自転車にまたがった1人が言う。
「明日から、お前の名前エロ山エロ助に決まりな。いや?」
「いやだよー。だいたい、ボクの名前に山も助もついてないもん」
「でも、お前エロ山じゃん」
「………」
何をやってしまったんだ、エロ山君?
しかし、年金や医療問題や、オリンピック絡みのゴタゴタなど、いろいろあるけれど、この半径5メートルぐらいは平和なんだなと、そんなことを思いながら青信号に変わった交差点を渡った。
明日から「エロ山」と呼ばれる運命となった少年を振り返りながら。