Fri - February 27, 2009

2009 Screen Actors Guild Awards Red Carpet(まず映画部門から)


第15回スクリーン・アクターズ・ギルド(SAG)賞授賞式レッドカーペット

オスカーも終わってしまいましたが、前哨戦となるアワードがいくつかありますので、やっつけてしまいましょう。

SAG賞は身内の集いといいますか、俳優同士がお互いの功績を称えあう賞なので、オスカーやGGより全体にリラックスした雰囲気が漂っている気がします。そのせいかドレスコードはフォーマルでも、あまり厳格な印象はありません。

SAG賞らしいのは「作品賞」にあたるのが「アンサンブル演技賞」といって、出演した俳優たちに賞が贈られることでしょう。体操競技やシンクロナイズド・スイミングなどの芸術スポーツには個人戦と団体戦がありますが、個人戦に相当するのが主演、助演の男優賞、女優賞で、団体戦に相当するのがアンサンブル演技賞と考えればわかりやすいのではないでしょうか。そのためキャストが並んで撮影がおこなわれることも多く、お互いに打ち合わせしているのかどうかわかりませんが、出演者どうしで色やデザインがかぶることもなく、ウォッチャーとしては、演じたキャラクターの延長線上のドレスアップを楽しめるレッドカーペットです(とくにテレビ部門)。

ということで今回は趣向をかえ、SAGにならって作品中心にグルーピングしてみました。



www.huffingtonpost.com/


※後日追記予定:bola's Best(☆)、Worst(★)、個人的な趣味としてFavourite(◎)は着てみたいドレス。

[Theatrical Motion Picture/ 映画部門]
■Outstanding Performance by a Cast in a Motion Picture /アンサンブル演技賞


■Slumdog Millionaire(邦題:スラムドッグ$ミリオネア)
製作:クリスチャン・コルソン
監督:ダニー・ボイル(『トレイン・スポッティング』)
脚本:サイモン・ビューホイ(『フル・モンティ』)
原作:ヴィカス・スワラップ「ぼくと1ルピーの神様」
出演:デヴ・パテル、フリーダ・ピント、アニル・カプール、イルファン・カーン
音楽:A・R・ラーマン(『ムトゥ 踊るマハラジャ』『エリザベス:ゴールデン・エイジ』)
2008年/イギリス、アメリカ/配給:ギャガ・コミュニケーションズ/公式サイト


Irrfan Khan, Dev Patel, Freida Pinto and Anil Kapoor accept the Cast of ‘Slumdog Millionaire’

『トレイン・スポッティング』のダニー・ボイル監督最新作はボリウッド映画(?!)とずいぶん話題になってましたね。インドのスラム街出身の少年が一攫千金を狙ってクイズ番組に出場、いよいよ最後の質問まで辿りつくのですが、不正を疑われ・・・というストーリー。

新宿タワーレコードで、ふと耳にした曲がめちゃくちゃカッコよくて、おもわずカウンターで誰のなんというアルバムか尋ねました。それがこの映画のサウンド・トラック盤だったんですが、とにかく走りたくなる曲ばかりで、ジムのランニングコースを廻るときに、まさにぴったり。
そういえばアルバム・ジャケットのフリーダ・ピントも走ってますね。ボイル監督のことですから、きっと疾走感あふれる作品に仕上がってるんでしょう。すくなくともアルバムは◎です。



Freida Pinto in Marchesa
ヒロイン、ラティカ役のフリーダ・ピントは、マルケーザのドレス、マーティン・カッツのジュエリー、ロジェ・ヴィヴィエのクラッチ。





■Doubt(邦題:ダウト〜あるカトリック学校で〜)
製作総指揮:セリア・コスタス
製作:スコット・ルーディン、マーク・ロイバル
脚本/監督:ジョン・パトリック・シャンリィ
原作:ジョン・パトリック・シャンリィ「ダウト—疑いをめぐる寓話」
出演:メリル・ストリープ、フィリップ・シーモア・ホフマン、エイミー・アダムス、ヴィオラ・デイヴィス
音楽:ハワード・ショア
衣装デザイン:アン・ロス
2008年/アメリカ/105分/配給:ディズニー/公式サイト

原作は2005年のトニー賞演劇部門で各賞を総なめにし、ピュリッツアー賞も受賞したジョン・パトリック・シャンレイ原作の舞台劇で、映像化にあたって作者みずから脚本を書き、メガホンもとっています。1960年代の神学校を舞台に、人種問題やケネディ暗殺といった当時の社会背景を絡めつつ、初めて迎えた黒人生徒と神父の間に芽生えた「疑惑」をめぐる物語。

これは絶対に映画化されるだろうとおもってました。トニー賞の主演女優賞を受賞したチェリー・ジョーンズが演じた校長役は、映画版ではメリル・ストリープが演じています。
ちなみにこの年のミュージカル部門作品賞は『モンティ・パイソンのスパマロット』、ホストはハジけた司会っぷりでオスカーにお呼びがかかった違いないヒュー・ジャックマン。これは疑惑の余地のない事実です?!



Meril Streep in Danna Caran
シスター・アロイシス役で主演女優賞を受賞したメリル・ストリープはダナ・キャラン。
「まさか受賞するとおもってなかったから、ドレスを着てこなかったのよ!」の受賞スピーチが会場で大ウケ。
それにしてもこのひとが『プラダを着た悪魔』でミランダ役をやったんですよねぇ・・・演技力ってすごい。



Amy Adams in Giambattista Valli
純真な新人教師シスター・ジェイムズ役で助演女優賞にノミネートされたエイミー・アダムスはジャンバティスタ・ヴァリのドレス、H.スターンのジュエリー。



Viola Davis in David Meister
黒人少年ドナルドの母親・ミラー夫人役で助演女優賞にノミネートされたヴィオラ・デイヴィスはデヴィッド・メイスターのドレス、ジュディス・リプカのジュエリー、ジュディス・リーバーのバッグ。




■The Curious Case of Benjamin Button(邦題:ベンジャミン・バトン 数奇な人生)
製作:キャスリーン・ケネディ、フランク・マーシャル、セアン・チャフィン
監督:デヴィッド・フィンチャー
脚本:エリック・ロス
原作:F.スコット・フィッツジェラルド『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』
出演:ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット、ティルダ・スウィントン、ジェイソン・フレミング、イライアス・コティーズ、ジュリア・オーモンド、エル・ファニング、タラジ・P・ヘンソン
撮影:クラウディオ・ミランダ
VFX:デジタル・ドメイン
2008年/アメリカ/167分/配給:ワーナー・ブラザーズ/公式サイト

原作はスコット・フィッツジェラルドの同名小説ですが、かなり改変されているようです。老人としてうまれた男がだんだん若返っていく・・・というプロットはおなじなのですが。


ケイト・ブランシェットが演じたデイジーという役は原作ではヒルデガルド・モンクリーフとなっています。フィッツジェラルドでデイジーとくれば、当然‘The Great Gatsby’ですよね。‘VANITY FAIR’誌2月号のカヴァーはケイト・ブランシェットでしたが、これがどうみたってかつてミア・ファローが演じたデイジーのイメージなんです。そういえばブラッド・ピットはロバート・レッドフォードの後継者なんていわれてましたので、なんだかこのふたりで『華麗なるギャツビー』を観たいなぁ、なんておもってしまいましたよ。



Angelina Jolie and Brad Pitt in Tom Ford
ベンジャミン・バトン役で主演男優賞のノミネートされたブラッド・ピットはトム・フォードのスーツで。
ノーネクタイですが、ポケットチーフの差し色がアンジーのドレスとおそろいというのが憎ったらしいなぁ、もう。



Teraji P. Henson in Hervé L. Leroux
ベンジャミンの母親代わりになる女性、クィーニーを演じて助演女優賞にノミネートされたタラジ・P・ヘンソンはエルヴェ・L・ルルーのドレスにH.スターンのジュエリー。



Julia Ormond in Azzaro
デイジーの娘・キャロライン役のジュリア・オーモンドはアザロのドレス。
なにせ主人公が80歳でうまれて、年々若返っていくんですから、65年うまれのジュリアが69年うまれのケイトの娘役でもなんの不思議もありません。




■Milk(邦題:ミルク)
製作:ダン・ジンクス、ブルース・コーエン
監督:ガス・ヴァン・サント(『グッドウィル・ハンティング 旅立ち』『エレファント』)
脚本:ダスティン・ランス・ブラック
出演:ショーン・ペン、エミール・ハーシュ、ジョシュ・ブローリン、ディエゴ・ルナ、ジェームズ・フランコ、アリソン・ピル、ヴィクター・ガーバー、デニス・オヘア
撮影:ハリス・サヴィデス(『ゲーム』『エレファント』)
音楽:ダニー・エルフマン(『シカゴ』)
2008年/アメリカ/128分/配給:ビックス/公式サイト


1977年に全米で初めてゲイとカミングアウトして選挙に立候補し、市会議員に当選したハーヴィー・ミルクの伝記映画。
ハーヴィー・ミルク(日本ではハーヴェイともハービーとも記述される)については、すでにオスカーを受賞したドキュメンタリー作品や、彼をモデルにした、あるいは捧げられた音楽、舞台作品が多数あるし、ランディ・シルツの伝記も邦訳されています。この伝記をベースにしたブライアン・シンガー監督作のプロジェクトも進んでいたのですが、こちらはWGAのストが原因で頓挫したままになっているようです。

全米でもっともゲイ・フレンドリーといわれるサンフランシスコは、もっともリベラルといわれるカリフォルニア州にありますが、昨年11月の住民投票でなんと同性婚禁止法案(propositon 8)が可決してしまいました。ミルクが生きていたら、なんといったでしょうか。



Robin Wright Penn in Dolce & Gabbana with Sean Penn in Giorgio Armani
タイトルロールを演じて主演男優賞を受賞したショーン・ペンはジョルジオ・アルマーニ。
ロビン・ライト・ペンはドルチェ&ガッバーナのドレスとティファニーのジュエリー。



Diane Lane in David Meister with Josh Brolin in Dolce & Gabbana
ミルクを射殺するダン・ホワイト議員役で助演男優賞にノミネートされたジョシュ・ブローリンは、ドルチェ&ガッバーナのスーツ。
夫人のダイアン・レインはデヴィッド・メイスターのドレスとシャネルのジュエリー。



Alison Pill in Jason Wu
ミルクの選挙運動に貢献したアン・クローネンバーグを演じたアリソン・ピルはジェイソン・ウーのドレス。





■Frost/Nixon(邦題:フロスト×ニクソン)
監督・製作:ロン・ハワード(『ダ・ヴィンチ・コード』『天使と悪魔』)
脚本・製作総指揮:ピーター・モーガン
原作:ピーター・モーガン ‘Frost/Nixon’by Peter Morgan
製作:ブライアン・グレイザー、ティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー
出演:マイケル・シーン、フランク・ランジェラ、ケヴィン・ベーコン、レベッカ・ホール、トビー・ジョーンズ、マシュー・マクファデン、オリヴァー・プラット、サム・ロックウェル
撮影:サルヴァトーレ・トチノ
音楽:ハンス・ジマー
2008年/アメリカ/122分/配給:東宝東和/公式サイト


こちらは英国初演、ピーター・モーガンの戯曲の映画化。ウォーターゲート事件後にニクソン大統領を取材したデヴィッド・フロストとの会話劇です。
ヒットした舞台劇を映像化するにあたっては、メインキャストをそのまま映画でも起用する場合とまったく異なる配役をする場合があります。舞台俳優の知名度が低い場合や映像化までのインターバルが長かったりすると映画俳優にシフトするケースが多く、近作では『ダウト』や『マンマ・ミーア』が後者の典型(どちらもメリル・ストリープの仕事というのが興味深い)、前者の代表が本作ということになります。
フランク・ランジェラはニクソン役でトニー賞主演男優賞を獲得。ニクソンに容貌こそ似ていませんが、仕草や声色、その佇まいが「まさにその雰囲気」だったとフロスト本人が答えています。



Frank Langella
リチャード・ニクソン元大統領役で主演男優賞にノミネートされたフランク・ランジェラはマオカラーのジャケットを着用。
ランジェラは映画やドラマの渋い脇役で登場することが多いですが、もともと舞台出身。いるだけで策謀の匂いがするような演技をさせれば天下一品です。映画にも印象的な作品がたくさんありますが、トレッキーとしては‘DS9’のジャロ大臣がニクソンの雰囲気に重なります。彼は一時期、ウーピー・ゴールドバーグと暮らしていましたので、彼女が‘TNG’のガイナン役とくれば、意外とトレッキーつながりだったりして、と妙にうれしくなってしまいます。



Kyra Sedgwick with Kevin Bacon in Calvin Klein and daughter Sosie
ニクソンの補佐官ジャック・ブレナンを演じたケヴィン・ベーコンはカルヴァン・クラインのスーツで。
夫人のキーラ・セジウィックと中央は娘のソシエ・ルース・ベーコン。



■The Wrestler(レスラー)
監督:ダーレン・アロノフスキー(『π』『レクイエム・フォー・ドリーム』)
脚本:ロバート・D・シーゲル
出演:ミッキー・ローク、マリサ・トメイ、エヴァン・レイチェル・ウッド
主題歌:ブルース・スプリングスティーン
2008年/アメリカ/109分/配給:日活/公式サイト


アンサンブル演技賞にはノミネートされませんでしたが、ミッキー・ローク復活で話題のこの作品もとりあげておきましょう。
80年代に一世を風靡した人気レスラーもいまや落ち目、心臓疾患のため引退を余儀なくされ、最後のリングにあがるが・・・というストーリー展開はミッキー自身の人生と重なってみえることが、本人をよほど奮起させたのか、今年は世界中の映画祭で主演男優賞をショーン・ペンと分けあった格好になりました。ミッキー・ロークでは客が来ないからと映画会社の意向で当初ニコラス・ケイジにオファーされたそうですが、ケイジが降板、映画会社とも袂を分かったために、監督の希望どおり主演が実現したそうです。
個人的には役者としてはショーン・ペンが好きなのですが、会場を爆笑の坩堝と化すミッキー・ロークのスピーチがとにかく楽しみなので、SAGで彼のスピーチを聞けなかったのが残念でした。



Mickey Rourke in Dolce & Gabbana
ランディ‘ザ・ラム’ロビンソンを熱演し、主演男優賞にノミネートされたミッキー・ロークは、ドルチェ&ガッバーナのスーツ、サングラスはローリー・ロドキン・バイ・サマ。



Marisa Tomei in Erie Saab
主人公ランディを愛するストリッパー、キャシディ役のマリサ・トメイはエリー・サーブのドレスにH.スターンのジュエリー。
カラダを張ってるのはミッキー・ロークだけじゃありません。ストリッパー役ということでポールダンスを踊るシーンがでてきます! 吹替えではなく、ダンサーについてレッスンを受け、本番では20テイク撮ったそう。20テイク!!
44歳になっても崩れないカラダの秘密はフラフープとか。携帯用をまいにち持ち歩いてるんだそうです。たしかにくびれそうだ・・・



Evan Rachel Wood in Monique Lhuillier
ランディの娘、ステファニーを演じるエヴァン・レイチェル・ウッドはモニーク・リュイエのドレス、セルジオ・ロッシの靴。
マリリン・マンソンと別れて黒髪はやめたみたいですね。一時はディタとそっくりになってしまったので「なにやってんだ」とおもってたのですが、彼女らしい個性があらわれてきました。


Angelina Jolie in Max Azria
『チェンジリング』のクリスティン・コリンズ役で主演女優賞にノミネートされたアンジェリーナ・ジョリーはマックス・アズリアのドレス、ティファニーのジュエリー。



Anne Hathaway in Azzaro
『レイチェルの結婚』のキム役で主演女優賞にノミネートされたアン・ハサウェイはアザロのドレス、カルティエのジュエリー、クリスチャン・ルブタンの靴。



Melissa Leo
"Frozen River"のレイ・エディ役で主演女優賞にノミネートされたメリッサ・レオ。
名まえを聞いたことはあるんだけど、どうしても思い出せなくてimdb.comにあたったら、『ホミサイド/殺人捜査課』のケイ・ハワード役だったんですね。マニッシュでハードな役柄だったから、ドレスアップした姿をみても気がつきませんでした。同い年だということも初めて知り、主役とはいえスチールで判断する限り、かなりの汚れ役なので、あのシワや老け顔はどうも特殊メイクらしく、騙されるところでした。サンダンスで激賞された作品とは聞いていたので、これはちょっと楽しみ。脇役が多かったひとですが、今年、このほかに主演作を含めた4作品が公開されます。ずいぶん下積みが長かったわけですが、インタヴュアーに「いまがプライムタイムですね」といわれて「50歳になってプライムなんて最高よ!」と答えていのたがとても爽快でした。



Kate Winslet in Narciso Rodriguez
主演、助演にダブルノミネート、『愛を読むひと』のハンナ役で助演女優賞を獲得したケイト・ウィンスレットはナルシソ・ロドリゲスのドレス、ショパールのジュエリー、クリスチャン・ルブタンの靴。



Penelope Cruz in Azzedine Alaïa
『それでも恋するバルセロナ』のマリア・エルサ役で助演女優賞にノミネートされたペネロペ・クルスのドレスはアズディン・アライア、ショパールのジュエリー、フェリックス・レイのクラッチ。



・・・to be continued(テレビ部門篇は近日中に)

Fri - February 6, 2009

2009 Golden Globe Awards Red Carpet


第66回ゴールデングローブ賞授賞式レッドカーペット

遅くなりましたが、第66回ゴールデングローブ賞レッドカーペットです。なにごともなかったかのように、こんにちは。

1月11日、ビバリーヒルズのヒルトンホテルで開催。昨年、脚本家組合のストライキでセレモニーが中止になったことを覚えていらっしゃいますか。早いものであれから1年です。そんなわけで今年はプレゼンターも候補者もオールスター・ラインナップで例年以上に華やかな気がしました。カラフルなドレスのせいでよけいそうおもうのかもしれませんが。

では、ごく一部のみなさま、お待たせしました。今回もどどんと80名以上をピックアップ、重くて遅くて長いので読んでるうちにオスカーが始まっちゃったら、ごめんなさい・・・てなことを書いてたら、ほんとに終わっちゃいましたよ。で、いまWOWOWの字幕つき再放送を観ながら、苺をつまみつつ書いてたりして。
こんなにムダにくわしいと読むほうもタイヘンでしょう。すべてに目をとおしていただく必要はありません。どうかテケトーに。せいぜい眠れない夜の暇つぶしに、羊のかわりにドレスを数えてみるなんていかがです?
では、GG賞レッドカーペット・レポート(ほぼ)完全版、テケトーに、どうぞ。


http://jezebel.com


■全体の傾向:ほんとうにいろんな色がありまして、なかなか絞りにくいのですが、濃紫〜ブルー系、ベージュ〜アイボリーのスキンカラーが主流。
レッドカーペットでは無地が間違いないのですが、プリントも多くみられました。着こなしが難しいんですが、今回はビックリするようなサンプルはありません。まあ、大成功もなかった気がしますが。

シルエットも一時のようなマーメイドだけでなくプリンセス・ラインも。今回はアクセントとして肩、腰などに大きめのラッフルなど目立つモチーフのあるデザインが気になりました。‘SATC:the MOVIE’のオープニングを飾った、大きなコサージュつきの白いドレスは酷評されましたが、いまおもえば先駆けだったのかもしれません。
モチーフといえば、ここ数年でこんなにベルテッドが目についたシーズンは珍しいのではないでしょうか。サッシュあり、エンブロイダリーあり、クリスタル飾りあり、大きなラッフルありと、あらゆるデザインがみられます。


毎回、いわゆるフルレングスのドレスではないひとが必ずいるのですが、今年はとくにその傾向が強い。カクテルドレスはもちろん、パンツスーツのバリエーションが豊富です。やはりベテランの女優さんに多いのですが、いずれもありきたりのタキシードになっていないところに個性を感じます。

このところずっと人気だったワンショルダーですが、凝ったデザインのものが増えています。ディープVネックも復活の兆し。ストラップレスも多くみられました。
ということでデコルテを開放するデザインにふさわしい大ぶりのネックレスが戻ってきました。


■カラー:スキンカラー、あるいはスキンカラー・ベースのシマリング。パステル、あるいはディープ・カラー。青紫、ネイヴィ、ダークブルー、セルリアン、ササファイア、ティールなどさまざまな青のバリエーション。赤も真紅からすこし外した渋赤系までいろいろ多彩。

■ジュエリー/アクセサリー:ここ数年の傾向として、ゴージャスなシャンデリア・タイプのイヤリングの人気が継続。ネックレスは首にぴったりした短めで大ぶりなものかロングタイプ、そしてあらゆるデザインのベルト。貸し出し先ジュエラーはヴァン・クリフ&アペル、フレッド・レイトンが不動の人気を誇ります。


■バッグ/シューズ:小さなクラッチが主流ですが、あえてドレスや靴と色や素材を合わせず、「いかにおしゃれに外すか」で粋にみえるかどうかが決まります。



■ヘア:くしゅっとしたルーズなウェーブのダウンスタイルかすっきりした夜会巻き。今回は額を出しているひとが多いですね。


■ メイク:スキンカラーが多かったせいか、メイクもヌード系がトレンド。ものすごくつくりこんでるのに、色は前面に出ないので骨格のしっかりした欧米人向き。日本人がそのまま取り入れるには難しいですが・・・色を押さえたぶん、眉やアイラッシュがしっかりして目ヂカラが強い。睫毛は限界まで長くなっているかも。
少数派の赤口紅は質感としては艶は押さえめ、ピンクやローズはクリアでグロッシーといった感じです。

■雑感:毎度のことですが、最近は40+の女優さんが気になります。活躍の場が増えてきてるんですね。大人の余裕を感じさせる着こなしは、改めて「おしゃれって心意気なんだ」とおもわせてくれます。
そういえば、‘SATC:the MOVIE’は商業的には成功しましたが、賞レースではほとんど無視されてしまいました。受賞しなくていいけど、キャストたちのレッドカーペットはみてみたかったですね。
(alphabetical order)

※bola's Best(☆)、Worst(★)、個人的な趣味としてFavourite(◎)は着てみたいドレス。




Amy Adams in Oscar de la Renta Spring 2009
『ダウト〜あるカトリック学校で〜』のエイミー・アダムスはオスカー・デ・ラ・レンタのドレスにロレイン・シュワルツのイヤリング。



Christina Applegate in Roberto Cavalli
『サマンサWho?』(ABC)のクリスティーナ・アップルゲートはロベルト・カヴァリ。ロレイン・シュワルツのジュエリーとジミー・チュウの靴。
ドラマは日本でもAXNで放送が始まりました。



Elizabeth Banks in J. Mendel Spring 2009
エリザベス・バンクスはJ.メンデルのドレスにロレイン・シュワルツとフレッド・レイトンのジュエリー、ジミー・チュウのサンダル。



Drew Barrymore in Dior Haute Couture
ドリュー・バリモアはジョン・ガリアーノによるディオールのオート・クチュール。ロレイン・シュワルツのジュエリーとロジェ・ヴィヴィエのクラッチ。



Kate Beckinsale in J. Mendel
ケイト・ベッキンセールはJ.メンデルのドレス、フレッド・レイトンのジュエリー。
胸もとにラッフルがあるデザインはよくみかけますが、これはカラーの花をかたどっているところがユニーク。



Julie Benz
ジュリー・ベンツはタフタのストラップレスドレス。
TVでは『デクスター 警察官は殺人鬼』、スクリーンでは『ソウ5』と、活躍が目立つジュリー・ベンツはタフタのストラップレスドレス。
ジュリーは母もきょうだいもフィギュア・スケーター。兄と姉は全米ジュニア選手権の元チャンピオン、彼女も17歳まではスケーターでしたが怪我のために断念したとか。
1972年うまれの彼女と同期のフィギュア・スケーターにはアメリカのスコット・デイヴィス、スティーヴン・カズンズ、日本人では伊奈恭子さんがいます。
ちなみに同年には札幌オリンピックがありまして、フィギュア・ファンにはジャネット・リンの名とともに忘れ得ぬ年でありますね(日の丸飛行隊てのもありましたが)。



Sandra Bullock in Christian Dior
サンドラ・ブロックのドレスはクリスチャン・ディオール。蛇をモチーフにしたブレスレットはボーシック、ターコイズのクラッチはアレクサンダー・ナイト。
ボーシックはミリアム・サラットが立ち上げたニューヨークのジュエラーで、古代インドにインスパイアされたエキゾチックなデザインに定評があります。



Brooke Burke
モデル出身のタレント、ブルック・バークは、カーヴィなボディを引き立てるマーメイドラインのドレス。アシメトリーなシフォンのつかいかたがおもしろい。ヘアはちょっとやりすぎな気もしますが。



Gerard Butler in Dolce & Gabbana
ジェラルド・バトラーはドルチェ&ガッバーナのスーツ。



Jo Champa
ジョー・チャンパはシルクサテンのストラップレス・ドレス。



Glenn Close in vintage Giorgio Armani
『ダメージ』(FX)のグレン・クローズはヴィンテージのジョルジォ・アルマーニ。
アルマーニの大顧客として有名ですが、アワードにこんなアンサンブルは珍しい。



Tom Cruise in Giorgio Armani
『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』で助演男優賞にノミネートされたトム・クルーズのタキシードスーツはジョルジォ・アルマーニ。



Penélope Cruz in Armani Privé
『それでも恋するバルセロナ』のペネロペ・クルスはアルマーニ・プリヴェのシルク・シフォンのドレス。ジミー・チュウのサンダル、ショパールのジュエリー。



Miley Cyrus in Marchesa Spring 2009
主題歌賞でノミニー最年少のマイリー・サイラスはマルケーザのドレスにニール・レーンのジュエリー。



Viola Davis
『ダウト〜あるカトリック学校で〜』のヴィオラ・デイヴィスのドレスは、2007年のオスカーでグウィネス・パルトロウが着たザック・ポーセンをおもいださせます。



Patrick Dempsey in Versace
『グレイズ・アナトミー』のパトリックMacDreamyデンプシーはヴェルサーチ。



Laura Dern in Louis Vuitton with Ben Harper in Yves Saint Laurent
‘Recount’(HBO)でミニシリーズ・テレビ映画部門の助演女優賞を受賞したローラ・ダーンはルイ・ヴィトン、ベン・ハーパーはイヴ・サンローラン。
カップルで黒を着るときは、こんなふうに素材の質感を変化させるのがポイントです。男性のスーツはあまり崩しようがないので、女性のドレスを光沢や透け感のあるものにするといいでしょう。



Cameron Diaz in Chanel Fall 2008 Couture
プレゼンターとして登場したキャメロン・ディアスはシャネルのオート・クチュール。ジュエリー、クラッチもシャネルで統一、靴はレネ・カオヴィラ。



Robert Downey, Jr. in John Varvatos with wife Susan Downey
『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』で助演男優賞にノミネートされたロバート・ダウニーJr.はジョン・ヴァルヴェイトス。
タキシードに黒のスニーカーは彼の主張なのでOKだとおもいますが、よれよれの衿もとは勘弁してほしい。ジャケットも大きめなのが気になります。
こういう場であえて着崩すくらい難しいことってないんです、ただのだらしないひとに見えてしまうから。おしゃれに見せなくても、フツーでいいんです。



Lisa Edelstein
『Dr.HOUSE』(FOX)のリサ・エデルシュタインは、深いサイドスリットの入ったストラップレス・ドレス。靴はジミー・チュウ。
帯のようなサテンのサッシュがアクセント。長いシフォンのトレーン、ストライプ状のラメ入りとディティールが凝っていて、ありがちな黒の装いになっていません。ドラマでの役柄はお堅いイメージですが、レッドカーペットでは小粋なセクシーさで楽しませてくれます。



America Ferrera in Oscar de la Renta Pre-Fall 2009
『アグリー・ベティ』(ABC)でミュージカル・コメディ部門の主演女優賞にノミネートされたアメリカ・フェレラはオスカー・デ・ラ・レンタのカクテルドレス。靴はジミー・チュウ。



Tina Fey in Roberto Cavalli
‘30Rock’(NBC)でコメディ・ミュージカル部門作品賞、主演女優賞受賞と絶好調のティナ・フェイはロベルト・カヴァリのドレス。VBHのクラッチバッグとジミー・チュウのサンダル。



Sally Field
『ブラザーズ&シスターズ』(ABC)でドラマ部門主演女優賞にノミネートされたサリー・フィールドは、シルクサテンのカクテルドレス。



Jenna Fischer in Zuhair Murad Resort 2009
‘The Office’のジェナ・フィッシャーはズヘア・ムラッドの09年リゾート・コレクションより。



Isla Fisher in Carlos Miele Spring 2009
『レベッカのお買い物日記』のアイラ・フィッシャーはキャロル・ミエル。
ベストセラー・シリーズ待望の映画化、スタイリストがパトリシア・フィールドなのでワクワクしていたのですが、アイラが主演と聞いて申し訳ないけどガックリ。レッドカーペットでもファッション・アイコンというよりセクシー・アイドルですよね。それが悪いわけじゃないんだけど、タイプが違うというか。
余談ですが、‘SATC’ではユダヤ教徒のハリーと結婚するため、シャーロットが改宗するエピソードがありますが、アイラのパートナー、サシャ・バロン・コーエンもユダヤ教徒で、アイラも結婚を機に改宗したそうです。



Megan Fox in Ralph Lauren Collection spring 2009
GG初登場、プレゼンターとして登壇したミーガン・フォックスはラルフ・ローレンのスプリング・コレクションより。ジュエリーはアムラパリ、グリーンのクラッチはラルフ・ローレンのクロコダイル。
アムラパリはインドのジュエラー。ネクスト・アンジーの呼び声も高いルックスをエキゾチックに引き立てます。



Melissa George in Armani Prive
‘In Treatment ’(HBO)で助演女優賞にノミネートされたメリッサ・ジョージは胸もとに扇のモチーフがついたアルマーニ・プリヴェのドレス。



Rachel Griffiths in Ralph Rucci
『ブラザーズ&シスターズ』(ABC)で助演女優賞にノミネートされたレイチェル・グリフィスはチャド・ラルフ・ルッチ。バッグはジュディス・リーバーのヴィンテージ、リザンネ・フランクフルトのジュエリー、ヴァネッサ・ノエルの靴。
オフボディのシルエットは少数派なのでおもしろいのですが、リムジンに乗っていたせいか、裾のシワが気になります。シルクサテンはとくにくっきり残ってしまうので。
ラルフ・ルッチはパリ・オート・クチュールに招かれた最初のアメリカ人。



Maggie Gyllenhaal in Lanvin Spring 2009
助演女優賞にノミネートされたマギー・ギレンホールのドレスはランヴァン、ジュエリーはフレッド・レイトン。
このドレス、ランウェイではミニでした。インパクトのあるプリントなので、フルレングスだと軽快さに欠けて、ちょっと残念。ランジェリー・ブランドArgent Provocatorのモデルに起用されるほどの美脚の持ち主なので、いっそカクテルドレスでもよかったかも(となるとこのプリントだと、レッドカーペットにはカジュアルすぎるかも。ご本人には似合いそうだけど)。



Samantha Harris
"Entertainment Tonight" や"Dancing with the Stars" のホスト、サマンサ・ハリスは、コバルトブルーのディープVネックドレス。スパングルで飾ったはしごレースからのぞく素肌がかなりセクシー。




Mary Hart
"Entertainment Tonight" のホスト、メアリー・ハート。
デコルテがきれいですね。1950年うまれだそうなので、やっぱり言い訳はできない、かな。



Anne Hathaway in Armani Privé Fall 2006☆
『レイチェルの結婚』でドラマ部門主演女優賞にノミネートされたアン・ハサウェイはアルマーニ・プリヴェのドレス、スワロフスキーのクリスタルとヴァン・クリフ&アーペルのジュエリー。
私生活では苦労が多かったハサウェイですが、キャリアは絶好調、着こなしも『プラダを着た悪魔』出演以降、とても洗練されました。
選評:わたくしが選ぶにしては正統派すぎるのですが、シンプルに徹した潔さを買いました。急に痩せたのが気がかりですが役づくりらしいので、今後の活躍に期待です。



Salma Hayek in Bottega Veneta
サルマ・ハエックはヴォッテガ・ヴェネダのドレスとクラッチ。ジュエリーはブシュロン。



Sally Hawkins in Angel Sanchez
映画『ハッピー・ゴー・ラッキー』でコメディ・ミュージカル部門の主演女優賞を受賞したサリー・ホーキンスはアンヘル・サンチェスのドレス、ジュエリーはロレイン・シュワルツ。



Christina Hendricks in Tadashi Shoji
‘Mad Man’のクリスティーナ・ヘンドリクスはタダシ・ショージのドレス。



Taraji P. Henson in J. Mendel Fall 2008
『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』のタラジ・P・ヘンソンはシフォンにフローラル・プリントのJ.メンデルのドレス。H.スターンのジュエリー、メアリー・ノートンのサテンのクラッチ、スチュワート・ワイツマンの靴。



Dustin Hoffman in Calvin Klein Collection with wife Lisa Gottsegen
‘Last Chance Harvey’でドラマ部門主演男優賞にノミネートされたダスティン・ホフマンのスーツはカルヴァン・クライン・コレクション。
「あなた、ちゃんと直さなきゃダメじゃない、カメラのひとがいるんだから」って声が聞こえてきそうでほほえましい。
とっても細かいピンタックかプリーツか、ダスティン・ホフマンのドレスシャツがエレガントですね。



Vanessa Hudgens in Alberta Ferretti and Zac Efron in Burberry
ヴァネッサ・ハッジェンスはアルベルタ・フェレッティ、ザック・エフロンはバーバリー。



Tom Hunks and Rita Willson
‘John Adams’(HBO)をプロデュースしたトム・ハンクスと夫人のリタ・ウィルソン。
トムのジャケットはクラシックなへちま衿。リタのドレスはグリッターとシフォンのコントラストがきれいです。



Angelina Jolie in Atelier Versace with Brad Pitt in Tom Ford
『チェンジリング』で主演女優賞にノミネートされたアンジェリーナ・ジョリーはアトリエ・ヴェルサーチのドレスにジミー・チュウのサンダル、ニール・レーンのジュエリー。『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』で主演男優賞にノミネートされたブラッド・ピットはトム・フォードのタキシード。
‘In Style’誌には‘ハリウッドでもっともセクシーな両親’と評が出ていました。



The Jonas Brothers in Burberry and Emporio Armani
ジョナス・ブラザーズのニックはバーバリーのベルベットのジャケットとドレスシャツ。ノーネクタイでドレスダウン。ケヴィンはエンポリオ・アルマーニのベルベットのジャケットと小さなボウタイ。ジョーはサテンのラペルのジャケットにマルーンのドレスシャツ。
ひとりひとりより3人並んだときのバランスが絶妙。さすが兄弟だけありますね。カジュアルだけど若々しくてとても好感がもてます。



January Jones in Versace Spring 2009
‘Mad Men’のジャニュアリー・ジョーンズはヴェルサーチのドレス。ダイアモンドのブレスレットはヴァン・クリフ&アーペル。



Mindy Kaling
"The Office"のミンディ・カリングは、カシュクールタイプのラップドレス。リングとイヤリング以外はアクセサリーなしで、両肩のエポーレット風のブローチが効いています。



Catherine Keener
‘An American Crime ’(Showtime)で助演女優賞にノミネートされたキャサリン・キーナー、エミー賞の際のわたくしの声が届いたのか、今回は隙なしです。そう、タキシードはこんなふうに着こなしていただきたいんです。クラッチと靴は黒にしたところもいい。オープントウの靴は、注目のデザインです。



Angela Kinsey
こちらも"The Office"に出演中のアンジェラ・キンゼイ。シルクサテンのエンパイアドレス。



Heidi Klum in vintage James Galanos
『プロジェクト・ランウェイ』(Bravo)のハイディ・クルムはヴィンテージのジェームス・ガラノス。ジュエリーはロレイン・シュワルツ、靴はルブタンのストラップ・サンダル。
ファッション番組のホストなのに、レッドカーペットではときどき「大丈夫かな?」とおもわせてくれる、そんなハイディが大好きです。また妊娠したのかなぁ、といっしゅん勘ぐってしまったのはわたくしだけでしょうか(だからバルーン・ドレスって難しいの!)。



Beyoncé Knowles in Elie Saab Spring 2008 Couture
ビヨンセ・ノウルズはエリー・サーブのドレス。プラチナとダイヤモンドのネックレスとイヤリングはロレイン・シュワルツ、靴はブライアン・アトウッド。
エタ・ジェームスを演じるためにウェイトを増やしたとか。個人的にはグラマラスでボリュームがあるビヨンセが好きです。



Jane Krakowski in J. Mendel
‘30Rock’のジェーン・クラコウスキーはJ.メンデル。アクセサリーはイヴァンカ・トランプ・ファイン・ジュエリー。



Laura Linney in Elie Saab spring 2008 Couture
‘John Adams’(HBO)でミニシリーズ・テレビ映画部門主演女優賞受賞のローラ・リニーはエリー・サーブのオート・クチュール。クリスタルをあしらったベルトがまぶしい。クラッチはフェラガモ、キャシー・ウォーターマンのジュエリー。



Blake Lively in Nina Ricci
プレゼンターとして登場したブレーク・リブリーのドレスはニナ・リッチ。ダイアモンドのブレスレットはフレッド・レイトン。
ほんとうはとてもスリムな女優さんなのですが、ドレスのサイズが合っていません。横ジワがあると太ってみえる。フィッティングは大事です。



Eva Longoria Parker in Reem Acra
エヴァ・ロンゴリア(・パーカー)はリーム・アクラのドレスにヴェルドゥーラのイヤリング、ダニエル・スワロフスキーのクラッチ。



Jennifer Lopez in Marchesa Spring 2009
ジェニファー・ロペスはマルケーザのドレス、ロレイン・シュワルツのジュエリー。
ワーストに選んでいる批評家もいましたが、まさにJ.Loしか着こなせないドレスで、わたしはいいとおもいます。グラミーのヴェルサーチを思い出しました。“J.Low”なんて書いているメディアもありましたね。
ただ、ひっつめヘアのせいか、キンキラキンの大仏さまみたいにもみえるんです。もうすこしルーズにまとめたら女神さまだったのに。ちょっと惜しい。



Eva Mendes in Christian Dior
エヴァ・メンデスはディオールのドレス。大ぶりのネックレスはヴァン・クリフ&アーペル。
「ラッフルが大きすぎる」とワーストに選んでいるメディアをみかけましたが、退屈なドレスより、ずっといい。灼けた肌にターコイズとアイボリーの組み合わせなんて新鮮です。



Maria Menounosin Ina Soltani
マリア・メノウノスのラッフル・ドレスはイナ・ソルターニ。



Debra Messing in Vera Wang
‘The Starter Wife ’(USA)でミュージカル・コメディ部門の主演女優賞にノミネートされたデブラ・メッシングのドレスは、いかにもヴェラ・ワンらしい凝ったデザイン。ジュエリーはフレッド・レイトン、クラッチはジュディス・リーバー。



Demi Moore in Christian Dior Spring 2009
デミ・ムーアのドレスはクリスチャン・ディオール、ジュエリーはカルティエ、クラッチはロジェ・ヴィヴィエ。



Jennifer Morrison in Oscar de la Renta Pre-Fall 2009
『Dr.HOUSE』(FOX)のジェニファー・モリソンのエレクトリック・ブルーのドレスはオスカー・デ・ラ・レンタ。イヤリングはロレイン・シュワルツ。
ストラップレスの細身のドレスはたくさんみかけましたが、こんなふうにアシメトリーなデザインが、いまの雰囲気です。



Elisabeth Moss in vintage Givenchy
エリザベス・モスのカクテルドレスは、ジヴァンシーのヴィンテージ。ジュエリーはガラード。1735年創業の英国王室御用達ジュエラーで、世界最古のラグジュアリー・ブランドのひとつ。
鮮やかな赤ですが重ねたチュールでとてもロマンチックな印象。靴をメタリック・シルバーにしたのも軽快でいい感じです。


Nancy O'Dell
"Dancing with the Stars"のナンシー・オデール。
大粒のスパンコールをネックレスのようにあしらったフロント部分、複雑なドレープなど、派手ではないけれどかなり個性的なデザインです。
なんとなくどこかで見たことあるとおもったら、『プロジェクト・ランウェイ』シーズン1#9で、グラミー賞のレッドカーペット用ドレスをオーダーしたひとでした。そう、あのオースティン・スカーレットが脱落したエピソードですよ。




Julia Ormond in Missoni
ジュリア・オーモンドはミッソーニのドレスで。



Hayden Panettiere, in Gianfranco Ferré Spring 2008
『HEROS』のハイデン・パネッティーアはジャンフランコ・フェレのストラップレスドレス。フェラガモのクラッチ、フレッド・レイトンのジュエリー。



Anna Paquin in Hervé L. Leroux
‘True Blood’(HBO)でドラマ部門主演女優賞を受賞したアナ・パキンはエルヴェ・L・ルルーのドレス、ニール・レーンのジュエリー、ボッテガ・ベネタのクラッチ。



Mary Louis Parker in Carlos Miele Spring 2009
『Weeds〜ママの秘密』(Shoetime)でミュージカル・コメディ部門の主演女優賞にノミネートされたメアリー・ルイーズ・パーカーはキャロル・ミエルのスプリング・コレクションから。メアリー・ノートンのクラッチ、ジュエリーはショパール。



Chris Pine and Zachary Quinto
最新作の劇場版『スタートレック11』で、若き日のカーク船長とスポックを演じるクリス・パインとザッカリー・クイント。日本公開が待ち遠しい。こんなこといってもわからないとおもうのですが、当日はわたくし、DSNのエピソード‘Trials and Tribble-ations’のジャッジア・ダックス風で出かける予定。ほんとすみません、ギークで。



Freida Pinto in Christian Lacroix Fall 2008 Couture
『スラムドッグ$ミリオネア』のフリーダ・ピントはクリスチャン・ラクロワ・クチュールのドレス。ロレイン・シュワルツのジュエリー、ジュディス・リーバーのクラッチ、ロジェ・ヴィヴィエのサンダル。
作品としても高評価の『スラムドッグ$ミリオネア』ですが、サントラも◎です。インドア・ランにこれ聴くと走れます。1枚まるごと聴いて50分というのもいい。関係ない話ですが。



Jeremy Piven in John Varvatos
ジェレミー・ピヴェンはジョン・バルヴェイトス。



Giuliana Rancic
トレンドに敏感なTVレポーターのジュリアナ・ランシックも、さりげなくサッシュづかいを取り入れています。



Lisa Rinna
"Entertainment Tonight"のレッドカーペット・レポーター、リサ・リナはプランジング・ネックラインのドレス。
ほんとにこういうドレスが似合うひとですね。彼女もいつのまにか45歳ですが、こんなんこんなダンスエクササイズのDVDを出してます(注:リージョン1)。
こちらはさわりが観られる動画(‘Lisa Rinna’s Bikini Workout’)。ビキニになれるワークアウトってところでしょうか。ほんま、何歳からでも、いけまっせ、のお手本みたいなひとですね。



Susan Sarandon with her son Jack Robbins
‘Bernard and Doris’(HBO)で助演女優賞にノミネートされたスーザン・サランドンと息子のジャック・ロビンス。
スーザンもかなりの長身ですが(175cm)、はるかに高い息子って・・・パパ(ティム・ロビンス)も196cmと背が高いので、優性遺伝の威力を目の当たりにするかのようです。
背が高いということは脚が長いということなので、ヒールが高くなくてもタキシードが映えますね。ビスチェもセクシーですてき。黒のスーツはのっぺりした印象になりやすいので、こうして異素材を組み合わせると変化があってきれいです。



Kristin Scott Thomas in Lanvin
‘I've Loved You So Long (Il y a longtemps que je t'aime) ’でドラマ部門主演女優賞にノミネートされたクリスティン・スコット・トーマスはランヴァンのドレス。ジュエリーはマーティン・カッツ。
ランヴァンはデザイナーがアルベール・エルバスになってから、印象がとてもコンテンポラリーになりました。



Kyra Sedgwick in Oscar de la Renta
『クローサー』のキーラ・セジウィックのストラップレスドレスはオスカー・デ・ラ・レンタ、靴はジミー・チュウ、ジュエリーはフレッド・レイトン。



Amanda Seyfried in Stella McCartney
『マンマ・ミーア』のアマンダ・セイフライドのドレスはステラ・マッカートニー、ジュエリーはH・スターン、クラッチはダニエル・スワロフスキー。



Lara Spencer
レッドカーペットのレポートを担当したララ・スペンサー。
私見ですが、各局のレッドカーペット・レポーターって、どうみてもプロポーションで選ばれているような気がしてなりません。30年代風のローウェストのドレスはせっかくのカーヴィなシルエットを隠してしまってもったいない(←オヤジ目線?)。



Bruce Springsteen
『ザ・レスラー』で主題歌賞を受賞したブルース・スプリングスティーン。
主演のミッキー・ロークは長年の友人だそう。撮影前に脚本を見せてもらい、ツアー中だったにもかかわらず現地で1曲書き上げ、「好きに使って」と提供したそうです。大きな心だとおもいますが、ジャケットもパンツもひとまわり大きい?



Sting and Tuesday Weld
スティングは主題歌賞のプレゼンターとして登場。今回は『ウォーリー』でピーター・ゲイブリエルもノミネートされていたので、ロック色の濃いメンツでした。いつもお洒落なのに、くすんだ靴がとっても気になります。



Marisa Tomei in Oscar de la Renta Spring 2009
『ザ・レスラー』のマリサ・トメイはオスカー・デ・ラ・レンタ。
個人的には好きですが、レッドカーペットよりホームパーティ向けのコーディネイトですね。ベルトやアクセサリーの重ねづけがくどい。いや、ほんとに個人的には好きですが。



Emma Thompson and Greg Wise
‘Last Chance Harvey’でミュージカル・コメディ部門の主演女優賞にノミネートされたエマ・トンプソンと夫のグレッグ・ワイズ。
ラッフルのついたバッグはかわいいですが、これは大きすぎ。張りのあるジョーゼットの大きな衿はカラダ全体を膨張してみせてしまうので、いまの彼女には似合いません。それでも役柄しだいで自在に体型を変えてしまうのも、演技力のうちなんだろうなぁ。




Blair Underwood in Calvin Klein and his wife Desiree DaCosta
‘In Treatment ’(HBO)で助演男優賞にノミネートされたブレア・アンダーウッドと夫人のデジレー・ダコスタ。



Segany Weeber
ディズニー/ピクサーのアニメーション『ウォーリー』に声優として出演したシガニー・ウィーバーは、ティール・ブルーのジャージー・ドレス。



Alek Wek in Christian Dior Fall 2008
モデルのアレック・ウェックはサプライズ・ゲストでしたね。ディオールのフォール・コレクションのミニドレスで。



Olivia Wilde in Reem Acra Bridal Spring 2009
『Dr.HOUSE』(FOX)のオリヴィア・ワイルド(第4シーズンより、日本未放送)は、リーム・アクラ、ジュエリーはヴァン・クリフ&アーペル。
このドレスはメディアでも好評でした。セレモニーではこういう姫系のドレスが多いオリヴィアですが、たしかにここ数年ではいちばん似合っているかも。



Rumer Willis in Reem Acra Pre-Fall 2009
ルーマー・ウィリスはリーム・アクラのシフォンのドレス。
デミ・ムーアとブルース・ウィリスの娘。昨年のミス・ゴールデングローブ(授賞式アシスタント)でしたが、セレモニーが中止になったため、 今年に順延されました。ハイヒールできれいに歩けるよう、かなりトレーニングしたとか。



Kate Winslet in Yves Saint Laurent with Leonardo DiCaprio in Giorgio Armani
『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』でドラマ部門主演女優賞、映画『愛を読むひと』でコメディ・ミュージカル部門の助演女優賞の二冠を達成したケイト・ウィンスレットはイヴ・サンローランのストラップレス・ドレス。ウエストのボウにはショパールのジュエリー。『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』でドラマ部門主演男優賞にノミネートされたレオナルド・ディカプリオはジョルジォ・アルマーニ。
『タイタニック』のゴールデンコンビ復活と話題になっていましたが、あの映画のよさがいまいち(正確にはまったく)わからないわたしには、このふたりがどうしてもお似合いカップルにみえません(しっかり者の姉とちょっと頼りない弟みたいにみえるの。ファンのひと、ごめんね)。でもこの日のスタイリングは、まさに正統派というか、古き佳きハリウッドを彷彿させますね。



Evan Rachel Wood in Elie Saab Fall 2006 Couture
『ザ・レスラー』のエヴァン・レイチェル・ウッドはエリー・サーブ。



Renée Zellweger in Carolina Herrera Pre-Fall 2009
レニー・ゼルウィガーいつもどおりのキャロライナ・ヘレラ。ドレスではなく、オーガンジーのブラウスとマーメイドラインのシルクのスカート。クラッチはコトゥール、靴はルブタン、ブレスレットはヴェルドゥーラ。
コトゥールはクラッチに定評ある新しいブランド。ヴェルドゥーラの大ぶりのブレスレットは‘カフ’と呼ばれるタイプで、ココ・シャネルがつけていたものにインスパイアされたデザイン



Madeline Zima
‘Californication’(Showtime)のマデリン・ジーマは、ドレープが美しいギリシャ風ドレス。オレンジは少数派だったので目を引きました。



ときどき、ぼらちゃんはいったいどこでそんな服を買うんですかと聞かれるんですが、いろいろです。‘そんな服’に限定すれば、Victoria's SecretとかNeiman Marcusとかの海外通販、国内ならインポートのドレスを扱ってるダンスショップが多い。エナメルのハイパーロングブーツとかラインストーンのサンダルなんかもトレンドに関係なく購入できます。12cmヒールでもステージ用なのでつくりは案外しっかりしてますよ。このあいだネットショップをザッピングしてたら、J.Loのマルケーザにそっくりのドレスがもう出ていて笑ってしまいました。あと、American Apparelもヒカリモノやカットソーが充実してますね。バレエのレッスンウェアについては以前エントリを書きましたが、アウターもいい。カラー、サイズもバリエーション豊富です。

さて、今回、ベストの該当者は「なし」にしようかと迷いました。全体のアベレージは上がってるんだけど、「コレ!」というアピールに欠ける感じ。こんなときこそ大スタアさまの威光を頼りたいところですが、ドリューもキャメロンもドレスやジュエリーは文句なしなのにヘアで失敗している。「ベスト」として選ぶ以上は全体のコーディネイトがなってないとねぇ。
そんなわけで、今回は着たいドレスもありません。ただし、マギー・ギレンホールのランヴァンはランウェイでみたコレなら着たい!


ワーストもありません。ミッキー・ロークだとおもいますが、彼の復活は喜ばしいし、受賞スピーチがよかったのでスーツはみなかったことにします。まあ、ハダカで勝負の作品だし(役柄とはいえ、哀愁漂うそのハダカも・・・ごにょごにょ)。


かんじんの賞レースですが、『ザ・レスラー』とか『スラムドッグ$ミリオネア』とか、底辺から這い上がる男たちを主役にした作品が評価されいて、おもしろい傾向だとおもいました。不景気で先のみえない時代ですから、ありきたりのサクセスストーリーでは説得力がないんでしょう。どんなときでも夢を捨てたくないのがヒトでありまして、ヒトのそういう習性が好きです、わたしはね。

人生、投げたらあきまへん。ほんま、何歳からでもいけまっせ。


■参照サイト/第66回ゴールデングローブ賞受賞結果一覧はこちら(ドンデッチ映画情報)から。ゴールデングローブ賞公式サイト
■photo:In Style.com、style.com、imdb.com、EW.com、contactmusic.com、zimbio.com、wireimage.com、People.com



Tue - January 6, 2009

iPhoneをご利用のかたへ


‘info closet’、iPhoneに対応してみました、なぁんて。

http://tinyurl.com/8g9lus

RSSフィードを登録すると、iPhone向けにサイトを読みやすく自動生成してくれるdoYouFeedに登録しただけで、iPhone用サイトを構築するだなんて、そんな高度なことをしたわけではありません。パソコンからこのURLにアクセスすることもできます。使いかたなど、くわしくはこちらから(iPhone工房:RSSからiPhone向けサイトを生成してくれるサービス)。


そういうわけで、iBlogのRSSフィードでもエントリ全文を読めるように設定しなおしました。あまりにも長文で重いので、これまではタイトルと概要だけにしてたんですけど、とりあえず試運転ということで公開します。
まあね、そうはいってもこんな辺鄙なブログをわざわざiPhoneで読もうなんて奇特なかたはいらっしゃらないでしょう。こんなふうにdoYouFeedによく閲覧する(iPhone未対応の)ブログのRSSフィードを登録しておくと、読みやすく変換してくれて便利ですよ、というお話でした。



ところで先日、大阪に帰ったとき、初めてiPhoneが不調になりました。再起動もシャットダウンもできなくなったんです。ホームボタンやスリープボタンの長押しといった、おもいつくことをやってみたけれどだめ。たまたまNike Osakaにいまして、関西のかたならすぐピン!とくるでしょうが、ショップの御堂筋を挟んだ向かい側というのが、ここ。


よくできた法螺話のようですが、実話です。ジーニアスバーのおにいさんにチョチョイといじってもらってすぐ直ったんですけど、なにせ初めてのことだっただけに一瞬、焦りました。おにいさんには「おっ、このケース、カッコいいですね。見たことないな。ちゃんと林檎が見えるところがいいですね」なぁんて褒められてすっかりいい気分。ほとんど見せびらかしに行ったようなものでした。

ちなみにシャットダウンできないときの解決法は、以下のとおり。
A リセット/スリープボタンとホームボタンを同時に長押し。白いアップルマークが出るまで押しつづける。それでもだめなら、
B リストア/パソコンにつないで、iTunesを立ち上げ、概要のタブを開き、復元ボタンを押す。



たしかにiPhoneによって、いろいろなことが変わりましたね。なにがどんなふうに変わったかは、おいおい書いていくことにします。
そんな感じで、今年もよろしく。

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Published On: Jul 07, 2009 03:22 PM
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