検査室は狭い個室だった。入口側にデスクがあり、パソコンが乗っている。奥にはベッド。入り口近くにカゴが置いてあり、上半身裸になって横になるように指示される。やってきたのは女の先生だった。
横になると冷たいジェルのようなものを胸に塗られ、いよいよ検査開始。コンビニのレジなどで見るバーコードを読み取る機械のようなもので、ジェルのついた部分をグリグリされる。横になったままパソコンのモニターを見ると、何やら心臓のようなものが動いている。
「これが心臓ですか」
「そうですよ」
「どんな感じですか」
「結果は先生の方から知らせてもらいますから」
おいおい、俺の心臓どうなってるの。いいの? 悪いの? どっち?
ところでこの検査、けっこう苦しかった。「息を吐いて〜、はい、そこで止めて!」というのを繰り返し、しまいには息を止めてるのが苦しくなって、「はい、楽にして〜」と言われると、はぁはぁ…と荒い息。まあ、この時点では分かっていなかったけど、狭心症だったんだから、そりゃあ苦しいわな。
そんなこんなで初めての心臓エコー検査は終わった。