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学生時代の事やった。 愛車シビックRSにサンルーフを付け、さらに、岡山の戸田レーシングで無限チューンステージ2の足回りとエンジンに仕上げていた。
あの頃は、このシビックRSでデカイクルマをカモる事を無上の喜びとしていた。
FFとその軽さゆえに、コーナーが続く道やコーナーを抜けるスピードではなかなかのモノがあった。
特に素晴らしかったのは、そのタックインを利用した直角曲がりである。
これでは分かりにくいので、詳しく書くと、交差点などの90度曲がるコーナーにおいて、ややオーヴァースピードで突っ込んでおいてから、急ブレーキを踏んでタックインを誘発し瞬間的に90度をクルッと曲がるのである。
これは、速くてスピーディで気持ち良いばかりか、タイアのスキール音が周囲に響き渡りなかなかオツなもんであった。(笑) 昔の倉敷駅前とかでしょっちゅーコレをやっていた。(笑) でも族じゃなかったんですよ。
で、ある放課後、倉敷と中庄を結ぶ田舎道を飛ばしていた。後には同級生の乗るローレル・ハードトップ。L20エンジン搭載のアメ車みたいなかっこのクルマでワイドタイアとホイールにソレ・タコ・デュアルで決めていた。
サスガにローレルは排気量の差もあり、シビックに離れる事はなかった。ずっと後を付いてきていた。
後で話したらわかったのだが、ドッチも目一杯アクセルを踏んでいた。
よっしゃ、いっちょここらでローレルにシビックRSのコーナーリングのスンバラシサを見せてやろーと思って、あるたんぼのまっただ中の右コーナーへ突っ込んだ。約30度から40度ほどのコーナーで、いつもは我ながらかっちょいいスライドをFFのシビックでしながら、軽いスキール音を残し抜けていく所であった。カウンターはちょびっと当てるだけで良いコーナーであった。ブレーキを踏むタイミングと強さで向きを変え、後はアクセルを踏むタイミングと開度で脱出スピードとタイミングを決めていた。カウンターを当てる量は少なくてすむのだが、その分スピードはかなり出ているコーナーではあった。100弱で突っ込み、約85キロで抜けていたと記憶している。
そして、この友人と競っている時にはチカラが入ったのだろー、120ほどで突っ込んでしまった。ちょっとヤバい気がしたが、まぁ、いけるやろ、と思いいつも通りの方法で抜ける事にした。と、ゆーかそれしか出来ん。(笑)
120で突っ込むと同時にブレーキを踏みながらハンドルを右へ切る。
キャキャッといいながらテールスライドを起こす。
しかし、いつもよりもたった20キロスピードが速いだけでこんなにもクルマの動きがシビアなのか、と驚いた。
つまり、いつものよーなブレーキを離してアクセルを踏み逆ハンで抜けていくとゆー操作を選ぶ余裕がなかった。
ブレーキを離してアクセルを踏まなければ、と思った瞬間、ボクとボクのシビックRSはクルリと回って、たんぼの中にサカサマに落ちていた。 ほんの一瞬の事であった。 気が付いたらボクはタンボの中でサカサマになった運転席に座ってた。 いや、アタマと両腕で支えていると言ったほーが正しいが(笑)。
ガソリンに引火したらアカンのでとりあえず大慌てでキーを抜く。それから、よっこらしょと這い出した。
ローレルの友人が道ばたで大笑いしている。 なんちゅーやっちゃ!(笑) 人の不幸をっ!ゞ^8^/~~~
で、良くシビックを見てみると、フロントガラスは全て砕けて飛び散りまったくのスッカラカンになっている。
フロントAピラーもぐにゃっと曲がっている。 サンルーフを付けていたのに、これで良く助かったなぁ、と我ながら幸運に感謝する。かけていたメガネのフレームで右耳をちょっと切ってちょっとだけ血が出ているだけである。
やっぱりタンボは偉大だ。ショックアブソーバーとしての価値は充分ある。特に稲が実っている状態の時には。(笑)
F1にもタンボを導入する事をボクは提唱する。 これなら、セナもかすり傷で済んだハズである。
さすがシビックは軽く、通りすがりの親切な人達と友人と一緒にまずひっくり返す。
次に、タンボから道に引き上げる。 オトコ6人ほどで難なく道にまで引き上げられた。
しっかし、今思うにあの時の通りすがりの人達はもの凄く親切であった。
ナニも言わずにサッサと手際よく手伝ってくれ、ナニも言わずに去って行った。
これまた、アッチューマであった。 今でも感謝しています。
で、サカサマから復帰し、ちゃんと道の上にある愛車をみたら仰天した。
フロントボンネットに、タンボの土と一緒に稲がたくさん植わっているのである。(笑)
シャーナイのでとりあえずエンジンをかけてみた。かかった。走ってみた。走れた。とにかくこれで自分のトコまで帰る事にしたが、ナニもない菱形に歪んだフロントウインドウ、ソコからジカに見える稲とタンボの土。
この光景をボクは一生忘れはしない。(笑)
対向車はみんなボクを見て、笑いを抑えているか、笑ってしまっている。(笑)
学生アパートにたどり着いたら、そこの世話をしてくれるオバチャンが目を丸くしてフリーズしていた。
<まとめ>
タックインは怖い。コントロール出来ない。この事件以来、ボクはFRが好きになった。
コレがトラウマとなり、BMWのコントローラブルなコーナーリングが好きになったのだと思う。
そして、RRポルシェにはどーしても踏み切れないのも、こーゆー前とか後にエンジンが偏ったクルマを潜在的に避けてしまう意識が働くのであろー、と思う。 飛ばすクルマはFRか4駆に限る。ゞ^8^/~~~
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