あだ名


 所用で出かけた時のこと。とある交差点で信号待ちをしていたら、小学生の高学年ぐらいの男の子が2人、何やら話をしていた。

自転車にまたがった1人が言う。

「明日から、お前の名前エロ山エロ助に決まりな。いや?」

「いやだよー。だいたい、ボクの名前に山も助もついてないもん」

「でも、お前エロ山じゃん」

「………」

何をやってしまったんだ、エロ山君?

しかし、年金や医療問題や、オリンピック絡みのゴタゴタなど、いろいろあるけれど、この半径5メートルぐらいは平和なんだなと、そんなことを思いながら青信号に変わった交差点を渡った。

明日から「エロ山」と呼ばれる運命となった少年を振り返りながら。


Posted at:2008年04月17日 (Thu)at 06:08 午前