入院40日目 2回目の手術に備えて


 午前中レントゲンと採血。少しずつ手術に向けての準備が始まる。しかしほんの数週間前にやったことばかりなので、あまり戸惑うこともない。買い物もほとんど買い足すものはなく、体を拭く時に使う薬剤と簡易歯ブラシ(意識がない時に看護婦さんが歯を磨く時に使う)を購入した。
 午後は病院内の床屋へ行く。午後一時、予約時間通りに行くと、おばさんが待っていた。おばさんは先日行った富山の民宿の話ばかりしていた。魚が旨いらしい。しきりに退院したら行けと勧めてくれる。おばちゃんパワー爆裂な床屋である。

 こういう店は入院患者だけが来るのかと思ったら、そうでもないらしい。外来で病院に来た患者や入院患者の家族なども来るのだという。いくら外来でも、こんな店で髪を切りたくはないなぁ、と心の中で思う。

「30年間、この髪形しかやったことありません」
 といった感じのおばさんで、見事に超ショートカットにされた。おまけにオールバックみたいな髪形。ダサダサである。ここまで短いのは小学生以来か? でも、このくらい短い方がやっぱり手術に際しては便利だろう。

 実は心臓の手術の時、首から入れる静脈カテーテルを留めるテープが後ろ髪にくっついて大変だったのだ。とにかく手術直後は体中“管”だらけ、テープだらけになるので、本当は坊主頭にした方がよいぐらいなのだろう。
 
 しかし改めて鏡で見ると、この髪形はひどい。ずっと何十年も長髪だったので(ロックンローラーの基本である!)、とにかく妙な感じ。

 8Fに戻ると案の定、会う看護婦会う看護婦、みんなに笑われた。色男? も台無しだよ、おばちゃん。

Posted at:2003年08月15日 (Fri)at 07:45 午後