力なくペットボトルの水を飲む


 病院へ行ってきた。定期の診察日である。血液検査があるので診察時間よりも早めに行く。

まさかの紙コップ

心臓バイパス手術の時に「念のため」といって取られ、結局使われることのなかったとうこつ動脈。その傷跡の残る左腕を突き出し、残った方の血管から血を抜き取ってもらう。

「5分ぐらい圧迫してくださいね」

と言われ、テープの貼られた脱脂綿を指で押さえながら採血室を出て行こうとしたら、

「あっ、血が止まったら採尿をお願いしますね」

と紙コップを渡された。

し、しまった!

そうだ、今日は採血だけじゃなく、採尿もあったんだ。すっかり忘れてた。いや、忘れてただけではなく、ご丁寧にも受付を済ませる前にしっかりとトイレによってきたのだ。ああ、どうしよう!?

ボウコウと相談してみたものの、まだたまっている気配はない。よし、こうなったら気合いで出すしかないかと思い、鞄の中からペットボトルを取り出した。

前日、セブンイレブンのクジでなぜかあたった「い・ろ・は・す」とかいう飲み終わった後で小さくつぶすことのできる水のペットボトルだ。

それを採尿用トイレの前にあるベンチに座ってゴクリ。これを飲んだら出てくれるだろうか、いや、出てくれよと祈りながら、またゴクリ。

途中で男用のトイレに入ろうとするおばあちゃんを女性用トイレに誘うような善行をしつつ、かなりのハイペースで水を流し込んでいく。すると、急に冷たいものを入れたからか、ボウコウではなくお腹の方がキュルキュルと反応しだす始末。

いやいや、欲しいのはそっちじゃないんだって!

そんなことを思いながら20分ほど、軽い尿意を感じたのでソッコーでトイレへ。なんと100ml以上の収穫を得て、無事採尿することができた。

トイレに併設されている小窓を開け、

「よろしくお願いしまーす」

と陽気な声で提出。いやー、よかった、よかった。

血が薄いと言われた

さて、血液検査の結果なのだが、おおむね良好と言われたものの、ヘマトクリットとヘモグロビンの値が低くて、

「ちょっと血が薄いですね」

と指摘された。

「男性のわりには薄いという程度なんで、今のところ大丈夫ですけど、気をつけてくださいね」

とのこと。さらに、

「食事が偏っているんじゃないの? 男性は好きなものばかり食べるから」

と追い討ちをかけられ、確かに…と反省。どうすればいいのかと尋ねると、

「緑黄色野菜やタンパク質、鉄分など、つまり野菜と肉、魚などをバランスよく食べるようにしてください」

と指導された。基本的に野菜嫌いで、特に体にいいと言われるものが苦手なので困る。

ときどき立ちくらみを起こすのは、薬の副作用もあるけど血が薄いというのも大いに関係しているとのこと。さてさて、野菜を食べなくては…。


Posted at:2009年07月26日 (Sun)at 01:39 午後