58TH ANNUAL EMMY AWARDS2


第58回 エミー賞授賞式レッドカーペット


ショーとしては例年以上に好評な第58回エミー賞でしたが、予想外のことがおこりました。
今年オンエアを担当したNBCの事情で開催時期が1ケ月ほど早かったため、当日の気温はなんと38度。で、写真チェックをしていて気づいたことが少々・・・

1)まぶしいせいか、目が開いていない。
2)顔に濃い影が入っている。
3)なんとなく肌がテカってる(ヒトもいる)。

みなさん優雅に微笑んでいらっしゃるけれど・・・セレブはつらいよってことですかねぇ。


WOMEN(順不同)

今年は赤系と紫系が目につきました。素材はレースを使ったものが多かったように思います。
シルエットはスレンダーなもの、マーメイドラインというここ数年の傾向が継続。

シェリル・ハインズ★●
ジョルジュ・チャクラ(Georges Chakra)のサテンのマーメイド・ドレス。
背中のジュエリーがゴージャスというより、トゥーマッチ。ヒカリモノ好きの心をくすぐるんで、わたしは嫌いじゃないけど、これは着こなしが難しく、着るひとを選びます。
成功例としては、ケイト・ブランシェットが第72回アカデミー賞で、背中にハミングバードを刺繍したジョン・ガリアーノのドレスを思い浮かべますが。
*『ラリーのミッドライフ★クライシス』でラリーの妻役で出演中。

キャサリン・ヘイグル☆◎
エスカーダのヴィンテージドレス。靴とクラッチバッグは、ジミー・チュー。メイクアップは、ドゥワップ(DuWop)。
ブロンドの女性はこういうベージュ系の色合いが似合いますね。黒髪の日本人には絶対に真似できません。カマイユ配色といって、ほとんど一色に見えるほどに色の差を微妙にし、やわらかい印象を演出します。
*『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』にイジー役で出演中。

マリスカ・ハージティ
キャロライナ・ヘレラのドレスとフレッド・レイトンのジュエリー。
年々、洗練された印象になっていますね。
*『Law & Order: Special Victims Unit』でドラマ部門の主演女優賞を獲得。
日本では未放送だけど、『Law & Order』シリーズはアメリカではほんとうに根強い人気があります。

ポーシャ・デ・ロッシ☆●
ドレスはザック・ポーセン、ジュエリーはマーティン・カッツ。
クラシックな美女なのでゴシック風のデザインが似合います。小物はクラッチと靴だけ赤というのがいい。
*『アレステッド・デベロップメント』に出演中。

デブラ・メッシング
ドレスはアルベルタ・フェレッティ、ジュエリーはカルティエ。
フリルを重ねたドレスは、アリソン・ジャニーも着ていますが、色が違うので印象がまったく違います。こういうドレスは身長が高いひと向きですね。
*『ふたりは友達?ウィル&グレイス』のグレイス役。とうとうシリーズも終了してしまいました。

ヴァネッサ・ミニーロ★●
ピーコックグリーンのカクテルドレス。
ディテールがうるさいし、サイズも合ってない。ワーストに選ばれても仕方ないですね。笑顔はかわいいけれど。
*MTVの看板パーソナリティ。ジェシカ・シンプソンの元夫ニック・ラシェイとの交際が“やっぱり”発覚し、各方面でお騒がせ中。

マリー・リン・ラジスカブ
プリーツをたたんで胸もとをシェルのようなデザインにしたロマンチックなストラップレスドレス。
*『24』のクロエ・オブライエン役。役柄でいつもブスッとしてるから、ほほえんでるなんて違和感が・・・じつはコメディ出身で、『キューティ・ブロンド /ハッピーMAX』にも出てたりなんかします。

エレン・ポンピオ☆●
ビュスチェドレスは、クリスチャン・ディオールbyジョン・ガリアーノ。
この紫はきれいですね。素材も凝っていて華やか。オールバックにしたストレートヘアに意外性がありますが、上品な感じ。ベストドレッサーのひとりだと思います。
*『グレイズ・アナトミー〜恋の解剖学』のメレディス・グレイ役。プレゼンターとしても登場。

ジョーン・コリンズ
センスがいいとは言えないけれど、華があることは確かですよね。
*アーロン・スペリングの追悼コーナーに登場。
『ダイナスティ』の悪女アレクシスは彼女の当たり役でした。

ポーラ・アブドゥル★●
このひとのセンスは、やっぱりどこか変わってますね。
オフショルダーでマーメイドライン、ふくらませたアップの髪型は21世紀というより19世紀?
ところであまり大きな声では言いたくないのですが、彼女のダンスのレクチャー・ビデオを持ってます。歌じゃないですよ、ダンスのほうだから。
*『アメリカン・アイドル』の審査員。いろいろあったみたいですが、第6シーズンもまた3人揃ったところを観られそうです。

キーラ・セジウィック☆●
ドレスはアルマーニ・プリヴェ。ジミー・チューの靴と13万5千ドルのロレイン・シュワルツのプラチナとダイヤモンドのジュエリー。
装飾的なドレスなので、デコルテはノーアクセサリーですっきり着こなしているところにセンスを感じます。
評価が低いひとは、多分、スカートの大きなモチーフが気に入らないんでしょう。
*『The Closer』のCIA出身の刑事ブレンダ・ジョンソン役は下馬評も高かったので勝負ドレスでしたが・・・
あの番組、スチールを見ただけだけど、スタイリングもいいんですよね。刑事といっても取調べのエキスパートみたいな設定だし。正統派の美人じゃなくて骨っぽい感じなんですが、雰囲気があります。夫のケヴィン・ベーコンと来場しました。

リサ・クドロー
黒のエンパイアドレス。ジュエリーはショパール。
フロントはシンプルだけど、背中がレースになっていて、バレンチノらしいこだわりが。
*『SATC』のマイケル・パトリック・キングと組んだ『カムバック』は視聴率が低迷し、1シーズンで打ち切りになりました。

ソフィア・ミロス
セクシーなシュミーズ・ドレス。
こういうアワードに柄物はあまり映えないと思うのですが、彼女には似合っていますね。イタリア系美女のインパクトのほうがドレスの迫力に勝ってると。
*『CSI:マイアミ』のイェリーナ・サラス役。『ラリーのミッドライフ★クライシス』にも本人役でゲスト出演。

ジェイミー・プレスリー
バッジェリー・ミシュカのホルターネックのドレス。ダークバーガンディとシックな色なのに、エンブロイダリーレースのせいかとてもゴージャス。
*『My Name Is Earl』に出演中。授賞式では、アール役のジェイソン・リーとともにプレゼンターを務めた。

アルフレ・ウッダード
パメラ・ローランドの繊細なブロンズ色のドレス。
*『デスパレートな妻たち』第2シーズンからレギュラー。ミニシリーズ/TV映画部門でも『The Water Is Wide』の助演女優賞でWノミネートされましたが受賞はなりませんでした。

リサ・エデルシュタイン
マルケーザのエンパイアドレス。凝ったデザインでサッシュは黒と白、トレーンは黒。着物にインスパイアされたのか。
*『House』のリサ・カッディ役。厳格なベジタリアンで、週に6日、アシュタン・ヨガをやってるとか。

ジェニファー・モリソン
エルヴェ・レジェのドレス。大きさのちがう花のモチーフが全身を包んでいる。
*『House』のアリソン・キャメロン役。

ブライス・ダナー
ジュエリーは、フレッド・レイトン。
明るいグリーンは、レッドカーペットで映えますが、ストールはいらないと思います。
*『HUFF ドクターは中年症候群』で主人公ハフの母親役を演じ、2年連続ドラマ部門助演女優賞を授賞。

フェリシティ・ハフマン
モニーク・リュイエールのドレスとマーティン・カッツのジュエリー。
右肩のところに大きなブローチをつけています。彼女はよくこういうひねった小物使いをします。ちょっとラフな感じのヘアスタイルがおしゃれ。
彼女もどんどん洗練されてきましたね。40代になっても女性はどんどんきれいになれるということじゃないでしょうか。それと、それなりの年齢になったら、メイクはあんまりつくりこみすぎたらダメですね。
*『デスパレートな妻たち』のリネット役で昨年、主演女優賞を受賞。今年はプレゼンターとして登場しました。

エバンジェリン・リリー☆◎
フレッド・レイトンのジュエリーとヴェルサーチの紫のストラップレス・ドレス。似た感じの黒を今年のオスカーでヒラリー・スワンクが着てますが、わたしは紫のほうが好きですね。
ドラマのなかでも「そばかすちゃん」と言われていますが、素肌感を活かしたナチュラルメイクです。
*『LOST』のケイト役。ドミニク・モナハンとは一緒じゃなかったんでしょうか。プレゼンターで登場しました。

タイラ・バンクス☆◎
ジョルジュ・チャクラのドレスは5万5千ドルとか。左肩にリボンというと、今年のオスカーのシャーリーズ・セロンを思いだしますが、このくらいがきれいなバランスですよね。
ショパールのジュエリーは350万ドルとか。
アイラッシュが長くて、すごい目力。ヘアはウィッグ。つくりこみすぎという批判も目にしましたが、コーディネートは非の打ち所がありません。ほら。
*スーパーモデル出身、日本でももうすぐ放映が始まる『America's Next Top Model』のホストを担当。

バージニア・マドセン
ケヴィン・ホールのドレス。中途半端な長さのネックレスはいらないと思います。
*秋からの新作ドラマ『Smith』に出演。

メーガン・ムラリー
バッジェリー・ミシュカのドレスとフレッド・レイトンのジュエリー。
ベルスリーブがエレガント。ある程度の年齢になると、じょうずに隠すと魅力がアップしますね。
*『ふたりは友達?ウィル&グレイス』のカレン役で助演女優賞を受賞。

サンドラ・オー★●
ヴェラ・ウォンのドレス。
彼女のチャームポイントは細いウェスト。ドレスは素敵だけど、ジュエリーが多すぎなのが残念。
*『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』にクリスチーナ役で出演中。

アリソン・ジャニー
エリー・サーブのデザイン。段々に切り替えたフリルのドレスは長身の彼女が着ると、ものすごくグラマラスですね。このドレスは大好き。
とっても似合ってると思いますが、わたしならロングネックレスじゃなく、長めのぶらさがりイヤリングにします。
*C.J.クレッグ報道官役で出演していた『ザ・ホワイトハウス』もついに終了してしまいました。

ジュリア・ルイス・ドレイファス☆◎
ナルシソ・ロドリゲスのドレス。
*『The New Adventures of Old Christine』でコメディ部門主演女優賞を獲得。

キャット・ディーリー
赤のワンショルダーのドレス。
*英・Grazia誌が選ぶ、「もっともおしゃれな英国人女性」の7位(1位はケイト・モス)に選ばれたことがあるTV司会者。

ジェニファー・ラブ・ヒューイット
コレット・ディニガンのスパゲッティ・ストラップのドレス。ジュエリーはハリー・ウィンストン。
コレットは女性をより女性らしく見せるデザインが得意で、クライアントにはハル・ベリー、ナオミ・ワッツ、ニコール・キッドマン、カイリー・ミノーグなどがいます。
*『Ghost Wisperer』で霊能力のあるメリンダ・ゴードンに扮しています。霊能者っていうと昨年エミー賞を受賞した『ミディアムー霊能者アリソン・デュボア』を思いだしますが、あんまり怖くなくてゴースト嫌いでも大丈夫らしいです。
第1回はゴースト役として『プリズン・ブレイク』のマイケル役ウェントワース・ミラーがゲスト出演しました。

キム・レイバー
ライトイエローのプランギング・ドレス。背中が大きくカットされている。
ヘアメイクもコーディネートも悪くないんだけど、きれいに着こなすにはあと5、6kg体重があったほうが。は、ひがみですか、そうですか。
*『24』第5シーズンに、オードリー役で出演。『サード・ウォッチ』では救急隊員キム・ザンブラノを演じました。


COUPLES(順不同)

ジル・フィンクとパトリック・デンプシー
パトリックは、ラルフ・ローレン・ブラックレーベル。
*『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』のセクシーなドクター、デレク・シェパードを演じます。受賞は逸したけど、『グレイズ・・・』の主役コンビは男女のベストですよ。慰めにはならないけど。
奥さまのジル・フィンクは、メイクアップ・アーティスト。

キャリスタ・フロックハート☆◎とハリソン・フォード
キャリスタのドレスはデレク・ラム、マリー・ノートンのクラッチとフレッド・レイトンのジュエリー。
ワンショルダーのドレスそのものは素敵だと思います。でもキャリスタ、雰囲気が変わりましたね・・・印象がキツいというか。
*秋からの新ドラマ『Brothers & Sisters』に主演。
ハリソンのカリスマ性がすっかり薄らぎましたね・・・

アネット・ベニングとウォーレン・ビーティ
アネットは、セイル・チャップマン(Ceil Chapman)のヴィンテージ・カクテル・ドレス。
セイルはマリリン・モンローのお気に入りデザイナーだったらしい。
いまでもアメリカのヴィンテージ・ショップで扱われていて、人気も高い。
*アネットは『Mrs. Harris』で、ミニシリーズ/TV映画部門の主演女優賞にノミネート。授賞式にプレゼンターで登場。

エヴァ・ロンゴリア☆●とトニー・パーカー
エヴァはジェイソン・ウーのカクテルドレスとトッズのクラッチ、セルジオ・ロッシの靴。
E!onlineの視聴者投票でもあんまり支持されてませんでした。
アワードのスタイルとしてはちょっとカジュアルな気がしますが、カップルとしてはいいバランスですね。トニーはNBAの花形選手。
*『デスパレートな妻たち』にガブリエル役で出演中。

ハイディ・クラム☆◎とシール
マイケル・コースのドレスは、ギリシア風のドレープが美しい。深いスリットがセクシー。靴はマノロ・ブラニク。
ヘアメイクはナチュラルですごく素敵ですね。
*ハイディは、もうすぐWOWOWでオンエアが始まる『プロジェクト・ランウェイ』に出演中。授賞式にはプレゼンターで登場。

ジーナ・デイヴィス夫妻
ジーナのネックレスとイヤリングをアクセントにしたタキシードの着こなしががかっこいい。ヘアメイクもバランスがいいですね。
ご主人はお医者さまです。
*『Commander in Chief』で女性大統領マッケンジー・アレンを演じただけあって貫禄があります。


MEN(順不同)

キーファー・サザーランド
*『24』のジャック・バウアーは、まさに今年のエミーの顔になりました。すでに満面の笑み。

ヒュー・ローリー
*『House』のドクター・ハウス役。渋いです。

ヴィクター・ガーバー
*『エイリアス』のシドニーのパパ、ジャック・ブリストゥのイメージが強いんですが、本国では終了してしまいました。でも秋の新番組『Justice』で弁護士役で出ます。やっぱり知的系ですよね。

テリー・シーモアとサイモン・コーウェル
クレジットは出てませんが、彼はアルマーニしか着ないそうです。
*『アメリカン・アイドル』でのジャッジングは賛否両論ありますが、わたしは好きです。でもこの着こなしは最低ですね。
ガールフレンドのテリーは、TVでレポーターとか司会をやってたりするみたいです。


おまけ

ジョーン&メリッサ・リヴァース
レッドカーペットの名物レポーターといえば、この親子。
母親のジョーンは、『Nip/Tackマイアミ整形外科医』の第2シーズンに本人役でゲスト出演し、話題になりました。この回はおもしろかったですね。
メリッサのドレス、バックスタイルがかっこいい。
このふたりはいつも並んだときのバランスを考えてドレスを選んでいます。いまはユニット流行りだけど、この親子はそういう意味では元祖かもしれません。


ベストドレッサー/ワーストドレッサー

よく、ベストとかワーストとかいいますが、コメンテーターがどういう見方をしているかについて、気づいたことを書いておきます。
まず、アワードには必ずドレスコードがありますから、それを守ること。フォーマル度が高くなればなるほど、ヘタに外さないほうがいい。
次に趣味よく上品であること。ハリウッドは意外なくらい保守的です。個性を表現しなければダメだけど、レッドカーペットってキャットウォークじゃないので、クリエイティブすぎても悪目立ちして失敗します。レッドカーペットでは、ファッションアイコンに見せるより、スターとして魅力的であることが大事。
さらに小物、ヘアメイクのバランスも重要。あまりつくりこむと古くさくなってマイナスです。

そんなわけで奇をてらうと間違いなく“ワースト”の烙印を押されます。
ただ視聴者としては優等生ばかりでもつまらないので、中途半端なことをするより、あとで語り草になるほどぶっ飛んでくれるほうが、見ていて愉しいですけどね、シェールやビョークみたいに。

さて、ファッションチェックなどを見ていると専門家の間でも意見が分かれることがあります。趣味、主観の違いもあるし、冒険をどこまで認めるかによって判断が変わります。
服よりも着こなしに問題がある場合も多いですね。この服に合った着方をすれば、きれいに見えるのに、なんて思うこともあります。
一般人的には好きかどうか、じぶんが着るならこう着る、っていう意思がハッキリしてたらいいと思います。専門家(?)と意見が違ってもあまり気にしないように。昼間からごっついサングラスをかけてたり、場違いなロングドレスで出てくるようなファッション関係者の言うことなんか知らないよ。
・・・まあ誰が見ても救いようがないのもありますけどね。

専門家どうしでも意見が違います。各社の採点です。『In Style』が出たら追加します。
意見の合わない評論家の採点を見つけたら「あんたセンス悪いわ〜」って言う瞬間がカタルシス。
*People誌/☆はベスト、★はワースト
*Yahoo!(US)/◎はベスト、●はワースト


【参 考】
People『Emmy Awards 2006』(英)
E!Online『THE 58th ANNUAL EMMY AWARDS LIVE FROM THE RED CARPET』(英)
Style.com『screen gems a colorful night at the emmys』(英)
Yahoo!TV『COVERAGE OF THE 58TH ANNUAL EMMY AWARDS』(英)
NBC『2006 Emmy Awards』(英)
AOL『EMMYS2006』(英)
Access Hollywood 『Emmy Fashion Report』(英)
TV Guide『EMMY WATCH』(英)
imdb (英)
Internet JOURNEY/UK TODAY 3/3






Posted: Sun - September 3, 2006 at 04:12 PM         |
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Published On: Feb 17, 2009 10:05 PM
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