11/08/2001〜11/11/2001 |
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| 11/08/2001 (Thu) 天気:晴れときどき曇り | |
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・特急/急行> 運賃:1,450円 |
まだ薄暗い中、成田駅まで行き羽田空港行きの電車に乗った。乗り換え無しで成田から羽田まで行けるのだから便利なものである。ちなみにまわりは東京へと出勤していく会社員の皆様ばかりであった。ちょっとの優越感と引け目を感じながら、羽田空港に到着した。 バースデー割得(誕生日から15日間は3週間前までに予約すれば1区間10,000円というJASの割引)なので搭乗手続き時に免許証を見せたりした。 搭乗口にある到着地の天気と気温を見ると、晴れで21℃となっていた。ちなみにその隣の搭乗口の三沢は8℃ぐらいだった。奄美行きの飛行機はちょっと古そうな細長い飛行機(MD-81)で、エンジンが垂直尾翼の根元に着いていた。座席も横に5つとやっぱり少なかった。ついでに言うと、音楽のサービスもなかった。別にそれに不満があるわけではありません。念のため。 |
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9:00 東京国際(羽田)空港発
運賃:9,800円(バースデー割得) 11:20 奄美空港着 |
この飛行機では飲み物と一緒におかしも配っていた。また、バースデー割得を利用していたのでバースデーカードを頂いたりもした。 やがて機体は高度を落とし始め、喜界島、そして奄美大島が見えてきた。奄美の海は綺麗だが、沖縄とはやっぱり違うかな、と思っているうちに滑走路へと進入。滑走路は海のすぐそばに張り出しているのだが、その周りは珊瑚礁でかこまれているのがはっきりと分かった。ここも珊瑚礁です!と主張しているようだった。 |
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11:40 奄美空港発
12:05 土盛付近の海岸着 |
飛行機を降りて自転車を受け取り、観光案内所で地図をもらって早速出発することとした。宿泊する場所であり、奄美の中心である名瀬市は島の中央付近、空港は北部に位置しているので、今日は北部をくるっとまわって名瀬まで行くことにした。空港を出てしばらく北に行くと海沿いにサイクリングロードがあるのを見つけたのでそれを走ることにした。 奄美大島は周囲461kmの結構大きい島。亜熱帯の島でサイクリングロードを走っていると早速アダンやソテツ、ハイビスカスなど、南方の植物が生い茂っていて南国気分を盛り上げてくれた。気温も11月だというのに暖かく、昼間なら半袖でも充分だった。泳ぐのににはちょっと辛いかもしれないが。 しばらく行くと浜におりられるようなところがあったので、ちょっとおりてみた。砂はやっぱり珊瑚礁系の島なので白い(といいつつ、実は場所によって違う)。波打ち際には魚が群れていて、自分が近づくとすっと逃げてしまった。頭の上をさっき乗ってきた飛行機が通り過ぎていった。 浜を離れてさらに進んでいくと、目の前に真っ青な海が広がった。八重山で見た海ともまた違う青さである。素晴らしい。近くに地元の人が原付を止めて海を眺めていた。やがて、頼んだ訳でもないんだが、「シャッター切るよ」と言って写真を撮ってくれた。どうもこの辺の人はシャッターを切るのが好きなのか、気が利いている?のか、今回は自分が写っている写真が帰ってから確かめてみると沢山あった。 |
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12:16 土盛付近の海岸発
12:33 あやまる岬着 |
青い海にうっとりしながらさらに進んでいくと小さな公園に到着。奄美大島の景勝地の一つ、あやまる岬である。 |
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あやまる岬と言っても、「謝る」でも「誤る」でもなく、「あや織りなす鞠」に岬の形が似ているからあやまる岬なのだとか。岬の小高い丘に登ると、青い海、珊瑚礁の端の波のあたっているところ、足下のアダンやソテツの木々、などなどを見渡すことが出来た。 景色を十分に堪能したあと、岬からちょっとずれたところにあるソテツジャングルに行った。 |
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ここは、海沿いのちょっと小高いところにある白い砂で出来た土地にソテツが群生しているところ。中に散策道があって、ソテツやその他の木々を上から下から見ることが出来た。ソテツ自体は関東でも見ることが出来るが、これだけ集まるとやっぱり圧倒された。 ソテツジャングルを出発し、しばらくさらに北へと進んでいった。そのうち一つの集落を通過したが、何件かの家の庭?に屋根だけの高床式倉庫(縄文時代だか弥生時代だかの歴史に出てきたやつ)のようなものがあった。高倉というものらしく、この辺りの伝統的な倉庫らしい。 さらに北へ進んだところで海沿いを離れ、島の北西側に出るべく山道を登っていった。奄美は島内の標高差が結構あり、しかも海岸線が入り組んでいるので結構上り下りが多い。この日は荷物を全て背負ったまま(デイパック一つだけど)での移動だったのでしんどかった。 山を越えて再び海沿いに出てしばらく南下し、沖縄まで続く国道58号の起点となる赤木名で食料確保のためスーパーに寄った。 スーパーの品揃えと値段を見るのは旅先では結構好きなのだが、この島も個性的であった。酒は黒糖焼酎(奄美と与論でしか作られていない黒糖を仕込みに使ったすっきり味の焼酎)がやはり多いし、魚もブダイのような魚が置いてあったりした。そして紙パックの飲み物で「みき」というのがあった。何ともあやしい。しかも2ブランドある。・・・ということでみきと弁当を購入してスーパーを後にした。 |
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14:15 手花部発 |
ちょっと走って海沿いに道が出たところで、防波堤(といっても高さ1mぐらいの)に座って昼食をとった。さて、みきであるがどろっとしていてちょっと酸味がある。凄い喉ごし。まさに健康飲料。機会があれば是非お試しを。要冷蔵。 ここからしばらく国道を辿って南西方向に海沿いを進んでいった。この辺は海岸線が入り組んでいて、沖縄と言うよりは瀬戸内海のようであった。たまに海におりたりしながら進んでいき、小さな火力発電所のある浦というところにやってきた。ここから国道は島の内陸部を進んでいくのだが、ここで少し北に外してやはり山の中を進んでいくと奄美自然観察の森というのがあるらしい。もしかして南国の植物が生い茂っているのか?と思い、そっちに寄り道することにした。これが大きな間違い?だとは気づかずに。 |
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奄美自然観察の森まではかなりキツイ登りが延々と続いた。どうにか登り終えて尾根線上に出ると揺れるススキの穂の間から今日自転車で走ってきたあたりが一望できた。やっぱり瀬戸内のようである。 そこからしばらく軽快に走って奄美自然観察の森に到着した。ここは、地元の人がピクニックに来るようなところみたいでちょっと期待とずれていた。ま、いいかとさらに道を進み下りにさしかかってしばらくしてからのことだった。いきなり道がダートになった。しかも轍あり、倒木などもありのかなり激しい道である。ハブが出てきても全然文句は言えない。実は奄美自然観察の森から下へ下るためには来た道を戻って下らなくてはいけなかったようなのだが、持っていた地図ではそうは思えず、前進してしまったのである。戻ろうにも随分と下ってしまったので、仕方なく下っていった。自転車には一応前後ともサスペンションが着いてはいるのだが、小径タイヤのハンデを抑えるためのものでこのようなところ向けではない。がたがたと揺れながらフレームがゆがまないことを祈りつつ、どうにか海沿いの舗装道路までのダウンヒルを完走することが出来た。 |
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辛いダウンヒルを終えたところで、名瀬方向へ向けて走り始めた。この辺りの海は結構荒々しいところがあって、浜も岩だらけのところなどもあり、屋久島などのイメージがあった。同じ島でもこうも表情が変わるものかと感心してしまった。 しばらく走って芦花部というところにつき、名瀬までの距離も考えてこの辺でバスに乗ることにした。バス停で時間を確認するとあと10分ちょっとでバスが来るようである。早速自転車を畳んでバスに乗る準備をした。ちょうど、輪行袋に入れ終わった頃に、横の路地からマイクロバスが顔を出し、バス停のある通りに出て走り去っていった。しばらくすると今度は反対の方向から同じ塗装のマイクロバスがやってきて走り去った。やがて到着時刻を過ぎたがバスは来ない。そしてさらにしばらくしてあることを悟った。さっきのマイクロバスが路線バスだったのである。というか、客がいるんだら通り過ぎるな!路地から出てくるな!と思ったが後の祭りであった。再び自転車に乗って走らざるを得なかった。 |
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ほんの少し走って、結局自転車を畳んで気長にバスを待つことにした。少し走ったらまたしても急坂が待ち構えていたのである。バスに乗ることを考えるとこの先に自転車で進むのはちょっと苦しい。民家もなさそうだからバス停もないだろうし。 バスを待っていたのだが、車がそれなりに通っていた。島だしヒッチハイクも可能かな?と思っていたら、思いが通じたのか一台のライトバンが止まってくれた。「乗っていく?」の誘いに二つ返事で了解したのはいう間でもない。 |
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乗せてくれた方は学校で仕事をしているとのことで、自称「ボランティアのツアーコンダクター」だそうだ。夕陽の綺麗なところを教えていただけるとのことで、名瀬の市街を抜けてもう少し行ったところの大浜海浜公園に連れていって頂いた。名瀬市街で道路が混雑していたこともあって、ちょっと夕陽を拝むのには遅かったが、静かな潮騒の音と島の輪郭が赤くなぞられているのを見ているとちょっとほっとした。ここの海は夏にシュノーケリングすると結構面白いとのことだった。 |
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暗くなった大浜を離れて名瀬の市街へと戻った。飲みに行かないかと誘っていただいたが、自分の足で色々とまわってみたいという気持ちもあり、宿のそばまで送っていただいて車を降りた。実にお世話になりました。 今日明日の宿は名瀬市街にある素泊まりの民宿、たつや旅館である。部屋はとても広く、ケーブルテレビやエアコン(これは使わなかったけど)を完備し、歯ブラシやひげ剃りなども常備されていてその上、コーヒーなども飲めるし、朝にはパンもでる。これで2,500円は破格である。 |
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晩御飯を食べるべく、いったん外に出た。宿のすぐそばの通りではこの日、やんごフェスティバルという祭りを行っており、特設のステージで歌を歌ったりしていた。通りには焼酎のメーカーがテントを出していて、焼酎を振る舞っていた。通りを自転車を押して歩いているとすぐに掴まって焼酎を振る舞っていただいた。ロックの焼酎で気分良くなってきたところで、晩御飯を食べるところを探してまわった。 名瀬の市街は結構栄えていて石垣島の市街ぐらいである。奄美に共通して言えることだが、関東などで見られる店はほとんどない(例えばコンビニはあるが初めて見る名前の店だったり)。さて、奄美の郷土料理といえば鶏飯である。ということで鶏飯を食べさせてくれそうな店を探してそこに行った。そこで、鶏飯を頼むつもりだったのだが、メニューを見ていたらアバス汁というのがあった。とても気になる。店の人に聞くとアバスとはハリセンボン(フグ)のことらしい。ハリセンボンの味?とますます気になり、結局アバス汁を頼むことにした。アバスの身はちょっと弾力があった。 |
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宿に戻り風呂に入って、買ってきたオリオンビール(最近奄美に入ってきたとのこと)を飲みつつ、ケーブルテレビで色々な番組を見ながら夜は更けていった。 |
| 本日の出費 :京成などの運賃(1,450円)、航空券(9,800円)、宿泊費(2,500円)、 朝食、昼食、夕食、お酒類、ジュースなど 計 17,000円ぐらい |
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| 11/09/2001 (Fri) 天気:晴れ | |
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8:00 民宿たつや旅館発
8:30 名瀬市街南部のバス停着 |
宿を出て、名瀬市街を少し彷徨った後、名瀬市の外れのバス停でバスを待った。この日は島の南部を目指すつもりなのだが、自転車のみではちょっと辛そうな距離と登りなので、バスを利用することにした。 |
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8:50? 名瀬市街南部のバス停発
運賃:800円
9:35 西仲間着 |
昨日バスに乗れなかったこともあり、ちょっと不安だったが無事に?バスに乗車できた。 バスに乗るとすぐに坂を上ってトンネルをくぐり、山の中を進んでいった。山の斜面にはヒカゲヘゴがそこいらじゅうに生い茂り、亜熱帯の雰囲気抜群だった。 バスの乗客はまばらだったが、自分の隣には朝からビールを飲んでご機嫌な2人のおっさんが乗っていた。歌を歌ったりしてご機嫌な様子で、そのうち自分にも絡んできた。どこから来た?何処に行く?カブトムシを取りに来たのか!など、何やらいろいろ話しかけて頂いたが、すいません、何を言っているのかさっぱりでした。 途中、国道を外れ山の中に入っていったのでバスを間違えたかと焦ったがそんなこともなく、とりあえずの終点(実際にはさらにこの先まで乗り継いでいける)でバスを降りた。 |
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9:37 西仲間発
9:50 マングローブ茶屋着 |
バスを降りてしばらく行くと、道の駅があった。マングローブがこの先に広がっておりその観光施設を兼ねているらしい。ちょっと寄っていこうかとも思ったが、宿にここのもう少し先にカヌーツーリングなどが出来るところがあると書いてあった(ここでも出来るみたいだったが)のを思いだし、そこまで移動した。 |
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10:00 マングローブ茶屋発
料金:1,500円
11:15 マングローブ茶屋着 |
カヌーツーリングの申し込みをし、マングローブでのカヌーツーリングへと出かけた。西表島に以前行ったときにはカヌーには乗れなかったので楽しみにしていた。 ガイドさんのカヌーを追いかけながらマングローブの中の水路上のところを進んでいった。ただこの時は干潮で水位が低く、一番奥までカヌーで進むことは出来なかった。そこで、カヌーを下りてマングローブの中を歩いたり、シャコの巣を見たり、干潟にシオマネキなどを見に行ったりした。途中カワセミにあえたりするなど、ちょっとラッキーなこともあった。ちなみにここのマングローブ、さすがに西表島にはかなわないが結構広かった。 このガイドさんは、マングローブは木の名前ではなくて林のことだ、満潮の時に次は来てね、昔皇太子殿下を案内したことがある、ということを強調していた。そうそう、マングローブってみんな木が同じ高さだなと薄々思っていたのだが、ヒルギの木にそういう性質があるとのこと。何ともインテリな木。 カヌーツーリングの後にたつや旅館に泊まっているでしょ?と言われた。鋭い。 これから島の南部を目指すことを伝え、どこがお奨めかを聞いたところ、ホノホシ海岸というところがお奨めだとのこと。ということでそこを目指すこととした。 |
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11:20 マングローブ茶屋発
12:40 網野子着 |
国道58号を快調に進んでいったが、そのうち徐々に上り坂が目立ち始め、やがて完全な峠道になった。周りを見渡しても山ばかりでとても島にいるとは思えない景色であった。ヒカゲヘゴやハイビスカスと言った南国情緒満点な感じとススキの穂が揺れる涼しげな秋の景色のコントラストにちょっと違和感を覚えつつ、のろのろと峠を越えていった。 ようやく峠を越えると下り坂の向こうに奄美大島の入り組んだ地形と加計路麻島が向こうに見え、瀬戸内のようであった。今までの登りでの鬱憤を晴らすべく、先を行く車をあおりながら一気に海岸線と同じ標高まで下っていった。 お昼も過ぎ、結構ハードに自転車に乗ってお腹が空いてきたので集落の中にあるお店でパンを買い、海まで行って簡単に昼食をとった。この辺りの集落は庭にガジュマルが植わっていたりして、とても涼しげで落ち着いた感じがした。海も入り江の内側にあるだけにとても静かであり、小舟がぷかぷかと浮かんでいて良い雰囲気であった。 |
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12:55 網野子発
13:45 ホノホシ海岸着 |
昼食後、再び自転車で走り始めた。ホノホシ海岸のある小さな岬を進んでいき、途中またしても急な坂を上って下って、雰囲気のいい小さな集落を抜けて瀬戸内風の海沿いの道を進んでいった。やがて、電柱の立ち並ぶちょっとシュールな池(車エビの養殖地らしい)を通りすぎて、ホノホシ海岸に到着した。 |
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13:57 ホノホシ海岸発
14:04 ヤドリ浜着 |
ホノホシ海岸は外海に面していて荒々しい波が打ち寄せていた。そしてその波のせいでここの浜は丸い石だけで出来ていた。砂のように細かくなったものが全くなく、なかなか不思議な感じであった。まわりも岩肌がむき出しで樹木が生えていない景色が広がっていて不思議な感じを高めていた。 ホノホシ海岸を離れ、ホノホシ海岸と対岸、加計路麻島との間の大島海峡沿いの道を進んでいった。こちらはホノホシ海岸側とは全く違ってとても静かで海が太陽の光できらきら輝いていた。 しばらく進んでいくとヤドリ浜という海水浴の出来るビーチに着いた。当然ここも海は穏やかで砂も白く、ホノホシ海岸とは大して距離は離れていないのに正反対の様相を呈していた。 |
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14:12 ヤドリ浜発
15:00 古仁屋着 |
ヤドリ浜を離れて上ったり下ったりまたしても繰り返しながら古仁屋までやってきた。 |
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古仁屋は大島の南部に位置する結構大きな港町。ちょうど鹿児島方面へ行くフェリーが入港していた。また、加計路麻島へ行く船もここから出ている。加計路麻島は昨日車に乗せてくれた方が勧めてくれたので、是非とも言ってみたかったのだが時間がないので断念。 古仁屋の港の水面を覗くと、ハリセンボン(アバス)やチョウチョウウオ等が泳いでいた。漁港の船着き場のようなところでもこのような魚が泳いでいるとは何とも幸せなところである。 |
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15:40 古仁屋発
運賃:1,410円 16:40 朝戸着 |
古仁屋からは時間も遅くなりつつあったので、バスに乗って名瀬を目指した。名瀬に近い山の中でバスを降り、ヒカゲヘゴを眺めてから名瀬市街へと下っていった。 |
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16:45 朝戸発
19:45 民宿たつや旅館着 |
名瀬に戻ってからおみやげを購入し、その後夕食を食べにいった。鶏飯をどうしても食べてみたかったので昨日と同じ店に行った。 鶏飯はご飯の上に自分で鶏肉や錦糸卵、ノリ、ネギなどの薬味を載せ、そこに鳥でとったスープをかけて食べるお茶漬けのようなもの。スープが美味しく、今までに味わったこと無い新鮮な感覚だった。 宿に戻り、明日の出発が早いため会計を先に済まさせてもらい、早めに床についた。 |
| 本日の出費 :カヌーツーリング(1,500円)、バス代(800、
1,410円)、宿泊代(2,500円)、 昼食、夕食、酒、みやげなど 計 14,000円ぐらい |
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| 11/10/2001 (Sat) 天気:晴れときどき曇り | |
| 朝、4:45頃に目を覚ました。出発の準備をしていると外で物音がした。昨日、宿のオーナーに同じフェリーに乗る人がいると伺っていたのでその人かな?と思っていた。準備が出来て部屋の外に出てみると、同じぐらいの歳の女性が廊下で本を読んでいた。 「沖縄行きのフェリーに乗られる方ですか?」と聞いたら、そのフェリーに乗って鹿児島からやってきたとのこと。明日トライアスロンの大会があり、そのために奄美にやってきたとのことだった。そういえば、島の北部にのぼりが立っていたのを思い出した。少しひそひそ声で話をしてから、宿を後にした。 |
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真っ暗な名瀬の市街を自転車で走っていき、すぐに名瀬新港に到着した。さすがにこの時間だと外は寒かった。 |
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5:50 名瀬(奄美大島)発
2等運賃:5,000円 9:00 亀徳(徳之島)着
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フェリーに乗り込み、2等船室に荷物を置いた。この船は貨客船ではなく客船(それでもコンテナを積んでいるが)のようで、船室は割と広々としていた。出航後、とりあえず一眠りすることにした。 しばらくして目を覚まし、デッキに出て日の出を拝むことにした。デッキには奄美から(主人と)乗ってきた犬が寝そべっていた。奄美の島の輪郭が赤く染まり始め、太陽が顔を出した。船が加計路間島の横を通りすぎようとし始めた頃、再び船室に戻り眠りについた。 次に目が覚めたときには船は徳之島のすぐそばまでやってきていた。徳之島は島の真ん中あたりにちょっと高い山があってそれが目立っていた。また、干潮だったこともあって港の北側には磯がかなりの沖まで広がっていた。 |
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10:10 亀徳(徳之島)発
12:10 和泊(沖永良部島)着 |
徳之島からはなぜかバニーガールが一人乗ってきた。なんだかよく分からなかったが、デッキの上を行ったり来たりしていた。また船室で一眠りしてデッキに出ると、沖永良部のそばまでやってきていた。沖永良部は平らな島だった。空港が海の近くにあり、ちょうど飛行機が離陸していった。 |
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クイーンコーラル8> |
沖永良部を離れてしばらくすると、海の向こうに小さく与論島が見えてきた。どんどんと与論島に近づいていき、そのうち沖縄本島も遠くに見えるようになってきた。定刻よりも少し遅れた気もしたが、珊瑚に囲まれた青い海の島、与論島に到着した。港では何人かの人が釣りを楽しんでいた。 |
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港には宿の人が迎えに来ていたので車に乗り込む。さすがに時期が時期だけに自分ともう一人だけが乗り込んだ。港からちょっと走ると島で最も栄えている茶花にある宿に到着した。 |
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宿で島の見所などを簡単に教えてもらってから、自転車で外に出た。珊瑚礁のリーフに囲まれた周囲22kmの小さな島。珊瑚隆起の島だと思われるので標高差も小さいので自転車でまわるのは楽々であった。 まずは茶花にあるウドノスビーチに行った。このビーチのそばは白く塗られた家が集まっており、ギリシャ村を名乗っていた。この島自体もギリシアのミコノス市と姉妹都市とのことで、ヨロンパナウル王国と名乗っていた。パナは花、ウルはサンゴのことだとか。そんなこんなで島のいたるところに鳥のような魚のような、ちょっと変わったキャラクターの像やマークが建っていた。 さて、ウドノスビーチは白い砂と青い、というより水色の海。天気がいまいちだったが綺麗なものはやっぱり綺麗だった。 |
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ウドノスビーチを離れ、島の割と海に近いところを走っていった。陸地は基本的にサトウキビ畑だらけであった。島は小さいのだが、こうもサトウキビ畑が続くととても広々と感じた。 途中、100円ショップがこんな小さな島でもあることにびっくりしたり、小さな船の止まっている浜を眺めたりしながら大金久海岸沿いの自然観察路を進んでいった。Coccoの歌にも出てきたモクマオウの林の中を進んでいくと、海岸の中心付近にやってきた。 大金久海岸の沖には干潮の時だけ百合が浜という浜(島?)が現れる。この日は朝が干潮なのでこの時は浜は見えなかった。海岸に通じる道にはアクセサリーなどを売る土産物屋が並んでいた。そこのおばさんにお茶やらお菓子やらをご馳走になったり、いろいろ話を聞いたりしつつ、とりあえず今日はここを離れた。 |
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16:30 大金久海岸発
16:39 赤崎海岸
16:50 チチ崎付近
17:00 前浜着 |
大金久海岸を離れた後も海沿いを進んでいった。島の南側にやってくると海の向こうに沖縄本島が見えた。与論島は沖縄本島と28kmしか離れていないので、かなりはっきりと見ることが出来た。 |
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17:08 前浜発
17:25 与論城趾着 |
前浜という浜を離れ、沈み行く夕陽を眺めながらさらに海沿いを進んでいった。道がソテツの生える断崖の下を進んでいくようになったと思ったら、行き止まり。仕方がないので来た道を戻っていったら、七面鳥?のような鳥がふと気が付くとすぐ後ろにいて、自転車をゆっくりと追いかけてきた。でも、ちょっと走ったらすぐに諦めたみたいだったけど。 このあと、島の高台にある与論城趾に向かった。崖の上に石垣が残っていた。ちなみに琉球王朝の城跡らしい。城趾から夕陽が完全に沈んでいくのを眺めているうちに段々と冷え込んできた。昼間は半袖で平気でも日が暮れるとさすがに寒い。ウインドブレーカーを着て、宿を目指した。 |
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17:35 与論城趾発
17:55 民宿南海荘着 |
坂道を下って宿へと戻った。海を見ながらゆっくりまわっても2時間半。とても小さな島である。 |
| さて、宿の夕食に刺身が出てつまがついていたのだが、当然大根だと思っていた。ところが、食べようと思ったら宿の人に「それパパイヤだよ」と言われた。確かにパパイヤ漬けというものもあったりして、果物的ではない使われ方もしているのかな、と思っていたがまさかこんな形で食べることになるとは。ちなみに大根のつまと食感が微妙に違うぐらいで言われなかったら分からなかったかも。 | |
| 本日の出費:朝食、フェリー2等(5,000円)、宿泊代(5,000円)、ジュース、お酒、おかし、みやげなど 計 12,000円ぐらい |
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| 11/11/2001 (Sun) 天気:晴れのち曇り一時雨 | |
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8:30 民宿南海荘発
9:00 寺崎海岸着
9:20 皆田海岸着
9:50 大金久海岸着 |
朝食を食べてから、自転車で外に出かけた。今日の昼には飛行機に乗らなくてはならないのだが、午前中のうちに百合ヶ浜に行くのが目標であった。昨日とほぼ同じルートを辿っていたが、昨日は薄曇り、今日は晴れ、ということで違った雰囲気に見えた。 途中に寄った寺崎海岸には小さな港があった。奄美でも見たアバスや南国の小魚が泳いでいた。 次に寄った皆田海岸も小さな港になっていたが、小さな島がすぐ沖に浮かんでいて、綺麗な海の色と相まっていい雰囲気であった。 さらに進んで大金久海岸にやってきた。大金久海岸にはグラスボートの発着所があるのだが、近づくと発着所のテラスにいたおじさんがすぐに声をかけてきた。いくつかのコースがあるのだが、百合が浜の往復を選んだ。他に2人お客さんがいたのだがこの人達は他のコースを選んだので、結果的に船1隻をチャーターしたような格好となった。 |
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料金:2,000円 |
船の中心付近のそこがガラス張りになっているグラスボートに乗り込み、リーフの端のほうにある百合が浜を目指した。ここの海は水深が深くても数メートルといったところで、海の底の白い砂まで綺麗に見えた。海全体を眺めると水色にきらきらと輝いていた。よく、プールの底を水色に塗っているが、それは今見ている海をイメージしているのではと思った。やがて、海の中に白い砂浜が浮かび上がっているところに近づいた。百合ヶ浜である。船では水深が足りないために横付けできないため、膝上ぐらいの深さのところを歩いていって、百合ヶ浜に上陸した。 |
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百合ヶ浜は出現する場所も大きさもまちまち。今の百合ヶ浜は夏の台風が通りすぎた頃から出現するようになったとのこと。リーフの外を見れば海の向こうに沖永良部島が見え、リーフの内側に目をやると海の向こう?に大金久海岸の白くて長い海岸が見えた。貝殻を拾ったり、星の砂を探したりして百合ヶ浜を堪能した後、船に戻った。 船に戻って百合ヶ浜を離れ、今度は魚が沢山いるというスポットへと移動した。海の中を覗くとサンゴと魚が見えた。 |
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船の船頭がえさのコマセのかけらを海に投げ込むとその餌を目がけて沢山の魚が集まってきた。小さいのから大きいもの、縦縞の魚や赤い魚、とにかく様々な魚が次から次へと集まってきた。 百合ヶ浜に続いて、魚も堪能し、大金久海岸に戻った。時計を見ると既に11:00をまわっていた。ちょっと慌てつつ宿へと戻り始めた。 |
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島の少し内側のバスが走っている道を走って宿まで戻った。 |
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宿の人の車で空港まで送っていただいた。空港に着くと、甲高い空気を切り裂く音が聞こえた。与論にはプロペラ機のみが就航しているのだがその音であった。 搭乗手続きを済ませた後、空港のすぐそばにあるそば屋でもずくそばを食べた。もずくそばはその名の通り、もずくが麺に練りこまれたそば。でも味は普通の蕎麦だった気がした。ここの店員のおばさんは昔は東京に住んでいたとのこと。南の島に移住とはちょっとうらやましい。 空港で沖縄名物ブルーシールのアイスを食べていると搭乗開始となった。小さな空港であるが、一応普通の空港と同じような機械でボディチェックなどを受け、飛行機へと歩いていった。 与論から鹿児島まで乗ったこの飛行機は東京オリンピックの頃から製造され始めた唯一の国産旅客機YS-11。既に2006年までの引退が決まっている機材である。先頭が黒く塗られているところと大きなプロペラが印象的であった。機体に内蔵されているタラップを上って機内へと入った。自分の席はプロペラの真横だった。 座席は他のJASの機材と同じ座席がついてはいるものの、他の部分はおそらく昔のまま。荷物入れは列車の網棚のようなつくり。座席の表示も1A(窓側)、1B(通路側)と新幹線のよう。窓は東寺の日本人の体格に合わせたのかちょっと低い位置。他にもベルト着用サインが一番前に一つだけしかなかったり、客室乗務員の呼び出しボタンの「スチュワデス」など、他の画一的なつくりの飛行機とは一線を画していた。 |
![]() 運賃:21,910円(2週割得) |
離陸の時間が近づき、プロペラが回り始め、ブーンという甲高い音を鳴らし始めた。YS-11はNHKのプロジェクトXでも紹介されており、思い入れがあったのでプロペラが回り始めたときには結構感動してしまった。短い滑走路を走って離陸し、与論島を後にした。空の上から与論島を見ると島がリーフに囲まれているのがはっきりと見え、それは本当に美しかった。この後も沖永良部、徳之島、奄美大島、トカラ列島と南の島々の上を通りすぎていった。プロペラ機はあまり高い高度で飛行できないので景色がよく見えた。 機内サービス?でもらった飴を舐めつつ、鹿児島目指してジェット機よりも遅い速度、やかましい音で飛んでいった。 鹿児島に近づくにつれて雲が多くなってきた。屋久島のあたりではほとんど雲の中を飛ぶようになってきた。雲の中を揺れながら進んでいき、ぱっと雲が晴れるとプロペラの向こうに桜島が見えた。ここから一気に高度を落として鹿児島空港に着陸した。 |
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鹿児島で乗り継ぐ飛行機は夜の飛行機にしたので、約4時間ほどの空きがあった。そこで空港の案内板などから霧島のほうへ下っていくといくつかの温泉地があるのを発見。そのうちのひとつ、妙見温泉へと向かった。 |
![]() 入浴料:500円 17:20 宇都付近発 運賃:260円? |
川沿いの道を走り妙見温泉に近づくに連れて、道沿いに足湯や飲泉場がありそれを抜けるとそこかしこに湯煙の上がる温泉地に到着した。早速そのうちの一つを選び、温泉で旅の疲れを癒した。日曜日の午後だったせいか、湯船を独り占め。ちょっと贅沢気分。 温泉から出て外に出ると、少し雨が降っていた。折角温泉に入ったのに!と思ったが仕方がない。自転車で空港への上り坂(鹿児島空港は高台にある)の手前まで自転車で戻った。幸いなことに雨はすぐにあがったのであまりひどい目に遭わずにすんだ。 空港で搭乗手続きを済ませて、夕食を食べ、土産物屋を物色しているうちにちょうど良い時間になったので、帰りの飛行機に乗り込んだ。 |
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運賃:9,800円(バースデー割得) |
鹿児島空港を離れて暗闇の中を飛んでいき、1時間半もすると羽田空港に到着した。さすがに羽田は肌寒かった。鹿児島もまあまあ寒かったが。 |
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品川<横須賀・総武快速線>船橋 京成船橋<京成線>京成成田 運賃:400+450+520円 |
電車を乗り継ぎ、成田へと帰った。 |
| 本日の出費:航空券(21,910、9,800円)、バス(260円)、グラスボート(2,000円)、 電車運賃(400、450、520円)、昼食、夕食、飲み物、お酒類 計 35,000円ぐらい |
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