入院24日目 髪を洗いた〜い!


 肺に溜まっていた水も抜き切ったのか、その後レントゲンでも水が写らなくなった。やっと痛かった管(肺に挿してあった)を抜いてもらえた。点滴の量も減ってきて、夜寝ている間はやらなくてよくなった。朝9時〜夜9時ぐらいの間は何本かの点滴がつながっているが、寝ている時に腕を動かすことが出来るのがうれしい。
 今日はぜひともやりたいことがあった。それは洗髪。洗面所のシンクの一角が広い造りになっていて、そこで洗髪出来るようになっているのだ。床屋で使うようなスッポリと被るポンチョのようなものもあるし、ドライヤーも用意されている。

 なにしろ手術前日の7月17日にシャワーを浴びたのが最後なので、2週間近く洗っていない。寝たままなのでライオン・ヘアー(注1)になっているし、かゆいのだ。

 そこで点滴がつながれて不自由になってしまう前になんとかしようと、朝食をすませたところにやってきた母に「髪を洗って欲しい」と頼んだ。

 さっそく2人で洗面所へ。例のポンチョを被り、シャワーの蛇口からお湯が出てきて、いよいよ洗髪…と思ったら、なんと強烈な不整脈が発生。自分でも鼓動がハッキリと分かる。とたんに心電図を感知したナースセンターから、看護婦2人と研修医が飛んでくる。

「mojoさん、心臓おかしいでしょ」
「は、はい…」
「病室に行きましょう」
「でも、髪を…」
「うーん、洗髪はまたにしましょ、ね」
「くっ…

 せっかく被ったポンチョを脱がされ病室へ。いつもより早く点滴が始まり、不整脈を抑える注射も打たれた。はあ〜、髪洗いたかったなー。気持ちいいだろうなー。

 ベッドに横になりながら、点滴から落ちてくる薬の雫を目で追った。胸に手を置き、“頑張ってくれよ”と心の中で語りかけた。

1)ライオン・ヘアー
 最初、入院した頃なんでみんな髪が立っているのかなと不思議に思っていたけど、ベッドに寝ていると髪が重力で寝てしまうので、普通の姿勢をとるとライオン・ヘアーというか老人パンクみたいな髪形になってしまうのだ。髪をとかす気力のある人は、退院も近い。ライオン・ヘアーの人はまだまだ。

Posted at:2003年07月30日 (Wed)at 06:45 午前