入院26日目 食べるということ


 今日から8月。不整脈の発作が減るにつれ、だいぶ元気になってきた。体にも少しずつ力が戻ってきたのを実感。それはまさに“実感”で、自分でもハッキリと分かるほど。原因は食事である。

 お粥が苦手で食べられなかった(もともとは好きだったのに)ことは書いたが、最初の病室で一緒だった肺ガンのMさんに「食事制限がないんだったら、好きなものを食べた方がいいよ」とアドバイスをもらい、母に頼んでいろいろ買ってきてもらったのだ。

 カステラやパンなどが主なものだったが、mojoにとってはお粥よりはマシで、少しずつだが食べるようにした。同時に先生たちも食事の足りなさを指摘し、小さな紙パックに入ったドリンクを持ってきて飲むように言われた。

 これは紙パック入りの栄養剤で、小さいくせに200kcalぐらいある。バナナ味とコーヒー味がある。当然旨いもんじゃない。でもなぜかmojoにはお粥よりはましに思えた。お粥の不味さがトラウマになりそうだ。

 まあ、味はともかく、これを食事ごとに飲めば、最低1日600Kcalは摂取出来るので、あとは点滴で補おうということらしい。

 とにかくこうしてmojoの「ダメダメ食事」が少しずつ改善されていった。口からモノを入れる…つまり食べるという行為は、弱った体には効果てきめんで、どんどん力がみなぎって行くのである。これには正直驚いた。

 点滴でも最初は1500Kcalは摂取していたわけだから、栄養は十分だと思うのだが、どうも人間の体としては違うものらしい。やはり口から摂った方がいいのだ。だから口からものを食べられなくなった人でも、点滴よりはミキサー食(流動食)を与えた方が元気なのである。人間の体っていうのは不思議で面白い。

 それが分かってからは、積極的に食べるようになった。もっともあまりパンなど持ち込みのものばかり食べ過ぎて、病院食を食べられなくなったものだから、看護婦さんから「そろそろ普通の食事もしてよね」と言われる始末。

 だって、病院の食事よりこっちの方がおいしいんだも〜ん。

Posted at:2003年08月01日 (Fri)at 08:05 午前