59TH ANNUAL TONNY AWARDS RED CARPET


第59回トニー賞授賞式レッドカーペット
(今回はステージもちょっと紹介)
05.06.19  授賞式放映を観て追記


残念ながらオスカーのように日本のニュースサイトでもほとんど取り上げてませんね。

アワードおたくを自称するワタクシが米国4大アワードと呼んでいるのが、オスカー、グラミー、エミー、トニーの各賞(世間的にも異論はないと思いますが)。
個人的には、観ていていちばん楽しいのが、日本では知名度の低いトニー賞。
なぜかというと、ノミネートされているミュージカル作品のハイライトをまとめて観られるからです。

その授賞式もつつがなく終わったようです。公式サイトやミュージカルファンにはおなじみPlaybill.comBroadway.comなどでも写真はアップされてますので、リンクしておきます。『SATC』ファンのかたには、おなじみの顔も見つかりますよん。

それにしてもTVでの授賞式放映までに画像を紹介できるなんてスゴい時代になったもんだ。


ON STAGE
■3年連続ホストのヒュー・ジャックマン。やっぱり今年も歌ってくれました(踊りはちょっと控えめ)。
1)授賞式の冒頭、ソロで熱唱中
2)75歳になるスティーブン・ソンドハイムを祝って『ウェストサイド物語』から「Somewhere」をアレサ・フランクリンと


■ミュージカル作品賞ノミネート『モンティ・パイソンのスパマロット』。セットの背景がテリー・ギリアムっぽい。

■メモリアル・トリビュートのコーナーで、ジェシー・L・マーティンと『シカゴ』のキャストによるパフォーマンス。曲は「ラズル・ダズル」。
初演時のビリー・フリン役は、昨年末に亡くなったジェリー・オーバックでした。
作詞したフレッド・エッブのポートレートの直後にジェリーの写真が出たんですが、NHKの放送では字幕が出なかったのが不満です(ついでに言うと、いちばん最初のクリストファー・リーブにも字幕が出なかったのが不満だ)。

■ブロードウェイの生きた伝説・チタ・リヴェラ
おそらく70代半ばくらいだと思いますが、2003年の『ナイン』ではリリアン役の彼女のためにタンゴのダンスシーンがつけ加えられるくらいのバリバリ現役(バンデラスの肩に脚をのせる決めポーズがあったらしい。日本版では大浦みずきが踊ります)。かっこええおばちゃんです。

■ミュージカル・リバイバル作品賞ノミネートの『スィート・チャリティ』。中央がクリスティーナ・アップルゲイト。
おなじく名場面のひとつ“ビッグ・スペンダー”。振付はボブ・フォッシーの愛弟子だったウェイン・シレント。

■ミュージカル・リバイバル作品賞ノミネートの『ラ・カージュ・オ・フォール』より。
クラブの女装ダンサー役は物語の設定どおり全員男性。その筋力を活かしたダイナミックな振付は、いまが旬のジェリー・ミッチェル。

■ミュージカル作品賞ノミネート『第25回パットナム郡スペリング競技会』より。コンテスト参加者役として、毎回、観客が数名ステージにあげられるそうです。

■ミュージカル作品賞ノミネート『ライト・イン・ザ・ピアッツァ』より。異国の恋というテーマをカップルではなく、その娘の母親の視点で描いた意欲作。

■ミュージカル作品賞ノミネート『ペテン師とサギ師』。同名映画のミュージカル化です。


ARRIVALS
■ブロードウェイのディーヴァ、バーナデット・ピータース
こちらはオープニングで『キス・ミー・ケイト』の「Another Op'nin', Another Show」を歌った授賞式でのドレス

『SATC』つながりな二人。スペシャル・シアトリカル・イベント賞にノミネートされたトニー・カントーンとプレゼンターを務めたマシュー・ブロデリック。
トニーはアンソニー役でしたね。昨年、リヴァイヴァル作品賞を獲ったソンドハイムの『アサシンズ』にも出てました。
マシューはSJPの夫。『プロデューサーズ』のオリジナル・キャストですが、演劇一家の出身で、すでに『トーチ・ソング・トリロジー』『ブライトン・ビーチ回顧録』で2度エミー賞を受賞しています。

■ミュージカル主演女優賞にノミネートされたクリスティーナ・アップルゲイトはヴァレンティノ。

■演劇主演女優賞ノミネート、メアリー・ルイーズ・パーカー は、アルマーニ。

■『若草物語』のジョー役でミュージカル主演女優賞ノミネート、サットン・フォスターは、マイケル・コースのドレス。

■演劇主演女優賞にノミネート、ローラ・リ二ーは、ヴェラ・ウォンで。

■プレゼンターで登場した『Desperate Housewives』のマーシャ・クロス。彼女の赤毛とよく似合うオレンジ系のドレス。デザイナーはエリー・サーブ。

■『ライト・イン・ザ・ピアッツァ』でミュージカル助演女優賞ノミネートのケリー・オハラ。リン・エデルマンのドレスはバックスタイルも素敵。

■『ライト・イン・ザ・ピアッツァ』でミュージカル主演女優賞ノミネートのヴィクトリア・クラーク。デヴィッド・ロドリゲスのドレス。

■『スパマロット』でミュージカル助演女優賞ノミネートのサラ・ラミレスは、ロベルト・カヴァリのストラップレスドレス。

■いつもエレガントなジョアン・アレンは、アルベルタ・フェレッティのドレス。プレゼンターで登場しました。

■『チキチキ・バンバン』でミュージカル主演女優賞ノミネートのエレン・ディリーは、ジョアンナ・マストロヤンニ。

■『ザ・ホワイトハウス』でエミ−賞受賞のアリソン・ジャニーは、プレゼンターで登場。

■プレゼンターを務めたアン・ハサウェイ。『プリティ・プリンセス』のお姫さま役でしたっけね。

■プレゼンターを務めたケリー・ラッセル。『フェリシティの青春』の頃に比べると、ぐっと大人っぽくなりました。
オフ・ブロードウェイの作品に出演し、スピルバーグ製作総指揮のTVミニシリーズ『Into the West』主役に抜擢。

■『ダウト』で演劇主演女優賞ノミネートのチェリー・ジョーンズ。ドレスはナエーム・カーンでジュエリーはハリー・ウィンストン。

■TV『ジャック&ジル』や映画『恋は邪魔者』のサラ・ポールソン
『ダウト』のチェリー・ジョーンズと来場。チェリーはレズビアンを公言していますが、ふたりともマスコミ嫌いのため、このアワードの放映で交際が周知となりました。
ステージでチェリーが「ローラ・ウィングフィールド、あなたとこの賞をシェアするわ」と言ったんですが、サラはいまリバイバルの作品、テネシー・ウィリアムズの『ガラスの動物園』でローラを演じてます。
でも600万人の前でキスしたらバレバレですが。ふたりがこれからもハッピーでありますように。
サラの演技力には定評がありますが、それはブロードウェイのキャリアで培われたものです。

■映画版『オペラ座の怪人』に主演したエイミー・ロッサム

いつ見てもかっこいい大人のカップル、『スパマロット』の演出・マイク・ニコルズとニュースキャスターのダイアン・ソイヤー夫妻。ネクタイとドレスがなにげにおそろい。このふたり、公式の場所ではいつも雰囲気が揃ってるので並ぶとますます素敵に見えます。
ところでマイク・ニコルズは今回の受賞で思い出したんですが、トニー(『モンティ・パイソンのスパマロット』『裸足で散歩』など)、オスカー(『卒業』)に昨年のエミー(『エンジェルス・イン・アメリカ』)でトリプル・クラウン達成じゃないですか?これ、ボブ・フォッシーに次いで史上2人めだと思うんですが、たしか。
(しかし、フォッシーはすべて1973年なので、それはそれで大偉業ではある)

ジャン・マックスウェルは、ビーズししゅうがとてもきれいなジョアンナ・マストロヤンニのドレス。

■授賞式を放送したCBSのニュースキャスター・ジェリー・チェン。朝のニュース・バラエティ番組のアンカーのほか、リアリティショー『Big Brother』のメインホストを務める。

クレア・デーンズのドレスは、ナルシソ・ロドリゲス。『ピローマン』で演劇主演男優賞にノミネートされているビリー・クラダップのお連れさま。
クレアとビリーはロバート・デ・ニーロ製作の映画『Stage Beauty』(日本未公開)で共演しています。クレアはこの授賞式にも出席している、当時妊娠中だったメアリー・ルイーズ・パーカー からビリーを奪ったわけですが。
それを知ってレッドカーペットの写真を見ると、なんコワいものがあるなぁ。

エミー・ライアンはナエーム・カーンのドレス。

■プレゼンターのサンドラ・オーもパープル系。ハイライトの入ったヘアスタイル。アジア系は色づかいにメリハリをつけたほうがいいので、パープル系にゴールドという反対色のアクセントは(ウォーム系の肌色なら)正解だと思います。ブレスも合わせてほしかった。


今年の傾向として、赤、紫系のドレスが目立ちました。あとやはりエンパイアラインですね。細身のシルエットなので、ヘアスタイルは巻き髪のダウンスタイルが目につきました。


主要賞の結果は下記のとおり。

■演劇作品賞/Doubt(『ダウト』)

■ミュージカル作品賞/Monty Python's Spamalot(『モンティ・パイソンのスパマロット』)

■演劇リヴァイヴァル作品賞/Glengarry Glen Ross(『摩天楼を夢見て』)

■ミュージカル・リヴァイヴァル作品賞/La Cage aux Folles(『ラ・カージュ・オ・フォール』)

■スペシャル・シアトリカル・イベント賞/
Billy Crystal 700 Sundays(ビリー・クリスタル『700回の日曜日』)

■演劇主演男優賞/
Bill Irwin for Edward Albee's Who's Afraid of Virginia Woolf?
(ビル・アーウィン『ヴァージニア・ウルフなんかこわくない』)

■演劇主演女優賞/Cherry Jones for Doubt(チェリー・ジョーンズ『ダウト』)

■ミュージカル主演男優賞/
Norbert Leo Butz for Dirty Rotten Scoundrels
(ノーバート・リオ・バッツ『ペテン師とサギ師』)

■ミュージカル主演女優賞/
Victoria Clark for The Light in the Piazza
(ヴィクトリア・クラーク『ライト・イン・ザ・ピアッツァ』)

■演劇演出賞/ Doug Hughes for Doubt(ダグ・ヒューズ『ダウト』)

■ミュージカル演出賞/
Mike Nichols for Monty Python's Spamalot
(マイク・ニコルズ『モンティ・パイソンのスパマロット』)

■振付賞/
Jerry Mitchell for La Cage aux Folles
(ジェリー・ミッチェル『ラ・カージュ・オ・フォール』)


全部門の結果はコチラ(公式サイト・英)から。

宮本亜門さんは受賞を逸しました。
受賞した作品は必ずお客が入ります。現在も上演中の『スウィート・チャリティ』『ラ・カージュ・オ・フォール』に比べ、昨年12月から2ケ月の限定公演で、すでに閉幕しているのは不利。ブロードウエイ関係者が投票する以上、上演中の作品に一票を投じるのは人情。逆に言えば、候補になったこと自体が快挙であったかと。









Posted: Tue - June 7, 2005 at 01:46 PM         |
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Published On: Feb 17, 2009 10:05 PM
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