December 24, 2006

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風変わりなサンタの贈り物

演奏会終わる。去年の様にウクレレ以外の楽器をやりたくなる程燃え尽きた訳でもなく、今年の夏の様にコケて敗北感に打ち拉がれることもなく。相変わらずノーミスの会心の出来にもっていくことは出来ないけど、練習は出来るだけのことはやったと思っているので、今回はたとえ大失敗していても、運が悪かったがこれが実力だからしょうがないと思えただろう。

家族に、押さえ難いコードの練習で左手の指が痛くなったと言ったら、クリスマス・プレゼントだと湿布をくれた。凄いサンタだな。今年もう一つもらったものは、図書館の廃棄本の配布で手に入れたという、エドワード・グレイ著の『フライ・フィッシング』のハードカバー版。どちらも有り難いが、別にクリスマス・プレゼントということにしなくても良いのではないだろうか……。


『フライ・フィッシング』


開高健による解説が付いているこの本、地元の図書館で一度借りたことがあって気になっていたので、入手出来て嬉しい。技術的解説については自分の釣りとは釣り場も対処魚も違うから読むのが辛いけど、第一章の「趣味について」「趣味の釣り」「釣り人の要件」の文章は、イギリスと日本の釣りが違っても、書かれてから100年が経過していても、我々の心に届く。この本を手放した図書館には、「あなた方はこの本の値打ちが分かっていない! ダン!(←机を叩く音)」と言いたい。

手に取ったことが無いから確かなことは分からないが、この第一章の文章は、角川の『釣り師の休日』にも収められているみたい。同じ訳者によるものかどうか分からないけど、良かったら読んでみてほしい。

 

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October 01, 2006

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最終日

 

ヤマグリ


 

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September 24, 2006

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後塵を拝す

九月も、あと一週を残すのみ。今期最終釣行かもしれないと、渓相が気に入っている川に出掛けた。

シーズンの最後はもっと釣れる川を目指したのか、河原に停まっている車は意外に少なかった。ひょっとすると良い釣りが出来るかもと期待が高まったが、入った場所では魚の反応はまったく無し。何かの理由で魚の活性が下がっているのか、今までにもう抜かれてしまって居ないのか、それとも……。

他の人が釣った後は、魚が残っていても警戒していてなかなか釣ることが出来ない。でも早朝から釣り上がらない限り先行者がいない場所を釣るのは難しく、せめて出来るだけ時間を空けて釣ることになる。今回釣れないのが先行者の所為だとすると、もう一度林道に上がって先行者の更に上まで行って入り直すという手もあるが、もう昼に近いし、相手が夜明けから釣っているならば何処まで上がっているやら分からない。むしろ、抜くことが出来ず、ポイントを休ませる時間が短くなってしまうだけかもしれない。

先行者も一人で全てのポイントを攻めた訳はなく、どこか釣り残しも有るはず。日も短くなったので暗くなる前に車に辿り着く必要があるということも考え、そのまま釣り続けることにした。しかし、その選択の結果は厳しいものだった。もうそろそろ上がらなければと林道に上がると、上流側から熊避けの鈴の音が。

二人連れの年配の釣り人だった。訊けばちょっと上流で上がって来たところだとか。つまり複数人でくまなく釣った後を、どんどん間隔が短くなる様に接近していたのだ。最悪である。そういえば、この川に先回来たときも、林道を降りて来た先行者さんの「此処でもこんなの釣れました」と言う解説を聞きながら長い林道を降り続けたよなぁ……。


イワナ


 

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September 10, 2006

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GPS-CS1K

鵺的:想空間さんで知った、ソニーの製品:

 ・GPS-CS1K[GPSユニットキット]

Mac 環境では付属のソフトは使えないだろうが、接続方法/データフォーマットは一般的なものであるらしいので、工夫すればいろいろ出来そうだ。

ぼーっと釣りをしている私は、いつも何処で釣りをしているのかよく分かっていない。何処で写真を撮ったか(釣れたか)とか、どれだけ釣り上がったかとか分かる様に出来るはず。(しかし、本当にそういったことを知りたいのかと問われれば……。)

[追記 2006 9/12]
Mac ではマウントできないらしい。

 ・Macユーザは(当面)GPS-CS1Kは買ってはいけない

 
  

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August 16, 2006

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夏の渓を泳ぐ玉

イワナ

 

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June 25, 2006

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ジンクス

今シーズン二回目の釣行。先回の川から峠を越えた、日本海側に注ぐ川で釣る。前にも一度挑んだことがあったが釣れなかった。今回はその支流に行った。

家を出てすぐに、デジカメを忘れたことに気が付いた。カメラを忘れると証拠写真が撮れない。「証拠写真」は、良い釣りをしたことを人に信じてもらうためのものではない。自己満足というのとも、ちょっと違う。何か写真でも撮っておかないと、自分は本当に魚を釣ったのか、実際に釣りをしていたのか、ほんの少しでも時間が経過するとその実感が急激に曖昧になって来るのだ。こうやって書くと何やら記憶障害みたいだが、釣りをしているときにあまり能動的に意思決定していないと言うか、大して何も考えていないのが理由じゃないかなと思う。(うーん、大丈夫かな。)

でも、引き返したりはしない。以前、デジカメを忘れたときに大きな魚が釣れたことがあり(上記の理由で詳細は忘却の彼方)、それ以来デジカメを忘れると「お、今日は行けるんじゃないの?」と期待が高まるである。わざとデジカメを置いて行くと忘れたことにならず、実際不便でもあるので、「靴を左足から履くとホームラン」みたいなものとは違って毎回実行するわけにはいかないのが難。

その結果どうなったかというと験担ぎのご利益か「初日」はクリア、大漁ではないが釣果は合計5匹で、まあまあ。ここはヤマメ圏のはずだが、釣れた魚がアマゴっぽいところはご愛嬌。

このジンクスが自分の中で続いているのは、都合の悪いことを優先的に忘れるからに違いない。カメラを忘れても、良い釣りが出来ないこともあった…気がする。人は信じたいことだけを信じる。(ただし、覚えていられれば。)

 

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June 04, 2006

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2006 石徹白 Fisher's Holiday

6月3日、今年も石徹白のイベントに顔を出して来た。

 ・2006年第8回 Fishier's Holiday


土屋さんと吉田さん
T. Craft ブースにて 土屋さんと吉田さん


相変わらず釣り道具も持たずに行き、「何しに来たの?」と問われたら「すいません」としか言えない。

今年は焼き鯖の販売が復活するという情報を掴んでいたため、これを使って、トルコ名物『鯖サンド』を作ることにした。フランスパンにタマネギ、トマト、焼き鯖をはさみ、具にレモンを絞ってかける。


焼き鯖
北陸名物? 焼き鯖


肝心の出来は言えば、二本目はパンが合わなかったようで、今ひとつ。量産品はいかんな。

 

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May 19, 2006

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今年も、やはり

ここは釣り系のブログのはずなのに、今年も相変わらず釣りの話題が書き込まれません。まあ、こんなもんです。

実は、ゴールデンウィークに一度行って来た。現地は今から桜が咲こうかというところで、根雪で押しつぶされていた枯れ草が、冬が厳しかった事を物語っていた。


春


で、肝心の釣りの方も厳しかった。

 

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March 05, 2006

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迷惑な客

今週末は二日ともポカポカした日和で、春が近づいて来た感じ。日曜に昼寝をすると時間を無駄にした気持ちになるんだけど、それが土曜だと、とても贅沢な気分になりませんか?

先週の日曜は雨の中、名古屋駅近辺で行われたつるや釣具店のハンドクラフト展に、T.CraftYoshida Rod 両氏を訪ねた。お二人ともしばらく前にアメリカのニュージャージーで開かれていたFly Fishing Showにも出展していたので、土産話を楽しみに出掛けたのである。このクラフト展は名古屋の前の週には東京で開かれていて、度重なる出展で疲労が溜まっているのか吉田さんは体調悪そうだったが、世界の何処でも生きていけそうという評があるぐらいの方なので、もう治っているのではなかろうか。(どうぞ、お大事に。)

会場で購入したのは、お二人に関わりが深いMar ProjectのCDアルバム。iTunes Music Storeで購入できると書いてあったものの(現在は修正されている)実際にはダウンロードできなかったので、もし日本に持ち帰っていたら譲ってほしいとお願いしていたものだ。

……えっと、他のお客さんはちゃんと釣り道具を見てましたよ。

 

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February 02, 2006

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串刺し

このブログを観て下さっている方はお分かりだろうが、私の興味対象は「広く浅く」。支離滅裂に見えるかもしれないが、本人は結構、それぞれに関連性があるつもりなのだ。

Trackback Peopleのおかげで、『ベトナム』と『フライフィッシング』の組み合わせのブログ・エントリーを発見。こういうのを観ると嬉しくなってしまう。また何か釣れないかな。カーロックとか。わくわく。

 

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November 28, 2005

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俺が言ったんじゃないぞ! 2

前回から続き)

中国のネット人口は1億人以上。個人Blogも人気があるということを読んだ気がする。釣りをする人もいると思うが…。まあ、ネットでちょっと探して見つからないからといって、中国の諺ではないとは言えない。何といっても、中国の人口は13億人。どこかの地区で諺とされれば諺なわけだしね。

それでも「中国古諺」っていうのは怪しいと思うには、それなりの訳がある。じつはこの諺に酷似しているものがあるのだ。例えば、このページから:

"If you wish to be happy for a day, get drunk. If you wish to be happy for a week, kill a pig. If you wish to be happy for a month, get married. If you wish to be happy forever and ever, make a garden." 



ここでも“ancient Chinese proverb”となっている。「釣りを覚えなさい」が「庭園を造りなさい」になっている以外、構成要素はそのままだ。これは偶然ではあるまい。片方が元になっているなら、その元の方はどちら? 「庭を造れ(庭師になれ)」も含蓄があってなかなか良いとは思うけど、私は変化は面白い方向に向かって起きると思うので、誰かが「庭を造りなさい」を「釣りを覚えなさい」に変え、結婚幸せ期間も短くしたのだろうと推測する。

もしそうであっても、昔の中国で変化が起きたのなら「中国古諺」には違いない。しかし、まだ他に似た様な諺が存在する。

1日だけ幸せでいたいなら床屋にいけ。
1週間だけ幸せでいたいなら車を買え。
1ヶ月だけ幸せでいたいなら結婚しろ。
1年だけ幸せでいたいなら家を買え。
一生幸せでいたいなら正直でいることだ。
 (西洋のことわざ)


似た様な諺が西洋と東洋で別々に生まれなくもないが、それよりも、この手の諺を元にして変形させたと考えた方が自然だ。説教っぽい「祖先」から何時か変形したとき、責任追及をかわすために「中国の諺」ということにした、というのが真相なんじゃないだろうか。

西洋にとって昔の中国は、変ったことを言っても許されそうな「未開の地」かもしれないが、日本にとっては、諺をはじめとする文化知識の主な輸入元である。それで日本人に対しては「中国古諺」が格別の効果を発揮し、何処の国よりも「釣りを覚えなさい」が愛されることになったのだろう。「俺に文句を言われてもね。これは中国四千年の知恵だから!」


●  ●  ●  ●


「一生幸せでいたいなら正直でいることだ」を探しているときに出会したページでは、出典が“The Japanese have a saying:”と、「日本人の格言」になっている。かくして発言責任のタライ回しは続く。

 

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November 21, 2005

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俺が言ったんじゃないぞ!

一時間、幸せになりたかったら、酒を飲みなさい。
三日間、幸せになりたかったら、結婚しなさい。
八日間、幸せになりたかったら、豚を殺して食べなさい。
永遠に、幸せになりたかったら、釣りを覚えなさい。


これは開高健が『オーパ!』の中で、中国の古い諺として紹介しているものだ。『オーパ!』は子供の頃、風邪か何かで休んで退屈しているときに与えてもらって読んだのだったと思う。どうしてこの本だったのか分からないが、奇麗な写真が一杯で印象に残っている。当時はこの諺にそれほど惹かれはしなかったけども。

釣りを趣味とする人なら大抵は知っている、というのは言い過ぎか。でもこの思わずニンマリしてしまうこの諺が、我らにとても愛されていることは間違いない。釣りをしない人にとっては腹立たしいぐらいの内容だろうが、例え周りから非難を受けようとも、中国四千年の知恵と思えば心強い。

しかしこれって本当に「中国古諺」なんだろうか、と最近思った。あの開高健だったら、そんな粋なコトワザをひょいひょいと造ってしまえそうではないか。でも開高の作ではない様で、それらしい英単語を並べて検索するとあちこちで見つかる。(例えば、ここここ。)

英語のサイトでも、やっぱり“Chinese Proverb”となっている。では、中国語のサイトではどう書いてあるかと思って、それらしい単語を入れて検索してみると……見つからないのだ。中国語は英語より一層不得手であるから、探し方が悪いのかもしれないが、本当に中国で有名な諺なのか、どうも雲行きが怪しくなって来た。

つづく

 

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October 09, 2005

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岩手のフィールド、40分の旅

Kawagarasu catalogue-1』が届いて一週間経った。カタログに特典DVDが付いている様な、DVDにカタログが付属している様な、ちょっと不思議な商品なのだが、これがなかなか。千葉さんには申し訳ないけど、私にとっては商品カタログよりDVDの方が興味深い。

フライ・フィッシングのビデオは何本か観たことはあるが、業界スーパースター達の釣りを観ても、自分の釣りの参考になる気がしないんだよね。もちろん凄いんだけど、映っているフィールドも素晴らし過ぎて自分が通っている所と全然違うし、テクニックも真似出来そうもないし。あ、それと、魚が出た時などの仰々しい効果音とか音楽はどうかと思うよ…。

このDVDは 、『業界プロ』じゃない人達がKawagarasu ロッドを使って釣る様子が割と淡々と(釣り人達は実に楽しそうだが)収録されている。登場する釣り人の中には実際にお会いしたことのある方もいて親近感もあるし、観ているとまるで実際に釣友の後に付いてフィールドを歩いている感じ。釣れる度に拍手をしたくなる様な。

他のフライ・フィッシャーがどうやって釣りをしているのかあまり知らないので、とても面白く観た。皆、巧いな。収録したポイントの違いや使用しているロッドの影響もあるのだろうけど、釣りの雰囲気がそれぞれ違うもんだね。逆に全員に共通した部分もあって、そういうところは早速取り入れさせて頂こう。(でも、春までお預けなんだよな…。)そうか、フッキングの直後に結構ラインを取るんですね。自分がバラしが多い気がするのは、その辺が不味いのだろうか。

今度誰かに「フライを始めたいんだけど…」と相談されたら、このDVDを貸してあげることにしようと思う。どんなハウツー・ビデオやDVDよりもよく、フライ・フィッシングの「気持ち」を伝えることが出来るんじゃないかな。

 

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September 18, 2005

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シーズンの終わりを告げる使者


赤とんぼ

 

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August 25, 2005

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岩手、再び —— Never Say Goodby

続き

他のフライフィッシャーと一緒に釣りをする機会が殆どない私にとって、何泊も泊まり込んで釣り談義をするこの岩手釣行は貴重だ。皆さん、フライに道具に、拘りや思い入れがあって、聞いているとなるほどなぁと思う。逆に自分は考えて釣りをしていないものだからお返しをすることが出来なくて、なんだか申し訳ない。

「みんなが使うエルクへアー・カディスはどんなの?」という話から、一人一本づつ巻いて、代表してKajiさんがすべてのフライを使って釣り比べをすることになった。私は内心、ヨワッタナと思った。エルクヘアー・カディスは早く巻けて使い勝手もオール・マイティー、人気 No.1 パターンなのだが、自分はほとんど使わない(よって、ほとんど巻かない)毛鉤なのだ。

もっとリアルなパターンが好きだという訳でもなく、最近のお気に入りはコーチマン系ウルフで(ん? ウルフ系コーチマンか?)、ほとんどそればかり。去年は増水の影響が大きかったのか岩手の魚たちに不評であった。ふさふさエルクで釣りまくる千葉さんを指をくわえて見ていたので、今年はエルクも巻いて持って来てはいたが、ウルフでも釣れたので大体それで徹した。(ホッとした様な、神秘さが薄れたみたいで寂しい様な…。)

皆より良いフライを巻けるとは到底思えなかったが、変なものが好きな魚が残っているかもしれないし、違う感じのフライもあった方が良いだろうと思って、ピーコック・ボディーにしてみた。(現在、千葉さんのサイトで皆の巻いたエルクを見ることが出来る様になっていて、実際どう見ても私の巻いたのは酷い出来である。)


そんなことをしながら、楽しい日々を過ごした岩手釣行だった。皆さん、有り難うございました。またお会いいたしましょう。良かったら、当ブログもたまには覗いてやって下さい。

釣り人たち


(おしまい)

 

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August 16, 2005

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幽霊の正体見たり…

お盆休みの泊まり込み釣行。以前は釣り人だらけだったこの川も、台風によってかなり土砂で埋まってしまって釣れないからか、ライバルが減って場所の取り合いも無い…けど、やっぱり釣れない。でも、デカいのが居ることも間違いない。

先日から悔しい思いをしているポイントは、今回は反応無し。少し上で、やっと出た! 「尺」じゃないけど、なかなかの引きだぞ。体高もある……って、あれっ? ニジマスだよ。


ニジマス


このポイントのすぐ近くには養鱒場がある。台風による大水のときなどに逃げたしたんだろうか。どうも、このところ遊ばれていたのは、イワナじゃなくてコイツらなんじゃないかという気がしてきた。

他の渓流魚のイワナやアマゴなどに比べて、ついついニジマスのことを価値が低いと感じてしまいがちなのだが、この辺じゃ稚魚放流まで含めれば「ネイティブ」でない放流魚がほとんどなのだから、それは間違っているわな。イカじゃなかったんだから良しとしよう。あ、デカかったらイカでも良し。

 

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August 07, 2005

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ガンダルフ、復活

先月の岩手釣行の最終日、Kawagarasu ロッドのティップを折ってしまった。

私のこのロッドは「Okina-1」という銘で、IT長者と近頃離婚したらしい奥菜恵とは関係なく、民具を作るために保存されていた年代物の竹で作られているので、それから連想される「翁」(爺様)から来ているそうだ。

普段は自作ロッドを使うのであまり出番が無く、同行者に貸したりしていた。岩手では「里帰り」という意味と、高い交通費をかけて来ているのでクオリティーの高いロッドを使って少しでもチャンスを増やそうと、このロッドを使っていたのである。あまりに雑に扱い過ぎたかな。

真横にボキッと折れてしまえばどう仕様もないが、接合面が多くとれる壊れ方だったのでそのままそっと持ち帰り、直してみた。使ってみたところ、キャスティングもランディングも問題ない(と私には感じられる)。あー、良かった。長生きしてね。

この爺様、『指輪物語』のガンダルフの様にパワーアップして甦って私の腕の無さを補ってくれる訳はなく、先回遊ばれてしまった魚(?)に、又してもあしらわれてしまい…。くっ、今度こそ釣ってやるからな。


イワナ


直したといえば、ウェーディング・シューズも再び修理した。私の場合、フエルト・ソールがすり減る前にいつも靴の側面の縫い目の糸が擦り切れて、分解してきてしまうのだ。何でだろう? 歩き方が悪いのか…。

こちらの修理もうまくいった様だ。せっかくソールの交換が楽にできる高い靴を買ったのに、張り替える前に本体が駄目になったら意味無いよ。

 

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August 01, 2005

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岩手、再び —— Folklore

続き

立ち読みした『Fly Fishers』誌にも書いてあったけど、こちらから見ると東北地方というのはある意味、北海道よりも遠い。それは、東北がどんな所なのかをイメージする具体的な情報が少ないからなんだろう。それで、地元の人には怒られてしまうだろうが、私の中の岩手のイメージは、柳田国男の『遠野物語』(と渓流釣り天国)だったのである。これで二回岩手に行った訳だが、ひたすら釣りしかしていないので、結局そのままだ。

お世話になっていた千葉さんの工房の場所は遠野ではないが、遠野物語にはそのあたりの伝説も収録されている。

閉伊川の流には淵多く恐ろしき伝説少なからず。小国川との落合に近き所に、川井と云う村あり。其村の長者の奉公人、ある淵の上なる山にて木を伐るとて、斧を水中に取落としたり。主人の物なれば淵に入りて之を探りしに、水の底に入るまゝに物音消ゆ。之を求めて行くに岩の陰に家あり。奥の方に美しき娘機を織りて居たり。そのハタシに彼の斧は立てかけてありたり。之を返したまはらんと言う時、振り返りたる女の顔を見れば、二三年前に身まかりたる我が主人の娘なり。…

(「遠野物語」五十四 )


この続きと解説を、こちらで読むことが出来る。

 ・機織淵−『 遠野物語 』 第五四話をめぐって−

あの有名な「金の斧、銀の斧」の、岩手バリアントというわけだ。この話はよくパロディーにされて、長年のMac派としてはこれなんかは「彷徨いたくないなぁ…」と笑ってしまうけど(この話の続編)、 閉伊川の話は良く分からないところが不気味さを残す。

関係ないけど、次の五十五話の猿ヶ石川の河童の話は、岡野玲子の漫画「陰陽師」の、黒川主の話の元ネタじゃないだろうか。黒川主の話は原作の夢枕獏の小説にもあるらしいので、今度立ち読みしてみるかな。

続く

 

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July 27, 2005

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岩手、再び —— REWRITE

続き

今回の岩手釣行では一応、四日間とも竿を出すことが出来た。それも私などの為に骨を折ってくださった千葉さんの御蔭である。初日は花巻に着くのが既に午後の5時半なので、釣りが出来るとは思っていなかった。あっという間に暗くなって、フライが何処にあるのか判らなくなってしまったのだが、辛うじて初日から魚を見ることが出来た。

二年連続で岩手まで足を運んだのは、地元の川よりも釣れるんじゃないかという期待の他に、去年来たときに何かやり残した感があったからでもある。昨年は雨がよく降って、本流での釣りは最初の日しか出来なかった。その時もイワナを釣り上げることは出来たのだが、魚が何処に付いているのかイメージが湧かないというか、イメージと違うというか、そんな「訳の分からなさ」が心に残った。それで、もう一度そこで釣りをしてみたいという気持ちが、再び岩手へ向かわせたのだった。

今回の私の釣りの様子が、Kawagarasu Craft 千葉さんのページに掲載されて、それは以下の文から始まっている。

2004年

彼の地元には無い魚の着き場から始まった岩手初の釣りだった...。
悪天にも阻まれ、帰るまでにHDの書き換えは出来ないままだった!
---そして---
急遽という感じで実現した2005年・再来県。


イワナ


 

さて、訳の分からない気持ちを書き換えることは出来ただろうか。今回の釣行でも、特に大物を釣り上げられたとか、もう魚を見たくなくなる程釣りまくったとかいうことはなく、岩手の渓流魚を釣る「方程式」が分かった訳でもない。ただ単に、同じ川で去年よりは多くの魚を釣ることが出来ただけなのだが、その川のイワナたちにちょっとだけ馴染んだ様な、少しだけ近付いた様な、そんな気持ちになった。

続く

 

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July 24, 2005

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岩手、再び —— V・A・C・A・T・I・O・N

今はもう梅雨も明けて、子供たちは夏休みシーズンに突入したが、ささやかな夏休みである先週の連休、岩手へ釣り旅行に行ってきた。昨年は雨に祟られて釣りが出来る時間があまり取れなかったので、もう一度訪れたいと思っていた。またKawagarasu Craft 千葉さんのご厄介になることに。

花巻への便は新しく出来た中部国際空港「セントレア」から飛ぶようになった。アクセスが遠くなったのは面倒だが、開港時に飛行機に乗らない人も飲食施設や銭湯を目当てに押し掛けて大混雑になった新空港に行くのは楽しみでもあった。

スカイ・ミュー
名鉄 スカイミュー

「さて、何を食べようか」と飲食店スペースを歩き回ったが、個人的には特に食指の動く店は無いなぁ…。思ったほど広くもなく、どうしてあんなに人気だったのか不思議。

セントレア
セントレア 国内線

たっぷり時間をつぶしをした後、岩手へ向けて出発。再び岩手の魚たちに会いに。

続く

 

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June 19, 2005

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グッドニュース・バッドタイミング

直接手で握った糸の先に、何故か尺を超えた魚が掛かっている。釣り竿によるテンション・コントロールが出来ない状態で試合開始のゴングが鳴った。

今期2回目の釣行。この空梅雨で川の水位は下がっていて、昼間の釣りは結構厳しかった。「それでは」と、いつもはやらない「イブニング」まで粘った。実績のあるポイントに移動したこともあって、小さい魚ながらも反応が良くなった。それにしても、頭を出している石の間に溜まっている木の枝にフライがよく引っ掛かるのが煩わしい。

そのとき、釣り上っているすぐ上に車が一台やってきた。キャンプに来ているのか、カップルがポリタンクを手に河原へ降りて来る。「(おいおい、俺の狙っている場所に降りて来るなよ。釣れねぇじゃねーか)」と急いで釣り上がる。仕方がないので、その二人よりも先のポイントへ向かってロングキャスト。またしてもフライが引っ掛かって、ピックアップ出来ない。舌打ちしながら回収に行く。

カラフルな色がついているフライラインの先に繋いでいる糸、「リーダー」は透明だったり目立たない色になっていて、薄暮の中ではフライが引っかかっている場所は良く分からない。だからリーダーに手をかけて、それを先に向けて伝って引っ掛かっている場所を探す。もうすぐフライが結ばれている部分だ。すると、その時 ——

今まで完全に根掛かりの感触だったのに、いきなり暴れ出した。左手で握っているリーダーの先には、近頃釣ったことがない様な大きさの魚が! フライはバーブレス・フック。リーダーのティペット部を直接手で持って、フライラインは川下に流れている状態。まだファイトしていないので、相手は元気一杯だ。大ピンチ。

そこから先の様子といったら、実に無様。川の中で転倒しそうになりながらも何とか距離を取り、ロッドによるやり取りが出来る状態にするも、直後に魚は再び川底の大石の間に潜り込み根掛かり状態に。あちこちに引っ張ってみると「あ…。」フライがポロッと戻ってきた。

諦めきれずに沈み石を動かそうとしたり、ネットを突っ込んでみたがその後魚の姿を見ることは出来ず、我に返って、プライドがどっかへ飛んでしまっている自分を発見して二倍落ち込む。せめてもの救いは、水汲みカップルがこちらの行動に関心を示さずに遥か下流に移動していたので、そのタコ踊りの訳を説明しなくても済んだことである。

 

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June 12, 2005

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捕まえて、放すこと

先週の土曜に『いとしろフィッシャーズホリデイ』行ってきた。このイベントは石徹白漁協管轄の峠川のキャッチ・アンド・リリース区間設定の取り組みを応援して行こうというものだ。

去年見掛けたシルクラインを買ってみようかなと思っていたが、今年はそのブースは無く、シルクラインはお預けに。また吉田さんと土屋さんのブースの邪魔をして引き上げた。


竹の子
根曲がり竹 御馳走様でした


帰ってきたら地元の公園で蛍を放して観賞しようというイベントをやっていて、子供に蛍を見せてあげようという家族連れで結構にぎわっていた。議員先生の挨拶によると、放す蛍をわざわざ関西の方から運んできたらしい。

昔はどうだったのか知らないが、蛍はこの公園には生息していない。放された蛍は繁殖すること無く死んで行くだろう。これを残酷とみるか、それとも環境に影響無いとみるか。今までに見たことのない虫を観て喜んでいる子供たちや、そんな子供の様子を見てうれしそうな親御さん達を前にすると、そんなに目くじらを立てることもないかなとも思う。いろんな意味で無理矢理な感じがするのだけれども。

現在、大抵の渓流釣り場で行われていることは例えて言うならば、人工的に繁殖させた蛍を『蛍の名所』に放ち、毎年その蛍が世代を繋ぐことなく死滅する様なものだ。峠川のC&Rの取り組みは、その川での渓流魚の『再生産』を目指しており、単に放流魚が長く残ることを目的としたものとは違う。そのため、その地域には放流を行なっていない。

出来ることなら蛍は自然に繁殖しているところで観ることが出来る方が良いし、渓流魚も自然繁殖出来る状況であってほしい。

 

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May 22, 2005

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原風景

昨日、明治村の聖ザビエル天主堂で開かれた結婚式に行ってきた。新郎様、新婦様、お目出度うございます。末永くお幸せに。

明治村に行ったのは学校の遠足以来で、実に久しぶりだった。はっきり言って、中の様子は全く覚えていなかった。しかし、明治村が接している入鹿池には懐かしい思い出がある。ここは子供の頃、父にブラックバスやワカサギ釣りに連れて来てもらった「湖」なのである。ちょうど聖ザビエル天主堂の辺りはボートで上陸してブラックバスを良く釣った場所で、記憶の中の様子と満水になっている今の様子はちょっと違っているのだけれど、間違いない。ここだ。

近所の川でフナやコイ、オイカワしか釣ったことのない子供にとってブラックバスは怪獣の様な、強烈な刺激を持つ憧れの魚だったが、現在ほどノウハウが知られていなかったこともあってルアーではなかなか釣ることが出来ず、そのことががますます憧憬の念を強めた。大げさに言えば、そのころの自分にとって入鹿池へのブラックバス釣行は、非日常への旅行だった。

真っ暗なうちから朝食をとって出掛けて、夜明け頃に湖へボートを漕ぎ出す。白々と明けて行く空の下を、父が櫓を漕ぐ毎に軋み音をあげるボートがどろんとした水面を割りながら進んで行く。船尾からはみ出したロッドの先には、「ソニック」擬きのインチキ・ルアーが繋がれて揺れている。そんな様子を思い出していた。

そういえば、「フライフィッシング」というものを初めて目にしたのも入鹿池だった。我々の様な貸しボートではなくてカナディアン・カヌーに乗り、バッテリー駆動の船外機もつけていたっけ。とても珍しく思ったことを覚えている。

 

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May 08, 2005

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初釣り

こんなに釣りに行くのが遅くなった年はなかった。花粉がいつまでも飛んでいたり、その他いろいろ理由があったのだが、本当に釣りがしたいのなら「万難を排して」出かけるのが釣り人なのだから、魚を釣りたいという欲が弱まっているのは間違いない。

禁漁になってから7ヶ月、全く釣りをしていなかっので、本当に久しぶりだった。魚はフライに出るのだが、合わせができなかったり、ラインを持っていなかったり。フッキングしても、ネットに入れる前にバラしの連続。もうちょっと、リハビリが必要な様だ。

結局ネットに収まったのは2匹だけだったけど、やっぱり河原に立つのは良いな。


木漏れ日

 

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December 12, 2004

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ロッドもいろいろ

近所に新しい本屋が出来たので寄ってみた。そこで久しぶりに『Fly Rodders』誌を立ち読みしてみると、『よろずや』の齋藤さんの書いた、ロッド・メーキングの記事が出ていた。

同誌に以前載った千葉さんの『二枚張り合わせバンブー・ロッド』でパワー・ファイバーを削ってしまうことに抵抗感がある人に対して、ファイバーが多い表皮側を放射状になるように六つのスプリットを張り合わせることを紹介したものだ。齋藤さんも記事中に書いておられるが、この方向にスプリットを張り合わせるロッドは吉田さんのロッドのラインナップにある。この方向の張り合わせだと六角の竿である必然性が薄れるので、このタイプの吉田さんのロッドは丸く整形さている

今年の石徹白のイベントに齋藤さんが出店されていて、吉田さんのブースの隣だったので、差し入れのバジル・シードのデザートを無理に(?)食べてもらったが、すかさず「バジルの種が水を吸うと表面がゼリー状になって膨らむのは何の為か?」という質問が出たのには、さすがはビルダーだなと思った。私もそれを知りたいと思っていたのだが、今のところ分からないままだ。誰か知りません?

 

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November 09, 2004

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竹の焼ける甘い匂い

先週末、久しぶりに竹の火入れをした。

以前から電気コンロを使っていたが均一に焼くのが難しく、漏斗を使って熱気を集中させる千葉さんの方法を雑誌『Fly Rodders』で見て、今度真似してみようと思っていた。写真で漏斗の注ぎ口部分を切り取ってあったのを見て予想していたのだが、面倒だったのでそのまま使ったらスプリット(竹を裂いたもの)より漏斗の口の方が狭いので熱が集中しすぎて均一に焼けない(千葉さん、こういう理解で合ってます?)。なんだかんだで、いつもと同じように斑模様の焼き上がりに。

『火入れ』とか『焼き入れ』というのは、竹の弾性を増すために行う熱処理のこと。どうして火入れをすると弾性が増すのか、今のところ、納得のいく説明に出会ったことがない。火入れを行うと竹に含まれている水分が数%まで落ちて云々と書いてあったりするが、「ご理解いただけましたか?」とか書かれても理解出来ない。火入れをした後暫く置いておけば空気中の水分が戻る気がするが、そのときはただ乾燥させた竹と比較してどうなのだろうか。

竹の『油抜き』処理を『火入れ』と同一視する説明もあるが、竿作り以外のジャンルでは、竹を煮るのも『油抜き』だし、苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)を使う『油抜き』もある。煮たら水分はどうなってしまうのか。苛性ソーダで処理をすると火入れをしなくても良いのか。

ともかく、どうしてなのか誰も知らないけどお馬が皆パッパカ走る様に、火入れをすると竹は弾性が増すのである。


竹を焼くととても甘い匂いがする。いつも火入れをするときに、何か御菓子でも出来ないのかなと思う。

 

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October 26, 2004

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イノシシ VS. ビルダー

先日『アートヴィレッジぎふ』にT.Craftの土屋さんを訪ねたとき、バンブーロッド・ビルダーの吉田さんも来ていて、二日前の台風でブースのテントの屋根に溜まった雨水を土屋さんと落としているところだった。土屋さん、吉田さんと三人で、どの屋台のエスニック料理を食べたかで盛り上がる。

ガンガンいろいろ食べたという、そんな吉田さんを紹介した記事が『ケリー』増刊号の『agim.(アギム) 秋号』東海版に載っていると最近知り、当然早速入手した。

吉田さん
吉田さん

吉田さんは名古屋に工房を構えるビルダーで、記事でも紹介されている様に日本産の真竹を使用している。記事は日本中で荒廃していく竹林に向き合う職人の紹介という点から書かれていて、あまり専門的な事は書かれていないが、(吉田さんのロッドを通じて真竹に)「世界的に著名な竹竿作家も興味を持ち、依頼に応えて何人かには日本から送った」という送り先とは、実は日本からもオーダーが殺到しているあの…おっと、出しゃばったまねは止めておこう。

全国的に出回っている雑誌ではない様な気がするが、東海地方のフライフィッシャーは本屋で『agim. 秋号』を探してみてはいかがだろうか。

吉田さん、記事では「イノシシの食害と戦いながら真竹の良さを世界に発信」となっていますが、どうか直接イノシシと対決してお怪我をされませんように。

 

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October 21, 2004

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BOKO!

10月11日、『アートヴィレッジぎふ』に出店しているT.Craftの土屋さんのブースを訪ねた。

釣りのイベントではないので、ランディング・ネットよりもペン・スタンドや花器の台など、一般の人向けの品物を多く出されていた。そのなかで、値段も手頃で木目が気に入ったペン・スタンドを買った。


ペン・スタンド BOKO!


花梨の瘤を使って作られているとのことで木目、色合いに変化があり、オイル・フィニッシュの手触りも心地いい。

無理矢理、タイイング・ツールを立てようと思っている。でも、ちゃんとタイイング用の『BOKO!』がありますよ。

 

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October 05, 2004

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我らが敵にして友

今日10月4日は天才ピアニスト、グレン・グールドの命日なのだそうで、巡回しているサイトでも取り上げられていた。

・松田純一Macテクノロジー研究所
   グレン・グールドの命日に彼の映像を見る!
・Letter from Yochomachi
   10/4 Today グレン・グールド没 (1982.10.4)

グレン・グールドの名を見聞きするといつも、湯川豊著『イワナの夏』に書かれているエピソードを思い出してしまう。グールドは六歳のとき、釣り上げられた魚がのたうちまわるのを見て以来、超過激な『釣り師撲滅運動家』になる。そして −−

彼は青年時代もひきつづき夏になるとシムコー湖畔にある別荘で過ごしたが、その時こそ憎っくき釣り師に地獄の責め苦を味あわせる好機だった。グレン・グールドは町にいてもそうであるように、真夏なのに部厚いオーヴァー・コートとハンチングで身をかため、モーター・ボートで湖に乗り出すのを日課としていた。「釣りをやめろ! ただちにやめろ!」と絶叫しながらモーター・ボートで走りまわり、釣り師を蹴散らし、湖の水をかきまわした。

(湯川豊著『イワナの夏』ヤマメ戦記 より)


こんな人が近くにいたら大変である。でも湯川氏はそのグールドに、ある種、釣り師と同様なものを感じて「わが友よ」というのである。

グレン・グールドの演奏を聴いてみたくなってきませんか。どうもブログを書いていると、することが増えてしまう。先日『ブラッド・スポーツ』とタイトルを付けたものだから、ロバート・F・ジョーンズの小説『ブラッド・スポーツ』を借りて来て読む羽目になったばかりなのに…

 

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September 28, 2004

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また来年

9月最後の休み、シーズン最後の釣りに行った。

釣れる魚のサイズは回を追うごとに小さくなっていき、今回遂にチビ共ばかりに。もっと良い型の魚も、川にはちゃんと居るのですがね…


今シーズン最後の渓流魚


来シーズンも釣りが出来ます様に。

 

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September 20, 2004

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或る日、森の中で

先回この川に来たとき、釣り終えてまだ車まで3、40分はかかる林道を歩いていると、イブニング狙いなのか、二人の釣り人がその道を上って来た。釣り人同士が出会ったときのお決まりの挨拶をした後、一人が言った。「熊に遭ったか?」

その日、林道と川の間の場所で熊を見たのだそうだ。今から一人で通る道で熊が出たと聞いて良い気持ちはしなかったが、鈴を手で鳴らしながら行けば大丈夫だろうと思った。人に遭遇した直後なら熊の方も警戒して鉢合わせすることもないのではということもあったし、そもそも釣り人は他の釣り人の話をあまり信用していないのだ。(自分だけか?)

その二人組が親切心から教えてくれたことを疑う要素は何も無いのだが(というか、きっとそうなのだが)、渓流釣りは先行者がいるとその日の釣果がほとんど期待出来なくなるし、その川で沢山釣られると魚が減ってしまうので、釣り人同士は基本的に『ゼロサム・ゲーム』をしており、「みんなで仲良く場所をシェアしましょう」というラブ&ピースな間柄ではない。とはいえ、他の釣り人に出会ったときに一々気分を害していたり、小競り合いをするのも大変な訳で、そこは大人に挨拶、調整、交流、自慢の場にするのである。他の釣り人の話を聞くのも楽しいものだが、そこで交わされる会話がいつも真実であるという保証は無い。それは相手を牽制する良い機会でもあるからだ。

●  ●  ●  ●


今度の釣行は台風の影響か、渓相が大きく変わってしまっていて、釣果が芳しくなかった。日が沈む前に車に辿り着かなければと、林道に上がり、歩き出してから暫くしたときだった。足下を見ながらだらだら歩いていると、前方でガサガサッという音がした。顔を上げると、林道から山に駆け上って行く黒い動物のお尻が見えた。

 教訓: 人を疑うなかれ。たとえ相手が釣り人でも。

 

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September 17, 2004

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ブラッド・スポーツ

なんせ、近頃の国内のニュース(番組)は特に気が滅入るので、テレビのチャンネルをBSに換えると、映ったのはイギリスで狐狩りを禁止する法律が可決されるのを阻止したいデモ隊と警官隊が衝突しているBBCの映像だった。

衝突で怪我人を多く出して議場に反対派が侵入したので、この事件は日本の新聞にも載り、テレビニュースでも取り上げられた。

 ・asahi.comの記事
 ・NHKの記事

狐狩りをしている人が何万人もいるというのも不思議な気がしたが、単なる『趣味』以外に、農業などへの被害を防ぐための『駆除』という目的もある様だ。そうであっても、現在のイギリス国民の大半にとっては狐狩りが残酷な行為と理解されているからこそ、現政権が法律の制定を公約にしているのだろう。

狐(そしてイルカ、クジラなど)に比べると魚類に対する同情が集り難いためか、魚釣りという『残酷な行為』を法律によって禁止しようという話は今のところ聞こえないが、将来にわたって安泰だという保証はないと思う。 

私が子供の頃に釣りをした川には今、釣り禁止の看板が立つ。善良なる大人らの考えのもと「川に親しもう」というスローガンを掲げて錦鯉などを放流した。丸々とした鯉達が底を真っ平らに均された浅い川を背びれを出して泳いではいるが、子供達の姿はそこにはない。

 

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September 05, 2004

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あと一月

9月になって、山は毬栗が落ちていたりと、秋の気配も。渓流はあと一月で禁漁になる。

山の秋

今週の釣りは、雨で早く切り上ることになった。残りの釣行は天候に恵まれると良いのだが。

 

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August 26, 2004

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アマチュア・ロッド・リビルダー

自作ロッドのティップが(いつの間にか)折れてから一週間足らずで早くも復活。時間があったので先程、公園で試し振りをしてみた。

折れたロッドを見ながら、どうやって修理しようか考えた。

 (1)折れたところを接着する
 (2)新たにティップを作る
 (3)折れたティップから短いティップを削り出す

とりあえず手っ取り早いのは(1)だが、近頃少しこのアクションに飽きたところだったので、どうせなら違うアクションにしようと思い、これは却下。一般的なバンブー・ロッドの場合、(2)となるだろうが、Kawagarasu工法ならではの(3)でいくことにした。その方が面白いし、貴重な材料を次のロッドのために温存出来る。

折れるの前の長さは6’11”で、修理後は6’1”となった。『ワンアンドハーフ』は2ピースのティップ側が長いのだと思うが、バットが長くても『ワンアンドハーフ』なのか。ひょっとすると『ハーフアンドワン』?

以前デロンデロンだったアクションはがかなりマトモに。どうもダメージを受けたロッドを直すとアクションが良くなる。最初が如何にヒドいかという…。


 


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August 14, 2004

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金色のアマゴ

お盆休み、連泊で岐阜にあるいつもの宿に行って来た。何年も先まで予約が一杯でなかなか取れないが、お値打ちなのが有り難い。ここは涼しくて、夜は気温が下がり吐く息が白くなる程だった。(もちろん真冬の様な寒さではないけど、湿度の関係か?) 連日の熱帯夜から解放されてぐっすり寝て、やっぱり今回も早朝の釣りは無し。昼は昼で、毎日昼寝。夕方数時間だけ宿の前で釣る。お手軽だが、そこはあまり攻められていないのか良型も出て、結構楽しめた。

「折角渓流の近くに居て毎日これでは」ということで、放流を行っていないという支流に入った。そこで釣れた魚が次の写真。

金色のアマゴ

この写真では分かり難いのだが、全身が金色っぽかった。ここで釣ったアマゴはこの一匹だけだったので、他のアマゴがどうなのか分からない。

釣りは楽しめたのだが、悲しいことが一つ。予備で持っていっていた自作ロッドのティップを、いつの間にやら折ってしまっていたのだ。うーん、いい加減新しいのを作れということかいな…

  

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August 06, 2004

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岩手釣行6 悲しいほどお天気

続き

釣り終わって三人で林道を歩いていると、千葉さんのお友達の釣り人Mikamiさんが下流で釣っていたShimaneさんとともに車で迎えに来てくれた。

Mikamiさん
Mikamiさん

工房で一服した後、皆さんとお別れしてShimaneさんに花巻空港まで送って頂く。おかげ様で余裕を持って搭乗出来た。

今回の岩手釣行では千葉さん以外は初めてお会いする方ばかりでしたが、いろいろお世話になって、また話も聞かせて頂いて楽しい思い出となりました。スキルも少し向上したかも。有り難うございました。いつかまたお会い出来ることを楽しみにしています。そして千葉さん、どうも有り難うございました。

花巻空港
花巻空港

窓から雲を見ていると、待ち時間から考えると呆気ない程の短時間で名古屋空港に到着。夏の愛知に、現実に帰って来た。到着ゲートに向かうバスに乗るためにタラップを降りる。太陽に焼かれた滑走路に立つと、熱が肌から染込んできた。岩手にいる間ほとんど雨に泣かされていたというのに、こちらは快晴。まさに『悲しいほどお天気』だった。

(おしまい)

  

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August 03, 2004

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岩手釣行5 ノーサイド

続き

「朝だぞー、起きろー」の声。その日は私が岩手を去る日だが、皆にとっても最終日で、気合いが入っている。私が一番最後だった様だ。なんせ、増水で釣りが出来ない朝が続き、これが最初で最後のチャンス。腹に何も詰める間もなく急いで準備して、支流の一つに全員で出発した。

当初、この日は釣りをするつもりじゃなかった。前日までにお腹いっぱい釣って、飛行機に間に合う列車は早朝に一本しかないのでそれに乗り、盛岡か花巻で時間潰しに観光でも、と思っていたのである。「椀子そばは一人で食べるのはちょっとな…。花巻なら賢治ゆかりの『イギリス海岸』まで歩くか。」そう考えていた…初日の釣りをするまでは。次の日の釣りの最中、どうやって最終日も釣りをするかを考え始めた。そして、帰り道なので間に合う様に空港まで送っていただけるというShimaneさんの言葉に甘えて、この日の釣りに参加しているのである。

千葉さん
千葉さん

まずはその支流の上流側に入る。結構良いポイントを貰うが、バラしてばかり。どうも岩手遠征中ずっと、バラしの割合が多かった。こちらの川に慣れていないというだけではなさそうである。

今回、初めてのフックでフライを巻いて来た。いつもはTMC100BLを使うところ、岩手用に貫通能力がアップしているというTMC100SP-BLを使ってみたのである。大御所の自信作らしいのだが、今はこれが自分と相性が悪いのではないかと疑っている。フック・ポイントの鋭さが仇となって、『皮一枚』という感じで浅く掛かっている気がするのだ。貴方はそんなことはないですか?

下流へ移動。魚止めの滝まで釣り上る。入って直ぐは日が射していて、それが良かったのか、続けて三匹キャッチ。パターンをつかんだかとも思ったがその後は駄目で、そのままお昼近くに滝に到着。これで憧れの地、岩手での釣りが終わった。思い描いていた通りとはいかなかったけど精一杯の四日間。ここは静かに目を閉じて深く息をするところだが、実際にはそんなセンチメンタルな気分ではなく、「ま、間に合うよね飛行機…」ということで頭がいっぱいだった。

イワナ

続く

  

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July 29, 2004

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岩手釣行4 目覚めのカフェオレ

続き

翌朝。Takadaさんが起き上がって一階に降りて行く。「お、釣りに行くのかな?」と自分も起きて階下へ。さて川はどうなったのかとみると、カップにすくって目覚ましのカフェオレにしたい様な色合いだ。二人で近くの支流も見に行くが、そちらも「こりゃ駄目だよね」という感じで、工房に引き返した。

TakadaさんはKawagarasu工法でロッドを作っている『兄弟弟子』で、見せてもらった竿はとても丁寧な造りだった。うーん、見習わなくては。釣りも出来ないことだし、お互いのロッドや、Takadaさんの見事なオール竹製のランディング・ネットのこと、日頃の釣りのことなどを話す。そうこうしているうちに意外に早く、前日の午後に合流したShimaneさんが起きてくる。ウイスキーの減り具合から推察するに、(殆どをもう一方が飲んだにしても時間的に)千葉さんはまだ暫くは無理だろう。その間にShimaneさんと食料確保を兼ねて車で各支流を覗きに行くが、道から見える川はどこもカフェオレだ。

千葉さんにこの状況でのお勧め場所を訊く。少しでも水が引いてからとお昼も随分過ぎてから、千葉さん以外の、Shimaneさん、Takadaさん、私の三人で前日の支流に繰り出す。最初は本流に近い辺りを、その後に前日釣った所から上流を釣り上がる。水位が下がったという気はしないが、雨が降っていない分前向きな気持ちになる。魚も前日よりも反応がいい様だ。ぽつぽつ上がる。ただ、どうも魚たちはまだ『避難中』のままなのではないか、という印象を受けた。

Takadaさん
Takadaさん

この川の通常の水の高さはどの位なのだろう。自分の感覚ではこのときでも特別に高い様には感じられないが、今まで降った雨の量を考えると、平水は相当低いのではないかと思った。(地元の方々、どうでしょう?) 今、岩手の渓流の画像が出ているWebページをみると、ポイントとして紹介されている所がかなり浅い気がする。緯度の差や釣り人によるプレッシャーの低さが、そんな違いになって現れるのか。今回の遠征は雨によって釣果が伸びなかったかの様に書いているが、雨が降らなかったとしたら、果たしてどうなったのだろうか。初日の経験を生かして対応出来たのか、それとも…。

Shimaneさん
Shimaneさんの後ろ姿

Shimaneさんは、きちんと『尺』の結果を出していた。お見事。

続く

  

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July 26, 2004

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岩手釣行3 悲しき雨音

続き

渓流釣りは早朝に行うのがセオリーなのだが、日帰りのときは9時頃に家を出るし、泊まりのときも山の宿の夜は涼しく、いつのも寝苦しい熱帯夜から解放されて熟睡してしまい、結局朝はゆっくりというのがいつもの私のパターンだ。しかし今回は前日のショックが効いていた様で、珍しく6時に目が覚めた。同じポイントでやり直すつもりだったのだが −−

眠るときには上がっていた雨が降っている。川の様子を見に行くと濁りが入り水位も上がっている。慌てて準備して近い場所に入るがだんだん濁りがひどくなり、勝手が分からない川なので釣りを断念して引き上げた。結局その後もこの川で釣りが出来る様にはならず、『やり直し』は今度岩手を訪れるまでお預けとなった。

支流に入って釣果を上げた地元の坂本さんと神奈川から来たTakadaさんが合流。坂本さんが入った支流に向かうが、濁り、水位共に厳しく、雨の影響が少ないと思われる他の支流に向かう。

ヤマメ
ヤマメ

支流は川幅が狭いことと増水で狙えるポイントが限られることから、前日の様な『訳の分からなさ』は感じなかったものの苦戦は相変わらずで、「自分の腕でも岩手に行けば」などという想いは完全に打ち砕かれていった。

雨の中、釣り場を求めて
釣り終わって工房へ引き上げ

続く

   

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July 23, 2004

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岩手釣行2 デイ・ドリーム・ビリーバー

続き

花巻空港からバスで盛岡駅に向かった。花巻ではかなり強く降っていた雨が、高速道路を北上するうちに弱くなっていく。これなら今日から釣りが出来そうだと一安心。盛岡駅で千葉さんに拾ってもらって、そのままイベント会場であり、この釣行の基地となる工房に向かう。一年ぶりの再会。いろいろ喋っているうちに到着した。

雨は小雨。夕暮れまでにはまだ時間がある。急いで釣りの支度をして千葉さんに付いて川に入る。そこは沢山のゲストを案内してきた、高い実績を持つ一級ポイントに違いない。「さあどうぞ」と言われて川に立つが…。

憧れの岩手の渓流に遠路遥々やって来たというのに、何処にフライを投げればいいのか、全くイメージが浮かんでこないのである。この違和感は何なのだろうか。たぶん、水深、水流の速度、流れの落差、川岸の様子や、川の中や水面に出ている石の様子などのそれらの組み合わせが、自分が今まで釣りをして来た場所のそれと違っていて、今までの『引出し』が使えないのだ。

この川を知り尽くしている千葉さんが「ここで」と言う以上、魚が居ないはずが無い。だから冷静に考えれば、何処に投げて良いのか分からないのなら、あらゆる所に投げれば良いのである。しかしこの時は、遠征の興奮と、その日からお世話になる千葉さんの期待に何とか応えたいという余計な思いから、『頭がドングリ』状態に陥っていた。その時の様子を見ていた千葉さんは「丁寧な釣りという印象を受けた」と書いておられたが、あれは丁寧にポイントを探っていたのではなく、思考回路がパニックを起こし、壊れた玩具の様に同じ行動を繰り返していただけなのである。

それを見かねた千葉さんが、岸際を攻める様にアドバイスをしてくれる。すぐ後に自ら有効性を実証することになったその助言も、この哀れな釣り人の頭をクリアにしてくれた訳ではなかった。そこのポイントは岸際を含めてかなり浅いのである。この川の魚はこんなところに? しかし今まで自分が投げた場所から魚が出ない以上、そのアドバイスにすがるしかない。何回かその浅い流れを流すと、岩手最初の魚は私のフライに出た。 

岩手最初の魚

何とか一匹釣り上げ、ホッとした。しかし、それですっきりしたかと言えばむしろ逆だ。釣れたイワナが良型だったからだ。自分の感覚では、こういうポイントから出るのはかなり小さい魚だ。もちろんアドバイスを疑っていた訳ではないが、実際釣れてしまい、戸惑いが大きくなった。

釣りまくっている千葉さんに対して、この日の私の釣果は結局その一匹のみ。『パラダイス』に立ちながら、自分の釣りがまったく通用しない。明日以降、チャレンジングな釣りを求められることは明らかだった。

続く
 
 

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July 21, 2004

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岩手釣行1 緑の町に舞い降りて

勢いで、竿作りを教えてもらっている Kawagarasu Craft の千葉さん主催のイベントに合わせて、岩手へ釣りに行くことにした。釣れないフライ・フィッシャーにとって、釣り雑誌でパラダイスとして紹介される東北の渓流は憧れの地だ。私もそんな一人だったが、突然「いつか東北の渓で釣りをしたい」という願いがかなう日が来たのである。

飛行機は梅雨も明けてすっかり夏になった愛知の名古屋空港を、岩手に向けて離陸した。岩手の空港は花巻にあるのだけれど、私は盛岡にあるものだとずっと思い込んでいた。それは何故か。松任谷由実の歌の所為なのである。

アルバム『悲しいほどお天気』に収められている『緑の町に舞い降りて』の中に

着陸間近のイヤホーンが
お天気知らせるささやき
MORIOKAというその響きが
ロシア語みたいだった

と歌われている。

どうして盛岡になっているのかが書かれているページを見つけた。

 ・緑の町に舞い降りて

空港の場所がフィクションなんて、さすがは大御所・松任谷由実である。

花巻空港に着陸態勢に入ると窓に雨が付き始めた。一大決心で岩手にやって来たものの、天気は歓迎してくれない様だ。梅雨前線の活動が活発になり、この日から「悲しいほどお天気」なんてとても言えない日々が始まったのである。

雨の岩手
花巻から盛岡に向かうバスから

続く

  

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July 08, 2004

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『雨鱒の川』

もう数週間前になるが、新聞の広告欄の『雨鱒の川』という言葉が目に止まった。漢字で書かれているのを見ることが少ないので迂闊にも「『雨鱒』ってどんなマス?」と思ってしまったのだが、つまり『アメマス』だと気が付いた。(そのまんまなんだけども。)

その広告は、9月に公開される映画『雨鱒の川』の、原作の本のものだったと思う。

アメマスとはどんな魚か。分かってないのは自分だけなのかもしれないが、渓流釣りをする人はよく耳にするであろうその魚をきちんと説明することは存外難しい。私の理解ではアメマスは、イワナであるとも言えるし、(私の釣っている)イワナに近い別の魚とも言える。また、海に下ったイワナであるとも、海に下る性質を持ったイワナだとも言うことも出来る。

日本の渓流魚(特にイワナ)は、他の水系の河川の個体と隔離されて世代を重ねたことにより、地域によって体の模様などに違いが生じている。また、鮭と同様に本来は海と川を行き来する性質を持っていたものが、氷河期の終焉といった気象条件の変化で必ず海に下るということではなくなり、地域によりその行動をとる割合が異なるといったことも起きた。別々の地域の人はそれぞれ独自に魚の呼び名を決めるだろうし、他の地域の魚と外見上や性質に違いがあれば、別物と認識されるのは自然である。それで、イワナには呼び名が沢山ある。

学術的にもそれらを別々の魚と扱うかどうかには揺らぎがあるが、現在はアメマスはイワナの降海型(つまりイワナ)とされる。釣り人的感覚では、海に下ることが多いや北海道や一部東北の地域のイワナはアメマスという感じではないだろうか。(とは書いたものの、地域的に馴染みが無く、「もし降海しなかったら?」とすっきりしない。意見を訊かせてもらえるとうれしいです。)

この『雨鱒の川』では、アメマスは主人公達と話が出来るらしい。魚種の名称が何であれ、確かにイワナの仲間たちは喋り出しそうな雰囲気を持っている。顔つきも個体毎の個性を感じる。サイボーグっぽいアマゴ/ヤマメよりもイワナを釣るのは楽しく、また申し訳ない気もする。


 

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June 22, 2004

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UV対策

釣りをしていると日焼けをする。暑くなってきたからといってTシャツなんかでいると、大変なことに。それで真夏でも長袖で釣りをしているのだが、手の甲は露出したままなのでしっかり焼ける。今年も既にヒリヒリを味わって色素が増しており、もう真っ赤にはならないとは思うが、いい加減こんがりキツネ色にする年頃でもないでしょうということで、手を打つことにした。

日焼け対策かどうか知らないが、夏の時期の釣りである鮎の友釣りをしている人達は、専用の手袋をしている様だ。フライフィッシャーのファッション(?)としては、手がかじかむ時期にするのは珍しくないが、夏に装着するグローブみたいな物の広告は見たことが無い様な気がする。

とりあえず手持ちのもので試してみようと、指先が切ってあるデザインの、モンベル製の薄手のフリース生地の手袋をしてみる。日光を遮るためか意外と暑くない。更に念入りに、気化熱で手を冷却しようと手袋に吸水させてみたら、なかなか良かった。

ただ、難点は左手のフィギュア・エイトを解くときの感触が分かりにくいこと。ロッドを握る右手の方は、まぁこれでも良いかなと思った。

鮎師の手袋の方が良いよとか、自分はこうしているなんてのが有ったら、教えて下さい。


 

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June 20, 2004

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靴を直す

釣りに行く前の日の夜は、泥縄的にフライを巻いていることが多い。しかし今回は靴を直さなくては。

渓流のフライ・フィッシングに使う靴は『ウェーディング・シューズ』と言って、大抵は底にフエルトが張ってある。今使っているのは靴底をフエルトとゴムのソールに交換出来る様になっているもので、足型も合うようで気に入っているのだが、ワンシーズン保たずに縫い目が解れてきてしまった。この靴ならフエルトがすり減っても交換が簡単と考えていたのに、こんなに早く本体が駄目になってもらっては困るので、傷口が広がる前に自分で縫って修繕する。


ウェーディング・シューズ


使ってみたところ、修理は上手くいったみたい。

釣りから帰ってくると丁度、雨が降り出した。『梅雨の中休み』も終わった様だ。

 

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June 15, 2004

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仲の良い犬、悪い犬

良く泊まる宿の犬には兄弟がいて、入漁証を買う店の近所に飼われていると訊いていたので、最近そこへ行くとついでに兄弟と思われる犬の顔を見てくる。

仲のいい犬

宿の犬とはかなり体格が違うので(特にウエストが)、こちらの方が弟だということにしている。性格は兄と似て友好的で、ご覧の通り、番犬としては役立っていない様である。

この日、別荘地横で釣りをしていると、鎖に繋がれていない、如何にも血統書付きの狩猟犬という感じの白い犬が駆け寄ってきて、この『何だか不審な行動をしている人物』に向かって威嚇を始めた。川の中まで入ってくる様子は無かったので無視して釣りを続けると、暫く吠え続けた後で引き返して行った。

待ち合わせの時間が来たので、ちょっと別荘地を失敬して横切らせてもらおうと川を上がると、それを先程の番犬君が察知して飛んできた。牙を剥き激しく吠えたて、今にも飛びかからんという感じで距離を詰める。「(やれやれ、こいつとやり合うとなると、こちらも相当の深手を覚悟しなくてはならないな。)」と考えながら林道へ少し急ぐと、相手は距離を保ったまま付いてくる。背中を見せてもお尻に噛み付かれないと分かれば、これ以上刺激せずに『三十六計逃げるに如かず』だ。奴は侵入者の敷地を出て行く意志を確認すると、深追いせずに他の侵入者の排除に向かった。こちらは憎たらしい程に優秀な番犬である。ともあれ、修羅場にならずに済んで良かった。


 

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June 14, 2004

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梅雨の中休み

先週の釣りも流れてしまったので、「今週こそは」と天気予報が気になる一週間だった。台風の影響もあってか予報がどんどん変わったけども結果的にはよく晴れて、渓流は新緑が眩しい日だった。

イワナ


水量は多くてちょっと大変だったが、釣果は『ぼちぼち』というところか。ここは魚の反応はほとんど無いけど稀にデカイのが来て、大抵はバラして地団駄を踏むというパターン。今日は良い型は出ず、よって良型のバラしも無し。釣り上げた魚は直ぐに実感が薄れて夢幻の如くなるのに、逃がした魚は頭の中でずっと泳ぎ続ける。良かった様な悪かった様な。

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June 04, 2004

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石徹白 Fisher's Holiday

石徹白川で毎年行われている釣りのイベントが、今年も今週末に開催される。

石徹白 Fisher's Holiday

石徹白(「いとしろ」と読む)というと、釣りをしない東海、近畿の人には、ウィングヒルズ白鳥リゾートやイトシロ・シャーロットタウンなどのスキー場がある所と言う方がいいだろう。

今回はちょっと顔を出すだけで帰って、次の日他の所に出撃しようと思っているのだけど、イベントは講習会やバーベキュー大会、抽選会など、いろいろやっていて、フライフィッシャーならロッド・ビルダーの方々が多数出展していて試し振りが出来るので、都合のつく方は行ってみては。

一昨年の抽選会で、私に当たったのは『渓流釣り入門』という本だった。腕に覚え有りとは言わないが、結構長くやっているのに…。「つまり、基礎からやり直せと?」と呟く私の横で、千葉さん、吉田さん、RYOさんらが、腹を抱えて笑っていた。


 

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May 17, 2004

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トクサ

釣りをする渓流にはいろいろな植物が生えている。それらを憶えたいとは思っているのだが、実際に釣りをしているときは「魚、魚、魚、魚、魚…」と、それどころではなくなっていて、どんな草木があったか殆ど記憶にない。

今回、釣り終わって林道に出ようと川を上がると、そこにはトクサが群生していた。

木賊(砥草)の群生


トクサは『木賊』または『砥草』と書き、サンド・ペーパーの様に使うシダの仲間だそうで、昔、庭に生えていて見覚えがあったのでそれと分かったが、水辺で群生するものだとは知らなかった。

スギナ(ツクシ)に近い種だそうで、そう言われれば天辺はツクシみたいになっているし、スギナのガサガサした感じは、トクサと似ている。


参考リンク: イー薬草・ドット・コム>>トクサ


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May 02, 2004

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フィッシュ・ファイト

ゴールデン・ウィーク中の釣行になった今回、意外にも道路も川も混雑無し。釣果も一転して好調。いつもこうだと良いのにねぇ…

イワナ


今日は川の中でちょっと面白いものを見た。

或るポイントにフライを投げると、そのすぐ近くで魚の背が水面より上にぬっと出た。合わせると、乗らずにスッポ抜けてくる。魚は同じ場所でジタバタしている。「しまった、合わせ切れ(フライが魚の口に残ったまま糸が切れる)か」と思って仕掛けを見れば、フライはちゃんと仕掛けに付いている。

魚のジタバタは続いている。何をしているのだろうと近寄って見てみると、一匹だと思っていた魚(アマゴ)は実は二匹で、お互いを追いかける様にグルグル回ったり、噛み付き合ったりしている。魚を前にした釣り人の当然の行動としてフライを投げてみたが、連中はそんなものは眼中に無く、完全に無視して闘いは続く。

最初に投げたフライが引き金になったかどうか分からないが、恐らくこの二匹のアマゴは猟場の場所取りでもめていたのだろう。渓流魚は、安全でかつ効率的に餌が獲れるポジションを『強い』者から順に確保するらしい。『強い』は体格で決まる様だが、このアマゴ達は20cm弱の殆ど同じサイズだったので、実際に闘って優劣を決することとなったのだろう。

写真に撮ろうと近付き過ぎたため、勝負の決着は持ち越の模様。写真は上手く写らなかった。無念。


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April 18, 2004

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リハビリ

十月からの長いオフの間に、魚の釣り方をすっかり忘れてしまった様な、そんな気になる。今シーズン最初の釣行は魚を釣ることが出来なかった。何とか魚の顔を見たいと、また川に出掛けた。

八百屋のおばさんが「桜が咲き始めるはまだ一週間は後」という今日の川は、まだ河原に雪が所々残っていた。風が強く、自作2番ロッドでは苦労させられたが、何とか一匹釣ることが出来た。

最初に出た魚は自分のフライにアタックしていることに気付かずに「なんで彼処で魚が踊っているのかね」と思っているうちに合わせのタイミングを逃し、釣れた魚をデジカメで写そうとした時も、いつの間にやらネットから逃げられていたりと、更に何度も釣行しないと調子が戻らないみたいだ。


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April 11, 2004

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竹割りの続き

街はすっかり春になったのに、なかなか釣りに行くことが出来ないでいる。来週末もかなり怪しい状況。せめてもと、以前8分割にまで割ってあった竹を更に割る。

16分割以下になると、真っすぐに割れないとオシャカになってしまうものが出る。竹用の鉈を新調したのにかかわらず、なかなか上手く出来ない。ちょっとだけ慣れてきたところで材料が尽き、作業終了となった。

続きの作業をしたときに書くつもりで、ここまで引っ張ってしまったが:
以前、「身近な竹を穫って来て使う場合は、青竹の状態からどうするかという自由があり、工夫の余地があるわけで、日本の竹を使うことを選択したビルダーはそこから研究している。」と書いたが、吉田さんは自ら竹の切り出しに出掛けているとのことで、更に、竹林の管理にもかかわっているとのことである。

 ・竹林プロジェクト

「竹の子からロッドまで」というコピーがいいですね。


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April 04, 2004

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『KING OF FLY』

先日、私の巻いたフライを見た方から感想を頂いた。

 「つまり『フライ』ってのは『ハエ』のことですか?

…この人がそういう印象を持ったは、私のフライを巻く腕前の所為であって、実際は『フライ=ハエの毛鉤』ではない。(フライの中にはハエを模したものも無くはない。)このとき涙を拭いつつ思い出したのは、平谷美樹(ひらや・よしき)著の短編小説、『KING OF FLY』のことである。

フライ・フィッシング関連の雑誌に、その名もズバリ『フライの雑誌』というものがある。大抵、一般の書店では扱っておらず、その筋の釣り具屋に行かないと入手できない(そういう意味では)マイナー誌ではあるが、ハウツーが主な内容である他誌とは一線を画し、買っただけでちょっと偉くなった気がする様な、『日本フライ界の権威』的雑誌である。

ある日、そんな『フライの雑誌』を読んでいると短編小説が載っていた。それを読み進むうち、「むむむ、これは変だぞ」と…。釣り雑誌に小説が載っても不思議じゃないが、何が変って、釣り雑誌に不釣り合いな程にクオリティーが高いのだ。フライ・フィッシングの描写も自然で、小説としても面白い。その書き手は、中学校教諭の肩書きの平谷美樹氏であった。

平谷美樹氏の『フライの雑誌』に掲載された幾つかの作品の一つである『KING OF FLY』は、或る大物の魚を狙い続けてもどうしても釣ることが出来ずに苦悩する男が、魔性の者に付入られてしまう話なのだが、この中で、ハエのフライが登場する。“fly”を辞書で引けば一般的な意味では『ハエ』であり、“KING OF FLY”とはフライ・フィッシングのショップの名前であると同時に…

氏はその後『エンデュミオン・エンデュミオン』でメジャーデビューを果たし、『エリ・エリ』で第1回小松左京賞大賞を受賞と、大活躍されているそうである。SF系作品が文庫本で出たら読みたいと思っているのだが、今の所、文庫本で出ているのは怪談物だけの様で、躊躇している。ただでさえ他の作品『恐怖の一夜』のお陰で、釣り場で時々怖い思いをさせられているのに…

参考リンク:
平谷美樹・私設ファンページ
角川春樹事務所-平谷美樹ショートショート on Web


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March 30, 2004

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ウォーター・スライダー?

ところで、河原でこんなものを見つけた。

放流魚投入装置?


道から川面に塩ビ・パイプが延びている。初めて見たが、おそらく魚を放流するためのものではないだろうか。他所の地域にはあります?

稚魚をドバッと流し込むのか、それとも成魚を一匹ずつなのか。

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March 28, 2004

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オープニング・ゲーム

今年最初の渓流釣りは、今まで行ったことのない川にした。近場開拓で、いわゆる里川タイプ。釣果は『零匹』。今年も現実は厳しい。

今年最初の渓流釣り


他の釣り人たちも苦戦しているらしく、川の横を走る道を右往左往している。年券(今シーズン有効の釣り券)を買った餌釣り師も、あまりの反応の無さに今後が心配そうだった。自分にとっては魚が釣れないことはちっとも珍しくないが、この川の常連が首を捻る事態ということは…

岐阜の川には鮎や渓流魚を川鵜に食べられ、釣りにならない所があるという話は聞いていた。よく行く川では川鵜を見かけないのでピンとこなかったのだけど、今日の川にはそういえば居た。関係あるのだろうか。


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March 26, 2004

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もういいかい?

今年初めてフライを巻いた。もうそろそろ行きますかね。

今年最初のフライ

ブラウン・パラシュート #14

 

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March 19, 2004

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パンとお菓子、どちらにします?

ちょっと説明のために:

2回ほど、フライで鯉を釣りに行ったことがある。その時作ったフライ。(ゴ…)
鯉を釣るのもなかなか難しかった。今度行くことがあったら、オマジナイを唱えながらフライを結んでみようと思う。
  「王妃さま、民衆は今日食べるパンもないのです。」
  「まぁ、パンがなければ…」

パンのフライ


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March 08, 2004

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オサカナ・ロンダリング

3月に入って早一週間。この2月から3月頭でほとんどの渓流では解禁になって、釣り場情報も入る様になった。けれども自分の釣りは、まだ始まらない。私には、この時期に釣りをするのに足りないものが二つもある。

この時期、渓流釣りは早くもピークを迎える。解禁になると釣り人の需要に応えるため、漁協が多くの魚を放流するからだ。放流する場所は、魚の運搬上の制約によって限られてくる。釣り人はその放流ポイントで、漁協の車が来るのを待つ。養鱒場で育てられた魚たちは川の流れを知らない。また水温の低さもあって、放流された魚たちは体力の消耗が少ない場所で四散することなく群れている。大勢の釣り人たちがそんな数少ないポイントで、捧げられし生け贄の争奪戦を繰り広げるのだ。戦い抜く勇気無き者、即刻退くべし!

漁協が釣り人のために魚を放流し、釣り人がその魚を得るために釣りをするのなら、漁協からバケツで魚を受け取ったら良いと言うかもしれないが、そこが釣り人が釣り人たるところで、それでは釣り人ではなくなってしまう。外国から輸入した貝類を日本の干潟に撒いて後日回収すると、それは『国産』として市場に出回るそうである。元が同じ魚でも、自分で釣れば、もうそれはスーパーのトレイに乗っている魚とは… (『釣り』の持つ暗黒面に気をつけろ。May the Force be with you. )

皆が皆、そんな魚を追い回している訳ではない。川にはそこで冬を越した魚たちも居る。もちろん連中も命の維持のために食事をしているので、釣りが成立する可能性はある。けれども、悪い条件の中でこの様な魚たちを釣るのには、『腕』がなくてはならない。

というわけで『根性』と『腕』を欠く私は、渓流に遅い春が来るまで待機中なのである。

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January 28, 2004

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トンキン・バンブー栽培

先日、「中国広東省で穫れる」と書いたトンキン・バンブー(竹)。どんな風に栽培しているのか見てみたいと思って検索してみると… あった。

Welli Tonkin Bamboo Export>>About us
Welli Tonkin Bamboo Export>>>Photo Gallery

バンブー・ロッドは高い。そのため、その材料も特別なものであると思いたいところだが、これを見ると、まさに『南国の竹』である。このサイト、トンキン・バンブーの、ロッド材料以外の使われ方が分かり、なかなか面白い。結構、身も蓋も無い。


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January 19, 2004

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竹割り

寒波が去って、今日は風もなく暖かな休日。師匠から送ってもらっていた青竹を割る。

一般的には、フライ・フィッシング用の竹竿にはトンキン・バンブーと呼ばれる竹を使うのだが、その竹は中国広東省で穫れるもので、多分、日本で入手したときには既に乾燥済みの『商品』なのだと思う。ハウツー本を読んでも乾燥の方法は書いてない。“丸”の竹を割って、直ぐに製作開始している。

身近な竹を穫って来て使う場合は、青竹の状態からどうするかという自由があり、工夫の余地があるわけで、日本の竹を使うことを選択したビルダーはそこから研究している。師匠から、割った方が乾燥が均一で早いというアドバイスをもらったので本日決行となった。更に細かく割る前に、ちゃんとした竹用鉈を入手するつもり。

この竹を使った竿が出来るのは一年後か、更に後か… 作っている時は結構しんどくて「出来たらもう暫くは作らんぞ」と思うのだが、完成から時間が経つと作る気になってくるのは『山登り』に似ているような。


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November 24, 2003

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我が師匠が、雑誌の特集に

私がフライ・フィッシング用バンブーロッド(竹竿)の作り方を教えて頂いた「Kawagarasu」こと千葉照雄氏が、今月出た『Fly Rodders』誌(2004年1月号)に大きく取り上げられている。特集のトップを飾る記事で、タイトルは『一週間で作るバンブーロッド』。写真も一杯で分かりやすいので、どうか本屋で手に取ってみてほしい。

千葉さんとの出会いについては、以前書いた様に、同じく『Fly Rodders』に載っていた1ページの記事が切っ掛けだった。

  Kawagarasu ロッドとの出会い

あれから何年も経って、ようやく作り方の掲載となった訳である。このような記事が当時直ぐに載っていれば、悩みも少なかったのにと思う反面、もしそうだったならば、千葉さんや、そこから広がった出会いはなかったなと、以前文句を言ったのを今になって反省している。

千葉さんは岩手に住んでいて、私はまだ、実際に工房にお邪魔したことがない。製作中の写真や、改良された製作システムが見れたのは、なかなか良かった。でも私は、とても一週間で出来ませんよ。結局6ヶ月かかった私の立場は…

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November 16, 2003

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高野聖

鈴鹿の山と言えば蛭。蛭と言えば…

泉鏡花の小説『高野聖』(こうやひじり)に、飛騨から信州松本へ向かう途中に蛭の大群に襲われる話が出てくる。高野聖とは、寄付を募るために全国を旅する高野山の僧のこと。この小説では僧が若いときに遭遇した、不思議な体験が語られる。泉鏡花の作品は既に著作権が切れているため、『青空文庫』でも公開されている。

 泉鏡花 著  『高野聖』

話の舞台は岐阜県の天生(あもう)峠とされているのだが、天生峠は現在の白川村から河合村に抜ける峠で、飛騨から信州へ抜ける話とちょっと合わない。飛騨から信州というと、安房峠や野麦峠が思い浮かぶが、話の雰囲気ではもっと低い所をイメージする。

という訳で、舞台は漠然とした「特定できない飛騨信州の山の中のどこか」という印象で、自分の釣りに行く地域と重なっている。前に書いた様に、こちらではまだ蛭の被害にあった事は無いのだけれど、一生、そんな異空間に紛れ込みたくないものである。

『此の恐ろしい山蛭は神代の古から此処に屯をして居て、人の来るのを待ちつけて、永い久しい間に何の位何斛かの血を吸うと…』 

嗚呼、怖い。

ところで、鈴鹿の山はどうしてそんなに多くの蛭が生きていけるのだろう。動物が多いからなのか。中高年登山ブームの昨今、一番多い動物は…


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November 03, 2003

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鈴鹿名物

高校時代に何度も登った、鈴鹿の山での釣りを書いた本を読んだ。

 『鈴鹿と山釣り』 石崎幸弘著 サンライズ出版

著者のホームページはここ。このページの、形ある「アナログ版」として本が書かれたということらしい。

話の舞台となる川は、愛知川上流の御池川、茶屋川、神崎川とその支流。山で言うと、鈴ヶ岳から御池岳、藤原岳、竜ヶ岳、釈迦ヶ岳、御在所岳、雨乞岳の西側(滋賀県側)の渓流。山に登っていたときは三重県側からのアプローチだったので、滋賀県側は馴染みが無い。石榑峠で超えるか、高速でぐるっとまわって、永源寺側から行くことになるのだろう。

当時は渓流釣りを知らなかったので、そこで釣りが出来るかを考えたことは無かった。本を読み始めて、なかなか面白そうだなとちょっと思ったけど、鈴鹿の山は急激に立ち上がっていて、「沢登り・下り」が大変そうなのと、何度も本にも出てくるが 蛭がいっぱい だったのを思い出し、急激に熱が冷めた。

いつも行く飛騨や木曽の川では、不思議と蛭を見ない。連中にとって、鈴鹿はよっぽど住み心地が良いらしい。
 
 

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October 12, 2003

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かえるくん

“よゐ子”濱口のように『山の幸丼』にしようと思ったことは無いけれども、渓流でカエルに出会うことは多い。視界の中で岩の様なものが突然ドサッと動くので、ビックリする。


石徹白のカエル


カエルに限らず、渓流で見かける動物や植物の名前が分かると良いと思うが、釣りをしているときはなかなか後で調べられるように記録しておく余裕が無い。来シーズンこそは覚えよう…

ところで渓流で見かけるこのカエル(ヒキガエルでよいのでしょうか)は、あまり逃げないのでちょっかいを出したくなるが、目の前に毛鉤をぶらつかせると大変なことになるらしい。お互い、気をつけましょう。


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October 05, 2003

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WE LOVE NATURE

今日は社会派路線でいってみよう。
10月3日朝日新聞の夕刊に『アユに振られた夏』として、東海地区の鮎が不漁で関係者が苦慮している様子の記事が出ていた。自分の口に入る塩焼きの数から、今年の不漁具合はよく知っている。釣り道具の業界でも鮎はドル箱のはずで、この状態では売り上げも上がらないことだろう。

そんな訳で、鮎釣りを愛する人にとっても厳しいシーズンという話なのだが、この記事の中で非常に気になるのは…

『川で釣れる「天然アユ」の多くは、各漁協が4〜5月に稚魚を放流し、河川でコケを食べて成長したアユだ。(中略)天然アユには、秋に卵がかえった後、海へ下り、再び川をさかのぼる「遡上アユ」もある。』(2003年10月3日朝日新聞夕刊)

うーむ、朝日新聞…
「遡上アユ」が「天然アユ」なのは異論が無い様に思われるが、そうでない方の「天然アユ」の定義に疑問を持たない人は、釣り人か漁協組合員か、あるいは鮎を販売する立場にある人だろう。その人たちは、自分に対してそんな暗示をかける事情があったのではないか。

その理屈は多分、『「天然アユ」である「遡上アユ」に対して、外見や味で分けることが出来ないアユは「天然アユ」と呼んで何も問題ない。イケスで養殖してないし。』というところだろう。確かに区別して出荷することが出来ないのだからそれが現実的だ、と言えなくもない。が、それは『建前』というもので、「天然(アユ)」が「非天然(アユ)」よりも心理的に(その結果、金銭的にも)価値が高いということが背景にある。それに、「遡上アユ」の存在が困難な地域では、「天然アユ」は居ないということになってしまう。そこで、上の様な定義が共有されているのだろう。

そういえば、養殖魚の育て方の表現に、『天然仕上げ』というのがあるらしい。

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October 01, 2003

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美女に虹鱒

今日スポーツ新聞で、長谷川京子がフライフィッシングをする Canon の CM が近日中に放映開始されると伝えていた。そこに出ていた写真と同じ画像が、ここで見られる。記事の内容もほぼ同様。

(この画像では解らないが Canon の Web ページを見ると、使用しているロッドは Scott の模様。)

フライフィッシングは他の釣り方に比べて優雅でお洒落っぽいというイメージで『採用』されたのかもしれないが、橋の上などから人の釣っているところを観ていると結構チマチマやっていて、優雅には見えない。きっと自分もそんな感じなのだろう。CM ではどんな感じになるのか、少し楽しみ。ただ、この CM のせいで釣り場でのライバルが更に増えると困るのだが。

さて現役フライフィッシャーとしては、この画像をみて気になるのは輝く笑顔ではなく、その左手に乗っている魚の方だ。ニジマスは他の渓流魚に比べるとかなりタフで、取り込みに時間を掛けてしまったり、フックを外すのに手間どってもパワーが衰えにくいという認識なのだが、撮り直しが度重なって相当お疲れになったのか、この魚のぐったり加減は凄い。そんな疲れる現場でもバッチリ笑顔が決まっているハセキョー、流石はプロである。

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September 28, 2003

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道具の修理

右足が大浸水するようになったウェーダと、塗装が1、2層剥がれてしまったリールシートの修繕をする。

二作目のロッドのウッドスペーサが、リングが当たるところの塗装が剥がれてしまったのと、後からリングをハンダ付けした時に熱で一部塗装がやられてしまって、少々見苦しくなってしまった。

リールを固定するリングに、ネパールの小物を扱う店で買った指輪を使ったのだが、完全に輪になっていない、『C』の字のものだったので、リールの固定には無理があった。これをハンダと接着剤で『O』に付けた。この時に熱の伝達を完全に遮断出来なかったので、塗装が痛んでしまった。神聖な『真言』が書かれた指輪をこんなことに使ったからバチが当たったのか…

もうシーズンも終わったし、最悪、直すのに失敗してもしばらく困らない。ウッドスペーサは黒檀を使って作ったので十分硬いのと、防水面は染込んだウレタンだけでも良いだろうと、塗装の大半を削った。まぁまぁの出来に。

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そういえば、最近渓流釣りを始めたとメールをくれた友人の、シーズン最後の釣行はどうだったろうか。近くに住んでいる割にはなかなか会えないけど、釣りを肴に飲めたらいいね。

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September 24, 2003

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シーズンオフが間近

川に秋がやって来て、渓流魚に悪態をつく日々も後わずか。今年も休みの日に雨が多くて、なかなか釣りに行けなかった。昨日の釣行が今シーズンの最後になりそうな感じだが、結果は… 

来シーズンも釣りが出来ます様に。

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September 18, 2003

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はじめてのウルフパターン

今年のシーズンももうすぐおしまい。みなさん、フライ巻いてますか。
一緒に釣りをした方が使っていたロイヤル・ウルフがなかなかよさそうだったので今度自分も使おうと、(ロイヤルではないけど)ウルフパターンを巻いてみる。もう何年もパラシュートとエルクヘア・カディスばかりで、スタンダードも巻いていなかったので、どうもバランスがよく分からない。 …というよりも、どのパターンを巻いてもゴミっぽくなっちゃう。
 
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今年の残りの釣行はこいつらが相棒。たのむよ。

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September 16, 2003

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犬のマッサージ師

渓流釣りのシーズン中によく泊まる宿がある。そこで飼われている犬に会うのをとても楽しみにしている。しかし犬の方はといえば、別に『熱烈歓迎』してくれるという訳ではない。一応、最初は挨拶の遠吠えをしつつ今日の客の顔を見に来るのだが、すぐに退屈そうな様子に戻る。ただし、食べ物を持って行ったときは態度が一変。急に今まで微塵も感じられなかった『やる気』が漲ってくる。今までの研究で、彼はキャベツが嫌いであるということが判明している。

犬種は『アラスカン・マラミュート』というらしい。この辺には犬ぞりを引くお仕事は無いのでどう見ても運動不足。
今年、「重い体を支える足がお疲れになるでしょう、お揉みします」と前足をマッサージしてやると、気に入ったらしく、マッサージを止めると犬パンチを繰出される。それ以来、私のことをアンマさんと認識しているのか、近付くと足をこちらに投げ出して横になる様になった。
 
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どうもこの宿に泊まっていると、魚を釣るというギラギラした気持ちがそがれてしまう。 

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September 15, 2003

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吉田さんとの釣行

先日、プロ・ロッドビルダーの吉田幸弘氏と一緒に釣りをする機会に恵まれた。たいして釣れた覚えの無い川できちんと結果を出すのは流石。 やはり『プロ・ロッドビルダー = 凄腕』なのですね。

吉田さんは名古屋在住。フライフィシング界では珍しく、日本産の真竹を使ってロッドを作っている。

   Yukihiro Yoshida Bamboo Fly Rod-Index

吉田さんのロッドの素晴らしさは私が稚拙な文で語らずとも、いずれ多くのフライフィッシャーの知る処と思うので、ここでは書かない。先んじて知りたい人はデモ・ロッドを振りましょう。(老婆心ながら、お小遣いを貯めておいた方がよいでしょう)

良いロッドを作ることへの妥協の無い厳しさとは対照的に、吉田さんの人柄は気さくで人に愛されるキャラクター。この釣行も予想通りに楽しいものだった。どんな人かを説明する為に家族に見せた、下記のWEBページに登場する吉田さんの話を読み返すと、「このままだよなぁ」と、つい頬が緩む。

   FIPS・Mouche第22回国際大会(Championnat du MONDE) Team Japan報告  

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September 14, 2003

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二本目の自作ロッド

一作目からかなり時間が経ってしまったが、二作目が完成したので実釣に投入した。
  
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    このロッドで釣った最初の魚(イワナ)

基本は前作と同じKawagarasu工法 。ただし今回は六角には削らずに四角のままにした。パワーファイバーを多く残して高反発ロッドを目指したのだが、細身になってピスが少ないことがこの竿の性格に大きく影響しているようで、グリップの中まで曲がり込む。最初に近くの公園で振ってみると、ループがまともに出来ない。また変なものを作ってしまったなと落ち込む。

しかし折って捨てるという気にもなれないし、半ば仕方なく釣りに使ってみると割と使えるではないかという気になってきた。キャスティング時に手に伝わる感触が、メル爺様の「ゥワンプ!」という感じ。中毒性があるのか、これに慣れてきてしまうと今度は他のロッドを振ると妙な感じがする様になってしまった。ひょっとすると、今まで感じられなかったロッドの声が聞こえる様になったのかもしれない。だと良いのだが…

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