「入浴事故にご注意を 激しい温度差…血圧も急変動(産経新聞) - Yahoo!ニュース」という記事である。
ページを開いていきなり目に飛び込んできたのが、これ。なぜか、安室奈美恵の文字。
記事ではまじめに、
寒い時期に入浴中の死亡事故が増えるのは、急激な温度変化と水圧変化により、血圧が急変動するためだ。
脱衣所が寒いと、服を脱いだときに血管が締まり、血圧が上がる。それが、風呂に入って温かくなると、逆に血管が広がる。その後、風呂からあがると水圧もなくなるため、血圧が下がる。つまり、血圧の振幅が激しくなって体への負担が増すわけです
寒い時期に最も気をつけたいのは、脱衣所、浴室などを暖め、居間との室温差をなくすという点。
と、有用な内容を掲載しているのにも関わらず、一番目立つところにあるのが「安室奈美恵が王女様気分!?入浴シーン披露」。マジメなのか不真面目なのか、思わずふきだしてしまった。
こういうのって、記事の文字列を分析して自動で入れてるんだろうなぁ。しかし高血圧患者の血圧をさらに上昇させるようなリンクを張ってどうする!?
それにしてもAmazonやGoogleが積極的に取り入れている文章解析の技術は確かにすごいと思うが、このエントリの例のように、とんでもない"お呼びでない"リンクもたくさん生み出している。
アフィリエイト商材を批判するエントリのアフィリエイト枠で、まさにその商材の広告が載っているなんて話はよく聞くし、自分でも見る。
まあ、笑ってすますことのできるものならいいんだろうけど、あまりに深刻な記事の中で浮きまくるような広告は、どちらの得にもならないだろう。
ちなみに最近いろんなサイトにいくと、育毛剤や加齢臭に効くという石けんのCMばかり見せられてへきえきしているのだが、これもきっとどこかから漏れた年齢が分析対象になってのことだろう。
そう考えると、ちょっと恐ろしい。住所や電話番号、クレジットの暗証番号などはガードが固くても、Blogなどをやっていればネットでうっかり個人情報を落としてしまうことはある。好きな食べものや持っている車、住んでいるおおまかな地域、パソコンやテレビなどの電化製品…けっこういろんなものを無造作に発信しているものだ。
これらを丹念に集められ、ジグソーパズルのようにピースをはめ込まれてしまえば、かなりの精度でその人の人間像が浮かび上がるのではないだろうか。
そのうちにサイトをクリックしたら、
「昨日購入した新しいMacの具合はいかがですか?」
「土曜日のデートにはこんなレストランがおすすめです」
なんて、ほぼライブで個人情報を抜き取られて、分析され、もっとも効果的な広告を見せられるのかも知れない。
そんな時代になっても、育毛剤と加齢臭石けんだったら、それはそれで悲しいけど…。