デブな動脈


 半年ぶりに大学病院へ行ってきた。今回の目的は胸腹部のCT検査。心臓ではなく動脈の様子を見るのだ。

 CT検査は、さすがに何度も受けているので慣れている。細長いベッドに横たわり、まずは体内に何も入れない状態で胸とお腹を撮影していく。「息を吸ってぇ〜、はい止めてぇ〜」と普通のレントゲンのような感じの撮影を繰り返す。先生は別室でモニターしているので、声はスピーカーから聞こえる。その声に合わせてベッドが平行移動して体を輪切り撮影していく。

 次は造影剤を注入しながらの撮影。右腕に注射針を刺され、造影剤が体の中に入ってくる。すると体がふわっと熱くなる。これも慣れては来たが、相変わらず妙な感覚だ。体の内部に熱いお湯を注入されたような感じというか、血液の温度が急に高くなるような感じというか…。

 さて、撮影はこれで終了。全部で15分程度だと思う。そして1時間後、診察室に呼ばれた。先生のデスクの横に巨大なライトボックスがあり、撮影したばかりのCT画像がズラリと貼られている。その下には去年撮影した同じ部位のCT画像。でも輪切り画像って、正面から見る胸部のレントゲンとは違って、なんか素人には分かりにくいんだよね。“ほら、ここから人工血管が始まって、ここで終わり”なんて言われてもチンプンカンプン。そこで全体的にはどうなのかを訊く。

「去年と比べてほぼ同じ感じですね」
 そう言われてホッとする。が、直後に先生の口から思わぬ言葉が…。

「ここの上行大動脈がもともと太かったんですけど、まあ去年と同じくらいの太さで維持出来てますね」
 あん? 上行大動脈ってナニ!?(参考→札幌厚生病院循環器科大動脈瘤
「あれっ、話しませんでしたっけ。mojoさんの大動脈はもともと少し太かったんですよね」
 あうっ…、聞いてないよぉ。そう言うと、先生がノギスのようなものをCT画像にあてて説明してくれた。

「これが去年のやつで、こっちが今日撮影したばかりの大動脈。上行と下行の両方が太いんです」
「太いって?」
「うーん、今のサイズが40ミリぐらいですね」
「普通の人は?」
「30ミリ」

 す、すでに1センチもオーバー?

「そ、それでこのままだと、どうなるんですか?」
「普通の人なら50ミリを超えたら処置を考えなきゃいけないんですけど、mojoさんは一度手術してますからねえ。60ミリになったら処置しないとダメでしょうね」
 あうっ、それってまた手術ってことなんだろうか。そこんところ、ちょっち動揺して聞き忘れた。小心者ッス。

「でも1年で10ミリも太くなるなんてことは、めったにないですから…」
 そんな言葉じゃぜんぜん安心出来ない…。

「じゃあ取りあえず、何をすればいいッスか?」
「うーん、コレステロールもなんとか大丈夫そうですから、やっぱりmojoさんの場合は血圧をコントロールするのが一番大事ですね」

 その血圧は、相変わらず高め。1月から3月の血圧グラフは以下の通り。

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 あまり下がらないようなら薬の変更も考えないといけないと言われたが、でも薬を変えると目まいがひどくなったりして、慣れるまでツライんだよね。むぅ〜。

 まあ、そんなわけで欠陥ありの血管クンの現状維持を目指して、不安を抱えながらも歩いて行こうと思いますぅ。

Posted at:2005年04月08日 (Fri)at 04:20 午後