入院44日目 大動脈瘤手術当日
昨日はぐっすりと寝た。朝、起きてウンチに行くも、あまり出ず。その後、浣腸もしたがほとんど出ず。手術室で筋肉弛緩剤を注入して、手術台の上でウンチがもれるなんていうことはないのだろうか? そんなことになったら、この後の入院生活が悲惨なことになる…などとバカなことを考えてしまった。
なぜか不安はそれほどない。兄と母がやって来て話していたら、以前同室だったFさんが激励に来てくれた。ガン患者で、手術を4度もしている猛者? だ。でも話が止まらず、ずっといるので、母たちとあまり話が出来ずに少しイライラした。家族だけでもう少しゆっくり話したかったが、あっという間に手術室へ入る時間が来てしまった。
午前8時過ぎ、A看護婦に付き添われて、4人で3階の手術室へ出発。エレベーターを降り、1ヶ月前にも訪れた手術室の前まで歩く。そして母たちに「行ってくるね」と挨拶をして、トビラの向こうへ。
A看護婦と二人で通路を歩く。ガラス張りの手術室が見えてきて、少し緊張。
「ここが緊張するんだよー」
と言うと、
「実は私もここに入るの初めてなんです」
と返事。そういえばA看護婦は今年4月に入ったばかりの新米だった。
「俺、2回目だから、先輩だな」
こんな話をしながら進む。
前回と同じようにストレッチャーが用意されていて、6人ぐらいの先生たちが待っていた。3段の小さな階段を登り、スリッパを脱いで暖かな手術台へ。A看護婦を見ると、
「mojoさん頑張ってね。上で待ってるから」
と言ってくれた。
そしてストレッチャーで運ばれていく。まずは麻酔室。先生が「前回も私いたんですよ。覚えてますか」と聞いてきたが、どうも覚えてなくて生返事。だって、mojoは近眼なのに手術台では眼鏡を外されてるし、おまけに手術室ではみんなマスクと帽子をしているので、目しか分からないもん。
でも、あの女先生はすぐに分かった。「結婚おめでとう!」と言おうとしたが、なんとなく言えなくてやめた。目が合ってお互いに笑った。
さて、麻酔。これが難儀だった。なかなか点滴のルートがとれないのだ。腕で相当時間を使い、心の中で「おいおい、大丈夫かよ。ちゃんと入れてくれよ」とぼやく。結局、足から入れることになった。そして薬が注入されると、あっという間に意識を失った。
後に母や兄に聞いた話によると、この日の手術は順調で、当初は「今日中に終わるかどうか分からない」(つまり夜中の12時過ぎまでかかるかも…)と言われていたのに、なんと夕方の6時だか7時頃には終わったらしい。といっても10時間はタップリかかったみたいだが。
ちなみに母と兄は前回、待たされ続けた経験があるのに加え、前述のように夜中までかかると思い込んでいたので、手術が終わった時8階の食堂で夕御飯を食べていたらしい。
「外で買ってきたお寿司とか、総菜をテーブルに広げてたら、いきなり看護婦さんに終わりましたよ〜、って呼ばれてビックリしちゃったわよ」
と母。テーブルに総菜などを広げたまま、ICUに向かったらしい。それにしても他の患者の例で27時間手術にかかったとか、18時間とか聞いていたので、こんなに早く終わったと聞いてmojoも驚いた。
Posted at:2003年08月19日 (Tue)at
12:00 午後