即刻、江戸人になりたいと思った。
週休2日じゃないぞ。週労2日だ。しかも親子3人がやっていけるという。
だいたい1両あれば、1ヵ月の間、ひもじい思いをしなくてもすんだらしい。
うーん、これだよ、これ! いいなぁ、江戸人。
この計算には米代はもちろん、風呂代や床屋代までしっかりと入っていて、本当にこれでやっていけたのかも!? と思わせてくれる。
和室4.5+K(キッチン=流し)、土間付きというのが、伝統的な長屋の基本“九尺二間”で、この家賃が400文。棒手振(ぼてふり)という零細商人ですら1日500文ぐらい稼ぐことができたというから、家賃は約1日分の労働でまかなえたんだな。
この1Kの他にも、ゆとりの2Kや店舗付きの家(床下収納あり)など、けっこういろいろ選べたようだ。
それにしても8日である。毎食3杯めしを食べ、お風呂(毎日)でサッパリし、床屋にも週1で出かけ、たまには芝居見物や相撲でも観に行っていたのかなぁ。
しかし、これは親子3人の計算、独身なら本当に適当にブラブラしながらやっていけそうである。
…なんてことはみんな考えるようで、杉浦日向子も“独身者なら、月に四、五日も働けばよいのですが、実際は長屋の中で空きっ腹を抱えてゴロゴロしているナマケモノが多かったようです”と書いている。
この状況において「江戸人になりたい!」などと叫んでいるようでは、mojoは確実に“空きっ腹を抱える組”に入りそうだ。
◆参考リンク(江戸関連)◆
▷江戸時代の面積と量の単位