今回のネタはオリジナリティがほとんどありません(^^ゞ
内容はMYSTIC
ROOM のTak.さんがMACPOWER 1999.7号およびMacintosh改造道 p66に書いてくださった内容をそのまま実行したにすぎません。
でも、折角自分でもやってみたことだし、改めて紹介しちゃいます(^o^)
今回はハンダごては使わないけど、やっぱりAppleの保証は無くなります。改造前には良く考えてネ!
PowerMacintosh DT 266にCPUとして採用されている「G3」ことPowerPC750は、システムバス(FSB:Front side bus とも言われる)クロックに対してのCPU動作倍率をPLL_CFGと言われる設定で変化させることができます。
Gossamerと呼ばれるロジックボードを採用した旧(ベージュ)G3シリーズでは、このPLL_CFGは下図の「VOID Warranty if seal is broken」すなわち「シール剥がしたら、保証は無効だよ!」と書かれたシールの下に見えるジャンパーモジュールで決められています。

クロックアップのためPLL_CFGを変更する為にはこのジャンパーモジュールをはずす必要性が出てきます。
だけどはずずと保証が無い・・・・あなたがMr.マリックの様に超魔術をお持ちなら、シールを剥がさず、下のジャンパーモジュールだけをそっと取り外しましょう。もしあなたが凡人なら、ここは「保証がどうした!」と叫んでシールを剥がしましょう! そっと剥がして後からまた貼る・・・・・みたいなケツの穴の小さいことはやめましょう(^^ゞ
ジャンパーモジュールをはずすと、J16とナンバリングされた9対のジャンパーピンが見えます。またはずしたジャンパーモジュールをよく見てみると、ジャンパーを短絡させるためにいくつか金属製の電極が入っているのが見えると思います。
このジャンパー設定とPLL_CFGの関係およびCPU動作倍率は以下の様になります。
CPUクロック
233MHz 266MHz 300MHz 333MHz 366MHz CPU動作倍率 x 3.5 x 4.0 x 4.5 x 5.0 x 5.5 システムバス 66MHz 66MHz 66MHz 66MHz 66MHz PLL_CFG 1110 1010 0111 1011 1001 J16
○ ○ ○ ○ ●−● ●−● ●−● ●−● ○ ○ ○ ○ ○ ○
○ ○ ○ ○ ●−● ●−● ●−● ●−● ○ ○ ●−● ○ ○
○ ○ ○ ○ ●−● ●−● ●−● ○ ○ ○ ○ ○ ○ ●−●
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○ ○ ○ ○ ●−● ●−● ●−● ○ ○ ●−● ●−● ○ ○
●−●:短絡 ○ ○:開放 下4つのジャンパーピンが順にがPLL_CFG(0)-(3)に対応しており、
短絡が「0」開放が「1」を表していることが判ると思います。
あとは、狙ったCPUクロックになるようジャンパー設定を行うだけです。ジャンパーはDOS/Vパーツ店等で主にHDDの設定用として安く(200円/10個くらい??)売られていますのでそちらを購入すればOKです。
近所にジャンパーなんて売って無いよ(~_~)というあなた!!!
気を落とす必要はありません。ジャンパーモジュールの中の短絡用金属電極は、モジュールの表(ピンに挿した時上になる面)から細い棒で押してやると比較的簡単に外れます。外れた電極を狙いたいCPUクロックに相当するジャンパー位置に、ピンセット等でモジュールの裏からはめ込めばOKです。233→266MHzもしくは333→366MHzの様に短絡用金属電極が足りない場合は、適当な長さに切った細い針金(いもむし型抵抗のリード部等)をU字型に曲げてモジュール表側から差し込めば短絡用金属電極の代わりになります。
なおGossamerと呼ばれるPowerMacintosh G3 DT&MTでは、CPUのクロックマージンはそれほど大きくありません。
そのため、クロックアップは33MHzアップ程度にとどめておきましょう。
私のDT266も300MHzでは動作しましたが、333MHzでは著しく動作が不安定となりました。
333MHzにアップした時の不安定の要因は、Gauge PRO等のCPUユーティリティで測定できるTAU温度が50℃をオーバーしていたこと、不安定の症状が一定しないことから熱暴走だとおもわれます。
次は、CPUの冷却のためCPUファンの取り付けを試みました。
といっても、これまたTak.さんのまねをしたにすぎませんが・・・・・・
まず、30mm角のファン、ファン取り付け用のHDD電源2又コネクターをDOS/Vパーツ店(最近行くのはDOS/V店ばかり(^^ゞ)で用意します。加えて3mm径で長さ3cm程度のビス2本をDIYショップで購入します。
なお、ファンには5V駆動のものと12V駆動のものがあります。駆動電圧に合わせて電源2又コネクターを購入してください。


コネクターにファンを図の様に結線したら、2本のビスをファンの片側に差し込みます。
次に、CPUヒートシンクのすぐ横に見えるHDDの電源コネクターをはずして電源2又コネクターをHDD側、電源側に取り付けます。
最後に、ファンに取り付けた2本のビスをヒートシンクに挟み込む様に上から押し付けてファンをヒートシンクに固定します。
ファンの向きは図を参考にしてください。
以上でCPU冷却ファンの増設は終わりです。こんな小さなファンで効果があるの???と思われるかもしれませんが、333MHzでTAU温度50℃以上だったのが40℃以下まで冷却でき、安定動作する様になったので侮れない実力です。でも私の買ったファンは小さいながらも結構うるさいのがたまに傷ですが(^^ゞ
これで、なんとかPowerMacintosh G3 DT266の333MHz化は終了です。
恒例のベンチマーク(System Info)で効果を確認してみますと

CPUおよびFPU能力のみならず、ビデオ、ディスク共に速くなりました(^o^)
特にディスク性能の向上度合いは予想を上回るものでした。DT266はIDEタイプのHDDが標準ですが、IDEはCPU能力にかなり依存するためこの様な結果になったのだと思います。
今回の改造は比較的リスクが少なく、それでいて効果的といえます。
しかし、今となってはiMacにも及ばない・・・・・別に十分な処理能力なんですけどね・・・・・・
私も1台くらいベージュじゃないMacintoshが欲しくなってきた・・・え?PowerBook190csはベージュじゃないって?!
まあそうなんですけどネ(^^ゞ