先日、その坂を下りていくとガス関係の工事をしていたそうだ。その日はいくつかの買い物をする予定があり、帰りはタクシーを使うつもりだったので、その時間まで工事をしていて通行止めになっていたら困るため、確認をしようと交通整理をしていた関係者に声をかけた。
「この工事は何時ごろまでやっているのでしょう?」
すると、振り向いた男の人が満面の笑みを浮かべて、丁寧に答え始めた。
年の頃は50代半ばぐらい。優しい感じのする人だったが、立派なヒゲを生やしていて、まるでカイゼル髭(→参考 髭 - Wikipedia)のように見えたという。
ところが、熱心にガス工事の作業時間を説明してくれる彼のヒゲをまじまじと見てみると、なんとそのヒゲは鼻の穴から出ていた。
つまり鼻毛だったのである。鼻毛が鼻の穴からピョコンとはみ出すことは、ままある。しかし、はみ出しただけではなく、その鼻毛はしっかりと成長し、さらに左右に広がりピンと形よく“はね”ている。
この驚愕の事実を知るに至り、知人はもはや工事の時間などはどうでもよく、彼が説明している間、その鼻毛に心を奪われたのだと興奮して話してくれた。
少し前に森進一と揉めた耳毛の先生が話題になったが、こちらはさらに上を行く鼻毛である。
しかもカイゼル鼻毛である。もし、明日もその工事をやっていたら、「笑顔がステキ!」だからとかなんとか、適当な理由をつけて、ぜひ写真を撮ってくるのだぞと厳命しておいたのだが、写真でもいいから拝見してみたいものである。
そしてカイゼル鼻毛のおじさんは、ひょっとしたらあちこちのガス工事現場に出没している可能性もある。目撃情報があったら、ぜひ報告していただきたい。
