mojo“ロデオおっさん”になる


 それが店の売りなんだろうけど、年なのかあのゴチャゴチャ感についていけず、ふだんはあまり足を踏み入れないドンキに、友人に頼まれたものを買いに行った。

目的の買い物はソッコーで終わったのだが、土曜日なのにあまり混んでいなかったので、「ちょっとだけ他の商品も見ていこうかな」なんて考えたのが運のつき。

よくテレビショッピングなどで見かける、ロデオボーイだか、ロデオなんとかってやつと遭遇してしまったのだ。

そうそう、こんなやつですね。

デパートの電気売り場にマッサージ器などが置いてあると、つい試したくなってしまうタイプなので、何気なくそのロデオマシンにも座ってしまった。

電源をオンにすると、ウイーンと音を立てながら機械がテレビで見たのと同じような動きをする。うねうねと不規則に揺れるので、「おおっ、こりゃけっこう楽しいし、意外と効果がありそうだなぁ」なんて、喜んでいた。

動きにも少し慣れてきたので、自動というボタンを押してみた。すると、速度や揺れ方が可変し始めたではないか。最近の機械はスゴいなぁ。

なんて感心していたのも最初のうちだけ。これが、なかなかハードな動きなのだ。少し経つと、「あれっ、なんかついていけないかも」と弱気虫が顔を出し始めた。

いかんと思ってパネルを見ると、速度のボタンというのがあった。「これだ!」とばかりにグイっと押してスピードをゆるめようとした。ところが、なぜか揺れはさらに激しく、スピードも速くなっていく。

片手に荷物を持ったまま乗っていたので、これはもう正統派ロデオの乗り方である。彼らは片手だけで何秒暴れ牛(馬)に乗っていられるか、その勇気を試すのである。

いや、正統派かどうかなんて、このさいどうでもいいのだ。別にロデオ・スターになりたいわけでもないし。内実は振り落とされるのをすんでのところで耐えていたというのが正しい。まあ、ちょっと焦りも入りながらね。

さらに状況を悪化させたことがある。この情けない姿を人に見られていたのだ。

このところ急に涼しくなってきたというのに、額に汗を浮かべて必死な顔をしてロデオマシーンにしがみついている姿を通りすがりの女子高生2人組に見られ、あからさまに笑われたのだ。

屈辱。江戸時代なら切腹ものである。

機械に振り回され、はからずも「ロデオおっさん」となってしまった武士は切腹するしかない。あっ、mojoの場合は、もう2回も切腹しているから、今さら切らなくてもいいか。しかも武士じゃないし。

と、落としどころが見つからないまま、今日はこのあたりで、ご勘弁を。


Posted at:2006年09月23日 (Sat)at 05:33 午後