<谷汲・下呂温泉>
08/25/2000〜08/26/2000

 青春18きっぷが思わぬことで一回分余ったことと、土曜日に実家(=神奈川)に戻る必要があったので、とりあえず大垣夜行に乗ってどこかに行こうと試みました。

08/25/2000 (Fri) 天気:晴れ

19:00頃 京成成田発

(成田空港発 京成上野行き)
<京成電鉄・特急>

運賃:750円

20:00頃 日暮里

<山手線・外回り>

20:20頃 品川着

23:55 品川発

(品川始発 大垣行き)
<東海道本線・臨時快速>

JR線運賃(日暮里〜川崎):380円

 とにかく品川まで行って並ばないことには話が始まらないので、品川まで移動しました。発車時刻の3時間半も前だというのに既に長蛇の列が形成されていました。春の18きっぷシーズンと比べてはるかに厳しい状況でした。列の短そうなところを探して並び、雑誌とビールを片手にひたすら列車の入線を待つこととなりました。

 自分の前に座っていた(並んでいた)おじさんは、国鉄・JRの職員だったんだそうで、秋から休職して今後は九州でゆっくり過ごすということでした。大垣夜行から乗り継いで神戸まで行って観光して、その後ムーンライト九州で九州を目指すという夜行2連泊に挑戦するとのことでした。こういう色々な人に会えるのも夜行列車の醍醐味ですね。

 きっちりとした行き先が決まっていなかったので、時刻表を見て色々と考えました。白川郷に行ってみたいという願望があったのですが、高山からさらにバスを乗り継がなくては行けないので挫折。結局、下呂温泉で温泉に入ることと、先日雑誌でちょっと見た岐阜の山奥のローカル線を見に行くことを目標にしました。

 23:00頃になると駅員が2列並んで待つように指示して回り始めました。既にどう考えても全員は座れないぐらいの長蛇の列になっていました。23:40頃、ようやく列車が入線。席を確保してほっと一息。通路には座れなかった人が溢れかえり、しゃがみ込む人、立ったままの人などで通路は完全にふさがってしまいました。

 席を確保した自分は、品川を出発するとすぐに眠りにつきました。

本日の出費  :京成電鉄(750円)、JR線(380円)、ジュース、おかし、雑誌
        計 2,000円ぐらい
08/26/2000(Sat) 天気:晴れ

6:38 大垣着
6:57 大垣発

(大垣始発 樽見行き)
<樽見鉄道>

運賃:280円

7:17 北方真桑着

 電車は大して空くこともなく、混雑したまま大垣に到着。大垣ではいつも1番線に到着し、米原方面への乗り継ぎの列車の入線する隣のホームへと走るのが恒例の行事(?)だった(姫路etc編参照)のですが、今回はその乗り継ぎの列車の来るホームに到着。少しずつ変更がなされているようでした。そういえば、昔はムーンライトながらを追い越すのは名古屋でしたが、最近では豊橋に変わっていたりもします。国鉄・JRの職員のおじさんとお別れをして、大垣の一番端のホームへと移動しました。

  大垣からは樽見鉄道に乗りました。水色のレールバスに揺られながら、北方真桑まで移動しました。途中で揖斐川を渡ったのですが、一両だけのレールバスが大きな橋を渡っていくのは、不思議な感覚でした。

(約1km)

7:30 美濃北方駅着
7:40 美濃北方発

(岐阜駅前発 黒野行き)
<名古屋鉄道 揖斐線>

7:55 黒野着

 北方真桑で樽見鉄道を降り、名鉄の美濃北方駅まで歩いていきました。美濃北方駅の周りの町並みは、ちょっと昔っぽいというか、雰囲気のあるところでした。

 美濃北方駅で待っていると、モダンな路面電車が到着。これに乗って、おおよそ路面電車にはにつかわない景色の中を快走し、揖斐川の支流(といっても立派な川ですが)を渡って黒野に到着しました。

8:00 黒野発

(黒野始発 谷汲行き)
<名古屋鉄道 谷汲線>

運賃:440円

8:21 谷汲着

 黒野から先は、非常にクラシックな車両の縄張りでした。黒野駅には、白と赤に塗られて、正面が丸まったデザイン(大正時代のものらしいです)の車両が車庫に並んでいました。しばらく待っていると、これとは別のこれまた昭和初期製の真っ赤な車両が入ってきました。

 この車両は、鋼鉄製のボディにリベットが打ち付けられた実に無骨な作りをしていました。車内は床が小学校の旧校舎のような板張りですが、吊革の部品や座席の端の肘掛けの部分が独特のカーブを描いたデザインをしていて、昔っぽい(実際に古いのですが)デザインが素敵でした。

 これに乗って、谷汲を目指しました。ゴトゴトと前後左右?に揺れる車両に揺られながらゆっくりと進んでいきました。この路線はさっき渡った川沿いに山奥を目指していく小さな路線で、のどかな田舎の風景にとけ込むようにして走っていきました。

 20分ほどで終点の谷汲に到着しました。どうやらこの車両1両が一日中行ったり来たりしているようでした。駅で電車好きの子供を連れた親子のカメラのシャッターを切ってあげて(久々に一眼レフを触ったのでちょっと緊張しました。)、駅を後にしました。

8:25 谷汲駅発

(約2.5km)

9:00 長瀬駅着
9:18 長瀬発

(谷汲発 黒野行き)
<名古屋鉄道 谷汲線>

9:35 黒野着
9:45 黒野発

(黒野始発 新岐阜行き)
<名鉄 揖斐・岐阜市内線,急行>

運賃:660円

10:21 新岐阜着

 谷汲は小さな山間の村で、平らなところに田んぼが広がり、車の交通量も少なく、時間がとてもスローに流れているように感じられました。谷汲線もこの景色にとてもフィットしているように感じられました。

 線路沿いの道を黒野方向へと歩いていきました。線路は道の横の杉林の中に埋もれるようにひかれていました。途中に小さな神社があったのですが、参道の途中に踏切があって、ここでもこの鉄道が村の中に溶け込んでいることを感じました。

 やがて、先程の川沿いに道路も線路もやってきました。川では釣り人(鮎?)が糸を垂れ、燦々と降り注ぐ陽の中、のどかな風景がここにも広がっていました。川の向こう岸には大垣から乗った樽見鉄道の線路が見えました。

 近くの長瀬駅に行き、電車を待ちました。長瀬駅には「谷汲線廃止反対」といった旨ののぼりが立っていました。どうやらこの路線は廃止が検討されているようでした。とても雰囲気のある路線だし、是非とも残してもらいたいものです。

 またしてもやってきた真っ赤な電車に乗って黒野まで行き、そこから路面電車で岐阜まで出ました。ちなみに路面電車は途中から道路の上を走るようになりました。

 岐阜市内で朝御飯を食べて、ちょっと休憩しました。

(約1km、散策)

11:05 岐阜駅着
 岐阜は繊維の街なのだそうで、駅前にはものすごい数の洋服屋(まさにこの言葉がぴったりです)が所狭しと立ち並んでいました。ちょっとふらふらしてから岐阜駅へと移動しました。

11:19 岐阜発

(岐阜始発 多治見行き)
<高山本線>

11:57 美濃太田着
11:59 美濃太田発

(美濃太田始発 高山行き)
<高山本線>

13:10 下呂着

 岐阜からは高山本線で下呂を目指しました。高山本線は各駅停車の運行本数が少ないせいか、結構混んでいました。途中美濃太田で乗り換えがあったのですが、朝の大垣駅のごとく、すごい人の波が走って移動していきました。

 美濃太田を過ぎると段々と列車は山の中へと吸い込まれていき、飛騨川の作る谷の中を走っていきました。途中ダイナミックな渓谷が見えたり、数々のダムを見たりしながら、山奥へと進んでいきました。そんな景色が1時間近く続くと、やがて下呂に到着しました。

13:10 下呂駅発

(約0.7km)

13:20 クアガーデン露天風呂着

入浴料:600円

14:05 クアガーデン露天風呂発

 下呂温泉は傷ついた白鷺が傷を癒した温泉といわれ、温泉街にはいたるところに白鷺のデザインが使われていました。また、有馬、草津と並んで日本三名泉と言われています。ちなみに元々は下留(しもどまり)で、これを音読みしてゲル、さらになまって下呂なんだそうです。

 駅前の案内板で露天風呂を見つけ、そこに行きました。お湯は無色透明で匂いもほとんどしなく、ちょっと温泉気分にかけましたが充分堪能してきました。ここの温泉には首だけ出る木の箱に入る一人用サウナのようなものがあるのですが、見た目にも不思議な感じでお奨めです。

(約0.9km)

14:25 下呂温泉合掌村着

入場料:800円

14:50 下呂温泉合掌村発

(約1.1km)

15:15 下呂駅着

 温泉から出てからは、ちょっと温泉街を歩いた後、下呂温泉合掌村に行きました。ここは、白川郷から移築された合掌づくりの建物が集められたところで、白川郷まで行けなかった自分にはちょうど良かったのかもしれません。

 敷地内には合掌づくりの建物が並び、古民具の展示や紙すきなどの体験の出来るコーナーが設置されていました。合掌づくりの建物が見られたという点では満足だったのですが、どうしてもある敷地内に集められたという感は否めなく、ぜひとも白川郷には行ってみたいと改めて思いました。

 下呂駅に向かって歩きながら飛騨川を渡っているときに、橋の下に小さな風呂があるのを見つけました。噴泉池という無料の温泉で何人かの人が入っていました。色々な温泉地で無料の温泉に挑戦している自分としてはここを先に見つけていれば、とちょっと後悔してしまいました。もっとも脱衣場も洗い場もなく、橋の上から丸見えなのですが。

 下呂駅でパンなどを軽く食べ、帰りの列車に乗り込みました。

15:33 下呂発

(高山発 岐阜行き)
<高山本線>

17:32 岐阜着
 下呂から再び谷川沿いを走っていきました。近くに親子が座っていたのですが、子供は何故か谷の山側(川と反対側)が気に入ったみたいでそっちをずっと見ていて、逆に母親は川の方を見せたいらしく(普通はそうですが)、何度も子供を川側の窓際に連れていくのですが、すぐに子供は山側に戻ってしまい、ちょっと滑稽でした。

18:15 岐阜発

(米原発 豊橋行き)
<東海道本線・新快速>

19:23 豊橋着
19:26 豊橋発

(豊橋始発 浜松行き)
<東海道本線>

19:58 浜松着
20:00 浜松発

(浜松始発 三島行き)
<東海道本線>

22:02 沼津着
22:15 沼津発

(沼津始発 品川行き)
<東海道本線>

23:13 大磯着

 岐阜駅ではちょっと時間があったので、駅の食堂で夕食をとることにしました。メニューを見て注文してゆっくりとしていたのですが、気が付くと17:50。18:15の電車に乗り遅れると帰れなくなるので、ちょっと焦り始めました。念のため新幹線の時間のチェックを始めた頃にようやくご飯が出てきて、あわてて食べてホームに戻りました。

 後はひたすら電車を乗り継いで帰りました。

本日の出費  :朝食、昼食、夕食、飲み物、名鉄(440,660円)、温泉(600円)、
        入場料(800円)
        計 4,500円ぐらい

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