いくら乗っても、どれだけ走り続けても、常に新鮮でなおかつ、ボクの感性にピッタリとはまっていた。
3200GTほど、ボクにとってあんなに素晴らしいクルマはこれからも二度とないかも知れない。
アソコまで濃密な熱い想いを持ち続けたクルマは他にはなかったから・・・。
3200GTは不滅だ!と思う。
例えどんなクルマが出てこよーとも、3200GTの味は3200GTだけの素晴らしいものだと思っている。
ボクの中でいつまでもグレートな輝きを放つと共に、永遠に記憶に残るクルマであるのは間違いない。
3200GTを運転する事の魅力のひとつは、ヒヤヒヤしながら運転する事にある。(^_^)v
どこか壊れないか?と思いながらヒヤヒヤするってのもあるが、本質はそーではない。
3200GTで走れなくなった事はたったの一度もないし、走りに関してはずば抜けているからだ。
渋滞の中に居ても、高速道路をかっ飛ばしていても、3200GTに乗っていると眠くならない。つまり退屈しない。
ターボ特有の浮遊感溢れるキレた風のような加速感と神経が焼け付くようなハンドリング!
獣がむせび鳴き、吠えるようなエンジン音! 乾いた品格のある排気音! 容赦なく乗る者を襲う固いサスセッティングの突き上げ。
これらが渾然一体となりドライバーを刺激する!!
3200GTをドライビングしているんだという事を否が応でも感じさせられる。 これがエエんよね。(^_-)☆
なんと言ってもあのブーメラン・テールランプは国宝、いや、
クルマにおいては世界遺産級の超貴重かつユニークで素晴らしいイタル・デザインであるのは言うまでもない事だし。
これだけでもジウジアーロは天才だっ!、と言ってしまおう!ゞ^8^/~~~
ロングドライブではアクセルにちょっと足を乗せるだけで、苦労してエンジンを回さなくてもヒョヒョォっと加速していくラクチンさ。
ただし長距離をもっと楽に走れる車はいくらでもある。 ベンツやアウディやセルシオやクラウンならもっと静かで疲れないだろう・・・。
だが、そんな車はGTカーでもなんでもない。 移動する手段のためだけのクルマであり、所有する喜びも運転する喜びもほとんど無きに等しい。
A地点からB地点へ行くのにクルマと会話せずにただ音楽だけを聴いて走るのも良いかも知れないが、それはボクにとっては面白味の無い事なのである。
その行程が記憶に残らないからである。
あぁ、昔遠くまで3200GTと行ったなぁ! 晩秋の落ち葉舞う夜の道を、ヘッドライトで切り裂くようにして進んだなぁ!
あの時高速で前のクルマを抜いた時にケモノがむせび泣くようなエンジン音がしてたなぁ!
峠道を走った時、ターボが焼けるほどエンジン回してリアが何回も滑ったなぁ!
ひっそりと静まりかえった高原の湖畔に3200GTを停めた時、ヤケに排気音が乾いて周囲に響いていたなぁ!
書き出せばキリがないが、そんな想い出を一緒に作ってくれるクルマこそボクが求めているクルマなのである。
どっかへ行ってスグにとんぼ返りしてきても、その旅程が記憶に残り身体に充足感が残るクルマが良いのだ。
そして、それはMaserati 3200GTだった。 全てがお気に入りだった。 いつまでも乗っていたかった。
では何故スパイダーに乗り換えようと心変わりしたのか?
それはSPYDERのページに譲るとしよう。