野外活動とは  

 「子どもは風の子」といわれるように、戸外で活動することは成長期にある少年にとって大切なことはいうまでもありません。ボーイスカウト教育での野外活動は、単なる戸外ではなく、もっと広いもっと大きな自然から学ぶことを意図しています。つまり、大自然を教場としているのです。
 ハイキングをしたり、キャンプに出かけたり、登山をしたり、川で、海辺で活動したり、自然は多くの楽しいプログラムを提供してくれます。晴れの日、雨や嵐の日、星が満天に輝く夜、心に深い感動を呼ぶ日の出、自然は絶えず変化を繰り返し、プログラムにさまざまな味わいを加えてくれます。自然の厳しさ、変化の多様さの中で観察し推理するスカウトの訓練に欠かせないものです。
 中でも、大自然の神秘に触れ人知に及ばぬ強大な力を感じるとき、造物主としての神を感じ、仏の加護に感謝する気持が生まれ信仰が芽生え育っていきます。このような日常のスカウト活動を通じて育っていく信仰心が、ボーイスカウト、ベンチャースカウト、ローバースカウトと年齢を重ねていくに従い、より明確な形となり、神(仏)への務めを果たす人になっていくのです。ボーイスカウト日本連盟の教育規定第14条に「加盟員がそれぞれの明確な信仰をもつことを奨励する」とあるのは、このようにスカウト運動の特色である野外活動を通じて、青少年が信仰に目覚め明確な信仰を持つよう指導することを意味するのです。