Add ATA RAID Host Adapter AEC-6860M


Moby's Diaryでも気にな製品として取り上げたことのあるAcard社のATA RAID Host Adapter AEC-6860Mを試す機会が出来ました。

ATOさんやZap2さんがすでにその実力を紹介なさっていますが、Mobyのところでも7600での結果と共に紹介させて頂きたいと思います。


まずカードの外観ですが、AEC-6260Mから大幅な変更は無さそうです。
最大の特徴は写真右側に見られるディップスイッチで、ここの設定を変更することでストライピングモード(RAID 0)とノーマルモード(AEC-6260Mと同様に動作)を選択することができます。

Macintoshへの取り付け方法はAEC-6260Mと同じなので、以前に紹介しましたPowerMacintosh 7600/132 add ATA Host Adapterを参考にしてもらえればと思います。

RAID(0)使用する場合はIDE1およびIDE2のコネクターにそれぞれHDDを接続します。
容量の異なるHDDを接続した場合は少ない容量のHDDに合わせてRAID (0)が設定される様なので、できれば同容量かつ同性能のHDDが望ましいと思います。 

では、早速ベンチマークを取ってみましょう!

まずはGossamerマザーのPowerMacintosh G3 DT266(CPU:300MHz BSC:150MHzで動作)での測定です。
HDDはIBM DTLA-307020をノーマル(single)接続の場合は1台、ストライピング(RAID)接続の場合は2台使用し、測定ごとに「ドライブ設定」で最外周vol.1(500MB)、最内周vol.3(500MB)、残りVol.2の3パーテーションに分けて、最外周vol.1および最内周vol.3でそれぞれ測定を行っています。

ちなみにRAID接続した場合では「ドライブ設定」では1台のHDDと認識され、まったく問題なくフォーマットおよびパーテーション設定ができました。

では、最も期待のRAID接続で最外周(vol.1)および最内周(vol.3)のATTO ExpressPro-Tools 2.3.2の結果です。


次は、DTLA-307020シングル接続の最外周(vol.1)および最内周(vol.3)のATTO ExpressPro-Tools 2.3.2の結果です。


さらに、比較の為AEC-6860Mシングル接続と同じ状態で、AEC6260M(STF)に接続してベンチマークを取ってみました。
ちなみにAEC-6260MはRev1.2 Rom ver3.08、AEC-6860MはRev1.1 Rom ver1.36です。


ちょっと、画像ばかりで見にくくなってしまいましたが、結果をまとめますと。

と言った所でしょうか。Gosammer以降のモデル(PCI 2.1規格対応モデル)では、AEC-6860Mは効果あり!!です。


では、7600にAEC-6860Mは効果があるのでしようか??
「新型StorageFighter -30GII インプレッション」の時のベンチマークで、AEC-6260M+DTLAですでに頭打ちになっていた7600・・・ちょっと無理じゃないの(^^ゞ

でも、測定いたしましょう。
ちなみに7600にはPowerLogixのPowerForce350/175が搭載されており現在CPU:373MHz BSC:150MHzで動作しています。

では、いきなりRAID接続で最外周(vol.1)および最内周(vol.3)のATTO ExpressPro-Tools 2.3.2の結果です。

まあ、やっぱり無理ですね(^_-) GosammerでのRAIDの結果と比較すると、その差は歴然です。
基本的にAEC-6260M + 高速HDDですでに限界が見えていましたから、積極的にAEC-6860Mを導入する必要は無いといえます。

ただ、私の7600改での話しですが、今までPowerForce350/175とAEC-6260M(STF)の組み合わせで、AEC-6260M接続のHDDから起動すると、終了時にフリーズする問題が解決していませんでした。
ところが、AEC-6860Mをノーマル(Single)モードにして今までのHDD(IBM DJNA-371350)を接続すると、あら不思議!?問題が解決してしまいました。現時点まで延べ数時間の動作ですが、非常に安定しています。
Mobyの7600、今までの経緯から考えるとあまり良い固体とは言えません(^^ゞ
そのことを考えると、AEC-6860Mは今までのAEC-6260Mの経験を生かして、安定化対策がなされているのかもしれません。ちなみにAEC-6260Mも現在はRev 1.3になっている様です。未確認ですが、同様に安定性強化がされているのではないかな??と期待しています。

あ!忘れてました(^^ゞ 最後にSystemInfoの結果です。詳細な結果はこちらで。


以上、AEC-6860Mのレポートでした。Gossamer以降の機種で、超?高速なHDDをお望みの方にはAEC-6860Mは非常にお勧めです。対抗できるのはUW-SCSI 160 しか無いと思いますが、同性能を得るために必要なコストはかなり高いものとなりますから。
また、短時間の確認ですが、安定性も改善されてきている感じがします。

7600系の方には正直AEC-6860Mはオーバースペックです。RAID機能が無いAEC-6260Mで十分だと思います。
あまったお金は他の部分に投資してください(^^ゞ
でも、将来他の機種で使えるから良いや!!という考えもありますけどね。


追記(2000.11.22)

MidgeさんのBBSでA4Qさんが9600で6860Mのテストを行って下さいました。
結果、6860Mのファームウエアv1.36では6260Mと同様にWrite側で16MB/sec程度での頭打ちが見られるのに対し、v1.39では35MB/sec程度の値が出たそうです。
となると、やはり7600ではどうなるか???が気になりますのでベンチマーク取ってみました。
ベンチマークはExpressPro-Tools 2.4.1、使用したHDDはDTLA-307020です。
測定はDTLAをドライブ設定で再外周のZoneに500MBのパーテーションを切って、そこで測定しています。

ファームをv1.39に変えて測定です

げげえー(^o^)まじでWrite上がってます!!Readよりも高いくらい(^^ゞ

少なくとも現行ファーム(V3.10)でAEC-6260MではWriteの頭打ちが見られますから、AEC-6860Mの優位性はありそうです。あとは、お値段との相談ですね(^o^)
ただし、今後AEC-6260Mもファームウエアの改善でWriteが改善される可能性があることもお忘れなく!(希望的観測(^o^)


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