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- Xcode を使ってみた-
新しくなったプロジェクトウィンドウ

Xcode を起動してプロジェクトを新規作成するか、開いてみるとすぐに分かるけど、プロジェクトウィンドウが新しくなった。一見、Project Builder からのマイナーチェンジに見えるけど、基本的な考え方が相当変わっているんだ。Apple によると、社内の i-アプリケーションを担当している、ユーザインタフェースグループに協力してもらって練り直したんだそうな。だから、iTunes 的なテイストが入っているところもある。

まずは、プロジェクトウィンドウを見てみよう。プロジェクトウィンドウは、左側に位置する「グループとファイル」部分と、右側の「詳細表示」部分から構成されるんだ。「グループとファイル」では、プロジェクトに含まれるファイルを、いくつかのグループに組織して管理している。ここでグループを選択すると、そこに含まれるファイルが「詳細表示」に表示される。

図1 プロジェクトウィンドウ

詳細表示では、選択されたグループの内容を串刺しで表示する。つまり、グループが深い階層を持っていても、そこに含まれるファイルは全て表示されるんだ。ただし、フレームワークのヘッダは表示されない。それを表示するには、フレームワークの階層を開いて、直接ヘッダファイルを含むグループを表示しないと、だめなんだ。

で、たくさんのファイルが詳細表示ウィンドウに現れたら、それを右上の検索窓を使って絞り込むことができる。ファイル名の一部を入力すると、それに適合するファイルだけが表示されるんだ。最近の Apple アプリケーションでおなじみの、インクリメンタルサーチだ。

図2 「ma」を検索中

ファイルをまとめているグループには、2 つの種類がある。1 つはソースグループと呼ばれるもので、まぁ、普通のグループ。ファイルを項目ごとにまとめておくものだ。もう 1 つは、スマートグループと呼ばれるもの。これが、Xcode の最大の特徴の 1 つだね。

スマートグループに関しては、次の項で詳しく説明するけど、簡単に説明すると、動的に条件でファイルを絞り込むグループだ。iTunes のスマートプレイリストと似たような考え方をする。たとえば、デフォルトでは、「実装ファイル」と「NIB ファイル」というスマートグループがある。それぞれ、「拡張子が c、C、m、M のファイルを含む」グループであり、「拡張子が nib であるファイルを含む」グループだ。スマートグループに手動でファイルを登録する必要はなく、プロジェクトに加えられたファイルは、自動的にそれらの検索対象になるんだ。

図3 ソースグループとスマートグループ

ということで、Xcode では、プロジェクトからファイルを探すのには、いくつか方法があることになる。まず、前身の Project Builder 的な、ソースグループのルートから、グループを 1 つずつ開いて探していくもの。これはオーソドックスな方法なんだけど、グループの階層が深くなったり、含まれるファイルの数が多くなると、大変になる。ファイル名の一部が分かっているなら、インクリメンタルサーチを使うのが手っ取り早い。ソースグループのルートを選択して、検索窓にファイル名を入力すればいい。また、スマートグループを使うのも、手だ。nib ファイルなんかは、これを使うととても素早く探せる。いずれにしても、とにかく少ない手順でファイルを探すための手段が、いろいろ提供されているんだ。

目的のファイルを探し当てたら、エディタで編集する。Xcode は、独立した編集ウィンドウと、プロジェクトウィンドウと一体化した編集ウィンドウの両方を提供している。独立して開くには、探したファイルをダブルクリックすればいい。一体化した編集ウィンドウを使うには、ツールバーの「エディタを表示」をクリックしよう。

図4 編集ウィンドウ

図5 「エディタを表示」ボタンと、一体化の編集ウィンドウ

あと、プロジェクトウィンドウでは、ファイルやターゲットに対して設定を行う必要もあるよね。たとえば、ターゲットでコンパイル時フラグを設定するときや、ファイルをローカライズするときなど。それには、情報ウィンドウか、インスペクタウィンドウを使う。この 2 つは同じ内容を表示するんだけど、ウィンドウの動作がちょっと違う。情報ウィンドウを表示すると、対象となったファイルかターゲットの設定項目を表示し続ける。それに対して、インスペクタウィンドウは、ファイルの選択を変更すると、ウィンドウの内容がそれにつれて変更されるんだ。情報ウィンドウを表示するには「プロジェクト」→「情報を見る」メニューを、インスペクタウィンドウを表示するには「プロジェクト」→「インスペクタを表示」メニューを使うんだ。または、それぞれ対応するツールバーのボタンを使ってもいい。

図6 「情報見る」ボタンと、情報ウィンドウ

図7 「インスペクタを表示」ボタンと、インスペクタウィンドウ


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