信号待ちをしていたら、隣に母子連れがやって来た。よく日に灼けた小さな女の子がじっとこちらを見るので「何だろう?」と思っていたら、その子の視線はmojoの腕の傷痕に釘付け。

ケロイドっぽくなっているので、けっこうグロに見えることもあるんだけど、子供にとっては興味津々なのかな。お母さんがよそ見をしているのをいいことに、腕の傷がよく見えるようにぐいっと近づけたら、目を丸くしていた。

そういえば手術をしてから体は傷だらけだ。いったいどんな傷があるのかというと…。

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[左腕] 橈骨動脈(とうこつどうみゃく)を取った痕がある。手首からひじの関節まで。傷跡を見て初めて「血管ってバッテン(×)に走っているんだなぁ」と気づいた。手首の親指側からひじの内側に向けて斜めに傷があるのだ。

ちなみに傷は本当は目立たなくなる予定(笑)だったらしいが、ケロイドっぽく盛り上がってしまった。半袖を着ているとけっこう目立つので、お店のレジなどで支払いをする時など、たまにギョッとされる。

それからこの傷だけは、なぜか治らないというか、未だに生きている。その日によって色が変わるし、けっこう痛いのだ。一番治りそうな傷だったのになぁ。

[胸] 心臓バイパス手術における本命? の傷。鎖骨が交差するあたりから、ヘソの5cmほど上あたりまで傷痕がある。やはりところどころケロイド状に盛り上がっているが、実は腕の傷よりはキレイになっている。

しかし胸骨を固定したワイヤーの一部が突き出ていて、これが痛いので手術後はカバンなどを<たすき掛け>出来なくなってしまった。カバンのストラップがこすれて痛いのだ。

このワイヤーはレントゲンで見える。タテに4つか5つ普通にクリクリっとひねってあるのが写っていて、なんだかおかしい。

それにしても傷の残り方やこのワイヤー飛び出しなど、mojoが手術した大学病院は詰め(仕上げ)が甘いんじゃないのか? それともmojoの体質(皮膚が弱い)のせいかなぁ。今度誰が仕上げをしたのか聞いてやろう。

[脇腹] 傷としてはこれが一番大きい。背中の肩甲骨のすぐ下あたりから始まって、脇腹を通り、体の前面を斜めに走りヘソの下、膀胱のあるあたりまで続く。S字を描くような感じである。これもケロイドっぽくなっているが、傷の治り自体は悪くない。

ただ内部は未だに痛くて、これはずっと治らないかも知れないと聞かされている。同じく、傷とヘソの間(胃の横あたり)が広範囲に感覚がおかしくなっているのも、治らない可能性が高いとか。皮膚がボッテリした感じで、お腹の中に何か詰まっているような感覚なのだ。神経を何ヵ所かで分断したせいだと説明された。

[右足の付け根] 12〜3cmの傷。胸腹部動脈瘤の手術時に人工心肺をつないだ痕だ。面倒な場所にあるコブだったので上半身は自分の心臓で、下半身を人工心肺でサポートした。

[いくつかの穴] 手術後はあちこちからドレンという管が出ていたので、それらが入っていた穴の痕がある。首には左右に静脈カテーテルの痕、お腹に4ヵ所、そして脇腹に胸水を抜くために空けた穴が2つ。

[分からない傷] 病院で「この傷は何?」と聞き忘れたのが、右の鎖骨のすぐしたにある15cm程度の傷。うーん、何か器具でもつないだ痕なのかなぁ。

[お尻] 心臓の手術中に出来てしまったのが褥瘡(じょくそう)。床ずれッス。こんなの長期間ベッドから起き上がれない人がなるものかと思っていたのに、なんと手術中に発生するとは…。これは退院してもしばらく薬をつけていたほどひどく、尾てい骨を中心に大きな痕になっている。火傷で言うと3度の傷だと言っていた。骨が見えそうだとか、見えていたとか…。うひー、自分で直視出来ない場所でよかったぁ!

というわけで体内には人工血管も入り、傷だらけでちょっとサイボーグ化しているけれど、それでもゆっくりゆっくり回復してきているようだ。


Posted at:2005年10月13日 (Thu)at 03:40 午後