<養老渓谷>
06/04/2000

 来週あたりから梅雨入りをして天気が悪くなるということで、梅雨入り前の最後のお出かけかな?と思って千葉県南部を走る小湊鉄道に乗り、養老渓谷まで行ってきました。
 

06/04/2000 (Sun) 天気:晴れときどき曇り

9:10 成田発

(成田始発 千葉行き)
<成田線>

9:42 千葉着
9:57 千葉発

(千葉始発 君津行き)
<内房線>

10:17 五井着

JR線乗車運賃:740円

 朝、9:00頃に成田駅に到着。

 まずは成田線に乗り、千葉まで出ました。ここから内房線に乗り換えて約20分、小湊鉄道の始発駅である五井に到着しました。ここから小湊鉄道に乗って養老渓谷を目指すことにしました。

10:54 五井発

(五井始発 養老渓谷行き)
<小湊鉄道>

11:55頃 養老渓谷着

小湊鉄道乗車運賃:1,220円

 小湊鉄道は五井から上総中野までを結ぶ全長39.1kmの列車で、昔の国鉄でよく見られたベージュと朱色のツートンカラーの気動車が1両または2両でゆっくりと走っています。そして行き先表示に最近ではすっかり見られなくなったサボを使用しているあたりが旅情を誘いました。 10:54 に五井を出発。たんぼの中をカタンコトンと、ゆっくり進んでいきました。途中の駅はどの駅も昔っぽい匂いのする駅で、駅の案内は木製で白地に黒文字の昔ながらのスタイル、一部の駅で見られる駅舎は木造やトタン張りの小さな駅舎、クラシックな時計など、走っている車両と相まってタイムスリップでもしたような錯覚を受けました。

 30分ほどで上総牛久駅に到着。ここで運転士さんがタブレットを受け取りました。タブレットというのは、鉄道の通行手形のようなもので丸いわっかの形をしています。一定の区間毎に一つのタブレットがあって、それを持っている列車だけがその区間を走行できるというわけです。このシステムも現在ではほとんど見られないようです。ちなみに小湊鉄道では、この上総牛久駅から終点の上総中野間を一つとタブレットでまかなっているようでした。つまり、この列車が上総牛久に戻ってくるまで他の列車とはすれ違わないというわけです。

 上総牛久駅を出るとあたりの景色は一変して、木々の造るトンネルの中を抜けて走っていきます。途中高滝湖という小さな湖の横を通りつつ、どんどんと山奥へと進んでいき、養老渓谷を目指しました。この辺りの駅では、ホームや線路が複数あるのですが実際使われているのはそれぞれ一つで、使われていない線路は錆び、ホームは草が茂ったり、崩れそうな状態だったりして、かつては沢山の列車が往来していたのかな、という想像をするのと同時に、ちょっと侘びしさというか、退廃的というか、そのような雰囲気を感じました。上総牛久を出てから約30分。養老渓谷駅に到着しました。

(5,6km程迷う)

(養老渓谷駅から約2km)

12:40 観音橋着

 今回は地図の類は一切持っていなかったので、その辺に立っている立て看板に書かれている地図と道標をあてにして走ることにしました。自転車を組み立て、最終目的地を粟又の滝(養老の滝)に設定。早速走り出しました。

 道標を辿ってしばらく進んでいくと、上り坂と谷沿いに進む道に分岐。上り坂の方に消えかかった文字で「吊り橋」と書かれていたので、これに惹かれて急坂を登っていきました。ところがさんざん登ったあげく、吊り橋は見あたらず、しかも養老渓谷とは全く関係のない方向に進んでいることが判明。登ってきた坂を一気に下って駅の近くまで戻り、養老渓谷に架かる吊り橋を目指しました。

 別の上り坂を登っていき、ずんずん下っていくと小さな吊り橋に到達しました。割と普通な鉄骨やワイヤーを使用した吊り橋だったのでちょっと残念。

 ここからすこし上流の方に移動すると今度は観音橋という朱塗りの2連の太鼓橋がありました。実際に渡ってみると(流石にここは自転車ではありません)結構角度が急で驚きでした。橋を渡ってちょっとした山道を歩き、トンネルをくぐると出世観音に到着。なんとも縁起の良さそうなネーミングですね。源頼朝に縁があるそうです。お参りをした後、さらに上流方向へ緩い坂を登っていきました。

12:50 観音橋発

(約5km)

13:15 粟又の滝着

 観音橋から約5km、粟又の滝を見下ろせるスポットに到着しました。この滝は日光の竜頭の滝のように斜めの斜面を流れ落ちる滝です。深い谷の下に木々の間から見える滝はそれはそれで良かったのですが、どうやら滝の真下までおりられるようだったので、もう少し接近して滝に近づくことにしました。

 滝へと下る道の入口には仏像やオブジェが並ぶ東洋風のちょっとあやしいゲートが設置されていました。そこから細い山道を下っていくことにより、滝の下と滝の上に行くことが出来ました。特に滝の上は、岩盤により構成された川を冷たい水が滝の方へと流れていき、清涼感に溢れていてなかなか良い感じでした。しばらく、滝の周りでゆっくりした後、自転車で小湊鉄道の終着駅である上総中野駅を目指しました。

13:40 粟又の滝発

(約6.5km)

14:00 上総中野駅着

 自転車で山道を登ったり下ったりして、約20分で上総中野駅に到着しました。上総中野駅は外房側の大原までを結ぶいすみ鉄道との接続駅なのですが、山奥のひっそりとした無人駅といった趣でした。近所の方々は線路の上を近道とばかりに歩いていたので、私も自転車を引きずって線路をまたいで駅構内に入り、ホームに腰掛けて昼食をとりました。

14:20 上総中野駅発

(約12km)
(途中迷う)

15:00 飯給駅着
15:03 飯給駅発

(約2km)


15:15 里見駅着
15:20 里見駅発

(約7km)
(高滝湖畔を通過)

16:05 上総鶴舞駅着
16:10 上総鶴舞駅発

(約20km)
(途中迷う)

17:30 五井駅着

 上総中野駅から五井駅まで、線路沿いに走っていくことにしました。いくつか立ち寄りたい駅があったということもありますが、地図無しではどう走って良いのか分からないから、ということもありました。ところが、山の中ということもあってか、線路沿いにずっと走っていくというのはなかなか難しくて、線路に近づこうとして道を変えてみようとするとあらぬ方向に連れて行かれてしまって後戻りをしたりで、結構苦労しました。

 それでもどうにか途中で見た高滝湖のはずれまで到達し、そこにある里見駅に寄りました。この駅は行きに列車に乗っていたときにぜひ寄ってみようと思っていた駅で、駅のいたるところに花が飾ってあって、レトロな駅舎や周りの木々と相まってとても良い雰囲気でした。

 さらにここから高滝湖の横を通りつつ、五井駅を目指し、途中関東の駅百選に選ばれたという上総鶴舞駅にも寄りました。この駅の駅舎は大正時代のものなのだそうです。現在も使われているホームの他にもう一つホームがあって、そこに植えられているソテツがちょっと印象的でした。

 さらに進んでいって上総牛久まで来ると車の交通量も増え、辺りも開けてきて段々と街へと戻ってきたといった感じがしてきました。たんぼの中を走って夕方に五井に到着。

18:16 五井発

(安房鴨川発 千葉行き)
<内房線>

18:37 千葉着
18:39 千葉発

(千葉始発 銚子行き)
<成田線>

19:18 成田着

JR線乗車運賃:740円

 自転車を折り畳んで成田へと戻りました。
本日の出費:交通費(2,700円)、ジュースなど
      計 3,200円ぐらい
総走行距離:約60km

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