最近の靴は26cmからしか置いていないこともあり、足が小さいというのは(体の他の部分も同じだろうが)意外と苦労するものである。
25.5cmでちょっとゆるいぐらいなので、靴は25.5cmのものを履いているが、26cmだとガブガブでもういけない。だから「これ欲しい!」と思っても、その靴が26cm以上のサイズしか置いていない場合は、あきらめるしかない。
さて、問題は靴下だ。
靴の場合はあきらめればよいが、靴下はあきらめるわけにはいかない。まあ夏なら裸足でサンダルでも履いていればいいのかも知れないが、根性なしなので冬の寒さを耐える勇気はない。
そんなわけで靴下を選ぶのだが、これがてんでダメなのだ。たまに男物で24cm〜26cmというサイズの靴下を見かけることもあるけれど、これが“24cmの人も入りますよ”という程度のもので、履いているうちにズルズルと前方へズレていって、おそ松くんのイヤミ状態になったり、天地がグルリと入れ替わって、かかとが上に来たりする。
どうもいけないのだ。スポーツタイプと呼ばれるものや、ビジネスタイプのものは少しはマシだが、mojoはスポーツマンでもビジネスマンでもないので、普通の靴下を履きたいわけだ。
“大は小を兼ねる”というコトワザは靴下には通用しない。
小さい頃、“大きいことはいいことだ”というチョコレートのCMを見て育ったmojoだが、靴下に限ってはクリスマスの日ぐらいにしか役に立たないのだ。
そんなこんなで数度洗濯しただけでビロロ〜ンとだらしない姿を見せてしまう靴下に悩むこと40年、2007年を迎えてmojoはやっとまともな靴下に出会うことができた。
それが女物の靴下なのである。
いやあ、タネを明かせば知人の女性と話していたらちょうど靴下の話題になり、mojoがこれまでいかに悩んできたかを訴えたところ、あっさりと「女物の靴下を履けばいいじゃない」と言われたのだ。
えっ、女物? と思ったのだが、その知人のお父上はmojoよりも足が小さいらしい。しかし女物の靴下を履いて快適な靴下ライフを送っているのだという。
それを聞いて、さっそく靴下を買いに走ったmojo。おお、現代の女性物は男が履いてもおかしくないじゃないか。そんなデザインのものもいくつかあり、さすがにフチにヒラヒラのついたものは買わなかったが、23〜25cmというサイズのものを数点購入して家で履いてみた。
感動的である。この世に生まれ落ちてから長年求めていたフィット感が、まさかこんなに近くにあったとは…。
ゆるくもなく、きつくもない靴下の世界を初めて手に入れたmojoは、コーフンしてあちこちで女物の靴下を買いあさった。無印良品の直角靴下(リンク→無印良品ネットストア[足なり直角靴下について])なんかも、なかなかいいなと感じた。
女物の靴下のコーナーで、真剣なまなざしでデザインを選んでいると、時々学校帰りの女子高生と遭遇したりして、ちょっと怪しいおっさんになってしまうのだが、"靴下元年"を迎えたmojoにとって、そんなこと何でもないよ。
むしろ恐いのは、いつかヒラヒラ靴下に手を出してしまうんじゃないかということである。