる基準と評価されている。
MINERGIE成功の秘訣は何か?
1.MINERGIE住宅は建築家、施主にとってブランド化してきた、表札のような表示を建物外部に取り付ける事が出来る、ポジティブイメージがある。
国からもMINERGIE証明書と登録ナンバー入りの表札が交付される。
2.何かをあきらめる事ではない、省エネ・美しさをもたらすもの・快適性・良いイメージをもたらすものだと
政治家に来てもらって表彰式をやったりする事もある。
MINERGIE建築のコストUPは5%アップ程度に納まることも推進しやすい事である。
州と国が共同開発した位置づけでMINERGIE住宅基準を評価している、住宅の資産価値も上がる。
地方分権が進んだスイスだから出来た制度かもしれない。国も始めは抵抗した、自分の調理場から出た物でないと云う理由から。
MINERGIE住宅の二つの柱がある。
1)エネルギー消費の削減と再生可能エネルギーの利用。
2)コンフォート換気(熱交換換気)
Q:銀行はMINERGIE住宅に特別な配慮をしているか?
銀行の金利も低利で資金調達が出来る6000SFr.程度、州からの補助金もある。
2000年に日本にも性能評価制度がスタートした、構造強化、CO2排出量が減ることから国が250万円の割り増し融資する。
3)価格が5%しかUPに成らない、住宅の寿命が延びる。。
CO2税1ラッペン/1KW→燃料価格が上がるがMINERGIE住宅はランニングコストが安いと云う事。
2005.4.1から新築に関する法律改正がある。
現在の法律は1990年の建物を100%基準にして、80%まで非再生(従来)エネルギーを使っても良い。20%は再生可能エネルギーを使うか省エネをしなさいと言う骨子だ。
MINERGIE住宅の基準は40-45%の従来エネルギーを使う事が許され、60-65%の省エネないしは再生可能エネルギーに代替しなければ成らない。10%程度の人々がやっている。但しエネルギーの種類によってはもっと厳しくなる可能性がある。
MINERGIE基準の一戸建ての場合、42KW/a.m2 EFH(給湯と暖房)
Q:コムフォートが義務化している、どのようなモノか。
専門家用のマニュアルがある・・・それを参照。
換気用の掃除会社増えて来ている、フィルター/年一回、ダクト/10年・1回。
日本はフィルターの注文がほどんと無い。実際換気量が0.1回程度しか換気されていない。
フィルターの調査、外気の方が空気は新鮮。
日本は換気システムを止める事でエネルギーの総量を減らす手法をとる場合もある。
施工会社がメンテ契約をする事が大切である。
熱交換器はプレート型は空気が混ざる事が無い、騒音レベルなどシビアーに規定されている。・・・MINERGIE住宅の設計マニュアルを入手。
1-5は空気が混ざる可能性が無い構造である。
日本では通風が可能な時は換気装置を止めてし省エネをすると言う考え方が有る。
設計者・建築家のための法規集、建築家80 SFr.で購入できる。
Energieordneg/4月1日の新法完成後送付してくれる。
木質バイオマス発電、風力発電 Schaffhausen州では大規模に成るので現在のところ無い。Schaffhausen州の風土(風・風景)に合わない。
Schaffhausen州で配水管からの熱改修ヒートポンプの事例は有りますか、地域暖房・冷房に関しては早くからやっている。IWCの時計メーカーも採用している。
地熱利用は深い層の大型の物はやっていない、住宅用は地熱利用はしている。
普及率は判らないが、MINERGIE住宅の場合50%がヒートポンプを採用している。
空気COP=2.5、地中はCOP=4なのでMINERGIEでは地中熱利用が主になる。
新築の20-30%が地中熱源ヒートポンプを採用している。
ヒートポンプは10年くらいを見ると急成長している、価格が従来システムと変わらない。地熱利用の場合採熱管のコスト分100万円位コストアップになる。
使い方が簡単。
CO2冷媒のモノは聞いた事が無い。
電力会社はヒートポンプを売りたいために、高断熱住宅を推進している・・・良いじゃないですか!
MINERGIE住宅の問題、形がないはずだが形が決まってきている。キュービックが多い。
Energyの総量規制はしていない、政治的に自殺に成るのでやろうとしていない。
個人的にはEnergy手帳を渡し総量を規制する方向になるのではないか。
住人は自由を常に求めているので規制は難しい。
エコラベルの紹介をDMで送った、情報量の多い資料。
Q:エコenergyのコスト高は何処まで許せるか?
大型水力+原子力=スイスミックスを基準とすると、
Schaffhausenの電力会社はライン川で水力発電・エコ発電をしている+5-6ラッペンスイスミックスより高い。
バイオ発電=スイスミックス+20ラッペン
太陽光発電=スイスミックス+85-95ラッペン
別々に売り出す方法とミックスで売り出す方法がある。
太陽光発電だけ買っている顧客は0.5%位しかいない。高いので。
価格は安いほど顧客の層が拡がる。価格の安めの電力で5-8%位のアップの物を顧客は買っている。数はふえつつある。
顧客側は大型水力や原子力発電以外の電力を買いたい人は沢山いるが、何処まで出せるか・・・となるとなかなか難しい。
一般電力・時間帯別料金制度・夜間・低価格時=9-12ラッペン
一般電力・時間帯別料金制度・昼間・高価格時=17-21ラッペン
電気料金は電力会社で詳しく聞ける。
規制する項目を少なくする事で参加者を増やす、材料の指定をしない基準値だけ明確に示す、後は建築家の仕事であり様々な面から検討をする事になる。
当然エコロジー面からも。
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シャフハウゼン市営エネルギー会社の顧客センター見学・取材 エネルギー・アドバイスについて |
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ハンス・ベンニンガーさん訪問 |
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Q:暖房・換気で何が重要と考えているか?
1) 1.住人のための住居快適性は最も重要で技術はそれを支える物。
2.不動産として価値を保つ・・サスティナビリティー。
3.後々のエネルギースタンダードにも対応している事。
2)どの技術を選ぶか、躯体をシッカリ作り設備は少なく、少なければ少ないほうが良いと考えている。
コムフォート換気は義務化している、それ無しでは現在の建築は考えられない。
Q:MINERGIE基準は建築家としてどのように捕らえているか。
MINERGIE基準は古い、MINERGIE
purs=(passivehouse)ドイツ、オーストリア、フランスEU共通基準にトライしている。
Q:乾燥をどのように防いでいるか。
問題と考えている、加湿器を使う、水を噴霧する(レジョネーラ菌)、植物を使う。
換気と暖房を組み合わせてやっている事例を後で見に行く処、乾燥が問題に成っている。換気量が0.44/h、空気の加熱温度37℃で運転している。
湿度低下で楽器にヒビが入ったりしている。
新しい設計物件では全熱交換式の換気システムを採用している、今のところ良い結果が出ている。30-50%の湿度を保っている。
Q:設備設計者はどんなところとパートナーシップを取っているか?
パートナーシップは特定の人がいるのではなく地域やシステムの内容によってprojectごとに変わっている。
設計料は設備コストの15-20%である。
6世帯住宅位であれば20%になるだろう。
Q:エンジニアリング事務所はどんな仕事をしているか?
1)コンセプト(考え方)作り。
2)前段階のproject提案。
3)見積用資料の作成。
4)建築と同時進行で実施設計。
5)工事現場の管理
6)顧客への引き渡しを一緒に行う。
ランニングコストの予測は入っているか?
暖房・換気・電気のエネルギー(ランニング)コストの計算書は入っている、行政の許可をもらうために必要。
経年変化に伴いメンテ・改修費用もコストの計算表を作って施主に提出する。
Q:設計期間はどのくらい6世帯住宅の場合。
提案から設計完成まで12-14月程度、6世帯の住宅の場合5年間かかった。
役所との折り合いで問題が様々有った。
Q:新しい情報、省エネ、新しい設備機器の情報はどんなところから入手していますか?
1.展示会、Messe。
2.エンジニア事務所・いろいろなエンジニアパートナーから。
3.本、雑誌
4.ドイツ/パッシブハウス会議に参加している。2-3年に一度開催され3-4日間続けられ情報密度が高い会議に参加している。最近の最新情報が手に入る。
Zurich州では年に2回、セミナーが開かれる新しいエネルギー技術、法規改正に関する内容。
その他、技術の専門学校で不定期にエネルギー関連の講座に参加したりしている。
国のエネルギーシュバイツのホームページに行くとイベントが掲載されているので興味の持てる物に参加している。
Q:ラジエータ温水暖房がメインだったが最近は形のない壁暖房、床暖房、空気暖房に成ってきているなぜですか?.
空気暖房は二度とやらない、暖房と換気は別が良いと確信した。
超省エネ建築では換気システムに暖房エネルギーを乗せる程度で良いと判断した、コストが暖房と換気と別々に積算されないのでローコストと考えた。
しかし、建物が完成してみると24℃の部屋、寝室16℃等各室の温度調整が出来ない、故障すると全て止ってしまうのが問題。
この地域では外気-8℃で室温20-22℃の保証をする法律が有るが、空気暖房では外気温度-20℃が2週間続くと暖まらない。
床暖やラジエータは温水温度の設定を変えれば対応出来るが、空気暖房はダメ。ペレットボイラーは75℃まで上げられるが風量を増やし温度を上げては快適性は保てないのでダメ。・・・・現在の失敗事例は相当悩みのタネの様。
Q:湿度が不足している場合はどうしているか?
加湿器を使っている場合が多い、植物の活用、料理の生活湿度を使っている。
Q:レジョネーラ菌は問題ないか、フィルター交換が前提だが水噴霧式に問題が有ると聞いた事はない。暖房方式で空気を乾燥させるのは問題である事は自覚している。
経験をふまえて、MINERGIE prus=Passive
house基準で現在進行中の現場はラジエータを使っている。木質バイオマス等の高温熱源が得られる時に使っている。
ラジエータの良さは日射に対応するコントロールがしやすい。
お気に入りはコンフォート換気+ラジエータ暖房である。
ラジエータを美観的理由から嫌がる施主が増えている、窓面を床面まで大きく取りたい空間を自由にしたい。
床暖房30℃程度で良いのでヒートポンプと組み合わせている。
Q:建築の立場で建築、設備それぞれ設計寿命は何年で考えているか。
構造的視点からコンクリート、木造は100年が基準だか、周りを見るとそれ以上の建物が多い。外壁の補修は50年、窓は25年改修で計算する。
配管、ダクトは建物と同じと
ボイラー、モーター、ポンプ、ヒートポンプは15年
フィルター
水周りは25年、改修しやすいようにパイプシャフトを考える。
Q:法定償却は有るか?スイスでは法定償却と云う考え方は無い。
建物の価値は様々な変化がある、寿命に格差が大きいので施主の手入れの状況によって変わる事なので法定償却年数は無い。スイスでは税金の課金はいくらで貸せるか前提に成っている、officeやアパート等では賃貸料から税金が課金される。
所得税と固定資産税が有るが固定資産税は自治体の担当者が査定する。
Q:木質エネルギーの存在は?
木エネルギーは薪ボイラー等は大きな熱需要が無いので使うチャンスが無い。
MINERGIE pursの建物では熱需要がほどんとないので・・・
戸建住宅で田舎の建物には個人的には使いたい。市内の設計であればガス管が来ていればそれを使う事になる。施主がどの熱源を望んでいるかが重要である。
木の蓄熱ストーブなど。
Q:ガス暖房+蓄熱給湯方式はコンパクトな設備で有るか、別な方式は全て大きくなる。新エネルギーシステムは大型でコストも高いがどのように考えているか。
注意する点では有るがスイスの家には地下室があり充分な場所が有るので問題には成らない。又蓄熱温水タンクは大きな物はつけていない。
蓄熱タンクが大きくなれば接合部やタンク自身からの熱損出が大きくなるので注意が必要である。高度の省エネ住宅では、接合部からの熱損失が30%にも及ぶ事がある。
建築家の当然の条件として考えている、自然条件を如何に取り入れるかはランニングコストを減らす事、快適性を高める事に繋がる。
スイスの建築家の中に形中心の人々も多い、パッシブハウスの考え方は重要と考えている。建物の運営コストと快適性からも。
産業分野で断熱材の進歩が無い、良い物がないため高断熱住宅はひたすらデブになっている、建築的な厚着しか道は無い、高性能断熱材の開発が遅れている。
40cmの断熱を使うとディテールが難しく成ってくる。
自動車や航空機には真空断熱が使われている、確かに建築用も有るが成熟していない、進歩が遅い事が残念と考えている。
人にとっての快適性を中心に考えてきた。
地球環境を優先する時代、建築家がCO2のコントロールをしている。
バウビオロギーの勉強をしている。
スイスでは注意をして使っている原理主義的な人もいる、僕はバウビオロギーの知識を持った建築家でアってバウビオロギストではない。建材を選ぶ上でグレーエネルギー、エコロジー性を常に考えている。それはバウビオロギーからの知識です。
メンテ計画に対する考え方は、簡単な部分とそれ以外、重要な手の届かない処は良い物を、届くところは交換しやすい物を考えている。
木材は無垢を塗装無しで使っている、数年ごとの塗り替えが必要ない。
岩岡さんより
換気設備で給気ダクトの中の雑菌がスウェーデンで話題になっている。
ストックホルム住宅センターでは熱交換型換気装置は展示されていない。
Banninger氏
始め建てた建物は換気について良く考えていなかった、7-8年前から換気設備のクリーニング業者にチェック(見てもらって)を入れてもらい掃除口をつけている。エルボは2ヶ所連続して使わないようにしている。給気ダクトは7-8年に一回掃除をしている。法律的には今作成されていると思う。
Q:改修工事に設計者は何処まで関わるか。
簡単な事は施主がする事になるが、窓の交換、外壁の改修等指名を頂ければやっている。一番始めに建築したのが26年前なので増築をやったりしているが改修工事はまだ無い。
Q:生活を守る仕事は社会的地位・所得が高いがスイスの建築家はどうですか?
スイスで尊敬される職業は先生と牧師さん、次に医者かなー。
建築家は今は一般的な仕事人になった、スイス建築家協会・SIAではSFr.150/Hで計算する事に成っている。役所の仕事はSFr.120-150で計算出来るが小さなprojectではSFr.20/Hの事も有る。
職人は時給は高い、創造的仕事は時給は結局は低い。
建築家は大変な仕事で、収入が少ない特に小さな仕事は割が悪い。
省エネ建築に関わっているから割が悪いと言う事ではなく建築家の仕事の一般的傾向に成ってきている。
防湿層は無い、セルロースファイバーの場合はいらない、条件によってはつける場合も有る。
ソーラー温水器
木造プレファプの写真パネルの説明を受ける。
建築家の仕事は経営的に大変だ、量の変化が多い。
アルプホルンのあった現場にて
吸気口が床で排気口は天井に設置、今度やる時は反対にしようと考えている。ホコリが落ちてくるのを防ぐため。
天井がビス止めしてあり給気ダクトの掃除が出来るように成っている。
25℃設定にしてあるが19℃にしかなっていない、1週間不在にしていたのも理由の一つであるがスイスでは外気-8℃で室温は20℃保証されなければ成らないという法律が有るがこのシステムでは達成出来ない。
暖められた空気は50℃で床蓄熱に使われたあと吹き出し空気温度は35℃程度になる。
6室の住居。
ペレットボイラーを使用、建築家から見ると複雑過ぎる。
制御に5万SFr.かけた、特別なprojectだったのでお金をかけた。
グラフで運転状況をフォローしている。
換気の熱回収率の測定データ、
地中からの熱回収率。
茶色が地中熱ヒートチューブ。
ペレットボイラーは2-3ヶ月に一回の灰出しをしている。
建築家と繊細な住宅を造りたいが断熱が厚くて繊細な建物に成らない、早く真空断熱材の一般化が出来れば良いと願っている。
真空断熱材は8倍の断熱性能を有する物もあり厚さは従来型の1/8で良くなる。
現場で穴を開けられたり。経年変化で何年持つか不明である。
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建築家ベアット・ケンプフェンさん案内 Beat Kaempfen www.kaempfen.com 2002年度スイスソーラー大賞 建築部門 ベストデザイン賞受賞、 |
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この地域に住みたい人々が戸建住宅と同じ居住性を追及して作った6世帯の集合住宅でスイスで初めてのゼロエネルギー住宅。木造4階建てと言うのも数少ない事例。
全てプレファプ化して作った。スイスの木造建築は10-15年の間に大きく変化してきた、プレファブに変わってきた。
同じモジュールは3つに分けて建てられ、共通の外壁で仕上げて有る。
外壁はカナダのレッドシーダー(3%)それ以外はスイスの木材を使用している。
カナダのレッドシーダーは経年変化が美しいので使った。
なぜ木造にしたか、木材はスイス又は世界を見ても木造の保有量が多い、全ての建築を木造で作っても材料がある。
建築家として木をなぜ選ぶか工場生産が可能、働く人にとっても良い、材料が均質で完成度が高く保てる。断熱材を壁の中に内蔵出来るので同じ壁厚で有れば性能の良い壁が作れる。
外壁の厚さは45cm構造用合板は35mmを内壁側に使っている。
外から眺めると外壁の経年変化は美しい。
南面の遮熱用スクリーンの制御(ソフト)装置が故障していて自動的に一時間位降りたままになってしまう。現在改善を考えている。
夏の日射対策で自動で降りるように成っている、中から手動で開ける事は出来るが開いていないのは不在の家かもしれない。エネルギーの取得量が少なく冬は問題になる。
エネルギーコンセプトは夏は日射を入れず冬は日射を取り込むために小さなバルコニーをつけた。
南を開放北は窓が無いパッシプソーラーの原理によって建てている。
1F2Fで一住戸、2F3Fで一住戸に成っており、ベランダの手すリ部分に太陽熱コレクターを組み込んである。一住戸に3セットの太陽熱コレクターを組み込んで有る。
地下がガレージに成っている。
北の庭がある。
玄関は1Fと2Fと別れる、防火上の関係からコンクリートで作って有る。
靴を脱いで室内に入る。スイス人のぴかぴかな住宅は一般的に靴を脱ぐ。
幅の広い間口の室内でブラスター仕上げの下は木造に成っている。
とても暖かいと言う印象。
天井材も工場生産の一体パネルを使っている。
集合住宅一住戸分は4週間で組立を行い、天井、壁、窓まで完成させる。
手摺りの真空太陽熱コレクターは集熱角度を変化させる事が出来る。
手摺りに使っているので強化ガラスの太陽熱コレクターは強度は問題ない、
生活温水に使っている、暖房は換気+余熱の空気式で24時間暖房している。
1階は天井から2階は床吹き出しに成っている。
ガラスのU値=0.6、日射透過率も0.6と当時はバランスも考えて良い物を採用した。
給気吹き出し口は風量調整付きのダンパが付いた物を使いバランス調整後は触らない。換気回数は0.3回/Hで三時間に一回換気する考え方。
断熱は壁330mm、屋根500mm、地下室との間の断熱は260mm。
今の日射が一日1.5-2時間有れば一日の暖房熱需要量は賄えるので給気を余熱する必要が無くなる。
外気温度で室温が左右される心配は全く無いが2週間太陽が全く出ない、日射の無い日が続くと問題になる。その場合ヒートポンプのスイッチをいれて暖める。
日射は強く感じた。スイス特有か??
浴室のタオルラジエータは唯一のラジエータで夏用のモノで冬は使わない。
熱源はソーラー温水器の熱を循環させている。
夏北向きの部屋なので快適を考えるとラジエータは必要だ。
カスケード換気システムは寝室から吹き出し浴室から回収している。
ラジエータが一寸暖まっていた。
日よけリモコンはコードレス。
加湿器を使っている。音が出ているのは加湿器。
住宅その物は無音である。
設備は1Fと2Fの間のスペースを使っている。物理的に考え矛盾が有るが何とか回っている。
エンジニアにシュミレーションをしてもらったが21℃18℃と温度差がある、唯一の問題点と考えている。
換気の経路が2回路に別れており、居間系統は循環させフレッシュエアーは1/3入れている。それ以外の換気経路の空気は再利用しない。寝室には常に新鮮な空気を入れている。
居間のガラス窓はシーベキップを使っている、サッシ部分には20mmの真空断熱材を使っている。南面の壁にも真空断熱材を採用断熱厚さを1/8にする事が出来ている。
サッシはスイスのスタンダードで全て現場に合わせて作るのが標準的、価格が製作品もスタンダード品も差が無い。コンピュータ化された機械で製作するので同じになる。
加湿器ボネコガ付いている。
台所のレンジフードは循環式を使い換気負荷の軽減をしている、活性炭フィルターを使っている。
機械室はコンパクト。ローテクの家のつもりで機械室を考えていたら機械がどんどん増えて手狭になった。
洗たく機からの排気温度が大きな暖房熱源に成っている。
中側ボイラー、太陽コレクター150リットル60℃まで暖まると外側1600リットルの加熱が始まる、ボイラーinボイラーとスイスでは行っている。
現在外気温度0℃で35℃で集熱している。
太陽熱温水器で不足の場合空気熱源ヒートポンプが入る仕組みにして有る。
空気暖房システムの負荷が大きい時温水を使って余熱をしています。
換気に熱回収装置も組み込まれている。
熱交換排気は12℃になるが更にヒートポンプの室外側の空気に供給して熱回収を考えている。
ボイラーinボイラーは一般的か?
設備が小さく納まる事を望んでいた、蓄熱タンクはなるべく小さく、ヒートポンプ、
換気システム、給気の余熱装置が近い距離に有って、配管距離が短く出来る事。浴室の給湯必要個所とも出来るだけ近い距離に成るよう気を使って設計をしました。
熱損失を小さく、快適性を高める事を考えた。
蓄熱タンクは高い事に意味はあるか。
高い事は利点です、温度成層を使っているので、機械室を二階の天井まで吹き抜けにして設置して有る。太陽熱が少ない時でも上部1/3暖める事が出来る。エネルギーが多い時には全体に温水を溜める。
コンセプトを理解するお客さんは多いか??
施主は技術に詳しいので他の住戸のコントロールの指導までやっているほど。
ソーラーシステムでは一番良いと考えている。
建物を造った当時は設備システムがばらばらの機能の物を組み合わせて設計したが、最近は多機能をワンピースにした物も出ている。
設備設計はエンジニア事務所と共同作業をした。
Q:天井吹き出しの天井吸い込みは上下の温度ムラが出来るのではないか?
シミュレーション資料では18℃と出たうまく行くと考えたが、問題が出たらどうするかと言う事で、小さなトリックを作っておいた。念には念を押してと云う事でペリメータゾーンに床暖房を入れて有った。暖房の熱源はソーラーの温水熱源を利用している。一回部分のみこのような処理をした。
ガラスの表面温度が高いのでドラフト、冷放射は少ない。
1950年-1960年代のofficeの空気暖房は頭痛がしたりリウマチに成ったり、気管に健康問題が出たりして空気暖房が無くなった。現在の最新技術の温風暖房は最高レベルの省エネルギー住宅では小さなエネルギーを与えるにどうしたら良いかを考えた時に新しい可能性が出てきた。
スイスの新築住宅のエネルギー使用料(平均値)のおおよそ10%程度のエネルギーで運転している。10%のエネルギーはヒートポンプで供給され電源は屋根材として太陽光発電設備で生み出している。太陽光発電設備は屋根前面に設置して有り、ヒートポンプ、換気設備、循環ポンプ等の電源を賄っています。設備全体に電力を供給しています。それによって暖房ゼロエネルギー住宅が実現出来る。
スイスの気候は冬は日照時間が短いので電力会社との契約で、夏の余剰電力を引き取ってもらって、同じ量の電力を冬無料で使えるような条件の上に成り立っています。
夏と冬と精算してエネルギーがゼロと言う事です。
300m2の太陽光発電設備でピーク時で17KWの発電をしています。
設計者として重要と考えた事は各住戸事に機械室を設けると言う事でした。
各住戸の干渉を受けないように考えた。
Q:q値・・エネルギー係数と言う事で12-15W/m3・年????
Q:断熱がいいので蓄熱効果が大きいと思うのですが?
8cmのコンクリート床+自然石1cmで9cmの蓄熱体と言うことに成ります、19cmの木造床の上にのっているので蓄熱体として機能していると思います。
構造的に軽い家です。
躯体の断熱が良ければ良いほど大きな蓄熱容量はいらないと思うが蓄熱容量は有る程度必要だと考えています。
バーベキューストーブは何時使うか・・・夏だけ。
運営エネルギー以外にもライフサイクルエネルギーと言う評価がある。
ヨーロッパの研究として調査したところ、建材の生産+建設+運営+解体
(寿命が来たら)のライフサイクルエネルギーは従来型の30%で有った。
現在のレベルではミニマルと考えられている。
グレーエネルギーも少なく、解体も簡単に出来る事が判った。
施主登場・・・技術に詳しい人。
ライフサイクルエネルギーの資料は英語版モノがあり後でmailしてくれる約束になった。スイス5件、ヨーロッパ30件モニタリングした資料がある。
IEAの資料でZurichのエンジニアリング事務所がやつた物ですごい情報量でした。
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写真が無いのが残念 |
チューリッヒ電力(ewz)エネルギーアドバイザー 顧客センター窓口の女性 Elektriztatswerk der Stadt Zurich |
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省エネルギーファンドはZurich電力の純益の10%を基金として運営している。
省エネルギーの促進のために使っている。
ヒートポンプの購入者、ソーラ温水器の購入者、その他の再生可能エネルギー源等に対して
白熊キャンペーン等は家電機器でA++の家電品を購入した人に200SFr.還元、A+だと100SFr.還元した。
経済的魅力を作っている。A++は今の時点で一番良いAの35%少ない電力消費量で使える。
A++は3年前からやっている、家電のエネルギーラベル基準は設定されたのが、1994-1996年に設定された。現在の技術基準から見るともっと省エネが出来ると云う事で、Zurich電力では3年前からA+.A++と云う基準を導入した。
産業界でも努力して10年前は4種類だったのが現在では150種類位出てきている、Zurich州ではA+A++の商品が見つけやすい展示がされている。
求める人が多くなってきている、促進対策の賛同 (申請)
者も増えている。
研究者の補助もしている。集合住宅で廃熱回収型のヒートポンプで洗濯物の乾燥機の効率の良い物の開発に資金を提供している。
Zurich電力では去年エナジーplusアワードをもらった。ヨーロッパのエナジーplusアワードは企業に対する特別賞でとても名誉ある賞である。白熊キャンペーンA+.A++の活動が評価された。同じ賞をミグロスと言うスーパマーケットが受賞した。
A+.A++の製品を全面的に取り上げて販売している事が評価を受けた。
白熊の目線の先にA+.A++の製品がある・・・笑い。
エネルギーアドバイスの仕事は重要と考えている。
私たちが子供だった時、居間には一個の電球があり家族はそこに集まっていた。
今は一つの部屋に4つの照明があり、そんなケースが一般化している。
快適性、心地よさを人々に与えられるべきだと思うが、それがどういう事なのかしておかなければいけないと考えている。
それがエネルギーアドバイザーの仕事と考えている。
様々な条件に支えられている事を知っている事は大切である。
彼女のアドバイスは若い世代から始めている。9才-16才を対象にして半日〜2日間のワークショップを先生同伴の元この場所で開催している。
内容は電力の生産のしかた、供給のしかた、安全性などについてエネルギーやエコロジーについて彼女が教育している。
Zurich市内の地下に有る電力の分配網等舞台裏を実地見学をしています。
早い内から子供に電力に関心を持たせる事も重要だか、普段接触できない親ともワークショップ等を通して影響を広げていけると考えている。
アドバイスは大きく3つに分けて考えている。
1.個人(民間)・・18万人
2.産業・・・・・・中小企業
3.大企業
個人を相手にしていてもその人は大企業の関係者と云うケースも有る。
3つに分けている事でZurich電力のアドバイスは成功している。
レストラン業界の省エネproject例として、スイスのレストラン業界で客数が減ったため電力の未払いが増えてしまった。
そこでアドバイスprojectを立ち上げた、電力コストを料理のコストに上乗せするのは売価を挙げる事に成るので出来ない。レストラン業者の言い分を聞き、そこでレストランに出向き電力使用料削減の実地アドバイスを実施した。
コーヒーメーカの電力を30-50%削減する方法等・・・多くのレストラン従業員は習慣で動いているので調理するのも11:00から開店するのに9:00から調理器を暖めたりしていた、無駄をなくする事をレストランの経営者と従業員とZurich電力が一緒になって取り組んだ。
・・・突然休みというのにドアをノックする黒人が尋ねて来た、料金未払いの人で電気を止められた人だとか、いつも同じ人だ・・・と言うことが多いそうだ。
オーストリアの事例でブリペイド方式で20kwを1コインと云うニューアイディアも有ったとか・・・・
新しいprojectでは
機器の運転コストが家電別にのっている、MINERGIE
plus住宅で研究者の発表によるとMINERGIE
plus住宅のレベルでは家電製品エコラベルCでは排熱で室内が暖まってしまうと発表。
電力料金も特別制度を持っている。
Zurich電力の夜間電力22:00-6:00(低価格)は冬は適用していない。
冬、電気代が高い理由は電力消費が増加する、60%の水力発電は凍害で電力生産が落ちるため割引電力は無いと云う事。
4/1-9/30夏料金=昼間電力6:00-22:00料金と夜間電力料金の2本立て。
10/1-3/31冬料金=昼間電力メニューのみ。
1200kw迄 17,0 Rp/.kwh
3600kw迄 18,5 Rp/.kwh
3600kw以上 19,5 Rp/.kwh
低料金(夜間電力) 5,0 Rp/.kwh
電力消費量が少ない人は安い電力料金が適応され、消費量が増えると単価が高くなる制度にして有る。
中小企業向けは別紙・・・・・
接続料(??基本料金)を含んだ価格に成っているのでスイス国内では安いほうから1/3に属する。
ヒートポンプ促進のための電力料金で3倍位の効率で電気を使うので安くしている。
10/1-3/31 6:00-22:00 15.0 Rp./kwh
10/1-3/31 22:00-6:00 11,0 Rp./kwh
4/1-9/30 6:00-22:00 7,0 Rp./kwh
4/1-9/30 22:00-6:00 5,0 Rp./kwh
再生可能エネルギーの買い取り制度の料金
冬ソーラー電力を買取する時は22,5
Rp/.kwhで、エコロジー水力27.0Rp./kwh
これを電力会社が売電する時は85,0
Rp./kwhで現在キャンペーン中で30%オフである。
ソーラーエネルギー市場を運営している、Zurich電力が売りたい人、買いたい人のプラットホームに成っている。ソーラー発電設備を持っている人に固定価格で売電出来るという契約を結ぶ、価格はソーラー発電設備を持っている人又は組織が価格を決める。買取はソーラー発電設備によって変わる、Zurich電力が審査して販売希望価格を決める。一方ソーラー電力を購入希望者は一年契約から可能である。
Zurich州では固定した電気暖房は禁止している。移動式のモノは禁止の対象ではないが電気容量が2000W迄と成っている。10A(標準的容量)のヒューズが飛ぶのも問題だ。古い家に住んでいて8-10時間電気暖房を使うと20kw/日使う、4SFr./日かかっている。電気料金の精算は一年後に行われるので60%も電気代が高く成っていることが納得できないとクレームになる。
料金の精算は”なんと”2ヶ月に一回集金はするが決算は1年に一回と云う事である。
前年度実績から仮の集金をしておいて年に一度決算をするとの事、日本は毎月検針と言って大変驚かれた、すごい仕事量ですね!!
エアコンも最近増えてきて料金の問題に成っている、電気を大量に使うという意識がないので請求書を見てびっくりしている。
多くの人は最新式のテレビ付きの冷蔵庫の様な物でも省電力設計で有るが昔のタイプは小型でも電気を多く消費するという事は判っていない。
シャイデさんの仕事で伝え方として、暖めたり冷やしたりするのは電気を多く使う、回したり動かしたりするのは効率が良いので電気は食わないと説明している。
スタンバイ電力についても、小さな赤いランプや緑のランプが何ヶ所付いていますか?と質問をする。家電のスタンバイ電力は年間は10-15Kwにもなる、家にいない時もそれは本当に必要な物か??問い掛けている。
Zurich市内で年間10-20件程度古いTVのスタンバイで小火が起こっている。
スイッチは10,000回のon-offに耐える事はETHが証明している。
付けたり消したり頻繁にする事を彼女は勧めている。
人間は習慣の動物で新しい事を学のは苦手な動物だよな・・・・
4/11新しいキャンペーンを企画している・・洗濯と乾燥器。
皆洗濯するが、正しい洗濯法を皆知っているわけではない。
下の展示場に最新型の洗たく機や新しいヒートポンプ式の乾燥機が有る。
1939年製の古いヒートポンプ乾燥機と最新型ヒートポンプ式乾燥機を比較展示して新しいものへの買い替えを促す予定。
広報する、生産メーカーを訪ねる、コンペをするなど企画中です。
正しい洗濯のやり方を啓蒙していく予定。
Q:新築住宅を計画している人に対する相談サービスの内容はどのようなモノですか?
個別相談は誰に対してもではないが、特にエネルギーサービスと言うメニューの中でU値の計算、熱エネルギーの需要量の計算、窓の性能、ベランダをどのように付けるか、熱源について・・etcについてアドバイスをおこなっている。
エネルギーサービスについて、
集合住宅を建てる時、熱源に関して管理も所有もしたくないと云う人が多い。
Zurich電力で管理・運営契約をおこなっている。その場合建築家に対してどのような熱源にすか等提案している、エネルギーコントラクティングとスイスでは云っている。リースシステムに似ている。
一般的に温水の作り方についても顧客に合わせたアドバイスを行っている。
温水の生産はエネルギーの使用量が多いので、二つのシステムを組み合わせたほうが良い場合、灯油が良い場合も有る、電気はどんな場合が有利なのか、ソーラー温水システムはどうか等それぞれ顧客に情報サービスをしている。
Q:パソコン等のフォーマットを使って相談を受けているのか?
直接面談をしながら自分の経験から問題点を絞り込んで相談にのっている。顧客が来社する事も有るし我々が出向いて行く事もある。
経験が豊富でなければ出来ない仕事で15年やっているが面白い仕事。
なぜ仕事が好きか、良い事をやっていると言うことも有るが、顧客が興味を持っているが何処から初めて良いか判らないと云う場合がある。
一緒に考えながら1-2週間メーターをつけ測定をしたり、電力日記をつけてもらう。
測定結果のグラフを見ながら、ピークはアイロンを掛けている時間とかベースの負荷は冷蔵庫とか生活のパターンと電力消費を突き合わせていく。
一緒に対策を考え行く中で顧客の中にはエネルギー探偵の様な人も出てくる。
Q:エネルギー会社は省エネを薦めると売り上げが落ちてくる、電力会社としてどのように考えているのか?
必ず聞かれる問題と思った!!笑い
それでも毎年消費量は増えている。・・・半分冗談・・。
現実の傾向は電力の消費は増えている、スイスの国策としてこれ以上電力消費量は伸ばさないようにしようと考えている。
Zurich市の行政からZurich電力はZurich州のエネルギー効率を上げるような活動をするように依頼されている。又環境的なエネルギーを増やすように、安定供給の体制を維持するように依頼されている。
依頼を元にZurich電力は動いている。背景にはZurich州やスイスではもう原発は建てないと言う事が決まっているのでこのような行動計画に成っている。
しかし企業収益は毎年上がっている。なぜかと云うと、私たちのライフスタイルが根本的に変えない限り増えていく方向に有る。
そのような前提を考えると電力会社としてなるべく増やさないようにするのが電力会社の使命と課題と考えている。
個人的にはエネルギー消費を増やすだけではなく、如何に効率を上げるかが進歩だと思う。進歩とは常に前進している物で、個人のレベルでは誰でも環境に対して貢献できる事をもっともっと実践してもらう。
企業(メーカー)に対してはエネルギー効率の良い機器をもっと作ってもらう様考えてZurich電力では取り組んでいる。
Q:一般の人は京都議定書に付いてどの程度の意識を持っていると思いますか?
それは一部の意識の高い人々ですね、一部の人にとってものすごく大切で興味の有る事、そして政治的動機にもなっている。
しかし、大半の人にとってはあまり大切な事ではない。
スイスでは火力発電は無い、水力60%、原発40%・・・Zurich電力所有のモノと・フランスと契約して買っている物もある。長期契約をした時点では電力消費は増える前提で契約をしたが実際は増えていないので電力は余っている。
この事をスイス人は良い事とは思われていない、スイスでも原発は嫌われている。
嫌われていると言うことと消費行動が一致していない現状がある。
考えないで消費している人には自分の電気は何処から来るのか判って欲しいと思っている。
ジュネーブは、あなたの電力は何パーセント何処から来ているかを表示している。
決めている、個人の申請が無い限り原発の電力は売らない方針を出している。
価格も自分で選べるようにしている。原発の電力を何パーセント買うか、クオリティーミックスと云う表現で説明している。
電気料金をどの程度にしたいか希望を聞いて何パーセントミックスするかを決める。
Zurich電力は基本的に100%エコ電力(ネーチャーメードスター)を主力メニューにしようと考えている。
新しい料金体系を運用するに有ったって沢山のアンケート調査と市場調査を行った。多くの顧客の意見として再生可能エネルギーの電力供給を望んでいる事が判った。企業として顧客の意見・欲しがっているモノに反対するような料金体系を力づくで導入する事は出来ないので、顧客とZurich電力が一体となって新しい料金体制を導入する事を決めた。
新しい価格体系では今の価格体系よりエコ電力を安く提供する。
新しい価格体系は今までと違う、家庭用エコ電力(再生可能電力)は安くなる。
政治的な配慮で今まではエコ電力を高く設定してきた、しかし今回は別な政治的な意図で動いている。
ネイチャーメードスターのパンフレットについて、ホームページも有ります。
請求書に合わせて送っている、
Q:Zurich電力は他の熱エネルギー扱っているか?
エネルギーコントラクティングで木チップ暖房やガス会社と提携したり、それぞれの物件に合わせて、状況に合わせて扱っている。Zurich動物園の木チップボイラーはZurich電力が運営している。
Zurich市はエネルギー都市に成っている、エネルギー都市になるには法規や対策を実施をして証明をもらえる。
Zurich州のエネルギー専門職はZurich電力の動きを細かくチェックしている。
エネルギーBOXを顧客に配付して、顧客が興味を持って始められる処から始められるように考えている。義務化するのではなく顧客が興味を持つ理解をすることから始めるように考えている。
広告は毎月変わる、写真はZurich電力の社員が月替わりで登場している。
都市型の電力消費パターンと田舎型の消費パターンがある。
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建築家でありエネルギーアドバイザーの資格を持っている、建築家の前は空調エンジニア。 Rene Hayozさん 自宅を見学させてもらう。 夫婦二人暮しのできる家をイメージして設計したと説明あり。 |
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