トランス脂肪酸とマーガリンに関する騒動


 ちかごろ健康系ニュースサイトやBlogで騒がれているのがマーガリンの危険性。けっこうヤバイんじゃないの、という話。[2006年12月8日追記]

で、問題となっているマーガリン。「子供の頃からあったよなぁ」と思っていたら、ずいぶん昔からあったんだね。

マーガリン - Wikipedia
19世紀末にフランスのナポレオン3世がバターの安価な代用品を求めて行った募集で採用されたのがマーガリンであった。

このマーガリンの何がいけないと騒がれているのか。昭和を生きてきたmojoたちの年代だと、実は逆で「バターは動物性の脂だからよくない。植物性のマーガリンは健康!」といったような教えられ方をしてきた。

これが間違いなのだとニュースは言っている。

どうも情報が一気に出て頭の中がこんがらがってしまったので、いろんなサイトから集めた情報を箇条書きにしてみた。

  1. マーガリンは植物性で動物性のバターよりも健康というのは間違いである。
  2. 日本ではマーガリンは油脂含有率によりマーガリン(80%以上)とファットスプレッド(80%以下)に分けられる。
  3. バターの原料は牛乳と塩だが、マーガリンは植物油+水素+その他もろもろ。
  4. マーガリンに含まれる「トランス脂肪酸」がよくない。
  5. 取りすぎると血液中の「悪玉コレステロール」が増え、心臓病の原因になるという説もある。またアレルギーやクローン病との関連も指摘されている。
  6. トランス脂肪酸は天ぷらなどを揚げたあとにも生成される。食べ物としてはフレンチフライ、ドーナツ、クッキー、クラッカーなどに含まれやすい。
  7. ファーストフードなどの揚物に含まれることもあり、アメリカのマクドナルドではすでに減らす対策をとっている。
  8. 菓子やケーキ作りに使われるショートニングなどにも含まれる。
  9. アメリカ合衆国、カナダではトランス脂肪酸の使用表示義務が2006年1月から施行される。
  10. ニューヨーク市はすでにトランス脂肪酸の使用を控えるよう市内の飲食店に呼びかけ始めた。
  11. デンマークでは全食品における含有量を2%までとする制限している。
  12. ドイツではマーガリンが規制対象(発売禁止?)になっている。
  13. 日本と欧米は事情(トランス脂肪酸の含有量や食べる量)が違うから大丈夫だと政府やメーカーは言っている。

うーん、発売禁止になる国があるようなものは、やっぱりちょっと口にするのは気になるなぁ。「日本は大丈夫」っていうけど、これまでだってけっこう大丈夫じゃなかったことがあったしな。おまけに毎日食べるものだし…。でもこれだけ騒がれると、案外日本も来年あたりに表示義務ぐらいはするようになるかもね。

さて、朝のトーストをどうするか。今はマーガリンをつけている。もともとはトーストとバターの組み合わせが好きなのだ。あの香りと風味がもう頭の中にインプットされている。でも「マーガリンの方が健康だぜぇ〜」と洗脳されてしまったから、マーガリンを使ってきたのだ。

だったら、またマーガリンからバターに戻すか。うん。とりあえず、この項目は推移を追いながら考えていくことにしよう。

■気になるマーガリンとトランス脂肪酸関連のリンク
  1. マーガリン危険?!心臓病誘発の恐れ>ZAKZAK
  2. バター&マーガリンの歴史と作り方
  3. マーガリン - Wikipedia
  4. 植物性の人工脂肪は健康の敵! - [家庭の医学]All About
  5. 日本マーガリン工業会「トランス脂肪酸」について
  6. 「週刊朝日」2005年8/5増大号(2005年7月26日発売)の記事「マーガリンで心筋梗塞が増える!?」 の内容に関する当工業会の見解について

[2006年12月8日追記]

ケンタッキー・フライド・チキンのKFC社は10月30日、とりすぎると心臓病の危険が高くなるトランス脂肪酸を含む食用油の使用を、北米にある同社の5500の店舗で07年4月までに停止すると発表した。

asahi.com: 米KFC、油変更と発表 トランス脂肪酸やり玉-健康 から2006年12月8日に引用

日本のKFCでも独自にトランス脂肪酸の少ない油を開発しているようだが、他の会社を含め大方の反応は去年とあまり変わっていないみたいだ。本当のところはどうなんだろう?


Posted at:2005年08月20日 (Sat)at 09:22 午前