18字詰めで書かなければいけないところを16字詰めで書いていた。しかも早く気づけば傷も浅かったんだろうけど、もう400行ぐらい書いてしまった。泣けてくる。
推敲中に「あれっ、何かおかしいぞ?」と違和感を覚え、よーく確かめてみたら、1行につき2字ずつ足りないまま進めていたことに気づいたのだ。あうあう…。
今日、原稿を書き始めるまでのものはバックアップしてあるが、そこからだいぶ修正したので最初からやり直すのは相当面倒だ。
しかし人間、ウンウンうなってみるもので、頭をかきむしりながら悔しがっていたら、ふとアイデアが浮かんだのだ。
「アンドゥで、戻れるんじゃないの?」
このエディタのアンドゥが、どこまで戻れるのか忘れてしまったが、試してみる価値はある。
ダメ元で現在の状態のものをコピーして別書類に保存してから、書いていた原稿にアンドゥをかけていった。
すると、どんどん過去に戻っていくではないか。まさにバック・トゥ・ザ・フューチャーである。結局、コマンド+Zを割り当てているF1を嫌になるほど連打したところで、ついに戻りたかったところまで再現することができた。
いやー、素晴らしい! 感動した。
助けてもらったので、ありがとうの意味をこめてエディタについて書いておく
mojoが原稿書きに使っているのは、LightWayTextというエディタだ。Jedit Xや他のツールも使うけれど、最終的に整形していく時には、このエディタがいいのだ。
古いシェアウェアであり、最初のバージョンはNiftyでパソコン通信をやっている頃に手に入れたような気がする。最近は開発が止まったまま(作者は新バージョンを出すと言っている)なんだけど、それでもこれがいい。
書くという作業においては、他のツールの方が高機能でいいのかも知れないけれど、行番号のふるまいが違うのだ。このエディタでは、行番号を途中から振り直すことができる。この一点だけでも、ライターという職業にはシェアウェア・フィーを支払う価値がある。
出版社や編集プロダクション、あるいは独自のハウスルールによってもやり方や呼び方が違うのだろうが、雑誌のライティングには「先割り」と「後割り」の2種類があり、字数が先に決まっているのが「先割り」、先に文章を書いて後でレイアウトするのが「後割り」という。今日やっていたのは「後割り」の方。
「後割り」の場合は、すでに文字が入る部分ができあがっているので、1行、1字たりともはみ出さないように書く。その指定された文字数で収めるのが仕事だ。
もちろん校正といって後で赤字を入れて修正するので、入稿時点でのハミダシは大丈夫と言えば大丈夫なのだが、まあ、仕事として入れる以上は1字のハミダシもなく、1行足りないなんていうこともなく入稿したいわけだ。
先にも言ったように「後割り」の場合には文字数が指定されている。写真などが入り文章が食い込む部分もあるので、たとえば「18w×45L、11w×5L、13w×21L…」といった数字がレイアウト用紙(指定紙ともいう)に書き込まれている。(wはword=18字など、Lはline=45行など)
今日は、この字詰めを間違えてしまったのだ。
字詰め自体は整形作業を繰り返していけば問題ないんだけど、段落が変わるところやページが変わるところ、さらに改行のタイミング(位置といってもいい)などがグチャグチャになるのが面倒なのだ。
しかしアンドゥで元に戻れるのなら、修正部分を整形して入れ換えればOKとなるので、その時間と労力は段違いの差。いやー、助かったなぁ。
アンドゥと行番号の愛に包まれながら、今日ぐらいはサボらずにしっかりと仕事をしなければ…と思いつつ、ときどきコマンド+Zで昨日に戻ってくれたらいいのに、なんて日もある。