まだ幼稚園だった頃のクリスマスの夜、母親に連れられて兄ちゃんと散歩に出かけた。
「どんなもんが欲しいんか?」
「うん、タミヤのプラモ!」
月を見ながらそう言った光景をわずかながら覚えている。そして帰ってみると、サンタがプレゼントを持ってきてくれていた。サンタはすでにいなかったけど、かなりサンタって気前がいいんやなぁと子供心に思ったものだ。
あれから30年、当時の僕と同じ思いの子供が二人。それでも特に息子の方はこなれてきて、サンタが来るのにも余裕の構え。希望のプレゼント品目をさも当たり前のようにパパへ伝えてきたのだ(一応、サンタへの伝達係はパパということになっていて)。
ここ数年、サンタが来る時に限っていつもパパがいないことに、息子は気付いている(みたいだ、特に言わないけど)。幼稚園仲間同士での情報交換も気になる。最近の子はススんでいるというし。。ということで、サンタは決してパパが変装しているのではないことを証明するため、今回は特にサンタとパパが同一空間に存在するという事実を白日の下にさらす必要があったのだ
→サンタは現実にいるのだ!というくさびを子供心に植え付けるために!
→そしてそれは紛れもなく、
→親であることを楽しみたいがための大人の遊びだったり(笑)。
予定時刻の午後7時を少し過ぎた頃、パパは子供達と同じ部屋にいた。そしてビデオを回す準備を整えてから叫んだ!
「あっ、おい、お前達早く来い!サンタが来たぞ!」
ルーフバルコニーの柵を乗り越え、サンタは登場した。例年のパターンと同じだ。
しかしなんか雰囲気が違う。背格好とかもちょっと違うし、それよりもまず、ずっと英語をしゃべっている!舞人がECCに通っている強みを生かして、「Hello!」と答えている。
ららは去年さんざん泣きわめいていたのに、今回はサンタよりも、背負っている袋ばかり見ている。
その希望は見事にかなえられ、また気の利いたことに、サンタはそれに加えてプーさんのぬいぐるみとかもプレゼントしてくれたのだ。太っ腹!子
供達は大はしゃぎ、というよりプレゼントを早く開けたくてたまらない様子。
一年前のクリスマスイヴ、この幸せがずっと続けばいいな、と思ったものだ。
それが今回も、かなえられた。春から舞人は小学一年生になる。
クラスメイト:「いるわけないじゃんか、サンタなんてよ!あれはパパがやってんだよ!」
舞人:「違うよ!絶対いるって。だって、パパいる時にサンタ来たんだよ。」
もしかしたら、ちょびっといじめられる材料になり得るかもしれない親のわがまま遊びにつき合ってくれてありがとう子供達よ!
今回でそろそろもう潮時だとも思ったけど、甘い甘い。一年後にはまた手を変え品を変え、「やっぱ本当にサンタって実在するんだ!」って思わせてあげよう。夢はまだまだ続くのだ!
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