極・私的---珈琲店に行く (2005.11.13)

人には誰でも好きな喫茶店や店があると思う。
学生時代の頃からの行きつけだったり、仕事先で馴染みの店などいろいろだろう。

ボクが好きなのは倉敷市にある「江川珈琲工房」だ。
倉敷に行った時には必ずと言って良いほど寄って珈琲を飲み豆を買って帰る。
いろんな店の珈琲を飲んだり、豆を取り寄せたりして検証したが、ここの珈琲は世界一美味いと思っている。
特に絶品は深煎りの「蔵」だ。 この珈琲があるからいつまでもボクはこの店が好きなんだと思う。
「蔵」に限らずどの珈琲も香りが素晴らしい!

若い頃、倉敷に10年住んでいたから「珈琲館」などももちろん好きだ。
でも観光客で溢れかえって居心地がちょっと悪い。
そして、自分で煎れる珈琲が一番美味しいのはココの珈琲だ。
はっきり言って、ここの珈琲を自分で煎れたら他の店の珈琲は飲めないぐらいだ。
もちろん、珈琲の煎れ方に充分習熟していなければならないのはアタリマエの事である。
ボクはココで「江川・ジュンザブロウ」氏から何回も珈琲の煎れ方を教えてもらったのが自慢のひとつである。^_^

BMW635Csiでも行った。BMW840 Ci M-Individualでも行った。
Maserati 3200GTでも行った。Maserati Spyderでも行った。他にもいろんなクルマで行った。
今日はジープ・チェロキーXJで訪れてみた。(^_^)

店内に入ってすぐ左奥は工房である。
焙煎に使っているのは今も昔も同じ1kgの小さな釜だ。
この小さな釜で手間暇かけて焙煎しないと、この味は決して出ないと言う。
気温にも細心の注意を払いながら焙煎し、その後のピッキングにも神経を遣ってはじめてあの美味しい珈琲豆が出来るのだ。

この写真の右側で珈琲を煎れてくれる。
湯の温度の調節方法(さまし方)、フィルターペーパーを使った湯のかけかた。
全てが揃わないと美味しくはならない。
もちろん、ボクは完璧に煎れる自信がある。ゞ^8^/~~~
これは何百回も自分で珈琲を煎れてみんとわからんよ。
それに、なんちゅーても、ジュンザブロウ氏直伝やもんね。^_^

店内に入って右側は喫茶となっている。ビル・エヴァンスのジャズがいつも流れている。
7歳以下の子供はお断りの但し書きが表に出ている。ケータイもサングラスをかけての入店も目的なしの入店もダメ。
どーや、参ったか。(笑)
そんな店である。 タバコはオッケー。(^_-)☆
この空間に来て、珈琲を飲むとホントにホッとする。生き返ると言えば大げさだがそんな感じ。
3年前にご主人が亡くなって今は奥さんが一人で店を切り盛りしている。
珈琲の味もその時代に連れて微妙に変化しているのが常連にはわかる。

さてと、ここらで屁理屈は抜きにして珈琲を頂こう
もちろん、リクエストはボクの大好きな「」である

珈琲を煎れてくれる間にいろんなハナシを奥さんとする
毎回いろんなハナシが出るが
江川珈琲工房のファンのボクと奥さんの間でしかわからない
そんなハナシも出たりする

そして珈琲が出来上がる
あぁ、今日も「」の味がした 香りがした
美味しかった

珈琲には入れてもミルクだけ
そんなボクのスタイルを自然に作ってくれたのもこの店だ

湯気の立っている珈琲に口を付ける
猫舌のボクでも熱すぎない
ちょうど良い温度の深煎りの珈琲の匂いと味が心を満たす

珈琲でカンカンに熱いのはそれだけで失格よ、ホンマ
春・夏・秋・冬 それぞれの季節に応じた煎れる時の湯加減が大事

エヴァンスのジャズが流れる中
なぜか 何かをふっ切るように店を後にする
本当は それが何かが自分でもわかっている気もする…
長居するのは洒落てないしな

外に出て ジープのエンジンをかける
この店をあとにすると
嬉しくも悲しくもないが
穏やかで懐かしい感じがボクを支配する

決まって聴きたくなるのはジャクソン・ブラウン
「Your Bright Baby Blues」「Here Come Those Years Again」
「Sleep's Dark And Silent Gate」「These Days」
「Sing my Song To Me」「For Everyman」「Father On」
そして「The Late Show」とくれば完璧だ

そんな曲を聴きつつ
昔を愛おしみながら倉敷市内を通り抜けて
それから あとは
吉備路にでも行こうか

今日、こうしてサイトに書こうと思ったのは ジュンザブロウ氏が亡くなってから初めて
本来の味を取り戻したと感じたからでもある。
それだけ今日の珈琲は美味しかった。
家に持ち帰って煎れても美味しかった。
完全復活やわ、江川珈琲。^_^

江川珈琲工房 〒710-0043 倉敷市羽島647-12 TEL&FAX 086-427-1544