我はロボットじゃないi,
ROBOT(アイ・ロボット)
Will Smith主演のi,
ROBOTを見てきました。それにしても、何で無理にAsimov先生の高名な作品のタイトルを使うかな(^^;
仮にも、Asimov先生の超有名な著作のタイトルを使っているのだから、酷すぎたらけっちょんけっちょんに貶してしまおうかと思っていたのだけど、結論から言うと映画としては及第点だった。まあ、元々トレイラーでWill
Smithのアクション映画だって判っていたからだけど。
2035年と言ったら今から30年後。この時代でここまでAIが発達しているかどうかはおいておこう。ビンテージものの2004年のバスケットシューズもあって良い。でもなあ、新作のロボットの顔があんな不気味じゃ、買う奴は居ないって(^^; 後半でロボットが氾濫する時に、いかにも不気味な雰囲気を出さないといけないから、と言うデザインコンセプトは判らないでもないが、これは本末転倒じゃないか?而もiMacのイメージだって言うけど、それならもう少し可愛くないと駄目ではないかと思うのである。
後にSonnyと呼ばれる様になる、最初に自意識(感情)らしきものを持ったロボットは「A.I.」のアンドロイドよりもずっと正しく自意識に反応していた様に思う。(「A.I」が駄作であると思っているからこう書いているというわけでもない)
折角スーザン・キャルビン博士が出てきているのに、ロボット心理学者(だったっけ)としての行動や思考はほとんど無かったので残念だった。
この映画、i,
ROBOTと言うタイトルや、USロボティックス社、キャルビン博士などAsimovを意識させる様なものを抜きにして「SFアクションスリラー」を前面に出してくれた方が、もっとすっきりしたと思う。そうであっても、ロボット三原則を引用して使用することは可能だ。(例えば鉄腕アトムの様に使えば、Asimovとは違ったかたちでロボットと人間の関係を描ける)
ロボットの反乱の理由は、きっと「第ゼロ原則」だと言い出すに違いないと思っていたら、本当にそうだった(^^; あのー、Asimovは確かに第ゼロ原則を持ち出しましたが、あんな判りやすく短絡的な行動しか取れないAIであるVIKIに、ロボット三原則を演繹して、第ゼロ原則が導き出せるとはとても思えないんですけど(説得力皆無(^^;)むしろその原則を発見するのは、Sonnyの方がずっと可能性が高いかと思います。
後、気になった点。どう考えてもアトムや攻殻機動隊の影響を受けている様な所があるのに、監督は攻殻機動隊を見たこと無いって言っているらしい。それってどうよ(^^; それから、アウディの車が、20年以上前の未来の車なデザインなのはどうよ(^^; ペネロープ号の方が格好良いぞ(^^; 陽電子脳がきらきら光っているってのはどうよ(^^; スタートレックのデータの陽電子脳も発光ダイオードみたいのなのが光って稼働中を表してはいたが、これはなんとかメインテナンス様と言いはる事は可能だろう。でも、陽電子脳がまるでインテリアライトの様に発光しているのはどうも納得がいく説明が思い浮かばん。映画の最後で陽電子脳が停止するのを判りやすくビジュアライズしたかったからだろうけど、もう一捻り欲しかった。
AsimovのファンはAsimovのことを忘れて見に行けば、それなりに楽しめるとは思う。只のアクション映画ですこれは。
監督はヒットしたら次は「鋼鉄都市」とか言っているけど、出来るだけ原作に合わせたストーリーにして下さいね。(AsimovではNightfallも酷い映像作品になっているし、彼は映像化に恵まれていない様な気がする。ノベライズを担当した、Fantastic
Voyage(ミクロの決死圏)は良くできていたのに)
Posted: Wed - July 21, 2004 at 10:42 AM
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