冠動脈が細くなっていると言われても、ピンと来なかった。気になることといえば、2002年あたりから歩くと息が上がり、時には立ち止まることもあった。誰かと一緒に歩く時も、極端に遅れていたりしてたのだ。
それでも病院に行かなかった自分が馬鹿なのだが、実は正月に倒れてから高血圧の薬を飲み始めたところ、そういった苦しさがなくなっていたのだ。だから冠動脈が細いと言われても、なんとなく体調はよかったので気にしていなかった。
そして後に、一番嫌いな検査となる心臓カテーテル検査についても、「腕や足から管を入れて…」と説明されたのだが、たいして苦しい検査とも思わなかった。まさに“無知の涙”である。
さて、この日ついに狭心症の発作が出た時に飲みなさいと言われ、ニトロの錠剤を持たされた。おーっ、映画やドラマで「うっ、む、胸が…」とか登場人物が言い、「ニ、ニトロを…」なんて飲むやつだよね。
恥ずかしながら、いまだ自分の病気の重さを実感していなかったmojoは、さっそく友人たちに「ニトロを持たされちゃってさあ」などと電話をかけまくっていた。まさにアホである。