こういうことになっても、すぐに救急に駆け込んでいた手術直後とは違い、「いや、大丈夫だよ、きっと体丈夫」と自分で踏ん張れるようになってきたけれど、日に何度も不安を感じることもある。
同じ心臓病患者に聞くと、やはり多くの人が違和感や不安を訴えているので、似たようなものなんだろう。
この“弱い心”が体の中で膨らんでくると<うつ病>のような状態になってしまうのかなぁ。退院直後には自分でもこの弱い心に悩まされ、「ちょっとヤバイぞ」と感じたことがある。
日刊スポーツで連載されている「心の声を聞いて」という記事の中で、これに関連することが掲載されていた。
心の病気が原因でうつ病にかかることがあります。心と体は複雑に影響しあい密接に結びついているのです。
そこで医者は精神だけではなく、体に病気がないか調べるべきであると精神科医の岡田奈緒子さんという方が書かれている。さらに、
心筋梗塞の約20%の人がうつ病にかかっており、軽いうつ状態を含めたら、その比率はさらに高くなると言われています。
と言っている。心臓病だけではなく、がん患者でも20〜25%がうつ病になり、末期になるとその割合がさらに高くなるという。
体が病むと心が病む、心が病めば体が病む。僕たちはけっこう弱い。手術なんて受けたら、オロオロするよ。醜態をさらしてしまうかも知れない。強いと思っている人でも、病気になれば分からない。
ただ、自分は案外弱いんだな、ということを認識することが出来れば、少し心が解放される。オロオロしちゃってもいいよね、そう思えればまた心が軽くなる。
弱い心が、今度は立ち上がる時の手助けをしてくれる。そう思う。