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「氷壁」


 井上靖の小説「氷壁」は今から20年30年ほど前、私が大学のワンダーフォーゲル部に入った頃、一番最初に読んだ山岳小説だったように思います。新田次郎も相前後してそのほとんどを読みましたが、この「氷壁」が実際にあった事故をモデルとしていると言われていたこと。またザイルの切断実験現場をテレビの映像で見た記憶があったこと。から最初の頃に読んだものの中でも特に記憶に残っているのかもしれません。印象に残っているのかもしれませんね。

 そのザイルが今月末まで静岡県のクレマチスの丘内の井上靖文学館での企画、冬の特別企画「氷壁」展〜切れたザイルは今も…で見られます。以下上記ホームページからの案内文
1956(昭和31)年、厳冬期の奥穂高—ナイロン・ザイル事件をモデルとして書かれた井上靖の代表作「氷壁」。昭和34年度芸術院賞を受賞しました。朝日新聞の社会小説として全270回に渡り連載され、北アルプスへの登山者が増えるという登山ブームをも呼び起しました。
この「企画展」では、井上が取材の際に着用したダウンジャケットや登山靴の他、切れたナイロンザイルの実物を文学館で初公開。色あせた今も痕跡は語ります。井上はこの執筆から山に登る決意をしました。49歳の時のことです。
また、井上の姿を追い続けた写真家、鈴木正義氏による写真パネルも同時に展示。信州の山を背景に佇む井上の眼には、何が映っていたのでしょうか。

協力出品/大町市立大町山岳博物館、写真家 鈴木正義氏
後援/井上靖記念文化財団

Posted: 2005年02月21日 (月) at 23:40  Comment| Trackback

「氷壁」
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