入院31日目 2週間ぶりのシャワー
今日はシャワーを浴びる許可が下り、2週間ぶりに自分で体を洗うことが出来た。やはりベッドの上で看護婦さんに体を拭いてもらう(注1)のとは大違い。気持ちい〜い!
とは言ったものの、術後初めてのシャワーである。手術自体が初体験なので、何をやるのにも“おそるおそる”なのだ。最初は立って普通に浴びようとしたが、お湯が出るのを待っている間に疲れてきたので(情けない!)、イスを使うことにした。
手術前は浴室においてあるこのイスがジャマだったが、今はお世話になる。座るだけで少しラク。目の前に鏡があった。胸の真ん中に1本の線。「ああ、切ったんだなぁ」と改めて実感。
さて、お湯が出てきたので、おそるおそる体にかけていく。傷口はしみるのかと思っていたら、ぜんぜんしみなかった。肺から水を抜いた穴には、防水のテープが貼られていて、こちらも大丈夫。
ゆっくりと全身に湯をかけ、石けんを泡立てた。怖いので強くはこすれないが、シャボンの泡を体に広げていく。お風呂の中に石けんの香りが広がって、なんとも言えない気持ちになった。
念願だった髪も洗う。本当はゆっくりと念入りに洗いたかったが、だんだんと息が上がってきてハァハァするので出ることにした。
病室に戻ってベッドに寄り掛かり息を整える。濡れた髪を拭いていると、額から汗がポタリと落ちてきた。術後熱が出て、かいていた汗とは違う汗が、自分の体から出てくるのを感じ、なんだかうれしかった。何度も何度もタオルでぬぐった。タオルからは石けんの匂いしていた。
(注1)
動けないが、体は清潔にしておかなければいけないので、毎日拭いてもらっていた。ムース状の薬をつけた蒸しタオルを何本も使い、全身を拭く。最初は看護婦さんに全部やってもらい、次第に自分で拭くようになる。しかし、それだけでも息が上がった。
Posted at:2003年08月06日 (Wed)at
12:53 午前